JIS A 7502-3:2015 下水道構造物のコンクリート腐食対策技術―第3部:防食施工標準 | ページ 2

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施すコンクリートに対して次の品質検査を実施する。
a) 新築工事のコンクリートの検査 新築工事のコンクリートの検査は,次による。
1) 防食被覆層の施工前に,施工対象となるコンクリートの品質及び表面品質の検査を行う。
2) 検査で不良箇所があった場合は,必要な処置を施す。
3) 施工対象となるコンクリートの検査項目は,次による。
− コンクリート表面の異物の有無及び処理状態
− レイタンス,ぜい(脆)弱部の有無及び処理状態
− 極端な型枠段差の有無及び処理状態
− 豆板,表面気泡の有無及び処理状態
− コールドジョイント,打継ぎ部,ひび割れの有無及び処理状態
− 漏水の有無及びその状態
− セパレータ端部の処理状態
− 目地部の処理状態
b) 改築工事のコンクリートの検査 改築工事のコンクリートの検査は,次による。
1) 劣化部除去後の検査
1.1) コンクリートの劣化部除去が完了した後,除去後のコンクリート表面の品質について検査を行う。
1.2) 検査で不良箇所が認められた場合は,必要な処置を施す。
1.3) 劣化部除去後の検査項目は,次による。
− コンクリートの外観状態
− 劣化部の除去後の状態
− コンクリートの表面強度
2) 鉄筋処理後の検査3)
2.1) 鉄筋処理が完了した後,処理後の鉄筋の品質について検査を行う。
2.2) 検査で不良箇所が認められた場合は,必要な処置を速やかに施す。
2.3) 鉄筋処理後の検査項目は,次による。
− さび(錆)の除去状態
− 防せい剤の塗布状態
注3) 鉄筋に腐食が認められず,鉄筋処理を行わない場合は,本検査を省略することができる。
3) 断面修復後の検査
3.1) 断面修復が完了した後,断面修復後の表面の品質について検査を行う。
3.2) 検査で不良箇所が認められた場合は,必要な処置を施す。
3.3) 断面修復後の検査項目は,次による。
− 断面修復部の外観状態
− 断面修復部の接着強さ
− 断面修復部の施工厚さ
c) 塗布型ライニング工法における防食被覆層施工前の検査 塗布型ライニング工法では,a) 又はb) の
検査を行うとともに,更に次の検査を実施する。
1) 防食被覆層を施すコンクリート面の表面状態の検査
1.1) 施工対象となるコンクリートの前処理及び表面処理の終了後,防食被覆層の施工前に,コンクリ
ートの表面状態について検査を行う。

――――― [JIS A 7502-3 pdf 6] ―――――

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1.2) 検査で前処理又は表面処理に不良箇所が認められた場合は,速やかに必要な処理を施す。
1.3) 検査で施工対象となるコンクリートに不良箇所が認められた場合は,必要な処理を施す。
1.4) 施工対象となるコンクリートの前処理状態の検査項目は,次による。
− 埋設配管周りの状態
− 箱抜き周りの状態
− タラップ周りの状態
− 取付金具周りの状態
− 受枠周りの状態
− 出隅部,入隅部の状態
1.5) 施工対象となるコンクリートの表面処理状態の検査項目は,次による。
− 仕上がりの状態
− 型枠離剤,油脂類の付着状況
− 硬化不良,表面異状の発生状況
2) 素地調整層の品質の検査
2.1) 素地調整工程の終了後,素地調整層の品質について検査を行う。
2.2) 検査で不良箇所が認められた場合は,必要な処理を速やかに施す。
2.3) 素地調整層の品質の検査項目は,次による。
− 平たん(坦)さの状態
− 気泡痕,ふくれの発生状況
− 浮きの発生状況
− ひび割れの発生状況
− ぜい(脆)弱層,エフロレッセンスの発生状況
− 硬化不良の発生状況

