JIS Z 8815:1994 ふるい分け試験方法通則 | ページ 2

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(1.4) 1mm以下の場合
(a) 受器の上に,目開きの大きいふるいが上段になるように重ねる。
(b) 最上段のふるいに装入試料を入れ,ふたをする。
(c) 重ねたふるいを約20°傾斜するように片手で,又は腕をわん曲して支え,1分間に約120回の割合
で一方の手でふるい枠をたたく。この間,1分間に4回の割合でふるいを水平に置き,90°回転さ
せて,ふるい枠を12回強くたたく。
(d) ふるい網の裏面に微粉が付着している場合には,適当なブラシで静かにふるいの裏面から除去し,
その微粉はふるい下とする。
(2) 機械ふるい分け 機械ふるい分けは,次のとおりに行う。
なお,機械ふるい分け結果と手動ふるい分け結果との差は,あらかじめ同意した許容範囲内になけ
ればならない。したがって,手動ふるい分けと同様の結果が得られるように,あらかじめふるい分け
時間,振動数,振幅などのふるい分け条件を設定しておかなければならない。
また,試験試料及びふるい面を損傷するのでタッピング用のボールなどを用いてはならない。
(a) 受器の上に,目開きの大きいふるいが上段になるように重ねる。
(b) 最上段のふるいに装入試料を入れ,ふたをする。
(c) ふるいをふるい分け装置に装着し,あらかじめ設定したふるい分け時間中,ふるい分け装置を作動
させ,ふるい分ける。
6.2 湿式ふるい分け試験
6.2.1 装置及び器具 湿式ふるい分け試験の装置及び器具は,次のとおりとする。
(1) ふるい JIS Z 8801に規定する試験用ふるいを用いる。
(2) ふるい分け装置 1個のふるいを用いてふるい分ける場合には,図5に示すようなふるい分け装置,
また,段重ねふるいの場合のふるい分け装置として,図6のような装置を用いることができる。
(3) はかり 試験試料の質量に近いひょう量で,読取限度が最大ひょう量の0.000 1程度のもの。
(4) 乾燥器 設定温度±2℃で温度制御が可能なもの。
(5) 目詰まり除去ブラシ ふるい網面を損傷しないように,目開きに応じて適当な硬さのブラシを用いる。

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図5 1個のふるいによる湿式ふるい分け 図6 湿式ふるい分け装置の例
6.2.2 ふるい分け時間 ふるい分け開始から,ふるいを通過する液体が透明になるまでの時間をふるい分
け時間とする。
6.2.3 ふるい分け操作 湿式ふるい分け方法は,次のとおりとする。
なお,ふるい分け終了後に測定される,各ふるい上質量と最も目開きが小さいふるいのふるい下質量の
合計は,装入試料質量の±2%の範囲になければならない。ふるい下粒子群の回収が不可能な場合には,装
入試料質量と,各ふるい上質量の合計質量との差をふるい下質量とする。
なお,ふるい裏面の付着微粒子及び目詰まり粒子の処理は,(6.1.3) に準じる。
(1) 手動ふるい分け 必要なふるい1個ずつについて,次のとおりに行う。
(a) 1個のふるいに装入試料を入れる。
(b) 図5のような装置を用いてふるい面に散水しながら,ふるい分ける。
(c) 水などの分散媒だけで微粉が分離しないときは,適当な分散剤を加えるのがよい。
(d) ふるい上及びふるい下を乾燥(2)した後,それぞれの質量を量る。
注(2) ふるい上を,そのままふるいと共に乾燥器で乾燥する場合は,100℃以下の温度で行うこと。
(2) 機械ふるい分け 湿式ふるい分け装置を用いて,次のとおりに行う。
(a) 目開きの大きいふるいが上段になるように重ねる。
(b) 最上段のふるいに装入試料を入れる。
(c) ふるいをふるい分け装置に装着し,ふるい分け装置を作動させ,ふるいを通過する分散媒が透明に
なるまでふるい分ける。
(d) ふるい分け終了後,ふるいを装置から取り出す。
(e) 各ふるい上及びふるい下を乾燥(2)した後,それぞれの質量を量る。

