JIS Z 2601:1993 鋳物砂の試験方法 | ページ 3

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3.2 操作
3.2.1 湿態の場合 試験片を挿入した附属書3図4の試験筒を通気度試験器の気密材部に取り付け,コッ
クを開き,送入空気が2 000ml排出されるまでの時間を正確に測定する。その際,1 000mlの空気が排出さ
れたときの空気圧を圧力計によって測定する。
3.2.2 乾態の場合 3.1.2によって作製した試験片を乾態用試験筒に挿入し,3.2.1と同様の方法によって
時間及び圧力を測定する。
3.3 計算 常温のもとで,附属書3図1の試験器によって,空気2 000mlが所定の試験片を通過排出さ
れるとき,その試験片上に送入される空気と,試験片を通過排出される空気との間に起こる空気の差圧が
一定したときの値及び空気の排出所要時間とを測定し,式(1)によって通気度を算出する。
V h
P (1)
p A t
ここに, P : 通気度
V : 通過する空気の量 (ml)
h : 試験片の高さ (cm)
p : 空気圧 (cmH2O)
A : 試験片の断面積 (cm2)
t : Vが通過するのに要する時間 (min)
4. 記録 試験結果は,有効数字3けたまで算出し,無名数とする。ただし,この数値は,3回以上の試
験を行い,偏差±5%のものの平均値とする。乾態の場合は,処理条件を付記する。
参考 鋳物砂の通気度試験方法(迅速法)
次に記載する事柄は,参考のために示すものであって,規定の一部ではない。
通気度試験方法には,次に示す迅速法もある。
迅速法は,常温の下で,オリフィスによって一定流速の空気が所定の試験片を通過排出される間に起こ
る空気の圧力が一定したときの値を測定して,通気度を求める方法である。
1. オリフィス オリフィスには,大オリフィスと小オリフィスがある。大オリフィスは,通気度試験器
のA部に取り付けたとき,2000mlの空気を0.5±0.01minで排出できるもので,その径は約1.5mmである。
小オリフィスは,大オリフィスと同様な操作によって,4.5±0.09minで空気を排出できるもので,その
径は約0.5mmである。
2. 試験方法
2.1 湿態の場合 通気度試験器のA部に大小いずれかのオリフィスを取り付ける。次に試験片の挿入さ
れた試験筒を通気度試験器の気密材部に取り付け,コックを開き,空気圧(1)を測定し,あらかじめ作製し
た通気度と迅速法の空気圧力関連図[参考図1(2)に例を示す。]によって通気度を求める。
この際通気度が約40以下のときは小オリフィス,約40以上のときは大オリフィスを使用する。
参考注(1) 空気圧の測定は,静止状態で空気圧10cmH2Oになる位置において行う。
(2) よく乾燥したけい砂100(質量)に対して,デキストリン1,液状フェノールレジン34,
水34をよく混合し,附属書3の3.1の方法によって試料を作製した後,乾燥器に入れて

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200℃で40分間加熱する。乾燥後デシケータ中で室温まで放冷させる。
この試験片を用い,附属書3の3.の方法に従って通気度を測定し,この通気度と迅速法
における空気圧との関係曲線を求める。
参考図1 通気度と迅速法の空気圧力関連図(例)

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附属書4 鋳物砂の圧縮強さ試験方法
1. 適用範囲 この附属書は,鋳物砂の湿態圧縮強さの試験方法について規定する。
2. 試験装置及び器具
2.1 圧縮試験機 圧縮試験機は,1秒間に約0.3N/cm2の荷重速度で試験片を圧縮して破壊することがで
きるものを用いる。
2.2 試験片つき固め機 附属書3に規定の試験片つき固め機を用いる。
2.3 試験片作製用わく 附属書3に規定の試験筒を用いる。
2.4 試験片作製用台 附属書3に規定の台を用いる。
2.5 押し抜き台 附属書3に規定の押し抜き台を用いる。
2.6 精度検査 この方法に使用する装置及び器具の精度を保持するため,使用の度数に応じ,適宜所定
の精度の有無を検査する。
3. 試験方法
3.1 試験片の作製 試験片の作製は,まず,枠に台を取り付け,その中に砂を入れ,試験片つき固め機
によって3回つき固めを行い,高さが50±1mm(1)となるようにする。次に,この試験片を試験筒から取り
出す(2)。その高さが50±1mmの範囲を外れたときには,新たに別の砂をもって,上記の範囲の高さにな
るように作製する。1度試験した砂は,再び使用することはできない。
注(1) 試験片つき固め機によって3回つき固めた後,その高さが50mmとなるような砂の量は130175g
である。
(2) 附属書3図4の試験筒を使用する場合は,押し抜き台によって,枠から試験片を押し抜く。
附属書3図5の試験筒を使用する場合は,割り型を開いて試験片を取り出す。
3.2 操作 試験片を圧縮試験機に取り付け,1秒間に約0.3N/cm2の荷重速度で圧縮し,破壊したときの
数値を測定する。
4. 表示 圧縮強さはN/cm2で表示する。ただし,試験機の数値が荷重をもって表されたときは,式(1)に
よって圧縮強さを求める。
c W

(pdf 一覧ページ番号 )

                              A
ここに, 圧縮強さ (N/cm2)
W : 試験片が破壊したときの荷重 (N)
A : 試験片の断面積 (cm2)
5. 記録 試験結果は,有効数字2けたまで算出する。ただし,同一試料で3回以上の試験を行い,偏差
±5%のものの平均値とする。
参考 鋳物砂の乾態圧縮強さ試験方法
次に記載する事柄は,参考のために示すものであって,規定の一部ではない。

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圧縮強さ試験方法には,湿態以外に従来使用された乾態圧縮強さ試験方法もあり,その内容は,次によ
る。
1. 圧縮試験機 1秒間に約1.5N/cm2の荷重速度で試験片を圧縮して破壊することができるものを用いる。
2. 試験方法 附属書3の3.1.2の試験片の作製手順に従って試験片を作製し,それを金属板にのせ,乾燥
炉で所定の温度,例えば,105110℃で2時間又は乾燥するまで保存する。乾燥後,デシケータ中で室温
まで放冷させ,圧縮試験機に取り付け,1秒間に約1.5N/cm2の速度で圧縮し,破壊したときの荷重を測定
する。

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附属書5 鋳物砂の水分試験方法
1. 適用範囲 この附属書は,鋳物砂の水分の試験方法について規定する。
2. 試験装置及び器具
2.1 はかり はかりは,感量0.01gのものを用いる。
2.2 水分乾燥器 水分乾燥器は,温度105110℃に保つことができる自動温度調節器付き電気恒温器を
用いる。
3. 試験方法 試料50gをはかり取り,これを乾燥器に入れ,105110℃で乾燥し,デシケータ中で室温
まで放冷した後,質量をはかる。この操作を繰り返して恒量になったときの減量から,式(1)によって遊離
水分を算出する。

w 100 (1)
ここに, w : 水分 (%)
f : 減量 (g)
b : 試料の質量 (g)
4. 記録 試験結果は,有効数字2けたまで算出する。ただし,この数値は,同一試料について2回以上
の試験を行い,各試験結果の偏差±5%のものの平均値とする。

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