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JIS Z 8519:2007 規格概要
この規格 Z8519は、非キーボードの入力装置の設計に関する要求事項及び推奨事項について規定。人間工学的情報が十分公表されている装置だけを対象としている。
JISZ8519 規格全文情報
- 規格番号
- JIS Z8519
- 規格名称
- 人間工学―視覚表示装置を用いるオフィス作業―非キーボードの入力装置の要求事項
- 規格名称英語訳
- Ergonomics -- Office work with visual display terminals (VDTs) -- Requirements for non-keyboard input devices
- 制定年月日
- 2007年9月20日
- 最新改正日
- 2016年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 9241-9:2000(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 13.180, 35.180
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 2007-09-20 制定日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
- ページ
- JIS Z 8519:2007 PDF [36]
Z 8519 : 2007 (ISO 9241-9 : 2000)
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,日本人間工学会(JES)/財団法人日本規格協
会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審
議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 9241-9:2000,Ergonomic requirements
for office work with visual display terminals (VDTs)−Part 9: Requirements for non-keyboard input devicesを基礎
として用いた。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は
もたない。
JIS Z 8519には,次に示す附属書がある。
附属書A(参考)入力装置の選択,ユーザビリティ試験及び解析
附属書B(参考)効率及び有効性の試験
附属書C(参考)快適性の査定
附属書D(参考)その他の評価方式
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS Z 8519 pdf 1] ―――――
Z 8519 : 2007 (ISO 9241-9 : 2000)
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[1]
- 3. 定義・・・・[2]
- 4. 指針原則・・・・[10]
- 4.1 一般・・・・[10]
- 4.2 操作のしやすさの原則・・・・[10]
- 4.3 ユーザーによる制御の原則・・・・[10]
- 4.4 生体力学的負荷についての原則・・・・[11]
- 5. 達成の判断基準・・・・[11]
- 6. 設計上の要求事項及び推奨事項・・・・[11]
- 6.1 入力装置全般についての要求事項及び推奨事項・・・・[11]
- 6.2 特定の入力装置に関する要求事項及び推奨事項・・・・[13]
- 7. 適合性を測る試験方法・・・・[16]
- 7.1 一般・・・・[16]
- 7.2 試験方法の種類・・・・[16]
- 7.3 要求事項ごとの適合性検討・・・・[17]
- 7.4 文字・記号の視認性及び図記号の識別・・・・[17]
- 8. 適合性・・・・[18]
- 附属書A(参考)入力装置の選択,ユーザビリティ試験及び解析・・・・[19]
- 附属書B(参考)効率及び有効性の試験・・・・[22]
- 附属書C(参考)快適性の査定・・・・[30]
- 附属書D(参考)その他の評価方式・・・・[34]
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS Z 8519 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
Z 8519 : 2007
(ISO 9241-9 : 2000)
人間工学−視覚表示装置を用いるオフィス作業−非キーボードの入力装置の要求事項
Ergonomics−Office work with visual display terminals (VDTs)− Requirements for non-keyboard input devices
序文
この規格は,2000年に第1版として発行されたISO 9241-9,Ergonomic requirements for office work
with visual display terminals (VDTs)−Part 9: Requirements for non-keyboard input devicesを翻訳し,技術的内容
及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある“参考”は,原国際規格にはない事項である。
対話型のオフィスコンピュータシステムを用いて行う作業では,キーボード(この入力装置は,文字情
報の入力を主とする。)以外の入力装置(以下,非キーボードの入力装置という。)を多用する。したがっ
て,入力装置の設計によっては,行う作業の効率,有効さ及び満足度に大きな影響が及ぶ可能性があるの
で,人間工学的原則に基づいた非キーボードの入力装置に関する要求事項及び推奨事項を規定する。
附属書ADには入力装置の試験に用いる方法についての情報を記載し,試験機関又は個人が一層妥当
な試験方法を考案する研究を進めることを奨励している。
1. 適用範囲
この規格は,非キーボードの入力装置の設計に関する要求事項及び推奨事項について規定
する。この規格は,人間工学的情報が十分公表されている装置だけを対象としている。
この規格は,据え置きで使用する種類の非キーボードの入力装置に適用する。この規格は,マウス,パ
ック,ジョイスティック,トラックボール,タブレット,オーバレイ,タッチスクリーン,スタイラス及
びライトペンを対象として,入力装置についての人間工学的要素に基づいた指針を提供する。さらに,標
準的なオフィス作業でこれらの装置を使用するときのユーザーの限界及び能力に配慮した設計を行うため
の指針を提供する。この規格は,観察及び作業成績試験を通して,並びに装置の物理的属性の測定によっ
てこの規格への適合性を判別する方法を詳細指定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 9241-9:2000,Ergonomic requirements for office work with visual display terminals(VDTs)−Part
9: Requirements for non-keyboard input devices (IDT)
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで発効年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構成
するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その最
新版(追補を含む。)を適用する。
――――― [JIS Z 8519 pdf 3] ―――――
2
Z 8519 : 2007 (ISO 9241-9 : 2000)
