JIS A 1322:1966 建築用薄物材料の難燃性試験方法

JIS A 1322:1966 規格概要

この規格 A1322は、45゜メッケルバーナ法による厚さ5mm未満のボード,プレート,シート,フィルム,厚手布地およびこれらに類似する平板な材料の難燃性試験方法について規定。防炎3級に達しない性能の薄い材料の難燃性の効果的な評価には,この試験方法は適用できない。

JISA1322 規格全文情報

規格番号
JIS A1322 
規格名称
建築用薄物材料の難燃性試験方法
規格名称英語訳
Testing method for incombustibility of thin materials for buildings
制定年月日
1959年10月22日
最新改正日
2016年10月25日
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対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

91.100.01
主務大臣
国土交通
JISハンドブック
建築 II-1(試験) 2021, 建築 II-2(試験) 2021
改訂:履歴
1959-10-22 制定日, 1962-11-12 確認日, 1966-10-18 改正日, 1973-03-01 確認日, 1976-07-14 確認日, 1982-11-24 確認日, 1988-04-01 確認日, 1994-12-15 確認日, 2001-06-12 確認日, 2011-11-29 確認日, 2016-10-25 確認
ページ
JIS A 1322:1966 PDF [4]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
A 1322-1966

建築用薄物材料の難燃性試験方法

Testing Method for Incombustibility of Thin Materials for Buildings

1. 総則
1.1 適用範囲 この規格は,45°メッケルバーナ法による厚さ5mm未満のボード,プレート,シート,
フィルム,厚手布地およびこれらに類似する平板な材料の難燃性試験方法について規定する。ただし,2.1
に規定する防炎3級に達しない性能の薄い材料の難燃性の効果的な評価には,この試験方法は適用できな
い。
1.2 難燃性試験は,3.に規定する試験体を用い,4.に規定する加熱試験装置によって,5.に規定する方法
で加熱試験を行なう。
1.3 材料の表裏両面の性状が異なる場合には,表裏両面について試験を行なう。
1.4 材料の部分により材質的に差異がある場合には,各部分について試験を行なう。
1.5 材料に方向性がある場合には,各方向について試験を行なう。
2. 難燃性の種類
2.1 難燃性の種類は,表1のとおりに区分する。
表1
種類 炭化長 残炎 残じん
防炎1級 5cm 以下 なし(1) 1分後に存しないこと
防炎2級 10cm 以下 5秒以下 1分後に存しないこと
防炎3級 15cm 以下 5秒以下 1分後に存しないこと
注(1) 大体1秒以下のことである。
3. 試験体
3.1 試験体の形状は約30×20cmとし,その厚さは製品使用時の厚さとする。
3.2 試験体の前処理 つぎの(1)または(2)による。
(1) A法 およそ気乾状態の試験体を50±2℃で48時間乾燥し,ついでこれを乾燥用シリカゲルを入
れたデシケータ中に24時間放置してから加熱試験を行なう。
(2) B法 試験体を試験体重量の20倍以上の重量の50℃の温湯中に30分間浸せきしたのち,50±2℃
で48時間乾燥し,ついでこれを乾燥用シリカゲルを入れたデシケータ中に24時間放置してから
加熱試験を行なう。
4. 加熱試験装置
4.1 加熱試験は付図に示す装置を用い,容器内で行なう。

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A 1322-1966
4.2 加熱試験に用いるバーナは,高さ160mm,内径20mmのメッケルバーナを用い,1次空気を混入し
ないでガスだけを送入する。
4.3 加熱試験に用いる燃料は,JIS K 2240〔液化石油ガス(LPガス)〕に規定された液化石油ガス5号(ブ
タンおよびブチレンを主体とするもの)を用いる。
4.4 試験体は付図に示す支持わくにはさみ,たるみのないようにして,加熱試験装置に取り付ける。
5. 加熱試験
5.1 付図に示す加熱試験装置の所定の位置にバーナを置き,支持わくを取り付けない状態で,炎の長さ
が65mmになるように調整する。
5.2 バーナの点火には感応コイルを使用し,加熱の終了時には燃料コックを閉じる。
5.3 加熱時間は,10秒,20秒,30秒,1分,2分,3分の6種類とする。
5.4 測定項目は,炭化長,残炎,残じんとする。また試験中の燃焼状態を記録する。
5.5 残炎は,加熱終了時から試験体が炎をあげて燃え続ける時間を測定する。
5.6 残じんとは,加熱終了時から無炎燃焼している状態をいう。これは,加熱終了時から1分後に観察
によって判定する。ただし表面から内部の無炎燃焼が観察できない材料では,加熱終了後1分目にナイフ
で約1cm間隔のきずをつけて観察する。
5.7 炭化長は試験体の加熱面の炭化部分(2)について,支持わくの長手方向の最大長さを測定する。
注(2) 炭化して明らかに強さが変化している部分。
5.8 試験結果の判定には炭化長,残炎,残じんの各測定項目について,それぞれの試験体のうちの最大
の値を採用する。
5.9 加熱時間中に火のついた溶融落下物がある場合の判定については,別途考慮する必要がある。
6. 試験回数 試験の回数は,各加熱時間につき3回(3)とする。
注(3) 試験体の材質が1.3から1.5の場合には,おのおのについて3回試験する。
7. 結果の表示 試験結果には,つぎの事項を記載する。
(1) 材料名およびその厚さ
(2) 難燃性の種類,試験体の前処理方法および加熱時間
(3) 炭化長,残炎および残じんならびに防炎上主要な観察事項
(4) 試験年月日,試験機関および試験担当者名

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A 1322-1966
付図

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A 1322-1966
建築部会 防火試験方法専門委員会 構成表
氏名 所属
(委員会長) 浜 田 稔 東京理科大学工学部建築学科
森 徹 鹿島建設株式会社技術研究所
野 平 忠 鹿島建設株式会社技術部
伊 藤 憲太郎 社団法人日本建設材料協会
堀 内 三 郎 自治省消防研究所
小 倉 武 夫 農林省林業試験所
高 橋 孝 次 東京都建築材料検査所
栗 山 寛 東北大学工学部建築学科
吉 田 辰 夫 日本建築学会
芦 浦 義 雄 東京消防庁予防部
大 串 不二雄 文部省管理局教育施設部指導課
星 野 昌 一 東京大学生産技術研究所
碓 井 憲 一 日本住宅公団量産試験場
岸 谷 孝 一 東京大学工学部建築学科
豊 島利右衛門 社団法人日本科学防火協会
中 村 伸 都立大学工学部建築学科
亀 井 幸次郎 社団法人損害保険料率算定会
藤 井 正 一 建設省建築研究所
森 本 博 建設省建築研究所
川 越 邦 雄 建設省建築研究所
榎 勢 道 介 工業技術院東京工業試験所
三 宅 俊 治 建設省住宅局建築指導課
北 山 昌 寛 通商産業省化学工業局窯業建材課
木 下 亨 工業技術院標準部材料規格課
(事務局) 田 村 尹 行 工業技術院標準部材料規格課
藤 田 富 男 工業技術院標準部材料規格課

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