5
Z 2501 : 2000
表3 試験片の質量範囲に対して推奨す
る針金の最大直径
質量 g 針金の直径 mm
50未満 0.12
50以上 200未満 0.25
200以上 600未満 0.40
600以上 1 000未満 0.50
付図2に示すかご(籠)も,耐食性のある金属製でなければならない。
7.6.4 試験片を細い針金でつり,試験片と針金との合計質量を空中と水中とでひょう量する。水中の針金
の体積で許容誤差を生じるが,試験片の体積に比べれば小さいので問題ではない。この許容誤差は,空中
質量をひょう量した後,水中での深さを正確にしてひょう量することによって把握できる。もう一つの求
め方としては,針金の単位長さの体積が既知であれば,水中部分の長さを測ることである。
7.6.5 試験片の表面と保持ジグから泡が全く出ていないことを確認する。水に0.050.10vol%の界面活性
剤を入れても差し支えない。
7.6.6 試験片と水は同一温度とする。通常の試験温度は1822℃で,この範囲の純水の密度
0.998g/cm3である。この範囲外の水温の場合の水の密度を表4に示す。
表4 脱気水の密度(3)
温度 ℃ 密度 cm3
18.0 0.998 6
19.0 0.998 4
20.0 0.998 2
21.0 0.998 0
22.0 0.997 8
23.0 0.997 5
24.0 0.997 3
25.0 0.997 0
26.0 0.996 8
27.0 0.996 5
28.0 0.996 2
29.0 0.995 9
30.0 0.995 6
注(3) etrogical Handbook 145, “Quality Assurance for Measurements”
National Institute of Standards and Technology, USA 1990, P910.
8. 結果の表示
8.1 密度 乾燥密度g/cm3は,次の式によって算出する。
m2= m2 w
V ma mw
完全含油密度g/cm3は,次の式によって算出する。
m3= m3 w
V ma mw
JIS Z 8401により0.01g/cm3の単位に丸めて報告する。
8.2 含油率 含油率vol%は,次の式によって算出する。
――――― [JIS Z 2501 pdf 6] ―――――
6
Z 2501 : 2000
m1 m2
100
1V
JIS Z 8401によって0.1%の単位に丸めて報告する。
含油率を開放気孔率に対する百分率で表す場合は,次の式によって算出する。
m1 m2 2
100
1 m3 m2
JIS Z 8401によって0.1%に丸めて絶対値で報告する。
8.3 開放気孔率 開放気孔率vol%は,次の式によって算出する。
m3 m2
100
2V
JIS Z 8401によって0.1%の単位に丸めて報告する。
9. 精度 精度は,次による。
9.1 鉄系焼結部品において,乾燥密度及び含油密度の“繰り返し測定ばらつき”Irは,0.06g/cm3であり,
この値は気孔率では1.6%に相当する。同一試験室で測定した二つの結果がIr (0.06g/cm3) 以下であれば,
この測定値は95%の確立で信頼してよい。
9.2 鉄系焼結部品において,乾燥密度及び含油密度の“再現性測定ばらつき”IRは,0.085g/cm3であり,
この値は気孔率では2.4%に相当する。二つの違った試験室で測定した結果がIR (0.085g/cm3) 以下であれば,
この測定値は95%の確率で信頼してよい。
10. 試験報告 試験報告には,次の情報を含める。
a) この規格に従って試験を実施したこと。
b) 試験片の製造履歴の詳細。
c) 試験片を分割したか,代表部分で試験した場合は,その部分の詳細。
d) 幾つかの試験片を一緒に試験した場合には,その数。
e) 測定方法と得られた測定結果。
f) 含油率の測定において,試験片に最初に存在した油の密度値とその値の根拠(測定した,既知又は推
測)。
g) この規格に規定又は記載されていないすべての操作若しくは任意に付加した場合の操作方法。
h) 測定結果に影響を及ぼした可能性のある要因の詳細。
――――― [JIS Z 2501 pdf 7] ―――――
7
Z 2501 : 2000
付図1 ソックスレー抽出器(例)
――――― [JIS Z 2501 pdf 8] ―――――
8
Z 2501 : 2000
付図2
付図3
付図4
――――― [JIS Z 2501 pdf 9] ―――――
9
Z 2501 : 2000
JIS Z 2501(焼結金属材料−密度,含油率及び開放気孔率試験方法)原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 渡 辺 忠 彦 東京焼結金属株式会社
(委員) 渡 辺 龍 三 東北大学工学部
古 賀 公 男 神岡部品工業株式会社
明 智 清 明 住友電気工業株式会社
山 田 洋 株式会社椿本チエイン
森 岡 勉 株式会社東芝
真 鍋 明 トヨタ自動車株式会社
高 田 修 トライス株式会社
梅 垣 俊 造 日産自動車株式会社
江 上 保 吉 日本ピストンリング株式会社
伊 東 正 男 日本粉末合金株式会社
早 坂 忠 郎 日立粉末冶金株式会社
黄 鶴 年 フクイシンター株式会社
酒 井 武 明 富士通シンター株式会社
竹 崎 陽 二 ポーライト株式会社
清 水 輝 夫 三菱マテリアル株式会社
松 村 信 和 矢崎部品株式会社
(事務局) 溝 口 寛 司 日本粉末冶金工業会
板 橋 弘 明 日本粉末冶金工業会
JIS Z 2501:2000の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/DIS 2738:1996(MOD)
JIS Z 2501:2000の国際規格 ICS 分類一覧
JIS Z 2501:2000の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0061:2001
- 化学製品の密度及び比重測定方法
- JISK2001:1993
- 工業用潤滑油―ISO粘度分類
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方