――――― [JIS Z 8815 pdf 7] ―――――

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7. ふるいの保守と点検整備 ふるいの点検整備は,次による。
(1) IS Z 8801に規定された検査方法に基づいて,ふるいの目開きを定期的に検査しなければならない。
(2) ふるいの目詰まり粒子は,目詰まり除去ブラシを用い,ふるい面に損傷を与えないよう十分注意(3)し
て除去する。ブラシで除去できなかった粒子を細い棒などで無理に除去してはならない。
注(3) 目詰まり除去ブラシは,網面を強く押さえないように注意しながら,必ず網目の配列方向に沿
って運動させる。
(3) ふるい網面に微粒子又は油分が付着している場合には,中性洗剤を用いて水洗してもよい。
洗浄後の乾燥は乾燥器を用いて100℃以下の温度で行う。網面の洗浄には,清浄な圧縮空気,超音
波洗浄器なども用いることができる。
8. 結果の表示方法
8.1 粒径分布の計算 ふるい上百分率及び積算ふるい下百分率を次の式によって算出し,結果は小数点
以下第1位で丸めて表示する。
(1) ふるい上百分率
R 100
ここに, R : ふるい上百分率 (%)
m : ふるい上の質量 (g)
T : 回収試験試料の質量 (g)
(2) 積算ふるい下百分率
Q R
ここに, Q : 積算ふるい下百分率 (%)
勿 積算ふるい上百分率 (%)
(3) 粒径分布 各粒子径範囲に対する積算ふるい下百分率を求める。結果は,各粒径範囲に対するふるい
下百分率又は積算ふるい下百分率で表す。
8.2 結果の表示 試験結果の表示項目は,次のとおりとする。
(1) 試料名
(2) 試験試料質量
(3) ふるい枠の形状及び大きさ
(4) ふるい網の種類
(5) ふるい分け方法
(6) ふるい分け時間
(7) 粒径範囲
(8) 各ふるい上の質量及び最下段のふるいを通過した粒子群の質量
(9) 各粒径範囲に対するふるい下百分率又は積算ふるい下百分率
なお,表によって試験結果を表す場合の例を表5及び表6に,図によって試験結果を表す場合の例を図
7及び図8に示す。図で表示する場合は,算術目盛(図7),片対数目盛(図8)のほか,例えば,ロジン
ラムラー (Rosin−Rammler) 線図なども使うことができる。

――――― [JIS Z 8815 pdf 8] ―――――

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表5 1個のふるいによる試験結果報告(例)
試料名 : 炭化けい素 ふるい枠の形状及び大きさ : 円筒形,200mm径
試験試料質量 : 80.0g ふるい分け方法 : 乾式,手動ふるい分け
ふるい網の種類 : 織網 ふるい分け時間 : 10分
粒径範囲 ふるい上及びふるい下の質量 gふるい上及びふるい下百分率 %
250< 44.3 55.9
250≧ 34.9 44.1
合計 79.2 100.0
表6 複数のふるいによる試験結果報告(例)
試料名 : 炭化けい素 ふるい枠の形状及び大きさ : 円筒形,200mm径
試験試料質量 : 44.70gふるい分け方法 : 乾式,機械ふるい分け
ふるい網の種類 : 織網ふるい分け時間 : 10分
粒径範囲 ふるい上のふるい上百積算ふるい上 ふるい下百 ふるいの目
積算ふるい下
質量 g 分率 % 百分率 % 分率 % 百分率 % 開き
250< 0.02 0.1 0.1
180 125 90 63 45 x≦45 4.87 10.9 10.9 45
合計 44.54
* 試料損失量 : 44.70−44.54=0.16g,試料損失割合 : (0.16÷44.70) ×100=0.36%
(6.1.3に規定されている2%以下であるので,この試験結果は採用可能)

――――― [JIS Z 8815 pdf 9] ―――――

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図7 算術目盛による粒径分布の表示例
図8 片対数紙による粒径分布の表示例

――――― [JIS Z 8815 pdf 10] ―――――

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JIS Z 8815:1994の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 2591-1:1988(MOD)

JIS Z 8815:1994の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 8815:1994の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISZ8401:2019
数値の丸め方
JISZ8801:1994
試験用ふるい