JIS Z 8000-4:2022 量及び単位―第4部:力学 | ページ 2

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Z 8000-4 : 2022 (ISO 80000-4 : 2019)
Z8
4
表1−力学で用いる量及び単位(続き)
00
番号 量 単位 説明
0-
4
名称 記号 定義 記号
: 2
4-10 力積 I 時間間隔の間に作用する力の影響を表す Ns 時間間隔[t1,t2]については,
02
kg m s−1
2(
(4-11) (impulse) ベクトル量(JIS Z 8000-2)で,次の式に I(t1,t2)=p(t1)−p(t2)=Δp
I
よる。 ここで,p : 運動量(番号4-8)
SO8
t2
0
I F dt
00
t1
0-4
ここで, F : 力(番号4-9.1)
: 2
t : 時間(JIS Z 8000-3)
01
t1,t2 : 対象時間間隔
9)
4-11 角運動量 L kg m2 s−1
ベクトル積で表すベクトル量(JIS Z 8000-
(4-12) (angular momentum) 2)で,次の式による。
L=r×p
ここで, r : 回転軸の位置ベクトル(JIS
Z 8000-3)
p : 運動量(番号4-8)
4-12.1 力のモーメント M ベクトル積で表すベクトル量(JIS Z 8000- Nm 曲げモーメントは,Mbで表示する。
(4-13.1) (moment of force) 2)で,次の式による。 kg m2 s−2
M=r×F
ここで, r : 回転軸の位置ベクトル(JIS
Z 8000-3)
F : 力(番号4-9.1)
4-12.2 トルク T,MQ スカラー積で表す量で,次の式による。 Nm 例えば,トルクは,ビーム又はシャフトの長手方
(4-13.2) (torque) T=M·eQ kg m2 s−2 向軸に対する力のねじりモーメントである。
ここで, M : 力のモーメント(番号4-
12.1)
eQ : 対象トルクの方向の単位
ベクトル

――――― [JIS Z 8000 pdf 6] ―――――

                                                                                                                                          5
Z 8000-4 : 2022 (ISO 80000-4 : 2019)
表1−力学で用いる量及び単位(続き)
番号 量 単位 説明
名称 記号 定義 記号
4-13 角力積 H 時間間隔中の力のモーメントの影響を表 N m s, 時間間隔[t1,t2]については,
(4-14) (angular impulse) すベクトル量で,次の式による。 kg m2 s−1 H(t1,t2)=L(t2)−L(t1)=ΔL
t2
H tt M ここで,L : 角運動量
1,2 dt
t1
ここで, M : 力のモーメント(番号4-
12.1)
t : 時間(JIS Z 8000-3)
t1,t2 : 対象時間間隔
4-14.1 圧力 p 面に垂直な力の成分とその面積との商 Pa
(4-15.1) (pressure) で,次の式による。 N m−2
n 攀 kg m−1 s−2
p
A
ここで, en : 面に垂直の単位ベクトル
F : 力(番号4-9.1)
A : 面積(JIS Z 8000-3)
4-14.2 ゲージ圧力 pe 周囲圧力pambだけ減算する圧力p(番号4- Pa pambを基準圧力とすることが多い。
(−) (gauge pressure) 14.1)で,次の式による。 N m−2 ゲージ圧は,正又は負の値をとる。
pe=p−pamb kg m−1 s−2
4-15 応力 σ 物質の張力状態を表すテンソル量(JIS Z Pa 応力テンソルは,三つの垂直応力及び三つのせ
(−) (stress) 8000-2) N m−2 ん断応力(デカルト)成分をもつ。
kg m−1 s−2
Z8
4-16.1 垂直応力,法線応力 σn,σ 物体への力の表面作用を表すスカラー量 Pa 均質固体の層の両側の面で作用する,互いに逆
000
(4-15.2) (normal stress) (JIS Z 8000-2)で,次の式による。 N m−2 向きで層に垂直な均質に分布する一対の力Fは,
-
4
dFn
: 2
kg m−1 s−2一定の垂直応力σn=FAを生じる。
n
dA
022(
ここで, Fn : 力(番号4-9.1)の垂直成
ISO8

A : 表面要素の面積(JIS Z
00
8000-3)
00-4 : 2019
5
)

――――― [JIS Z 8000 pdf 7] ―――――

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Z 8000-4 : 2022 (ISO 80000-4 : 2019)
Z8
6
表1−力学で用いる量及び単位(続き)
00
番号 量 単位 説明
0-
4
名称 記号 定義 記号
: 2
4-16.2 せん断応力 τs,τ 物体への力の表面作用を表すスカラー量 Pa 均質固体の層の両側の面で作用する,互いに逆
02
N m−2
2(
(4-15.3) (shear stress) (JIS Z 8000-2)で,次の式による。 向きで層に平行な均質に分布する一対の力Fは,
I
dFt kg m−1 s−2一定のせん断応力τ=F/Aを生じる。
SO8
s

dA
0
ここで, Ft : 力(番号4-9.1)の接線成分
000
A : 表面要素の面積(JIS Z
-4 : 2
8000-3)
0
4-17.1 ひずみ ε 応力に起因する物質の変形を表すテンソ 1 ひずみテンソルは,三つの線形ひずみ及び三つ
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(−) (strain) ル量(JIS Z 8000-2) のせん断ひずみ(デカルト)成分をもつ。
)
4-17.2 相対線ひずみ ε,(e) ある物体の長さの変化Δl(JIS Z 8000-3) 1
(4-16.1) (relative linear strain) とその長さl(JIS Z 8000-3)との商で,次
の式による。
Δl
l
4-17.3 せん断ひずみ γ 層の二つの面の間の平行移動の変位量Δx 1
(4-16.2) (shear strain) (JIS Z 8000-3)とその層の厚さd(JIS Z
8000-3)との商で,次の式による。
Δx
d
4-17.4 相対体積ひずみ 物体の体積の変化量ΔV(JIS Z 8000-3)と 1
(4-16.3) (relative volume strain) その体積V0(JIS Z 8000-3)との商で,次
の式による。
ΔV
V0
4-18 ポアソン数 μ,(v) 物体の幅(JIS Z 8000-3)の変化量Δbと 1
(4-17) (Poisson number) 長さの変化量Δl(JIS Z 8000-3)との商で,
次の式による。
Δ Δbl

