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Z 3001-5 : 2013
番号 用語 定義 ISO番号
対応英語(参考)
太字はISO用語 (参考)
53008 マルチモード multi-mode
レーザ光の空間的強度分布が,複数のピークをもった横モー
ド。
注記 シングルモード以外の横モードをいう。
53009 リングモード レーザ光の空間的強度分布がリング状の横モード。 ring mode
53010 バーンパター burn pattern
レーザ光をアクリル,感光紙などに短時間照射した際に,ア
ン クリルの蒸発,感光紙の感光などで観察されるビーム照射痕
の形状。
注記 レーザ光の強度分布すなわち横モードを簡易的に観
察する際に用いられる。
53011 遠視野像 far field
ビームウェスト(53020)からレイリー長(53019)より十分 11145の
大きい距離の離れたところの光強度分布。 3.24
53012 近視野像 レーザ放射源に近い位置での光強度分布。 near field
53013 ビーム径 測定位置におけるレーザ光の直径。 beam diameter 11145の
注記1 全レーザパワーのu %を含んだ最小円の直径をビー 3.3
ム径としてduと表記する。
注記2 レーザ加工ではu %を87 %とすることが多い。
注記3 JIS C 6802:2011の3.13では63 %を含んだ直径d63
を使用している。
53014 ビーム軸 レーザ光断面の空間的中心を結んだ直線。 beam axis 11145の
3.1,
TR
17671-6
のA.3.2.2
53015 焦点 focus,
レンズ,集光ミラーなどの集光光学系によって集光されたレ 15609-4
focal point,
ーザ光の直径又は面積が最小となる位置(JIS Z 8120:2001 の3.10
の01.02.24参照)。 focal spot
――――― [JIS Z 3001-5 pdf 6] ―――――
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Z 3001-5 : 2013
番号 用語 定義 ISO番号
対応英語(参考)
太字はISO用語 (参考)
53016 焦点距離 focal length
レンズ,集光ミラーなどの集光光学系において,光学系に入 15609-4
射するビームと出射するビームの投影とが交差する面,すな の3.9
わち,主平面から焦点(53015)までの距離。
注記 光学系の設定時に,レンズ又は集光ミラーの焦点側表
面と焦点までの距離である後側焦点距離(バックフォ
ーカス)を使用することもある。
主平面
焦点
後側焦点距離
焦点距離
53017 スポット径 spot diameter
レンズ又は集光ミラーによって集光されたレーザ光の,ワー
ク表面又は測定位置における直径。
53018 焦点深度 焦点(53015)の前後でビーム径の変化が少ない領域。 depth of focus
注記 レイリー長(53019)で代表されることが多い。
53019 レイリー長 Rayleigh length
ビーム径が,ビームウェストでの値の2倍以下である領域 11145の
の長さ。 3.55
注記1 レイリー長は,次の式で表される。
2
d0
zR
4
ここに, zR : レイリー長
dσ0 : ビームウェスト径
λ : レーザ波長
注記2 ガウスモード(53007)のレーザ光に対しては,一
般的にzR=dσ0/θσ(θσ : ビーム広がり角)が成り立つ。
BPP(53025)の図を参照。
53020 ビームウェス beam waist
レーザ発振器から放出された,又は集光光学系によって集光 11145の
ト されたレーザ光の径が最小となる部分。 3.10
53021 ビームウェス ビームウェストにおけるレーザ光の直径。 beam waist 11145の
ト径 注記 ビームウェストにおけるレーザ光の半径はビームウ diameter 3.11
ェスト半径という(53025図参照)。
53022 ビーム品質 M2値(53024),BPP(ビームパラメータ積)(53025)など
beam quality
で評価されるレーザ光の集光性。
注記 一般的に,M2値が1に近いほど,またBPP(ビーム
パラメータ積)が小さいほど集光性が高く,ビーム品
質がよいとされる。
53023 F値 F-number,
レーザ光の集光特性を表す数値で,レンズ又は集光ミラーの 11145の
effective
焦点距離とレンズ又はミラーに入射するビームの直径との 3.20
比率。 f-number
注記 F値は,焦点距離fと入射ビーム直径dσとで次の式の
ように定義される。
f
F
d
――――― [JIS Z 3001-5 pdf 7] ―――――
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Z 3001-5 : 2013
番号 用語 定義 ISO番号
対応英語(参考)
太字はISO用語 (参考)
53024 M2値 レーザ光の品質を示す次の式で表される指標。 M2-value (beam 11145の
d0 1d0 propagation 3.7
M2
4 4F ratio)
ここに, θσ : ビーム広がり角
dσ0 : ビームウェスト径
λ : レーザ波長
F : F値( F f )
d
注記 M2値は,理論的に完全なガウス分布をもつビームの
場合で1となり,実際のレーザ光ではいかなる場合も
1より大きくなる。
53025 BPP(ビームパ beam parameter
ビームウェスト径とビーム広がり角(53002)との積を4で 11145の
ラメータ積) 除した次の式で表される値。 product 3.6,
BPP=dσ0θσ/4 TR
17671-6の
ここに, dσ0 : ビームウェスト径
Annex B
θσ : ビーム広がり角
注記 図中のzRはレイリー長(53019)を示す。
53026 円偏光 circular
レーザ光の振動の振幅が一定であり,振動方向がビームの放 11145の
polarization
射周波数に等しい周波数で伝ぱ(播)方向に対して回転して 3.38,
