JIS A 1323:1995 建築工事用シートの溶接及び溶断火花に対する難燃性試験方法

JIS A 1323:1995 規格概要

この規格 A1323は、建築工事用シートの溶接及び溶断火花に対する難燃性試験方法について規定。

JISA1323 規格全文情報

規格番号
JIS A1323 
規格名称
建築工事用シートの溶接及び溶断火花に対する難燃性試験方法
規格名称英語訳
Flame retardant testing method for spark droplets of welding and gas cutting on fabric sheets in construction works
制定年月日
1984年1月1日
最新改正日
2017年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

13.220.40, 91.220
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
建築 II-1(試験) 2021, 建築 II-2(試験) 2021
改訂:履歴
1984-01-01 制定日, 1989-03-01 確認日, 1995-02-01 改正日, 2000-03-20 確認日, 2006-11-20 確認日, 2008-03-20 改正日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
ページ
JIS A 1323:1995 PDF [5]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
A 1323-1995

建築工事用シートの溶接及び溶断火花に対する難燃性試験方法

Flame retardant testing method for spark droplets of welding and gas cutting on fabric sheets in construction works

1. 適用範囲 この規格は,建築工事用シートの溶接及び溶断火花に対する難燃性試験方法について規定
する。
備考1. この規格の引用規格を,次に示す。
JIS A 9505 グラスウール保温材
JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材
JIS K 1101 酸素
JIS K 1902 溶解アセチレン
JIS P 3101 印刷用紙
JIS Z 8703 試験場所の標準状態
2. この規格の中で [{}] を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるもので,参考値
である。
2. 種類 難燃性の種類は,発生する火花の落下量に対応して表1のとおり区分する。
表1 難燃性の種類
種類 難燃性
A種 厚さ9mmの火花発生用鋼板を溶断するとき,発生する
火花に対し発炎及び防火上有害な貫通孔がないこと。
B種 厚さ4.5mmの火花発生用鋼板を溶断するとき,発生す
る火花に対し発炎及び防火上有害な貫通孔がないこと。
C種 厚さ3.2mmの火花発生用鋼板を溶断するとき,発生す
る火花に対し発炎及び防火上有害な貫通孔がないこと。
3. 試験方法
3.1 数値の換算 従来単位の試験機又は計測器を用いて試験する場合の国際単位系 (SI) による数値へ
の換算は,次による。
1kgf=9.80N
3.2 試験体 試験体は,次のとおりとする。
(1) 試験体の個数 試験体の個数は,3個とする。
(2) 試験体の大きさ 試験体の大きさは,幅約90cm,長さ約150cmとする。

――――― [JIS A 1323 pdf 1] ―――――

2
A 1323-1995
(3) 試験体の前処理 試験体を50±2℃で48時間乾燥し,次に,JIS Z 8703に規定する標準状態〔20±5℃,
(65±10) %〕に調整した部屋で24時間以上養生する。
なお,明らかに乾燥の必要がないと認められるものについては,乾燥を省略することができる。
3.3 火花発生用鋼板及びガス 火花発生用鋼板及びガスは,次のとおりとする。
(1) 火花発生用鋼板 試験に使用する鋼板は,JIS G 3101に規定するSS400とし,その寸法は幅10cm,
長さ60cmで呼び厚さ3.2,4.5及び9.0mmの3種類とする。
なお,鋼板は,さびが発生していないものを使用する。
(2) ガス ガス自動切断機(以下,切断機という。)に用いるガスは,JIS K 1101に規定する酸素及びJIS
K 1902に規定するアセチレンとする。
3.4 試験装置 試験装置は,付図1に示す切断機,ホルダー,貫通孔判定用マットなどからなる。
なお,試験に用いる火花,切断機及び貫通孔判定用マットは,次のとおりとする。
(1) 試験に用いる火花は,3.3(1)に規定する常温の火花発生用鋼板を,3.4(2)に規定する切断機によって溶
断するとき発生する火花とする。
(2) 切断機は,鋼板の厚さによって速度を自由に変えることができ,かつ,均等で適切な加熱力を保持で
きるものとする。
(3) 貫通孔判定用マットは,JIS A 9505に規定する保温板2号24K呼び厚さ25mmの上に,JIS P 3101の
51.8g/m2に相当する紙を3.4に規定する条件で養生したものを敷いたものとする。
なお,貫通孔判定用マットの大きさは,60×90cmとする。
3.5 試験 難燃性の試験は,次によって行う。
(1) 試験体を付図1に示す装置に谷底が水平に,かつ,しわがないように取り付ける。試験体は,火花発
生用鋼板の下面から試験体の谷底までの距離が50cmとなるように取り付ける。
(2) 標準切断条件は,図1及び表2のとおり鋼板の厚さによって定める。
図1

