この規格ページの目次
JIS Z 3423:2006 規格概要
この規格 Z3423は、適用する溶接材料の日本工業規格とともに用い,受渡当事者間で使用する調達文書に含むべき,溶接材料の種類,ロットサイズ及び試験スケジュールについて,選定の指針を規定。
JISZ3423 規格全文情報
- 規格番号
- JIS Z3423
- 規格名称
- 溶接材料の調達指針
- 規格名称英語訳
- Procurement guidelines for welding consumables
- 制定年月日
- 2006年7月20日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 14344:2002(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 25.160.20
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 2006-07-20 制定日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS Z 3423:2006 PDF [11]
Z 3423 : 2006
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本溶接協会(JWES)/財団法人日
本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調
査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 14344:2002,Welding and allied
processes−Flux and gas shielded electrical welding processes−Procurement guidelines for consumablesを基礎と
して用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS Z 3423には,次に示す附属書がある。
附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS Z 3423 pdf 1] ―――――
Z 3423 : 2006
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[1]
- 3. 定義・・・・[1]
- 4. 原材料の識別・・・・[2]
- 4.1 溶接材料構成金属の識別・・・・[2]
- 4.2 被覆剤の識別・・・・[2]
- 4.3 充てんフラックスの識別・・・・[2]
- 4.4 サブマージアーク溶接用フラックスの識別・・・・[3]
- 5. ロットサイズ・・・・[3]
- 5.1 ソリッド系溶接材料のロットサイズ・・・・[3]
- 5.2 フラックス入り溶接材料のロットサイズ・・・・[3]
- 5.3 被覆アーク溶接棒のロットサイズ・・・・[3]
- 5.4 サブマージアーク溶接用フラックスのロットサイズ・・・・[4]
- 6. 試験スケジュール・・・・[4]
- 7. 証明・・・・[6]
- 7.1 製造業者による証明・・・・[6]
- 7.2 中間供給者による証明・・・・[6]
- 7.3 第三者機関による証明・・・・[6]
- 附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[7]
――――― [JIS Z 3423 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
Z 3423 : 2006
溶接材料の調達指針
Procurement guidelines for welding consumables
序文
この規格は,2002年に第1版として発行されたISO 14344,Welding and allied processes−Flux and gas
shielded electrical welding processes−Procurement guidelines for consumablesを翻訳し,技術的内容を変更して
作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変更の一覧
表をその説明を付けて,附属書(参考)に示す。
1. 適用範囲
この規格は,適用する溶接材料の日本工業規格(日本産業規格)(以下,JISという。)とともに用い,受渡
当事者間で使用する調達文書に含むべき,溶接材料の種類,ロットサイズ及び試験スケジュールについて,
選定の指針を規定する。ただし,シールドガス及び溶接用副資材(裏当て材など。)には,適用しない。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 14344:2002,Welding and allied processes−Flux and gas shielded electrical welding processes
