JIS A 5209:2020 セラミックタイル | ページ 6

    24
A 5209 : 2020
A5
5
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
2
国際 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
09
規格
: 2
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
0
及び題名 番号 の評価
20
5 品質 5.1.5 吸水率 5 JISとほぼ同じ 変更 JISでは,ISO規格と同様IIII類 箇条4 b) 吸水率による区分と同
(続き) 吸水率について規定 7 に大分類している。ISO規格は じ。また,基準値設定については,
I類 : 3.0 %以下 Table 1の分類ごとに規定。ISO規 国内の実情であり特に提案はしな
II類 : 10.0 %以下 格のように,更に細分化していな い。
III類 : 50.0 %以下 い。また,基準値は最大値だけで規
定している。
5.1.6 曲げ破壊荷重 JISとほぼ同じ 変更 JISでは,他の要求品質も含めタイ使用部位によって必要とされる条
曲げ破壊荷重について ルの使用部位によって基準を定め 件を規定する考え方である。
規定 なお,基準値については,旧JIS
ている。また,曲げ強度については
基準値を設定していない。ISO規格の基準値をISO規格に換算した。
はTable 1の分類ごとに規定。
5.1.7 a) 耐素地摩耗性 JISとほぼ同じ 変更 JISでは,施ゆう・無ゆうで区分せJISでは,材質料としての摩耗度
床タイルの耐素地摩耗 を全タイル同一の評価方法で比較
ず,全床タイルに適用した。また,
性について規定 基準値を屋外床と屋内床の使用部 ができるようにした。また,使用
位で区分し,定めた。ISO規格は 部位によって基準値を定め,ユー
Table 1の分類ごとに規定。 ザに分かりやすくした。
5.1.7 b) 耐表面摩耗性 JISとほぼ同じ 変更 JISでは,施ゆう・無ゆうで区分せ摩耗したときの見え方は無ゆうタ
床タイルの耐表面摩耗 イルでも変化があるため,施ゆ
ず,全床タイルに適用したが,必須
性について規定 う・無ゆうで区分しないこととし
ではなく“受渡当事者間の協定があ
る場合にだけ適用する”に限定し た。また,外観評価のクラス分け
た。 で基準値がないため,必須試験で
ある必要はないと判断した。
5.1.8 耐熱衝撃性 JISに同じ 一致 − −
耐熱衝撃性について規

5.1.9 耐貫入性 JISに同じ 一致 − −
耐貫入性について規定

――――― [JIS A 5209 pdf 26] ―――――

                                                                                                                                          25
A 5209 : 2020
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
国際 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
5 品質 5.1.10 耐凍害性 5 JISとほぼ同じ 変更 JISでは,吸水率に関係なく,凍害JISは使用部位によって要求品質
(続き) 耐凍害性について規定 7 を受けるおそれのある場所に使用 を定めていることから,規定した。
するタイルについては必須の要件
とした。ISO規格はTable 1の分類
ごとに規定。
5.1.11 耐薬品性 JISとほぼ同じ 変更 ISO規格は3段階のクラス分類する JIS A 1509-10の改正に合わせ変更
耐薬品性について規定 のに対し,JISでは変化の有無のみした。
を記録することとしている。
5.1.12 鉛及びカドミウ JISとほぼ同じ 変更 JISでは,食物がタイルに直に接すISO 13006の附属書N(試験方法)
ムの溶出性 る箇所に使用される場合にだけ適 に“この試験は施ゆうタイルが調
食物が直に接する箇所 用することにした。 理場の天板及び壁に使われる場合
に使用されるときの施 並びに食物が直接タイルに触れる
ゆうタイルの鉛及びカ ような場合に用いられる”と規定
ドミウムの溶出性につ されているのを参考にした。
いて規定
5.1.13 耐滑り性 − 追加 国内では,外装床タイルが多く普
試験方法(原理)は,国内で普及し
水ぬれする場所の床に 及しており,JISでは水ぬれ時の
ているJIS A 1454(高分子系張り床
使用するタイルの耐滑 滑りに対する歩行者の安全性を考
材試験方法)で規定する滑り評価を
り性試験方法について 採用した。 慮して規定した。国内のニーズで
規定 あるため特に提案はしない。
5.2 ユニットタイル − 追加 JISでは,ユニットタイルについてISO規格にはユニットタイルにつ
ユニットタイルの性能 規定を追加した。 いての規定がないが,国内では多
について規定 く使用されており,これらについ
ての品質特性を規定する必要があ
るため。
6 試験 試験方法はJIS A 1509 − 追加 ISO規格は付表中に表示している。 実質的な差異はない。
-2-13による。
A5
7 検査方法 検査方法はJIS A 1509 6 JISに同じ 一致 − −
20
-1による。
9 : 2
0 20
5

