JIS A 5209:2020 セラミックタイル | ページ 5

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b) 1個のタイルに対し,裏面開口率60 %以上
c) 目地部全体に対し,裏面開口率65 %以上

6 試験

6.1 試験方法

  試験方法は,JIS A 1509-2-13による。
なお,製造条件が平物と同一の役物は,JIS A 1509-3-12の試験を省略してもよい。

7 検査方法

  検査方法は,JIS A 1509-1による。

8 表示

8.1 製品の表示

  タイルには,製造業者名又はその略号及び生産国又はその略号を表示する。ただし,製法上表示が著し
く困難なタイルは,表張り台紙又は包装に表示してもよい。

8.2 包装の表示

  この規格の全ての要求事項に適合したタイル及びユニットタイルの包装には,次の事項を表示する。
a) 規格番号及び種類 種類は,成形方法及び吸水率による種類(表1),うわぐすりの有無による種類[箇
条4のc)]並びにタイル又はユニットタイルの別を表示する。ただし,“タイル”の文言は省略して
もよい。
表示の例を次に示す。
例1 JIS A 5209 AI施ゆうタイル
例2 JIS A 5209 BII無ゆうユニット
b) 寸法 タイル及びユニットタイルの寸法の表示は,単位はミリメートル(mm)とし,次の例による。
なお,不定形タイルの場合は,製造業者が定めた製作寸法を表示する。
1) タイルの寸法表示
1.1) 平物の寸法表示 製作寸法の大きい方を先に表示することが望ましい。
例1 モデュール呼び寸法及び製作寸法の場合
M100×100 98×98×5
厚さ
製作寸法
モデュール呼び寸法
モデュール呼び寸法を表す記号
例2 製作寸法だけの場合
(長方形の場合) 227×60×13
厚さ
製作寸法

――――― [JIS A 5209 pdf 21] ―――――

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(正方形の場合) 108×108×10
厚さ
製作寸法
1.2) 役物の寸法表示 製作寸法で表示する(図8参照)。複数の面で構成された役物の場合は,大きい
方の面の長さを先に表示することが望ましい。
例 曲がりの場合
(95+45)×45×7
厚さ(t)
製作寸法 (a+b)×c×t
図8−役物の寸法表示(例)
2) ユニットタイルの寸法表示 ユニットタイルの寸法表示は,ユニットタイルのモデュール呼び寸法
とタイルの製作寸法とを併記する。通常,製作寸法の大きい方を先に表示する。
例1 平物ユニットタイルの場合
M300×300 95×45×7
厚さ
タイルの製作寸法
モデュール呼び寸法
モデュール呼び寸法を表す記号
例2 役物ユニットタイルの場合
M300 (95+45)×45×7
厚さ
タイルの製作寸法
モデュール呼び寸法
モデュール呼び寸法を表す記号
c) 製造業者名又はその略号
d) 施工方法の適性表示 間違った施工方法を防ぐための表示をする。
例 モルタル張りには使用不可
e) 製造年月日又はその略号
f) ロット番号
注記 f) ロット番号に製造年月日の情報(製造業者独自の方式によってもよい)が含まれる場合に

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は,e) 製造年月日又はその略号を省略してもよい。

8.3 包装,カタログ又は説明書の表示

  包装,カタログ又は説明書には,次の事項を表示する。
8.3.1 使用部位
製造業者が定めた使用部位に従って,次の使用部位の適否を表示する。
a) 屋内壁 屋内壁部。
b) 屋内床 雨水などによる水ぬれがない,乾燥した状態で使用する屋内床部。
c) 浴室床 主に素足による歩行を想定した住宅の浴室などの面積の狭い浴室床部。
d) 屋外壁 屋外壁部。
e) 屋外床 土足で歩行し,水ぬれする床部及び雨水などが持ち込まれる建物などの床部。
適否の記号 記号の意味
◎ : 使用可能 (材質,性能及び機能面からみて使用可能を意味する。)
× : 使用不可 (材質,性能及び機能面からみて使用不適を意味する。)

8.3.2 その他
次の事項を,包装,カタログ又は説明書などに表示することが望ましい。
a) 耐凍害性

b) 表面の面積が900 cm2を超えるタイルの適正な施工方法
c) 品質上の注意事項
d) 使用上の注意事項
e) 施工上の注意事項
参考文献 JIS Z 8901 試験用粉体及び試験用粒子