いる状態。 TR
注記 レーザ切断であらゆる方向での切断品質を同等にす 17671-6
る際に使用する。 のA.3.2.3
53027 回折限界 diffraction
高品質のレーザ光がもつ特性で,球面収差(JIS Z 8120:2001
limited
の01.02.59参照)が起こらないような集光光学系によって集
光した場合の限界。
注記 回折限界におけるビームウェスト径(53021)の最小
サイズは,次の式で表される。
f
.122
D
又は,
.061 (レイリーの回折限界式)
NA
ここに, f : 集光光学系の焦点距離
λ : レーザ波長
D : 入射レーザ光の径
NA : 集光光学系の開口数(JIS Z 8120:2001
の01.02.46参照)
53028 熱レンズ効果 thermal lens
透過光学部品又は固体レーザにおける発振媒体をレーザ光
effect
が伝搬する際に,吸収されたエネルギーによって中心部と周
辺部との間に温度差が生じ,この温度差によって熱変形及び
/又は屈折率の勾配が生じて,焦点位置が変動する現象。
――――― [JIS Z 3001-5 pdf 8] ―――――
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Z 3001-5 : 2013
4.4 レーザの種類
番号 用語 定義 ISO番号
対応英語(参考)
太字はISO用語 (参考)
54001 レーザ発振器 レーザ光(52002)を発振する機器。 laser oscillator
注記 主に共振器,励起源,レーザ媒質で構成される。
54002 連続発振レー レーザ出力を0.25秒以上連続で発振するレーザ。CWレーcontinuous wave11145の
ザ ザともいう。 laser, 3.26
cw laser
54003 パルス発振レ pulsed laser
レーザ出力を単一のパルス又はパルス列の形で放出するレ 11145の
ーザ ーザ。パルスの持続時間は0.25秒未満(JIS C 6802:2011の 3.27
3.68参照)。
54004 共振器 resonator,
光増幅が起こるようにレーザ媒質から放出された光を一対
のミラーなどで増幅する装置。キャビティともいう。 cavity
54005 安定形共振器 11145の
stable resonator
凹面全反射鏡及び平面又は凹面部分反射鏡を備えることに
レーザ よって共振器を形成するレーザ。 type laser 3.57
注記1 往復反射する光が凹面鏡によって光軸側に絞られ
るため,光が光軸の外に外れ出てしまうことがない
ので安定形と呼ばれる。
注記2 安定形共振器レーザでは部分反射鏡を透過する光
をレーザ出力として利用する。
――――― [JIS Z 3001-5 pdf 9] ―――――
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Z 3001-5 : 2013
番号 用語 定義 ISO番号
対応英語(参考)
太字はISO用語 (参考)
54006 不安定形共振 unstable
凹面全反射鏡と凸面全反射鏡との組合せによって共振器を 11145の
器レーザ 形成するレーザ。 3.58
resonator type
注記1 往復反射する光は,最後には出力取り出し側反射鏡laser
の外径の外に外れ出るので不安定形と呼ばれる。
注記2 不安定形共振器レーザでは,出力取り出し側反射鏡
から外れ出た光をレーザ出力として利用する。
注記3 発振器出口における出力光はリング状をしており,
そのリング状ビームの外径(d0)と内径(d1)との
比をビーム拡大率(M)という。
d0
M
d1
54007 励起 excitation
レーザ媒質内の原子又は分子に外からエネルギーを与え,エ
ネルギーの低い基底状態から高い状態へと変化させること。
注記 このエネルギーの高い状態を励起状態という。
54008 直流放電励起 励起に直流放電を用いたガスレーザ。DC放電形ともいう。 DC discharge
レーザ exited laser
54009 高周波放電励 high frequency
励起に高周波放電を用いたガスレーザ。RF放電励起レーザ
起レーザ (radio-frequency discharge exited laser)ともいう。current
discharge
excited laser
54010 TEAレーザ TEA laser,
1気圧かそれ以上の圧力中で,光軸に対して垂直方向の電気
transversely
放電によって,レーザ媒質の励起が行われる気体レーザ。
注記1 TEAレーザは,“横方向励起大気圧レーザ”の頭文 excited
字。 atmospheric
注記2 このタイプのレーザにTEACO2レーザがあり,主に (TEA)
マーキングに使用される。
54011 ランプ励起レ 励起にフラッシュランプ又はDCランプを用いる固体レーlamp pumped
ーザ ザ。 laser
54012 LD励起レーザ 半導体レーザを励起光源として用いる固体レーザ。 laser diode
注記 ランプ励起と比べて高効率である。 pumped laser
54013 レーザ媒質 laser medium
励起によって反転分布(JIS Z 8120:2001の01.05.23参照)
を形成し,レーザ光を放射する物質。
注記1 レーザ媒質には,気体,液体,固体がある。
注記2 レーザ媒質の種類ごとに特性の異なるレーザ光が
放出される。
54014 ガスレーザ レーザ媒質が気体であるレーザ。気体レーザともいう。gas laser TR
注記 このタイプのレーザは媒質によって,原子(ヘリウ 25901
ム・ネオンレーザ),分子(炭酸ガスレーザ)又はイ の2.169
オン(アルゴン,クリプトン,キセノン,ヘリウム・
カドミウムレーザなど)に分類される。
――――― [JIS Z 3001-5 pdf 10] ―――――
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JIS Z 2911:2018の国際規格 ICS 分類一覧
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