JIS Z 8503-4:2006 人間工学―コントロールセンターの設計―第4部:ワークステーションの配置及び寸法

JIS Z 8503-4:2006 規格概要

この規格 Z8503-4は、コントロールセンター内のワークステーションに関する人間工学的原則,推奨事項及び要求事項について規定。

JISZ8503-4 規格全文情報

規格番号
JIS Z8503-4 
規格名称
人間工学―コントロールセンターの設計―第4部 : ワークステーションの配置及び寸法
規格名称英語訳
Ergonomic design of control centres -- Part 4:Layout and dimensions of workstations
制定年月日
2006年5月20日
最新改正日
2015年10月20日
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‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 11064-4:2004(IDT)
国際規格分類

ICS

13.180
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2006-05-20 制定日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS Z 8503-4:2006 PDF [30]
                                                                Z 8503-4 : 2006 (ISO 11064-4 : 2004)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,日本人間工学会(JES)/財団法人日本規格協
会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審
議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 11064-4:2004,Ergonomic design of
control centres−Part 4 : Layout and dimensions of workstationsを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。
JIS Z 8503-4には,次に示す附属書がある。
附属書A(参考)表示装置及びワークステーションの配置
JIS Z 8503の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS Z 8503-1 第1部 : コントロールセンターの設計原則
JIS Z 8503-2 第2部 : コントロールスウィートの基本配置計画の原則
JIS Z 8503-3 第3部 : コントロールルームの配置計画
JIS Z 8503-4 第4部 : ワークステーションの配置及び寸法
備考 JIS Z 8503“人間工学―精神的作業負荷に関する原則―設計の原則”は,この規格群とは独立
の規格である。

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS Z 8503-4 pdf 1] ―――――

Z 8503-4 : 2006 (ISO 11064-4 : 2004)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[2]
  •  3. 定義・・・・[2]
  •  4. ワークステーション配置の初期留意事項・・・・[3]
  •  5. ワークステーション設計の要因・・・・[4]
  •  5.1 利用者母集団・・・・[4]
  •  5.2 視覚タスク・・・・[8]
  •  5.3 聴覚タスク・・・・[9]
  •  5.4 作業姿勢・・・・[9]
  •  6. ワークステーションの配置・・・・[11]
  •  6.1 配置に関する一般的留意事項・・・・[11]
  •  6.2 配置に関する要求事項・・・・[12]
  •  7. ワークステーションの寸法・・・・[15]
  •  7.1 寸法に関する留意事項・・・・[15]
  •  7.2 座位ワークステーション・・・・[15]
  •  7.3 立位ワークステーション・・・・[16]
  •  7.4 座位・立位ワークステーション・・・・[16]
  •  附属書A(参考)表示装置及びワークステーションの配置・・・・[17]

――――― [JIS Z 8503-4 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
Z 8503-4 : 2006
(ISO 11064-4 : 2004)

人間工学―コントロールセンターの設計―第4部 : ワークステーションの配置及び寸法

Ergonomic design of control centres- Part 4 : Layout and dimensions of workstations

序文

 この規格は,2004年に第1版として発行されたISO 11064-4,Ergonomic design of control centres−Part
4 : Layout and dimensions of workstationsを翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成し
た日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある“参考”は,原国際規格にはない事項である。
この規格は,コントロールセンター内の作業場所設置のための人間工学的な原則,推奨事項,及び手引
きに関するものである。
この規格群は,プロセス工業,交通機関,緊急サービス用管制・交信システムなどを含むあらゆる種類
のコントロールセンターに適用する。この規格群は,主として定置のコントロールセンターを想定してい
るが,多くの原則は,船舶,地上交通機関,航空機などの移動体上のコントロールセンターにも適用でき
る。
この規格の中心課題はユーザーの要求事項であり,ユーザーが求めていることを設計過程の各段階で考
慮すべきことを規定している。ユーザーの要求事項を取り入れるための全体的な方策は,JIS Z 8503-1に
規定している。JIS Z 8503-2は,コントロールスウィートを支える諸断面と関連させながら,その計画及
び設計の指針を与える。コントロールルームの配置計画については,JIS Z 8503-3に規定している。
この規格は,主としてオペレータ及びその他のコントロールセンターユーザーのためのものである。ユ
ーザーニーズこそが,この規格の人間工学的要求事項を規定している。エンドユーザーがこの規格を読ん
だり,その存在を知る可能性は低いとしても,この規格を適用することによって,より使いやすいインタ
ーフェイス及び運用上の要請によりよく合致した作業環境をユーザーに提供でき,結果として過誤を最小
限にして生産性を高めることができる。