−Procurement guidelines for consumables (MOD)
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。この引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS Z 3001 溶接用語
JIS Q 1000 適合性評価―製品規格への自己適合宣言指針
3. 定義
この規格で用いる主な用語の定義は,JIS Z 3001によるほか,次による。
a) ドライバッチ(dry batch) 一つの混合容器で1回に混合される乾燥原材料の量。液体バインダがド
ライバッチに混合されると,ウエットミックスになる。ドライバッチはもっと少量に分割してもよい。
その分割したものに液体バインダを添加すると,その分割したものと同数のウエットミックスができ
る。
b) ドライブレンド(dry blend) 二つ又はそれ以上のドライバッチからなり,それぞれのドライバッチ
から比例的に組み合わされ,混合容器で混合されたもの。これによって,あたかも各原材料全量が初
めから一つの大形容器で混合されたものと同じような,全原材料が均一に分散されたより多い量が生
産される。ドライブレンドは,ドライバッチの場合のように単独に用いてもよいし,より少量に分割
してもよい。これらに液体バインダを添加すると,一つ又は複数のウエットミックスとなる。
c) ウエットミックス(wet mix) 液体バインダ及びドライバッチ又はドライブレンドの全量若しくはそ
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の一部との組合せであって,一つの混合容器内で同時に混合されたもの。
d) ヒート(heat) ソリッド系溶接材料(融合インサート,ソリッドワイヤ,溶加棒及び帯状電極),フ
ラックス入り溶接材料(フラックス入りワイヤ,フラックス入り溶加棒及びフラックス入り帯状電極)
の外皮(管又は帯鋼)及び被覆アーク溶接棒用心線に用いる金属(以下,溶接材料構成金属という。)。
金属を融解し精練する方法によって,次に示すいずれかがある。
1) 平炉,電気炉,転炉などのように,製造に際して単一の炉を使い,スラグ−メタル反応又はガス−
メタル反応を起こして融解させた融解物から得られる金属。
2) 制御雰囲気又は真空中での誘導溶解のように,製造に際して単一の炉を使い,決定的な化学反応が
起こらないようにした同じ溶解条件の下で,1バッチ分の金属及び合金原料を中断させることなく
融解させた融解物から得られる金属。それぞれの融解物は材料購入者(溶接材料製造者)が承認す
る化学成分範囲に適合するものとする。
3) 消耗電極を使った再溶解のように,連続的に溶解及び鋳造をして製造する工程で単一の炉を使い,1
本以上の消耗電極を使って同じ再溶解条件の下で,1バッチ分の金属及び合金原料を中断させるこ
となく再融解させた融解物から得られる金属。それぞれの融解物は材料購入者(溶接材料製造者)
が承認する化学成分範囲に適合するものとする。
4. 原材料の識別
4.1 溶接材料構成金属の識別
溶接材料構成金属の識別は,次による。
a) ヒート番号 ヒート番号によって識別される溶接材料構成金属は,単一ヒートの金属から生じる物質
からなるものとする。
b) 管理された化学成分 化学成分によって識別される溶接材料構成金属は,化学分析用に試料を採取し
た一種以上のヒートのミルコイルからなるものとする。各試料の分析結果は,その材料に関する製造
業者の組成限界以内に入っていなければならない。接合を認めないミルコイルは,一端からだけ試料
を採取すればよい。接合を認めるコイルは,両端から試料を採取しなければならず,コイル当たりの
接合部は一つを超えてはならない。
4.2 被覆剤の識別
被覆アーク溶接棒の製造において用いる被覆剤の識別は,次のいずれかによる。
a) ウエットミックス ウエットミックスによって識別される被覆剤は,溶接棒の各ロットに対して単一
のウエットミックスからなるものとする。
b) 管理された化学成分 化学成分によって識別される被覆剤は,一つ以上のウエットミックスからなり,
そのロットに含まれるすべてのウエットミックスが同等品であることを保証するために,心線に被覆
される前後に十分な試験を受けるものとする。これらの試験は,化学分析を含み,その結果は,製造
業者の許容範囲内に入らなければならない。試験方法及び試験結果は,記録されなければならない。
4.3 充てんフラックスの識別
フラックス入り溶接材料(フラックス入りワイヤ,フラックス入り溶加
棒及びフラックス入り帯状電極)の製造において,内部に充てんされるフラックス及び金属粉末(以下,
充てんフラックスという。)の識別は,次のいずれかによる。
a) ドライブレンド ドライブレンドによって識別される充てんフラックスは,単一のドライバッチ又は
