JIS Z 8117:2002 遠赤外線用語

JIS Z 8117:2002 規格概要

この規格 Z8117は、遠赤外線用語と,その定義について規定。

JISZ8117 規格全文情報

規格番号
JIS Z8117 
規格名称
遠赤外線用語
規格名称英語訳
Glossary of Far Infrared Radiation Terms
制定年月日
2002年3月20日
最新改正日
2016年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

IEC 60050-841:1983(MOD)
国際規格分類

ICS

01.040.27, 27.010
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2002-03-20 制定日, 2007-02-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS Z 8117:2002 PDF [14]
Z 8117 : 2002

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人遠赤外線協会 (JIRA) から,工業標
準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業
大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比及び日本工業規格(日本産業規格)を基礎にした国際規格原案の提
案を容易にするため,IEC 60050-841 : 1983を基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS Z 8117には,次に示す附属書がある。
附属書(参考) JISと対応する国際規格との対比表

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS Z 8117 pdf 1] ―――――

                                                                                    Z 8117 : 2002

pdf 目次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 用語及び定義・・・・[1]
  •  3.1 基礎及び放射に関する用語・・・・[2]
  •  3.2 測定及び量に関する用語・・・・[5]
  •  3.3 放射源,器具及び材料に関する用語・・・・[7]
  •  3.4 加熱装置及び加熱炉に関する用語・・・・[8]
  •  3.5 応用に関する用語・・・・[8]
  •  3.5.1 高温熱作用の応用に関する用語・・・・[8]
  •  3.5.2 常温熱作用の応用に関する用語・・・・[9]
  •  3.5.3 非熱作用の応用に関する用語・・・・[9]
  •  附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[9]
  •  索引・・・・[13]

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS Z 8117 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
Z 8117 : 2002

遠赤外線用語

Glossary of Far Infrared Radiation Terms

序文

 この規格は,1983年に発行されたIEC 60050-841 : International Electrotechnical Vocabulary, Industrial
electroheatingを基に作成した日本工業規格(日本産業規格)であるが,遠赤外線を応用する分野で頻繁に用いられている用
語だけを採択して作成している。
なお,変更の一覧表をその説明を付けて,附属書(参考)に示す。

1. 適用範囲

 この規格は,主な遠赤外線用語(以下,用語という。)と,その定義について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
IEC 60050-841 : Intermational Electrotechnical Vocabulary, Industrial electroheating (MOD)

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。この規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS Z 8113 照明用語

3. 用語及び定義

 用語及び定義は,3.13.5のとおりとする。
備考1. 二つ以上の用語を並べた場合は,その順位に従って優先使用する。
2. 用語に付けた括弧の用い方は次による。
なお,定義欄に出てくる用語に付けた括弧の用い方もこれを準用する。
a) ] の部分は説明又は注記を示す。
b) 遠赤外(線)○○○○は,遠赤外○○○○と遠赤外線○○○○の二つの用語が並記されてい
ることを示す。
3. 読みにくい用語にはその読み方を示す。
4. 参考のために対応英語を示す。ここで,括弧の使い方は次による。
a) 英語と米語に区別がある場合には,(英),(米)で示す。また,これ以外の( )の中は省い
てもよいことを示す。
b) ] 内の部分は説明又は注記を示す。
5. 対応英語は,主としてIEC 60050-841及びIEC 60050-845,並びにUIE(国際電熱連合)の慣
用語によった。
なお,対応英語のないものは空欄とする。

