JIS Z 8000-8:2022 量及び単位―第8部:音響学 | ページ 2

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Z 8000-8 : 2022 (ISO 80000-8 : 2020)
Z8
4
表1−音響学に用いる量及び単位(続き)
00
番号 量 単位 説明
0-
8
名称 記号 定義 記号
: 2
8-5 音響粒子加速度 a ベクトル(JIS Z 8000-2)量は,次の式に m s−2 この定義は,音の位相速さ(JIS Z 8000-3)に比
022(
(8-12) (sound particle よる。 べて音響粒子速度の大きさが小さい,微小振幅
I
acceleration) u の音響外乱に限定される。
SO8
a
t
0
ここで, u : 音響粒子速度(番号8-4)
000
t : 時間
-8 : 2
8-6 音の体積速度 q,qV ある限定された面での,音響粒子速度(番 m3 s−1
0
(8-13) (sound volume 号8-4)の垂直成分の面積積分
20
velocity),
)
音の体積流量
(sound volume flow
rate)
8-7 音響エネルギー密度 w 量は,次の式による。 J/m3 この定義は,平均流体流量が高い状況では適用
2
(8-15) (sound energy density) 1 2 1 p kg m−1 s−2できなくなる可能性がある。
w mu 2
2 2 mc
ここで, ρm : 平均密度(JIS Z 8000-4)
u : 音響粒子速度(番号8-4)
の大きさ
p : 音圧(番号8-2.2)
c : 音の位相速さ(JIS Z 8000-
3)
8-8 音響エネルギー Q ある指定された体積に対する音響エネル J 領域Rにおける音響エネルギーは,次の式によ
(−) (sound energy) ギー密度(番号8-7)の積分 kg m2 s−2 る。
Q w x d3x
R
ここで,d3x : 体積要素

――――― [JIS Z 8000 pdf 6] ―――――

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Z 8000-8 : 2022 (ISO 80000-8 : 2020)
表1−音響学に用いる量及び単位(続き)
番号 量 単位 説明
名称 記号 定義 記号
8-9 音響パワー P,W 面上のある点における,音圧p(番号8- W この定義は,均質な流体又は気体の体積中の波
(8-16) (sound power) 2.2)と,その面の垂直方向の音響粒子速 kg m2 s−3 に当てはまる。
度(番号8-4)の成分unとの積の面積積分
この定義は,平均流体流量が高い状況では適用
できなくなる可能性がある。
音響パワーは,例えば,音源によってエネルギー
が放射される割合を示すために用いる。
音響パワーは,変動を伴う量で,正又は負の値を
とり得る振動する量である。正の音響パワーは,
音響パワーベクトルが表面から放射されている
ことを示す。負の音響パワーは,音響パワーベク
トルが表面に吸収されていることを示す。
8-10 音の強さ,音響インテン I ベクトル(JIS Z 8000-2)量は,次の式に W/m2 この定義は,平均流体流量が高い状況では適用
(8-17.1)シティ よる。 kg s−3 できなくなる可能性がある。
(sound intensity) I=p u
ここで, p : 音圧(番号8-2.2)
u : 音響粒子速度(番号8-4)
8-11 音響暴露量 E 音圧(番号8-2.2)の二乗の時間積分 Pa2 s 音響暴露量は,次の式による。
Z8
t2
(8-18) (sound exposure) kg2 m−2 s−3E 2d
pt
0
t1
00
ここで, t1 : 積分開始時刻
-
8 : 2
t2 : 積分終了時刻
0
p : 音圧(番号8-2.2)
22(
空気音響学では,音圧は周波数重み付け及び周
ISO8
波数帯域制限された量を表す。JIS C 1509-1に規
定する周波数重み付けがされている場合は,記
00
号Eに適切な添字を付けることが望ましい。
00-8 : 2
水中音響学における“音響暴露量”は,指定がな
02
い限り,重み付けされていない量を表す。
0
5
)