ドライブレンドからなるものとする。
b) 管理された化学成分 化学成分によって識別される充てんフラックスは,一つ以上のドライブレンド
からなり,そのロットに含まれるすべてのドライブレンドが同等品であることを保証するため十分な
試験を受けるものとする。これらの試験は,化学分析を含み,その結果は,製造業者の許容範囲内に
――――― [JIS Z 3423 pdf 4] ―――――
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入らなければならない。試験方法及び試験結果は,記録されなければならない。
4.4 サブマージアーク溶接用フラックスの識別
サブマージアーク溶接において用いられるフラックス
の識別は,その製造方法によって,次による。
a) ボンドフラックス サブマージアーク溶接に用いるボンドフラックスの識別は,4.2に準じる。
b) 溶融フラックス サブマージアーク溶接に用いる溶融フラックスの識別は,4.3に準じる。
5. ロットサイズ
5.1 ソリッド系溶接材料のロットサイズ
ソリッド系溶接材料(融合インサート,ソリッドワイヤ,溶
加棒及び帯状電極)のロットサイズは,次による。
a) クラスS1 ソリッド系溶接材料のクラスS1のロットサイズは,製造業者の社内規格に定められた基
準の量である。
b) クラスS2 ソリッド系溶接材料のクラスS2のロットサイズは,単一のヒート[4.1 a)]又は管理され
た化学成分[4.1 b)]によって識別された材料から,連続24時間以内に製造された単一の分類,寸法,
形状及び剛性(temper)で,45 tを超えない量である。
c) クラスS3 ソリッド系溶接材料のクラスS3のロットサイズは,単一のヒート[4.1 a)]から連続した
製造サイクルで製造された単一寸法の量である。
d) クラスS4 ソリッド系溶接材料のクラスS4のロットサイズは,単一のヒート[4.1 a)]又は管理され
た化学成分[4.1 b)]によって識別された材料から,連続した製造サイクルで製造された単一の分類,
寸法,形状及び剛性で,45 tを超えない量である。
5.2 フラックス入り溶接材料のロットサイズ
フラックス入り溶接材料(フラックス入りワイヤ,フラ
ックス入り溶加棒及びフラックス入り帯状電極)のロットサイズは,次による。
a) クラスT1 フラックス入り溶接材料のクラスT1のロットサイズは,製造業者の社内規格に定められ
た基準の量である。
b) クラスT2 フラックス入り溶接材料のクラスT2のロットサイズは,ヒート番号[4.1 a)]又は管理さ
れた化学成分[4.1 b)]によって識別された管又は帯鋼から連続24時間以内に製造された単一の分類
及び寸法で,45 tを超えない量である。充てんフラックスの成分の識別は,4.3 a)又は4.3 b)に規定す
るとおりである。
c) クラスT3 フラックス入り溶接材料のクラスT3のロットサイズは,4.1 a)に定義する単一ヒート及び
3.に規定する識別された単一のドライバッチ又は単一のドライブレンドの充てんフラックスから製造
された量である。充てんフラックスの成分の識別は,4.3 a)に規定するとおりである。
d) クラスT4 フラックス入り溶接材料のクラスT4のロットサイズは,ヒート番号[4.1 a)]又は管理さ
れた化学成分[4.1 b)]によって識別された管又は帯鋼から,連続した製造サイクルで製造された単一
の分類及び寸法で,45 tを超えない量である。充てんフラックスの成分の識別は,4.3 a)又は4.3 b)に
規定するとおりである。
5.3 被覆アーク溶接棒のロットサイズ
被覆アーク溶接棒のロットサイズは,次による。
a) クラスC1 被覆アーク溶接棒のクラスC1のロットサイズは,製造業者の社内規格に定められた基準
の量である。
b) クラスC2 被覆アーク溶接棒のクラスC2のロットサイズは,連続24時間以内に製造された単一の
分類及び寸法で,45 tを超えない量である。
c) クラスC3 被覆アーク溶接棒のクラスC3のロットサイズは,ウエットミックス[4.2 a)]又は管理さ
――――― [JIS Z 3423 pdf 5] ―――――
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JIS Z 3423:2006の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 14344:2002(MOD)
JIS Z 3423:2006の国際規格 ICS 分類一覧
- 25 : 生産工学 > 25.160 : 溶接,ろう付け及びはんだ付け > 25.160.20 : 溶接材料
JIS Z 3423:2006の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISQ1000:2005
- 適合性評価―製品規格への自己適合宣言指針
- JISZ3001:1999
- 溶接用語
- JISZ3001:1950
- 医療用刀