JIS Z 3090:2005 溶融溶接継手の外観試験方法 | ページ 2

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Z 3090 : 2005

7.5.1 部分除去溶接部

 不完全部すべてを取り除くために十分な深さ及び長さでガウジングされている
ものとする。ガウジングは,はつりとった両端及び側面が溶接金属の表面に対して斜めに仕上げるものと
する。幅及び形状は適切な再溶接が行える状態とする。

7.5.2 完全除去溶接部

 欠陥溶接部を完全に除去した場合,開先部の形状・寸法は,部材の切替え又は追
加の要否にかかわらず元の溶接で規定される要求事項を満足していること。
8. 試験記録 試験記録が要求される場合は,少なくとも以下に示す項目を含めることが望ましい。
a) 施工業者の名称
b) 試験機関の名称,(上記a)と異なる場合)
c) 試験対象箇所の確認
d) 材料
e) 継手形状
f) 材料の厚さ
g) 溶接方法
h) 受入れ基準及び許容基準
i) 許容基準を超える不完全部及びその位置
j) 適切な図面に基づいた試験範囲
k) 使用した試験器具
l) 許容基準に基づいた試験結果
m) 試験技術者の氏名及び試験実施日
試験で合格となった溶接部は,適切な印を付けるか識別することが望ましい。
溶接部の恒久的な外観試験結果の保存が要求される場合は,写真,スケッチ又はその両方を用いて不完
全部が明瞭に分かるように記録する。

――――― [JIS Z 3090 pdf 6] ―――――

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Z 3090 : 2005
附属書1(参考)試験器具の例
この附属書は,本体に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。
1. 補助器具 溶融溶接継手の外観試験に用いる補助器具を次に示す。
a) 2倍から5倍まで拡大できる拡大鏡。レンズは目盛がついていることが望ましい。
b) 照明具
c) 接近することが限定される溶接部を目視するためには,鏡,内視鏡,ボアスコープ,ファイバスコー
プ又はテレビカメラを用いてもよい。
2. 計測器 溶融溶接継手の外観試験に用いる計測器を次に示す。
a) 1mm以下の目盛のついた直定規又は巻尺
b) ノギス
c) 0.1mmから3mmまでの間で最大0.1mm刻みですき間が測定できるすき間ゲージ
d) 半径ゲージ
e) 半径又は幅が1mmで先端が丸みをもつ鋼線からなる表面形状ゲージ
f) 溶接部用印象材。例えば,低温固化プラスチック又は粘土
g) 契約当事者間で同意を得た他の器具,例えば,特定の仕様で設計された溶接ゲージ,高さ・深さゲー
ジ,分度器又は限界ゲージ
3. 代表的な測定器具及びゲージ類 代表的な測定器具及びゲージ類を附属書1図1に示す。
a) 溶接ケ゛ーシ゛による目違いのチェックb) テ゛フ゜スケ゛ーシ゛によるヒ゛ート゛表面の凹凸のチェックc) 溶接ケ゛ーシ゛及びタ゛イヤルケ゛ーシ゛による余盛高さのチェック
e) タ゛イヤルケ゛ーシ゛によるアンタ゛カットのチェック
d) 基準形とテーハ゜ケ゛ーシ゛による角変形のチェック
g) すみ肉溶接のサイス゛計測ケ゛ーシ゛の例
f) 限界ケ゛ーシ゛による余盛高さのチェック h) 表面形状ケ゛ーシ゛の例
附属書1図 1 代表的な測定器具及びゲージ類

――――― [JIS Z 3090 pdf 7] ―――――

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Z 3090 : 2005
附属書2(参考)JISと対応する国際規格との対比表
この附属書は,本体に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。
JIS Z XXXX:2005 溶融溶接継手の外観試験方法 ISO17637:2003 溶接部の非破壊試験―溶融溶接継手の目視試験
(I) JISの規定 (II)国際 (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差異の理由
(IV) JISと国際規格との技術的差異の項目ご
規格番号 との評価及びその内容 及び今後の対策
表示箇所 : 本体,附属書
表示方法 : 側線又は点線の下線
項目 内容 項目 内容 項目ご 技術的差異の内容
との評
番号 番号

1. ISOに合わせて溶接施工前の ISO17637 1. 金属材料の溶融溶接部が適用IDT
適用 継手にも適用することを明記 範囲であるが,継手の溶接施
範囲 した。 工前にも適用する。
2. 非破壊試験及び溶接用語に関 MOD/ 引用した規格はいずれもISO に 内容の理解を深めるため追加した項目
引用 追加 対応するJIS であり,ISO の規 であり,規定内容に影響するものでは
するJISを引用した。
規格 定と同等である。 ない。
引用規格はJISであり,特にISOへの
提案は不要と考えられる。
3. JIS溶接用語以外で,特に重要 MOD/
定義 と考えられる以下の2語を定 追加 内容が正確に理解されることを目的と
「受入れ基準」及び「許容基準」
義した。 して追加した項目であり,規定内容に
は,きずの評価,製品の合否判定
acceptance standard(受入れ基 を行うに当たって非常に重要な 影響を与えるものではない。
準) 用語となることから特に用語の ISO原文においても,”acceptance
acceptance criteria(許容基準) 定義として取り上げた。 standard”及び”acceptance criteria”の用語
の意味は明瞭に定義した方が良いと思
われる。次回ISO改正の際に提案する
ことを検討する。

