JIS Z 9127:2011 スポーツ照明基準 | ページ 7

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単位 m
図B.11−屋内運動場の測定点の例
B.9 水泳プール
B.9.1 測定範囲
測定範囲は,フェンス,壁又は観客席に囲まれたプールサイドを含むプール全体とする。
B.9.2 測定点
測定点の例を,図B.12に示す。
B.9.3 平均照度の計算
水平面の平均照度は,式(B.10)によって求める。
4 o p
1
平均照度= E□i+2 E△i+4 E○i (B.10)
4n i=1 i=1 i=1
ここに, E : 水平面の平均照度(lx)
E□ :
i 隅点の照度(lx)
E△ :
i 辺点の照度(lx)
E○ :
i 内点の照度(lx)
o : 辺点の数
p : 内点の数
n : 分割線で囲まれたます目の数
単位 m
図B.12−水泳プールの測定点の例

――――― [JIS Z 9127 pdf 31] ―――――

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附属書C
(参考)
照明器具の配置及び取付け高さ
C.1 一般原理
C.1.1 照明器具の配置
照明器具の配置は,平均照度,照度均斉度及びグレアが適切な状態になるように決定する。特に,グレ
アは,競技中の運動競技者及び競技関係者の視線があらゆる方向を向くため,照明器具を設置する限り,
それが視線の中に入ることは避けられない。そこで,運動競技ごとの特性を配慮し,照明器具が視線内に
入る機会をできるだけ少なくするような位置を選んで,照明器具を配置する。また,球技の場合は,ボー
ルの動きを正確につかむ必要のある運動競技者が,その定位置及び動作中に,照明器具が視線内に入らな
いように配置する。
屋内及び屋外運動競技施設で用いる照明器具の配置及びその特徴を,表C.1及び表C.2に示す。
表C.1−屋内運動競技施設で用いる照明器具の配置及びその特徴
照明方式 照明器具の配置 特徴
反射がさ又は投光器を1台ずつ天井全体最も一般的な配置で,比較的低い照度でも
に分散配置する。 良好な均斉度を得やすい。
均斉度を良好に保ちながら,照度を段階的
分散配置
に下げることができる。混光照明に適す
反射がさ又は投光器を複数個まとめて,
大型の装置として天井に分散配置する。
る。照明器具数を少なくすることができ
る。
観客方向への鉛直面照度が得られやすく,
直接照明方式 サイド配置 運動競技場の両サイドに,照明器具を列
立体感も得やすい。一方,グレアが生じや
状に配置する。
すい。壁際で保守ができる。
テレビジョン撮影など,水平面及び鉛直面
分散配置のいずれかとサイド配置とを組
併用配置 の照度が高い値を必要とする場合に最も
み合わせる。
適している。
効率よく運動競技面を照明することがで
反射がさ又は投光器を,運動競技面の全
全周配置
周に沿って天井に配置する。 きる。
天井面が拡散性に富む,かつ,反射率が高
い場合に適する。天井に照明器具を取り付
間接照明方式 サイド配置 運動競技場の両サイドに,照明器具を列
状に配置し,斜め上方向を照射する。けられない場合に適する。壁際で保守がで
きる。