――――― [JIS A 5209 pdf 27] ―――――

    26
A 5209 : 2020
A5
5
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
2
国際 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
09
規格
: 2
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
0
及び題名 番号 の評価
20
8 表示 表示方法に関する規定 8 JISとほぼ同じ 変更 JISでは,製法上表示が著しく困難成形技術やタイルのサイズによっ
てタイルへの表示が困難な場合が
なタイルは,紙張り台紙又は包装に
表示してもよいとした。 あるためであり実質的な差異はな
い。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : ISO 13006:2018,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 一致 技術的差異がない。
− 追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD 国際規格を修正している。

――――― [JIS A 5209 pdf 28] ―――――

                                                                                                                                          27
A 5209 : 2020
附属書JB
(参考)
技術上重要な改正に関する新旧対照表
現行規格(JIS A 5209:2020) 旧規格(JIS A 5209:2014) 改正理由
箇条番号 内容 箇条番号 内容
及び題名 及び題名
5.1.4.1 長 5.1.4.1
タイルの製作寸法は,製造業者が定める。タイルの長 長 昨今,面状が複雑なタイ
タイルの製作寸法は,製造業者が定める。タイルの長
さ,幅及び さ,幅及び厚さの製作寸法に対する許容差は,JIS A
さ,幅及び さ,幅及び厚さの製作寸法に対する許容差は,JIS A
ルが開発され,従来の製
厚さ 厚さ
1509-2の箇条5(寸法)に規定する測定を行ったとき, 1509-2の箇条5(寸法)に規定する測定を行ったとき,
品から測定条件が異なる
成形方法及び吸水率による種類ごとに表4表9を満 成形方法及び吸水率による種類ごとに表4表9に示 ため,実状に合った内容
足しなければならない。ただし,割り肌面,引っ掻き に修正した。
す数値とする。ただし,不定形タイルの場合,製造業
面などの,成形後又は焼成後の加工によって著しい凹 者が製作寸法として定めた部分を測定する。
凸面状としたタイルの厚さの許容差は,製造業者が定
める。
なお,不定形タイルの場合,製造業者が製作寸法とし
て定めた部分に適用する。
5.1.11 耐 5.1.11 耐薬
タイルの耐薬品性は,JIS A 1509-10の箇条6(試験溶 ISO 10545-13に合わせ,
タイルの耐薬品性は,JIS A 1509-10の箇条6(試験溶
薬品性 品性
液)に規定する薬品(塩化アンモニウム,塩酸,くえ 変更した。
液)に規定する薬品(塩化アンモニウム,塩酸,くえ
ん酸,水酸化カリウム及び次亜塩素酸ナトリウム)に ん酸,水酸化カリウム,次亜塩素酸ナトリウム)につ
ついて,JIS A 1509-10の箇条8(手順)に規定する試 いて,JIS A 1509-10の箇条8(手順)に規定する試験
験を行い,その結果を記録する。 を行い,その結果を表14に示すクラスに分類する。
表14は削除する。 表14−耐薬品性のクラス分類
切断面a)・非切断面・表面の変化の有無 クラス
変化が認められない。 A
切断面a) だけに変化が認められる。 B
切断面a)・非切断面・表面に変化が認め C
られる。
注a) 切断面の観察は,無ゆうタイルに適用する。
A5 209 : 2
0 20
5