――――― [JIS Z 3090 pdf 8] ―――――

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Z 3090 : 2005
JIS Z XXXX:2005 溶融溶接継手の外観試験方法 ISO17637:2003 溶接部の非破壊試験―溶融溶接継手の目視試験
(I) JISの規定 (II)国際 (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差異の理由
(IV) JISと国際規格との技術的差異の項目ご
規格番号 との評価及びその内容 及び今後の対策
表示箇所 : 本体,附属書
表示方法 : 側線又は点線の下線
項目 内容 項目 内容 項目ご 技術的差異の内容
との評
番号 番号

4. ISOと同様に,試験実施の環 2. 試験条件及び器具 IDT
試験 境及び器具の使用について規 試験実施の環境及び器具の使
条件 定した。 用について規定している。
及び
器具
5. 基本的な要求事項として基礎 3. 資格及び能力を有するものとMOD/ 一般に国内で非破壊検査技術者 国内における溶接施工管理技術者を想
試験 知識と経験を規定した。 して,非破壊試験技術の 追加 に対して要求される事項を規定 定して基本的な要求事項を規定した
技術 ISO9712又は同等のレベルの した。ISO9712に対応するJIS Z が,特にISOへの反映は不要と考える。
者 技術者を推奨している。 2305にもとづく認証(外観検査)は
外観試験の認証制度が国内において開
行っていないことから現時点で 始された時点でJISの改正を検討する。
はそれらを引用していない。
6. MOD/
試験 目視試験と計測試験とに分類 追加 ISOの規定にはないが,目視によ附属書1の試験器具を,目視試験に用
の種 することを規定した。 るきずの検出と器具を用いた計 いる補助器具と計測試験に用いる計測
類 測に分類した。 器に分かりやすく分類することを目的
とした。
ISOよりJISの方が内容を理解しやす
いと思われるため,次回の改正の際に
ISOへの提案を検討する。

――――― [JIS Z 3090 pdf 9] ―――――

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Z 3090 : 2005
JIS Z XXXX:2005 溶融溶接継手の外観試験方法 ISO17637:2003 溶接部の非破壊試験―溶融溶接継手の目視試験
(I) JISの規定 (II)国際 (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差異の理由
(IV) JISと国際規格との技術的差異の項目ご
規格番号 との評価及びその内容 及び今後の対策
表示箇所 : 本体,附属書
表示方法 : 側線又は点線の下線
項目 内容 項目 内容 項目ご 技術的差異の内容
との評
番号 番号

7. ISOに合わせて,溶接前,溶 4. 溶接前,溶接中,溶接後及びMOD JISでは,溶接後の外観試験に関す
溶接終了後の外観試験の適用規格の例
外観 接中,溶接後及び補修溶接後 補修溶接後に分けて試験方法/追加 るISOを引用していない。 であり,JIS化されていないため省略し
試験 に分けて試験方法を規定し を規定している。また,溶接 た。特にISOへの提案は不要と考えら
溶接後の外観試験の「形状と寸法」
た。ただし,溶接後の外観試 後の外観試験の適用規格の例 の項目の最後に,目違い及び角変れる。
験の適用規格としてのISOは として,ISO5817,ISO10042 形の規定を追加した。 国内では,目違い及び角変形が,受入
引用していない。 及びISO17635を引用してい ISO原文では,4.,4.4及び4.5の れ基準の要求事項として重要な位置付
る。 最初に”General”の表題がある けにあるため追加した。
が,一つの項目の中に同じ表題が次回の改正の際にISOへの提案を検討
3つも含まれることは不適切と思する。
われるため,表題を削除して文章規定内容に影響するものではなく,JIS
のみとした。 の方が内容的に適切であることから次
回の改正の際に ”General”の表題を
削除することを提案する。
8. 試験記録項目を規定。 5. 試験記録項目を規定。 IDT
試験
記録
JIS と国際規格との対応の程度の全体評価 : MOD
備考1. 項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
−IDT・・・・・・・・・・・・技術的差異がない。
−MOD/追加・・・・国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
2. JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
−MOD・・・・・・・・・・国際規格を修正している。

――――― [JIS Z 3090 pdf 10] ―――――

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JIS Z 3090:2005の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 17637:2003(MOD)

JIS Z 3090:2005の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 3090:2005の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISZ2300:2009
非破壊試験用語
JISZ2300:2020
非破壊試験用語
JISZ3001:1999
溶接用語
JISZ3001:1950
医療用刀