――――― [JIS Z 9127 pdf 32] ―――――

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表C.2−屋外運動競技施設で用いる照明器具の配置及びその特徴
照明方式 照明器具の配置 特徴
最も一般的な配置で,運動競技者の主な視
線方向と照明器具の照射方向とが直交す
運動競技場の両サイドに,照明器具を配
サイド配置 るため,グレアが少ない。
置する。
照明器具の取付け高さを比較的低くする
ことができる。
照明器具をコーナ部の4か所にまとめるこ
とによって,建柱費用の削減を図ることが
できる。
運動競技場のコーナ部に,照明器具を配
直接照明方式 コーナ配置
置する。 運動競技面中心から照明器具までの距離
が長くなるため,照明器具の取付け高さが
高くなる。
効率よく運動競技面を照明することがで
き,かつ,良好な照度分布を得やすい。
運動競技場の全周に照明器具を配置す
全周配置 一般に,運動競技者の視野内に照明器具が
る。
入りやすいため,特にグレアについて配慮
する必要がある。
C.1.2 照明器具の取付け高さ
照明器具の配置が適切であっても,取付け高さが低すぎる場合,隣接する二つの照明間が暗くなったり,
光源が運動競技者,競技関係者,観客などの視野内に入ってグレアを生じたり,ときには視対象物を見失
ったりすることがある。また,逆に取付け高さが高すぎる場合,水平面照度に対する空間照度の比率が小
さくなり,見え方が悪くなる。これを防ぐために照明器具の取付け高さを適切に定めて,グレアの低減及
び水平面照度と空間照度との調和を図る必要がある。
C.2 屋内運動競技施設における留意事項
C.2.1 分散配置
反射がさなどの照明器具を天井に分散配置する場合,照明器具の取付け間隔は,次の式を満足するよう
に定める(図C.1参照)。
S≦2Htanθ
ここに, S : 照明器具の取付け間隔
H : 基準面と照明器具との距離
バレーボールなど高い運動競技面を使用する運動競技では,Hをネット上端と照明器具との距離とし,
空間照度を確保する必要がある。

――――― [JIS Z 9127 pdf 33] ―――――

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図C.1−分散配置における照明器具の取付け間隔及び高さ
C.2.2 サイド配置
投光器などの照明器具をサイドに配置する場合,照明器具の取付け高さ(H)は,基準面中心又は端か
らの仰角(α)を大きくし,GRLを満足するように定める。一般に,サイド配置における照明器具の取付け
高さは,図C.2に示すように,運動競技面の端の床面から仰角αを30°以上とする。ただし,観客席があ
る屋内プールは,水の反射によるグレアを避けるため,仰角を40°以上とする。
図C.2−サイド配置における照明器具の取付け高さ
C.2.3 サイド配置及び分散配置の併用
サイド配置及び分散配置を併用する場合の照明器具の取付け高さは,C.2.1及びC.2.2を共に満足するこ
とが望ましい。
C.2.4 全周配置
全周配置方式における照明器具の配置は,図C.3に示すようにコースに沿って両側又は片側に配置する
が,この場合もGRLを満足するように取付け高さ及び照射方向を設定する。

――――― [JIS Z 9127 pdf 34] ―――――

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図C.3−照明器具の配置例
C.2.5 間接照明方式
間接照明方式の照明器具は,運動競技空間外に設置する。特にサイド配置では,人が容易に触れるおそ
れのない高さとする。
C.3 屋外運動競技における留意事項
C.3.1 サイド配置
サイド配置は,運動競技者の主な視線方向と照明器具の照射方向とが直交するので,グレアが少なく,
取付け高さを比較的低くできる利点があり,陸上競技場,兼用競技場(陸上競技,サッカー,ラグビーな
ど),テニスコートなどに適している。
照明器具の配置及び取付け高さは,GRLを満足し,かつ,照度均斉度及び空間照度が適切な状態になる
ようにする必要があり,一般に,図C.4及び図C.5に示すように配置する。照明器具は,陸上競技場及び
兼用競技場の場合,8か所に配置し,テニスコートの場合,4か所又は6か所に配置するのが望ましい。
なお,陸上競技場及び兼用競技場の場合,運動競技面の中心線上に貴賓席,聖火台,国旗掲揚台柱など
を設置するとき,景観を考えて中心線上に照明器具を配置しないことが望ましい。
C.3.1.1 陸上競技場並びに兼用競技場の照明器具の設置位置及び取付け高さ
陸上競技場並びに兼用競技場等の照明器具の設置位置及び取付け高さは,一般に,図C.4を基に設定す
る。また,取付け高さは,式(C.1)を満足するように設定する。
L1 tan 20 ≦ H ≦ L1 tan30
(C.1)
かつ,L2 tan 45 ≦ H ≦ L2 tan75
ここに, L1 : 運動競技面の中心線から最下段の照明器具までの水平
距離(m)
L2 : 運動競技面の端から最下段の照明器具までの水平距離
(m)
H : 最下段の照明器具の取付け高さ(m)

――――― [JIS Z 9127 pdf 35] ―――――

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JIS Z 9127:2011の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 9127:2011の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISC7612:1985
照度測定方法
JISZ8113:1998
照明用語
JISZ8726:1990
光源の演色性評価方法