――――― [JIS A 5209 pdf 29] ―――――

    28
A 5209 : 2020
A5
5
現行規格(JIS A 5209:2020) 旧規格(JIS A 5209:2014) 改正理由
2
箇条番号 内容 箇条番号 内容
09
及び題名 及び題名
: 2
5.1.13 耐 5.1.13
水ぬれする床に使用するタイルの耐滑り性は,JIS A 耐 水ぬれする床に用いるタイルの耐滑り性は,JIS A前回改正時に試験片の購
0 20
滑り性 滑り性
1509-12に規定する試験を行い,その結果及び滑り条 1509-12に規定する試験を行い,その結果及び滑り条
入が困難になったことか
件(滑り片の種類及び試料の表面状態)を記録する。 件(滑り片の種類及び試料の表面状態)を記録する。
ら削除することとしてお
ただし,視覚障害者誘導用床タイルなどの大きな凹凸 (以下省略) り,猶予期間が終了した
の付いたタイルには適用しない。 ため。
(中略)
表15の滑り条件3を削除する。
8.1 製品の 8.1 製品の
タイルには,製造業者名又はその略号及び生産国又は これまで送り状に表示さ
タイルには,製造業者名又はその略号及び生産国又は
表示 表示
その略号を表示する。ただし,製法上表示が著しく困 れたことはないため削除
その略号を表示する。ただし,製法上表示が著しく困
難なタイルは,表張り台紙又は包装に表示してもよ した。
難なタイルは,表張り台紙,包装又は送り状に表示し
い。 てもよい。
8.2 包装の この規格の全ての要求事項に適合したタイル及びユ8.2 包装又 8.1に同じ
この規格の全ての要求事項に適合したタイル及びユ
表示 ニットタイルの包装には,次の事項を表示する。 は送り状 ニットタイルには包装又は送り状に,次の事項を表示
の表示 する。
8.2 包装の 以下を追加した。 8.2 包装又 表示の必要条件として追
表示 e) 製造年月日又はその略号 は送り状 加した。
f) ロット番号 の表示
(以下省略)
8.2 b) 寸法
8.2 b) 寸法 タイル及びユニットタイルの寸法の表示は,単位はミ 役物ユニットタイルであ
タイル及びユニットタイルの寸法の表示は,単位はミ
リメートル(mm)とし,次の例による。 リメートル(mm)とし,次の例による。ただし,役
っても表示が必要と判断
物ユニットタイルの場合は省略してもよい。 されたため。

JIS A 5209:2020の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 13006:2018(MOD)

JIS A 5209:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS A 5209:2020の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISA1509-1:2020
セラミックタイル試験方法―第1部:抜取検査
JISA1509-10:2020
セラミックタイル試験方法―第10部:耐薬品性試験方法
JISA1509-11:2014
セラミックタイル試験方法―第11部:施ゆうタイルから溶出する鉛及びカドミウムの定量方法
JISA1509-12:2020
セラミックタイル試験方法―第12部:耐滑り性試験方法
JISA1509-13:2020
セラミックタイル試験方法―第13部:ユニットタイルの品質試験方法
JISA1509-2:2014
セラミックタイル試験方法―第2部:寸法・形状の測定方法
JISA1509-3:2014
セラミックタイル試験方法―第3部:吸水率,見掛け気孔率及びかさ密度の測定方法
JISA1509-4:2014
セラミックタイル試験方法―第4部:曲げ破壊荷重及び曲げ強度の測定方法
JISA1509-5:2020
セラミックタイル試験方法―第5部:床タイルの耐素地摩耗性試験方法
JISA1509-6:2014
セラミックタイル試験方法―第6部:床タイルの耐表面摩耗性試験方法
JISA1509-7:2014
セラミックタイル試験方法―第7部:耐熱衝撃性試験方法
JISA1509-8:2014
セラミックタイル試験方法―第8部:施ゆうタイルの耐貫入性試験方法
JISA1509-9:2014
セラミックタイル試験方法―第9部:耐凍害性試験方法
JISA5548:2015
セラミックタイル張り内装用有機系接着剤
JISA5557:2020
外装タイル張り用有機系接着剤
JIST9251:2014
高齢者・障害者配慮設計指針―視覚障害者誘導用ブロック等の突起の形状・寸法及びその配列