――――― [JIS Z 8117 pdf 3] ―――――

2
Z 8117 : 2002

3.1 基礎及び放射に関する用語

 番号        用語                            定義                         対応英語(参考)
1001 電磁波 electromagnetic wave
真空又は物質中を電界と磁界の変化が相伴って伝播する
(でんじは) 現象。自由空間では光速度で伝播する。
1002 光子 photon
電磁波を量子化する場合の質量0の素粒子。光量子,フ
ォトンともいう。
1003 放射 [electromagnetic] radiation
1. エネルギーが電磁波又は光子として放出され,伝搬
すること。
2. これらの電磁波又は光子。
備考 この用語規格では“電磁放射”の意味に用い
る。
1004 光放射 optical radiation
X線の波長より長く,電波の波長より短い波長をもつ放
射。
備考1. 赤外放射,可視放射,紫外放射の総称とし
て使用する。
2. X線との境界波長はおよそ1nm,電波との
境界波長はおよそ1mmである。
1005 可視放射 直接的に視感覚を起こすことができる光放射。 visible radiation
備考1. 可視放射の限界波長は,網膜に達する放射
束の量,観察者の応答度に依存し,明確に
は定まらない。一般に,短波長の限界は
360nmと400nmの間に,長波長の限界は
760nmと830nmとの間にとる。
2. 放射源の放射束中に含まれる可視放射を定
量評価する場合には,波長が400nmと
780nmとの間にある放射を可視放射とす
る。
1006 紫外線,紫外放射 波長が可視放射の波長より短い光放射。 ultraviolet radiation
備考1. 放射源の放射束中に含まれる紫外放射を定
量評価する場合には,波長が400nmより短
い放射を紫外放射とする。
2. UVともいう。
1007 赤外線,赤外放射 波長が可視放射の波長より長い光放射。 infrared radiation
備考1. 放射源の放射束中に含まれる赤外放射を定
量評価する場合には,波長が780nmより長
い放射を赤外放射とする。
2. 熱線 (thermal rays) と通称することがある。
1008 近赤外線,近赤外 near infrared radiation,
可視域に隣接した波長域の,光化学作用を生じる可能性
放射 のある赤外放射。 short wave infrared
備考 IEC 60050-841 (1983) : Intemational radiation
Vocabulary,
Electrotechnical Industrial
electroheatingでは,最大放射パワーを示す
波長が0.78 帰 а
短波長赤外放射と定めている。
参考1. 日本電熱協会では,波長範囲を0.78
2 地
2. 遠赤外線協会では,波長範囲を0.78 幽
3 地
1009 中赤外線,中赤外 mean infrared radiation,
通常の管球用ガラスの透過限界波長より短波長で,人間
放射 の皮膚の透過限界波長より長波長の赤外放射。 middle infrared radiation,
備考 IEC 60050-841 (1983) : middle wave infrared
International

――――― [JIS Z 8117 pdf 4] ―――――

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Z 8117 : 2002
番号 用語 定義 対応英語(参考)
Vocabulary
Electrotechnical , Industrial radiation,
medium wave infrared
electroheatingでは,最大放射パワーを示す波
長が2 帰 а 波長
radiation,
赤外放射と定めている。 intermidiate infrared
参考1. 日本電熱協会では,波長範囲を2 radiation
としている。
2. 遠赤外線協会では中赤外線を定めていな
い。
1010 遠赤外線,遠赤外 far infrared radiation,
物質などに吸収されると,他の様態のエネルギーに変換
放射 long wave infrared radiation
されることなく,直接的に分子や原子の振動エネルギー
や回転エネルギーに変換される波長域の赤外放射。
備考 IEC 60050-841 (1983) : International
Vocabulary,
Electrotechnical Industrial
electroheatingでは,最大放射パワーを示す波
長が4 帰 а銕
長赤外放射と定めている。
参考1. 日本電熱協会では,波長範囲を4
としている。
2. 遠赤外線協会では,遠赤外線の波長範囲を
約3 地
1011 極端赤外放射,極 extreme infrared radiation,
物質などに吸収されると,直接的に分子や原子の回転エ
端赤外線 ネルギーに変換される波長域の赤外放射。 thermal infrared radiation
備考 波長範囲については,いろいろな用例がある
が25 い。
1012 放射エネルギー 放射の様態で伝播するエネルギー。 radiant energy
1013 放射熱伝達 放射の様態でエネルギーを移動させる熱伝達の一方式。 radiation heat transfer
1014 熱放射 thermal radiation
1. 物質を構成する粒子(原子,分子,イオンなど)の
その温度と構造に対応して,熱エネルギーを放射エ
ネルギーに変換し放出する過程。
2. 1.の過程によって放出される放射。
1015 ルミネセンス, luminescence
物質を構成する粒子(原子,分子,イオンなど)が外部
冷放射 からのエネルギーを吸収して励起,又はイオン化された
のち,そのエネルギーの全部又は一部を,特定の波長又
は波長帯域の放射として放出する,熱放射以外の過程。
[JIS Z 8113(照明用語)参照。]放電プラズマよりの放
射,蛍光,燐光,電界や固体内での電子・正孔の再結合
による放射,電気双極子放射,シンクロトロン放射,チ
ェレンコフ放射などがその実例である。
参考 以前は,熱放射に対応して,温度の低い放射
源からの放射という概念を含めて,冷放射も
使用されたが,温度に対応しない場合もある
ので,最近はルミネセンスが主に使用される。
1016 黒体 blackbody
すべての波長の放射を完全に吸収する仮想的な物体。黒
体から放射される熱放射が黒体放射であり,それはあら
ゆる波長,温度における熱放射の最大値である。
1017 プランクの法則 Planck's law
絶対温度T (K) で放射平衡にある黒体から放射される放
射発散度の分光密度Me, W/m2/ ‰ 湟 李 えら
れるという法則。
C1
M e, = 5
・[exp( C2 / ・ T )−]1
ただし, 長( C1,C2は定数で,それぞれ次

――――― [JIS Z 8117 pdf 5] ―――――

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JIS Z 8117:2002の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60050-841:1983(MOD)

JIS Z 8117:2002の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 8117:2002の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISZ8113:1998
照明用語