――――― [JIS Z 8000 pdf 8] ―――――

                                                                                                                                          7
Z 8000-4 : 2022 (ISO 80000-4 : 2019)
表1−力学で用いる量及び単位(続き)
番号 量 単位 説明
名称 記号 定義 記号
4-19.1 縦弾性係数,ヤング係数E,Em,Y 垂直応力σ(番号4-16.1)と相対線ひずみ Pa 条件を指定することが望ましい(例 断熱法又
(4-18.1) (modulus of elasticity, ε(番号4-17.2)との商で,次の式による。N m−2 は等温法)。
Young modulus) kg m−1 s−2
E
4-19.2 横弾性係数,剛性率 G せん断応力τ(番号4-16.2)とせん断ひず Pa 条件を指定することが望ましい(例 等エント
(4-18.2) (modulus of rigidity, みγ(番号4-17.3)との商で,次の式によ N m−2 ロピー法又は等温法)。
shear modulus) る。 kg m−1 s−2
G
4-19.3 体積弾性率,体積弾性係K,Km,B 圧力p(番号4-14.1)と相対体積ひずみ Pa 条件を指定することが望ましい(例 等エント
(4-18.3) 数 (番号4-17.4)との商の負の値で,次の式 N m−2 ロピー法又は等温法)。
(modulus of compression, による。 kg m−1 s−2
bulk modulus) p
K
4-20 圧縮率 圧力p(番号4-14.1)下にある物体の体積 Pa−1 条件を指定することが望ましい(例 等エント
(4-19) (compressibility) kg−1 m s2
V(JIS Z 8000-3)の負の相対的変化で,次 ロピー法又は等温法)。
の式による。 JIS Z 8000-5も参照。
1dV
Vpd
4-21.1 断面二次モーメント Ia 物体の形状の幾何学的特性で,次の式に m4 この量は,誤って“慣性モーメント”(番号4-7)
Z8
(4-20.1) (second axial moment of よる。 ということがよくあった。
0
area) 混同のおそれがない場合は,添字aを省略して
0
2
Ia Qd
rA
0-
もよい。
4
M
: 2
ここで, M : 平面と対象物体との断面
02
の二次元領域
2(
rQ : 対象平面のQ軸からの回
ISO8
転半径(JIS Z 8000-3)
0
A : 面積(JIS Z 8000-3)
000-4 : 2019
7
)

――――― [JIS Z 8000 pdf 9] ―――――

   8
Z 8000-4 : 2022 (ISO 80000-4 : 2019)
Z8
8
表1−力学で用いる量及び単位(続き)
00
番号 量 単位 説明
0-
4
名称 記号 定義 記号
: 2
4-21.2 断面二次極モーメント Ip 物体の形状の幾何学的特性で,次の式に m4 この量は,誤って“慣性モーメント”(番号4-7)
022(
(4-20.2) (second polar moment of よる。 ということがよくあった。
I
area) 混同のおそれがない場合は,添字pを省略して
SO8
2
Ip Qd
rA
M もよい。
00
ここで, M : 平面と対象物体との断面の
00
二次元領域
-4 : 2
rQ : 対象表面の平面に垂直なQ
0
軸からの回転半径
19
A : 面積(JIS Z 8000-3)
)
4-22 断面係数 Z,(W) 物体の形状の幾何学的特性で,次の式に m3
(4-21) (section modulus) よる。
Z=Ia/rQ,max
ここで, Ia : 断面二次モーメント
(番号4-21.1)
rQ,max : Iaが定義されたQ軸か
らみた面の任意の点の
最大回転半径(JIS Z
8000-3)
4-23.1 静摩擦係数 μs,(fs) 静止摩擦力(番号4-9.3)の接線成分の最 1 動摩擦係数と静摩擦係数とを区別する必要がな
(4-22.2) (static friction coefficient, 大値Fmaxと,相対的静止時の二つの物体 い場合は,摩擦係数という名称をこれら両者に
static friction factor, 間の接触力(番号4-9.1)Nの垂直成分の 対して用いてもよい。
coefficient of static 大きさとの間の比例係数で,次の式によ
friction) る。
Fmax=μs N
4-23.2 動摩擦係数 μ,(f) 動摩擦力Fμ(番号4-9.4)の大きさと接触 1 動摩擦係数と静摩擦係数とを区別する必要がな
(4-22.1) (kinetic friction factor, 力(番号4-9.1)の垂直成分Nとの間の比 い場合は,摩擦係数という名称をこれら両者に
dynamic friction factor) 例係数で,次の式による。 対して用いてもよい。
Fμ=μ N 動摩擦係数μは,接触面の一次近似に依存しな
い。

――――― [JIS Z 8000 pdf 10] ―――――

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JIS Z 8000-4:2022の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 80000-4:2019(IDT)

JIS Z 8000-4:2022の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 8000-4:2022の関連規格と引用規格一覧