JIS Z 8513:1994 人間工学−視覚表示装置を用いるオフィス作業−視覚表示装置の要求事項及び追補
1(2006)
備考 ISO 9241-3:1992,Ergonomic requirements for office work with visual display terminals (VDTs)−
Part 3: Visual display requirements及びAmd 1(2000)からの引用事項は,この規格の該当事項と
同等である。
JIS Z 8515:2002 人間工学−視覚表示装置を用いるオフィス作業−ワークステーションのレイアウト
及び姿勢の要求事項
備考 ISO 9241-5:1998,Ergonomic requirements for office work with visual display terminals (VDTs)−
Part 5: Workstation layout and postural requirementsが,この規格と一致している。
JIS Z 8517:1999 人間工学−視覚表示装置を用いるオフィス作業−画面反射に関する表示装置の要求
事項
備考 ISO 9241-7:1998,Ergonomic requirements for office work with visual display terminals (VDTs)−
Part 7: Requirements for display with reflectionsが,この規格と一致している。
JIS Z 8518:1998 人間工学−視覚表示装置を用いるオフィス作業−表示色の要求事項
備考 ISO 9241-8:1997,Ergonomic requirements for office work with visual display terminals (VDTs)−
Part 8: Requirements for displayed colours が,この規格と一致している。
JIS Z 8528-2 人間工学−フラットパネルディスプレイ(FPD)を用いる作業−第2部 : FPDの人間工
学的要求事項
備考 ISO 13406-2:2001,Ergonomic requirements for work with visual displays based on flat panels−Part
2: Ergonomic requirements for flat panel displaysからの引用事項は,この規格の該当事項と同等
である。
3. 定義
この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
備考 この箇条に記載した装置の図は,この規格で規定している設計に関する要求事項及び推奨事項
を必ずしも表しているとは限らない。
3.1 動作
3.1.1 クリック(click) 入力装置のボタン又は作動箇所を,指で押して離す操作。
3.1.2 ドラッグ(drag) ディスプレイ上の対象要素を,ポインタで決めた経路に沿って移動させる動作。
3.1.3 フリーハンド入力(free-hand input) ユーザーの手の動きのとおりにカーソルが何の制約も課さ
れずに動く状態の入力。
3.1.4 ポインティング(pointing) 入力装置を用いて小画像(ポインタなど)をディスプレイ上の特定
の場所に移動させる操作。
3.1.4.1 直接ポインティング(direct pointing) システムからのフィードバックを利用しない目標物のポ
インティング。
例 移動先を指又はスタイラスで直接的に指示する。
3.1.4.2 間接ポインティング(indirect pointing)システムからの表示フィードバックを用いる目標物のポ
インティング。
例 マウスの移動に応答して画面ポインタを制御しているシステムの場合。
3.1.5 選択(selecting) ディスプレイ上で一つ又はそれ以上の項目を選択する操作。
3.1.6 タッチ方式(touch strategies)
――――― [JIS Z 8519 pdf 4] ―――――
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Z 8519 : 2007 (ISO 9241-9 : 2000)
3.1.6.1 接触開始によるタッチ方式(first-contact touch strategy) ディスプレイ表面に触れたときに表示
領域を変化させる接触感知の方式。
3.1.6.2 接触終了によるタッチ方式(last-contact touch strategy) ディスプレイ表面から離れたときに表
示領域を変化させる接触感知の方式。
3.1.7 トレース(tracing) 画像の線又は形状の上でカーソル又は入力装置を移動させて画像の輪郭を追
従する操作。
3.1.8 トラッキング(tracking) 目標物に追従するように,ポインタ又は規定された記号をディスプレ
イ画面上で移動させる操作。
3.2 フィードバック
3.2.1 フィードバック(feedback) 動き(入力装置の移動,ボタンの起動など)について,触覚,聴覚,
視覚などを通じてユーザーに通知する情報。
備考 ディスプレイフィードバックとは,入力装置の移動又は起動操作に伴うディスプレイ上の表示
結果の変化を指す。
3.2.1.1 筋運動感覚フィードバック(kinesthetic feedback) 関節,筋肉及びけん(腱)の機械的刺激受容
器によって感知される動作。
参考 その結果として,手足そのほかの身体箇所の位置,動き,重さ及び抵抗値が認識される。
3.2.1.2 触覚フィードバック(tactile feedback) ユーザー動作の結果を触覚を通して伝える情報。
3.3 ハードウェア
3.3.1 ボタン(button) ユーザーの押す動作に反応して押されたことをコンピュータに伝える働きをも
つ入力装置に附属する機械部品。
3.3.2 測角器(goniometer) 関節の角度を測定する計測器。
3.3.3 入力装置(input device) 情報をシステムに伝えるための,ユーザーが制御する装置。
3.3.4 ジョイスティック(joystick) レバーに加える力(レバーが可動でない場合)の方向及び大きさ,
又は操作で生じるレバーの変位(レバーが可動の場合)の方向及び大きさに応じて,ポインタを動かす働
きをもつ入力装置の固定部分に取り付けられたレバー(図1参照)。
図 1 ジョイスティックの側面図
3.3.4.1 変位ジョイスティック(displacement joystick) 加えられた操作によるレバーの変位の方向及び
大きさに比例して,ディスプレイ上のポインタを移動する働きをもつレバーを備えたジョイスティック。
3.3.5 ライトペン(light-pen) ディスプレイ上のある位置を指すと,その位置座標情報をシステムに伝
える光学反応式の入力装置(図2参照)。
――――― [JIS Z 8519 pdf 5] ―――――
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JIS Z 8519:2007の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 9241-9:2000(IDT)
JIS Z 8519:2007の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.180 : IT端末設備及びその他の周辺設備
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.180 : 人間工学
JIS Z 8519:2007の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISZ8528-2:2006
- 人間工学―フラットパネルディスプレイ(FPD)を用いる作業―第2部:FPDの人間工学的要求事項