JIS Z 8519:2007 人間工学―視覚表示装置を用いるオフィス作業―非キーボードの入力装置の要求事項 | ページ 8

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Z 8519 : 2007 (ISO 9241-9 : 2000)
附属書D(参考)その他の評価方式
この附属書(参考)は,本体及び附属書(規定)に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではな
い。
D.1 序文 入力装置の試験に用いる方法について情報を提供すること,及び試験機関又は個人によって,
試験方法の妥当性向上への研究が進められるように促進することを,この附属書は目指している。
非キーボードの入力装置の評価に使用できるその他の方法には,姿勢分析及び生体力学的負荷の測定が
ある。この二つの試験方法は,非キーボードの入力装置の評価に用いる方法として現在検討中であり,ま
だ十分な措置が確立されていない。したがって,これらの評価方法については,その概要を紹介するだけ
にとどめる。
D.2 姿勢分析 姿勢分析は,中立姿勢からどの程度外れた作業姿勢であるかを決定する客観的な手法であ
る。作業姿勢が中立姿勢から外れる頻度及びその量が,生体力学的ストレスの指標となる。作業姿勢の中
立姿勢からのずれを,人手で,又は電子的な測角器によって慎重に測定するのが望ましい。人手による姿
勢の測定は,自動化測定システムを使用する場合よりも時間を要する。
D.3 生体力学的負荷の測定 入力装置を用いるときに感じる労力の大きさを,生体力学的負荷によって客
観的に測ることができる。生体力学的負荷は,二つの非侵襲的方法,すなわち筋肉の活動,及び強度を測
定指標とすることによって査定が可能となる。生体力学的負荷の測定の利点は,満足度の評定又は姿勢の
測定では分からないことが多い入力装置使用時の労力の大きさがこの方法によって示される点である。
生体力学的負荷の測定及び分析には,生体力学,生理学,計測機器,校正,数学及び統計学の知識が要
求される。したがって,生体力学的負荷の測定には,慎重な校正を必要とする高度なデータ収集計測機器
に加えて,特別に訓練を受けた試験管理者も必要となる。
関連規格 JIS Z 8521:1999 人間工学−視覚表示装置を用いるオフィス作業−使用性についての手引
備考 ISO 9241-11:1998,Ergonomic requirements for office work with visual display terminals
(VDTs)−Part 11: Guidance on usabilityが,この規格と一致している。

JIS Z 8519:2007の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 9241-9:2000(IDT)

JIS Z 8519:2007の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 8519:2007の関連規格と引用規格一覧