――――― [JIS Z 8000 pdf 7] ―――――

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Z 8000-8 : 2022 (ISO 80000-8 : 2020)
Z8
6
表1−音響学に用いる量及び単位(続き)
00
番号 量 単位 説明
0-
8
名称 記号 定義 記号
: 2
8-12 縦波の(媒質の)特性イ Zc 音圧(番号8-2.2)と波の伝搬方向におけ Pa s/m この定義は,エネルギー損失のない気体中又は
02
kg m−2 s−1
2(
(8-19) ンピーダンス る音響粒子速度(番号8-4)の成分との商 液体中の平面進行波に限定される。
I
(characteristic impedance
SO8
of a medium for 特性インピーダンスは媒体の特性であり,ρcに
0
longitudinal waves) 等しい。
000
ここで, ρ : 媒体の時間平均密度(JIS Z 8000-
-8 : 2
4)
0
c : 音の位相速さ(JIS Z 8000-3)
20)
縦波は,媒体の変位が波の伝搬方向と同じ方向,
又は反対の方向である波である。
8-13 音響インピーダンス Za ある面における,面上の平均音圧(番号8- Pa s/m3 この定義は,音の体積流量と同位相の音圧に適
(8-20) (acoustic impedance) 2.2)と,その面を通過する音の体積流量 kg m−4 s−1用する。この状況では,音響インピーダンスは正
(番号8-6)との商 である。
音圧pと音量流量qとは,いずれも時間ととも
に変動する実数である。変動が同相である(位相
差がゼロに等しい)場合,商p/qは定数である。
それらの位相がずれている(位相差がゼロに等
しくない)場合,それらは周波数領域において複
素数で表すことができ,その商も複素数である。

――――― [JIS Z 8000 pdf 8] ―――――

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Z 8000-8 : 2022 (ISO 80000-8 : 2020)
表1−音響学に用いる量及び単位(続き)
番号 量 単位 説明
名称 記号 定義 記号
8-14 音圧レベル Lp 量は,次の式による。 dB 空気中,又は他の気体中の音の場合,音圧の基準
2
(8-22) (sound pressure level) pRMS 量は,p0=20 μPaである。水中,又は他の液体中
Lp 10lg 2
dB
p0 の音の場合,音圧の基準量は,p0=1 μPaである。
ここで, pRMS : 音圧の二乗平均値の平 音圧レベルの値を記載するときは,基準量を指
方根(実効値) 定しなければならない。
p0 : 音圧の基準量
音圧レベルの値は,選択した周波数範囲及び持
続時間によって異なる。音圧レベルの値を記載
するときは,基準量を指定しなければならない。
JIS Z 8000-1に準拠して,測定の量又は状況の特
別な性質に関する情報を与える手段として,単
位記号にいかなる添字も付すことは許されな
い。JIS C 1509-1に規定される特定の周波数と時
間の重み付け,又は特定の周波数帯域若しくは
継続時間が適用される場合は,量記号に適切な
添字を付けることによってそれを示すことが望
ましい。
用途によっては,ピーク音圧レベルが必要とな
Z8
る。これは,音圧レベルの定義において,二乗平
0
均平方根音圧を,指定された時間間隔中に最大
00
絶対値をもつ瞬間音圧に置き換えることによっ
-
8 : 2
て得られる。
022(ISO8 0000-8 : 2020
7
)

――――― [JIS Z 8000 pdf 9] ―――――

   8
Z 8000-8 : 2022 (ISO 80000-8 : 2020)
Z8
8
表1−音響学に用いる量及び単位(続き)
00
番号 量 単位 説明
0-
8
名称 記号 定義 記号
: 2
8-15 音響パワーレベル LP,LW 量は,次の式による。 dB 音響パワーの基準量は,P0=1 pWで与えられる。
02
Pm
2(
(8-23) (sound power level) LP 10lg dB 音響パワーレベルの値を記載するときは,基準
I
P0 量を指定しなければならない。
SO8
ここで, Pm : 時間平均音響パワー(番号
00
8-9)の大きさ 音響パワーレベルの値は,選択した周波数範囲
00
P0 : 音響パワーの基準量 及び持続時間によって異なる。音響パワーレベ
-8 : 2
ルの値を記載するときは,周波数範囲及び継続
0
時間を指定しなければならない。
20)
JIS Z 8000-1に準拠して,測定の量又は状況の特
別な性質に関する情報を与える手段として,単
位記号にいかなる添字も付すことは許されな
い。JIS C 1509-1に規定される特定の周波数及び
時間の重み付け,又は特定の周波数帯域若しく
は継続時間が適用される場合は,量記号に適切
な添字を付けることによってそれを示すことが
望ましい。

――――― [JIS Z 8000 pdf 10] ―――――

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JIS Z 8000-8:2022の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 80000-8:2020(IDT)

JIS Z 8000-8:2022の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 8000-8:2022の関連規格と引用規格一覧