1. 適用範囲

 この規格は,コントロールセンター内のワークステーションに関する人間工学的原則,推
奨事項及び要求事項について規定する。特に,その配置及び寸法に力点をおいてワークステーションの設
計について規定する。この規格は,立位のワークステーションについても触れるものの,主として座位の
視覚表示形ワークステーションについて規定する。これらのワークステーションは,交通管制,プロセス
コントロール,警備施設などに見られるものである。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 11064-4:2004,Ergonomic design of control centres−Part 4 : Layout and dimensions of

――――― [JIS Z 8503-4 pdf 3] ―――――

2
Z 8503-4 : 2006 (ISO 11064-4 : 2004)
workstations (IDT)

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで,発効年又は発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格
の規定を構成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。
JIS Z 8503-1:2002 人間工学−コントロールセンターの設計−第1部 : コントロールセンターの設計
原則
備考 ISO 11064-1:2000 Ergonomic design of control centres−Part 1: Principles for the design of control
centresが,この規格と一致している。
参考 ISO原文に漏れていた規格を追加した。
JIS Z 8503-2:2005 人間工学―コントロールセンターの設計―第2部 : コントロールスウィートの基
本配置計画の原則
備考 ISO 11064-2:2000 Ergonomic design of control centres‐Part 2 : Principles for the arrangement of
control suitesが,この規格と一致している。
JIS Z 8503-3:1999 人間工学―コントロールセンターの設計―第3部 : コントロールルームの配置計

備考 ISO 11064-3:1999 Ergonomic design of control centres−Part 3 : Control room layoutが,この規
格と一致している。
JIS Z 8513:1994 人間工学―視覚表示装置を用いるオフィス作業―視覚表示装置の要求事項
備考 ISO 9241-3:1992 Ergonomic requirements for office work with visual display terminals (VDTs)―
Part 3 : Visual display requirementsが,この規格と一致している。
JIS Z 8515:2002 人間工学―視覚表示装置を用いるオフィス作業―ワークステーションのレイアウト
及び姿勢の要求事項
備考 ISO 9241-5:1998 Ergonomic requirements for office work with visual display terminals (VDTs)‐
Part 5 : Workstation layout and postural requirementsが,この規格と一致している。
ISO 9355-2:1999 Ergonomic requirements for the design of displays and control actuators‐Part 2 : Displays
ISO 11428:1996 Ergonomics−Visual danger signals−General requirements, design and testing

3. 定義

 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS Z 8503-1,JIS Z 8503-2及びJIS Z 8503-3の3.(定義)
によるほか,次による。
3.1 コントロールワークステーション (control workstation) コンピュータ,通信端末,じゅう(什)
器類など,制御,監視機能を遂行するためのすべての機器を含む単独の,又は複合された作業場所 (JIS Z
8503-3参照)。
3.2 注視野 (cone of fixation) 頭部を動かさず眼球の動きだけで注視できる視野。
3.3 視認性 (legibility) 文字又は記号の認知しやすさを決める,それらの視覚的特性 (JIS Z 8513の
2.17参照)。
3.4 視線 (line-of-sight) 着目点とどう(瞳)孔の中心を結ぶ線 (JIS Z 8513の2.18参照)。
3.5 近点距離 (nearpoint) 眼で見える最短の視距離。
3.6 通常視線 (normal line-of-sight) 視線を定める筋肉が,し(弛)緩しているときの視線の水平面か
らの傾き。