7.2 防食被覆層の検査

  防食被覆層の施工後,完成した防食被覆層の品質を確認するため,防食被覆層の完了検査を実施する。
完了検査は,次による。
a) 防食被覆層の施工完了後,防食被覆層の品質について検査を行う。
b) 検査で不良箇所が認められた場合は,必要な処置を速やかに施す。
c) 各防食被覆工法の完了検査における検査項目は,次による。
1) 塗布型ライニング工法及びモルタルライニング工法における完了検査項目
− 外観の状態
− 接着強さ
− 防食被覆層の施工厚さ
2) シートライニング工法における完了検査項目
− シート貼付け(組立)状態
− シート表面の状態
− シート継目部の状態
− コンクリートなどの充状況

――――― [JIS A 7502-3 pdf 7] ―――――

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8 報告

  箇条7のとおり,施工の各段階における所要の品質の検査,不良箇所の処理を目的として行った検査及
びその結果について,検査記録を作成し,報告する。記録項目の例を,参考として附属書Aに示す。

――――― [JIS A 7502-3 pdf 8] ―――――

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附属書A
(参考)
施工管理・検査の記録項目
A.1 施工管理記録
施工管理記録として記録する項目は,次による。
a) 施工月日
b) 工事名
c) 受注者名
d) 記録者名
e) 天候及び屋外環境
1) 天候
2) 温度
3) 湿度
f) 管理項目
g) 施工工程名
h) 施工環境
1) 温度
2) 湿度
3) 処置・対策内容(換気,除湿,加温など)
i) 施工品質
1) 調配合
2) 練混ぜ(かくはん機の種類,かくはん時間)
3) 作業(当日作業の重点指示項目)
4) 仕上がり状態(欠陥の有無と処置)
5) 特記事項(安全管理など,その他)
A.2 使用材料搬入報告書
使用材料搬入報告書として報告する項目は,次による。
a) 作成日
b) 工事名
c) 受注者名
d) 作成者名
e) 納入伝票番号
f) 納入年月日
g) 品名
h) 納入数量
i) 製造ロット番号
j) 写真撮影番号

――――― [JIS A 7502-3 pdf 9] ―――――

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k) 確認日
l) 検印
m) 摘要
A.3 施工対象となるコンクリートの品質の検査記録
施工対象となるコンクリートの品質の検査記録として記録する項目は,次による。
a) 工事名
b) 検査日
c) 検査施設名
d) 受注者名
e) コンクリートの品質(適・不適,不適の場合は不適の理由及びその位置,処置などを記録する。)
1) コンクリート表面の異物
2) 1 mm以上の型枠段差,段差
3) 豆板
4) 表面気泡
5) ひび割れ
6) コールドジョイント
7) 打継ぎ部
8) 漏水
9) セパレータ端部
10) 目地部
A.4 施工対象となるコンクリートの表面状態の検査記録
施工対象となるコンクリートの表面状態の検査記録として記録する項目は,次による。
a) 工事名
b) 検査日
c) 検査施設名
d) 受注者名
e) 施工対象となるコンクリートの前処理・表面処理(適・不適,不適の理由及び位置,処置などを記録
する。)
1) 埋設配管周り,箱抜き周り1),タラップ周り,取付金具周り,受枠周り2)
注1) 下水の流入出口などの開口部となる部分に,型枠などを挿入し,コンクリートが充され
ないようにした部分の周囲。
2) 上部積載物などを受けるための枠の周囲。
2) 出隅部分3),入隅部分4)
注3) 壁,床,柱などの二つの面が出合った外側の部分で,二つの面のなす外側の角度は180度
より大きく,360度より小さい。
4) 壁,床,柱などの二つの面が出合った内側の部分で,二つの面のなす内側の角度は0度よ
り大きく,180度より小さい。
3) 表面の仕上がり

――――― [JIS A 7502-3 pdf 10] ―――――

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