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附属書JA
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(参考)
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JISと対応国際規格との対比表
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JIS A 5209:2020 セラミックタイル ISO 13006:2018,Ceramic tiles−Definitions, classification, characteristics and marking
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
国際 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
1 適用範囲 セラミックタイルの品 1 JISとほぼ同じ 変更 JISは,施工方法の条件を規定。ま国内では各種の施工方法があり,
質基準について規定 た,ISO規格は役物及び49 cm2未 それによって規格の適用が異な
満のタイルは適用外。 る,また役物の適用は使用者の要
求によって規定した。
2 引用規格
3 用語及び 3 JISとほぼ同じ 追加 JISとして必要な用語を追加した。 実質的な差異はない。
定義
4 種類 a) 成形方法による種類 4 分類 JISとほぼ同じ 一致 − −
成形方法による区分 4.2
b) 吸水率による種類 4.3 JISとほぼ同じ 変更 ISO規格では,JISの区分を吸水率 ISO規格のような細分化は品質特
吸水率による区分 等によって,更に細分化をしてい 性上必要ないため。
る。
c) うわぐすりの有無に − 追加 JISでは,うわぐすりの有無についISO規格でも8.3仕様で“施ゆう”
よる種類 か“無ゆう”かを表示することを
ても,タイルの種類を区分する要素
うわぐすりの有無によ の一つに追加した。 義務付けているため追加した。
る区分
5 品質 5.1 タイル 5 JISとほぼ同じ 変更 JISでは,役物とユニットタイルにISO規格では,役物とユニットタ
タイルについて規定 7 ついての規定を追加した。 イルについて適用外であるが,国
内では多く使用されており,これ
らについての品質特性を規定する
必要があるため。

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(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
国際 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
5 品質 5.1.1 外観 5 JISとほぼ同じ 変更 JISでは,独自の外観欠点を設定し,
国内市場品質に合わせ,従来から
(続き) 外観について規定 7 外観の規定を重要度によって区分 の外観規定を基にした。
し規定している。また,タイル相互
間,平物,役物相互間の欠点を規定
している。ISO規格はTable 1の分
類ごとに規定。
5.1.2 形状 JISとほぼ同じ 追加 視覚障害者誘導用床タイルのタイ 国際規格の見直しの際提案を検討
形状について規定 ルについて記載した。 する。
5.1.3 裏あし JISとほぼ同じ 変更 JISは外装接着剤張りの裏あしにつ国際規格の見直しの際提案を検討
裏あしの形状及び高さ いて言及している。 する。
について規定 ISO規格はTable 1の分類ごとに適
用タイルの面積を49 cm2以上とし
ており,指定があった場合だけの適
用としている。
5.1.4 寸法 JISとほぼ同じ 変更 JISは各辺の寸法によって許容差をISO規格の面積に応じた許容差
5.1.4.1 長さ,幅及び厚 定めている。 は,国内で大量に生産されている
さ 許容差の単位についてJISではミ 小さなタイル及び長方形状のタイ
5.1.4.3 反り リメートルで規定した。ISO規格はルの短辺は極端に厳しくなる。ま
5.1.4.4 直角性 Table 1の分類ごとに規定。 た,パーセント表示にするとユー
寸法について規定 ザはその都度数値を計算する必要
があり,端数処理の問題も生じる
おそれがあるため。
5.1.4.2 ばち − 追加 旧JISに合わせ,ばちも表面品質を国内のニーズであるため特に提案
ばちについて規定 判断する特性の一つであるとの考 はしない。
え方から規定した。
5.1.4.5 役物の角度 − 追加 役物についての必要な品質特性と ISO規格には役物についての規定
役物の角度の許容差 して角度を規定した。 はないが,日本では役物は多く使
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用されており,角度は重要な品質
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要素であるため。国内のニーズで
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あるため特に提案はしない。
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――――― [JIS A 5209 pdf 25] ―――――

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JIS A 5209:2020の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 13006:2018(MOD)

JIS A 5209:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS A 5209:2020の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISA1509-1:2020
セラミックタイル試験方法―第1部:抜取検査
JISA1509-10:2020
セラミックタイル試験方法―第10部:耐薬品性試験方法
JISA1509-11:2014
セラミックタイル試験方法―第11部:施ゆうタイルから溶出する鉛及びカドミウムの定量方法
JISA1509-12:2020
セラミックタイル試験方法―第12部:耐滑り性試験方法
JISA1509-13:2020
セラミックタイル試験方法―第13部:ユニットタイルの品質試験方法
JISA1509-2:2014
セラミックタイル試験方法―第2部:寸法・形状の測定方法
JISA1509-3:2014
セラミックタイル試験方法―第3部:吸水率,見掛け気孔率及びかさ密度の測定方法
JISA1509-4:2014
セラミックタイル試験方法―第4部:曲げ破壊荷重及び曲げ強度の測定方法
JISA1509-5:2020
セラミックタイル試験方法―第5部:床タイルの耐素地摩耗性試験方法
JISA1509-6:2014
セラミックタイル試験方法―第6部:床タイルの耐表面摩耗性試験方法
JISA1509-7:2014
セラミックタイル試験方法―第7部:耐熱衝撃性試験方法
JISA1509-8:2014
セラミックタイル試験方法―第8部:施ゆうタイルの耐貫入性試験方法
JISA1509-9:2014
セラミックタイル試験方法―第9部:耐凍害性試験方法
JISA5548:2015
セラミックタイル張り内装用有機系接着剤
JISA5557:2020
外装タイル張り用有機系接着剤
JIST9251:2014
高齢者・障害者配慮設計指針―視覚障害者誘導用ブロック等の突起の形状・寸法及びその配列