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Z 2502 : 2020
なお,試料に揮発性物質が含まれている場合には,乾燥してはならない。
7.2 試料採取質量
試料は,200 g以上とする。
7.3 測定試料質量
測定直前に50.0 g±0.1 gの測定試料をひょう量する。
7.4 測定試料数
測定は,三つの測定試料について行わなければならない。
8 測定方法
測定方法は,次による。
a) 乾燥した指,機械的シャッターなどで,オリフィスを適切に塞いだまま,測定試料を漏斗に入れる。
漏斗に粉末が満たされるように注意する。
b) オリフィスを開け,粉末が落下すると同時に時間計測器(5.4参照)を作動させ,最後の粉末がオリフ
ィスを離れた瞬間に止める。
c) 通過時間は少なくとも0.1秒単位で測定し,記録する。
なお,オリフィスを開放したまま測定試料を漏斗に入れる方法も可能である(他の測定は同じように行
う)。
オリフィスを開けても粉末が流れ出ない場合には,流れ出すように,漏斗を軽く1回たたいてもよい。
これでも流れない場合,又は測定中に流れが止まった場合は,この測定方法では流動性はなしとみなす。
9 結果の表示
三つの測定結果を算術平均し,1秒単位に丸め,50 g当たりの秒(s/50 g)として報告する。受渡当事者
間の協議によって,測定結果を0.1秒単位で報告してもよい。補正係数(6.2参照)を使用する場合は,平
均値に補正係数を乗じなければならない。
10 典型的な粉末による精度
10.1 一般
精度データは,JIS Z 8402-2に従って14の試験場所及び3種類の試験粉から得れた結果に基づき決定し
た。
繰返し精度及び再現性は,この精度試験で評価した試験粉と同等の粉末に適用が有効である。評価され
た試験粉と異なる特性をもつ金属粉末は,この精度の結果と異なる繰返し精度及び再現性となる。
10.2 試験粉
精度データを得るため使用する3種類の試験粉を,表1に示す。
表1−試験粉
試験粉の種類
アトマイズ純鉄粉[アトマイズ粉として製造された鉄粉(添加物非含有)]
海綿純鉄粉[海綿状粉として製造された鉄粉(添加物非含有)]
ステンレス粉[プレアロイ粉として製造された410L(フェライト系)ステンレス鋼粉]
――――― [JIS Z 2502 pdf 6] ―――――
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Z 2502 : 2020
10.3 繰返し精度
試験法の正常かつ正確な操作によって,一人のオペレータが同じ試験粉で,実行可能な最短の時間間隔
で同じ装置を用いて測定した二つの試験結果の差は,95 %以上の確率で,表2の繰返し精度限界(r)以内
に予測される。
10.4 再現性
試験法の正常かつ正確な操作によって,同一試験粉について二つの場所で測定し,報告された試験結果
の差は,95 %以上の確率で,表2の再現性の限界(R)以内に予想される。
表2−繰返し精度及び再現性,95 %の確率レベルにおける二つの試験結果の差異
試験粉 レベル 繰返し精度 再現性
(平均流れ時間) (限界) (限界)
(s) r(s) R(s)
アトマイズ純鉄粉 25 1.1 3.1
海綿純鉄粉 33 0.7 3.0
ステンレス粉 32 0.6 3.2
11 報告
報告には,次の情報を含める。
a) この規格(JIS Z 2502)に従って測定を実施した旨の記載
b) 試料の特定に必要な全ての詳細事項
c) 流動度の測定結果(s/50 g)
d) オリフィスの開放有無
e) この規格に規定又は記載されていない全ての操作,又は任意に付加した操作(例えば,試料を乾燥し
た場合の乾燥方法,漏斗をたたいて流れを誘導したかどうか)
f) 測定結果に影響を及ぼす可能性がある要因の詳細
――――― [JIS Z 2502 pdf 7] ―――――
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Z2
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附属書JA
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(参考)
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JISと対応国際規格との対比表
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JIS Z 2502:2020 金属粉−流動度測定方法 ISO 4490:2018,Metallic powders−Detemination of flow rate by means of a calibrated
funnel (Hall flowmeter)
(I) JISの規定 (II)国際 (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
規格番号 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 番号 の評価
1 適用範囲 1 一致
2 引用規格
3 用語及び 3 − 追加 JISは,用語及び定義を追加した。 実質的な技術的差異はない。
定義
4 原理 4 一致
5 装置 5.2 スタンド 5.2 水平で振動しない支持 変更 実質的な技術的差異はない。
細分箇条名称を“スタンド”とし,
台及び漏斗支持器 詳細内容を段落記載に変更した。
追加 図1に漏斗全長寸法の公差を追加 実質的な技術的差異はない。
した。
5.5 標準粉 5.5 − 追加 漏斗の校正に用いる標準粉につい 実質的な技術的差異はない。
て本文に同等品を追加した。
6 漏斗の校 6.1 漏斗製造時の校 6.1 製造業者が校正した漏 変更 製造業者に対する要求事項を削除 ISOへの提案を検討する。
正 正 斗を供給することを規 し,校正した漏斗を“用いなければ
定。 ならない”に変更した。
標準粉の乾燥温度及び 追加 ISOへの提案を検討する。
標準粉の乾燥方法,乾燥温度及び時
時間だけ追加。 間精度を追加した。
5回の測定の平均値を 追加 平均値の求め方を追記した。 実質的な差異はない。
記載。
6.2 漏斗使用者によ 6.2 漏斗使用者による校正 追加 実質的な差異はない。
細部箇条名称を“漏斗使用者による
る校正·補正 校正·補正”に変更した。
――――― [JIS Z 2502 pdf 8] ―――――
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Z 2502 : 2020
(I) JISの規定 (II)国際 (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
規格番号 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 番号 の評価
7 試料採取 7 一致
8 測定方法 8 一致
9 結果の表 結果の表示方法を 9 − 追加 結果の表示を0.1秒単位で報告でき実質的な技術的差異はない。
示 規定。 ることを追加した。
10 典型的 10 変更
箇条名称を“精度”とし 実質的な技術的差異はない。
箇条名称を“典型的な粉末による精
な粉末によ て記載。 度”に変更した。
る精度 10.1 一般 精度データの採取方法 追加 明確化のため細分箇条10.1を追加 実質的な技術的差異はない。
と異常値に関する内容 削除 するとともに異常値に関する記載
を記載。 を削除した。
10.2 試験粉 3種類の試験粉を記載。 追加 明確化のため細分箇条10.2を追加 実質的な技術的差異はない。
した。
10.3 繰返し精度 追加
繰返し精度,再現性,及 明確化のため細分箇条10.3及び 実質的な技術的差異はない。
10.4 再現性 び1標準偏差を記載 削除 10.4を追加し,規格に不要な1標準
偏差に関する記載及び表を削除し
た。
11 報告 11 一致
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : ISO 4490:2018,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 一致 技術的差異がない。
− 削除 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD 国際規格を修正している。
Z2 502 : 2
0 20
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JIS Z 2502:2020の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 4490:2018(MOD)
JIS Z 2502:2020の国際規格 ICS 分類一覧
JIS Z 2502:2020の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISZ2500:2000
- 粉末や(冶)金用語
- JISZ8402-2:1999
- 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)―第2部:標準測定方法の併行精度及び再現精度を求めるための基本的方法