――――― [JIS A 1323 pdf 2] ―――――

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A 1323-1995
表2 標準切断条件
鋼板の厚さ mm 9 4.5 3.2
項目
切断長さ mm 400 400 400
火口先穴径 mm 1.0 1.0 1.0
予熱炎(白心)の長さ(1) l1mm 約5.0 約4.0 約3.5
切断酸素長(2) l2mm 約140 約100 約90
火口先端と鋼板間の距離 hmm 6.0 6.0 9.0
切断速度 mm/min 500 650 700
酸素圧力 MPa [{kgf/cm2}] 0.235 0.196 0.196
[{2.5}] [{2.0}] [{2.0}]
アセチレンガス圧力 MPa [{kgf/cm2}] 0.024 0.02 0.02
[{0.25}] [{0.2}] [{0.2}]
注(1) 切断用酸素は,閉止時の値とする。
(2) 切断酸素弁を全開して測定した値とする。
(3) 材料の表裏両面の性状が異なる場合には,表裏両面について試験を行う。
(4) 判定は,目視観察によって試験体からの発炎の有無及び防火上有害な貫通孔の有無について行う。
(a) 発炎は,試験体が炎をあげて燃え始めた状態をいい,その有無を観察する。
(b) 防火上有害な貫通孔の有無の判定は,試験体から抜け落ちた火花によって判定用マット紙が発炎す
ることの有無によって行う。
(5) 試験は3回行い,いずれも表1に適合する場合を合格とする。
4. 結果の表示 試験結果には,次の事項を記載する。
(1) 材料名,その厚さ,構成断面図及び単位面積当たりの質量
(2) 難燃性の種類
(3) 発炎及び防火上有害な貫通孔の有無
(4) その他,防火上重要な観察事項
関連規格 JIS B 6803 溶断器用圧力調整器
JIS B 6805 溶断器用ゴムホース継手
JIS B 8241 継目なし鋼製高圧ガス容器
JIS B 8244 溶解アセチレン容器用弁
JIS K 6333 溶断用ゴムホース

――――― [JIS A 1323 pdf 3] ―――――

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4
付図1 試験装置
323-
1995

――――― [JIS A 1323 pdf 4] ―――――

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A 1323-1995
建築工事用シートの溶接花火に対する難燃性試験方法JIS原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 岸 谷 孝 一 東京大学工学部
斉 藤 文 春 建設省建築研究所第2研究部
菅 原 進 一 東京大学工学部
木 村 富 夫 武蔵工業大学工学部
横 田 満 人 建設省大臣官房官庁営繕部
小 野 一 男 通商産業省生活産業局
大久保 和 夫 工業技術院標準部
勝 野 仁 東京消防庁
小宮山 賢 郎 都立工業技術センター
芳 賀 義 明 財団法人建材試験センター
中 島 勝 弥 社団法人全国建築士事務所協会連合会
丸 一 俊 雄 清水建設株式会社研究所
藤 井 正 伸 大成建設株式会社技術開発本部技術研究所
内 田 信 邦 川崎重工業株式会社東京設計事務所
小 山 国 男 東レ株式会社加工技術部
若 尾 茂 日東紡績株式会社グラスファイバー技術生産部
佐 藤 浩 一 旭化成工業株式会社繊維資材販売部
鳥 居 壮 太陽工業株式会社本社技術部
(事務局) 鈴 木 庸 夫 財団法人建材試験センター標準業務課
森 幹 芳 財団法人建材試験センター標準業務課

JIS A 1323:1995の国際規格 ICS 分類一覧

JIS A 1323:1995の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISA9504:2017
人造鉱物繊維保温材
JISG3101:2015
一般構造用圧延鋼材
JISG3101:2020
一般構造用圧延鋼材
JISK1101:2017
酸素
JISK1902:1980
溶解アセチレン
JISZ8703:1983
試験場所の標準状態