――――― [JIS Z 8503-4 pdf 4] ―――――

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Z 8503-4 : 2006 (ISO 11064-4 : 2004)
3.7 パーセンタイル値 (percentile) ある母集団の特性値の累積分布において,(その特性値の)ある
数値以下に含まれる百分率。
参考 全体のp %がその値以下にあるような値をpパーセンタイル値という。
例 日本の成人男性(母集団)の身長(特性値)の95パーセンタイル値(ある数値)は176 cmであ
るというとき,これは日本の成人男性の95 %は身長が176 cm以下であることを意味する。
3.8 通常作業域 (reach envelope) オペレーターが通常のタスクを行っている姿勢で,楽に届き,いず
れの手でも制御機器を操作できる三次元空間。
3.9 作業タスク領域 (task zone) 特定のタスク遂行に必要な機器及び行動によって決まる空間。
参考 JIS Z 8503-2では,作業タスクとそれに関連する空間的又は位置的要求事項との組合せと定義
されている。
3.10 視角 (visual angle) 文字,記号など目視の対象が眼に生じる角度。
3.11 視野 (visual field, field of vision) ある位置から一つの眼球で見ることのできる物理的空間 (ISO
8995の3.1.10参照)。
備考1. この規格では,両眼視野だけを取り上げる。
2. 視野の位置は,視線の方向によって変わる。
3. 可視刺激は,視野のなかに同時にあらわれても分離,区別して検知される。
4. 視野は,視線の周囲おおむね±35°であるが,はっきりと見えるのは1°から2°である。
3.12 作業環境 (work environment) 作業者を取り巻く作業空間の,物理的,化学的,生物学的,組織
的,社会的及び文化的な要因 (EN 614-1の3.5参照)。
3.13 作業空間 (work space) ある作業タスクを完遂するために,その作業システム内の一人又は複数
の人間に割り当てられる空間的容積 (EN 614-1の3.4参照)。
(workstation) 作業空間内の特定の作業者のための一組の作業機器[JIS Z
3.14 ワークステーション
8503-2の3. e)参照]。
備考 特定のワークステーシヨンを複数の作業者が共有したり,複数の作業者が複数のワークステー
ション間を一定時間間隔(時間単位,日単位,週単位など)で交替することも可能である。
3.15 作業タスク (work task,task) 作業システムの企図された成果を達成するために必要な活動 (EN
614-1の3.2参照)。

4. ワークステーション配置の初期留意事項

 ワークステーション設計(形状及び寸法)の出発点は,分
析した作業タスク及びそれら作業特性の列挙である。オペレーターは,表示装置,入力機器,通信機器な
ど,なんらかの設備を必要とする。文書業務など,コントロールルーム特有のタスクのためにも十分な空
間が必要である。それぞれのタスクに関して,対応する機器についての要求事項を整理する。職務設計を
考慮して,作業タスク領域をワークステーション配置に結びつける。ワークステーションのグルーピング
については,JIS Z 8503-2及びJIS Z 8503-3に規定されている。
それぞれの作業タスクに対する要求事項を,ワークステーションの詳細設計の入力とする。
図1に示す7ステップの繰返し手順は,ワークステーション設計の系統的手法として使うことができる。
ステップの順序は,設計の状況によって変わり得る。図1にワークステーション設計の系統的手順を示す。
この過程に含まれる一連の各ステップは,繰返しの結果によって変わり得るし,それぞれのステップでの
作業にも影響を及ぼし得る。

――――― [JIS Z 8503-4 pdf 5] ―――――

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JIS Z 8503-4:2006の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 11064-4:2004(IDT)

JIS Z 8503-4:2006の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 8503-4:2006の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称