JIS A 7502-3:2015 下水道構造物のコンクリート腐食対策技術―第3部:防食施工標準

JIS A 7502-3:2015 規格概要

この規格 A7502-3は、下水道法で定められた終末処理場及びポンプ場において,硫化水素に起因する硫酸によるコンクリート腐食への対策に用いる防食被覆工法を適用する施設の施工方法,検査について規定。

JISA7502-3 規格全文情報

規格番号
JIS A7502-3 
規格名称
下水道構造物のコンクリート腐食対策技術―第3部 : 防食施工標準
規格名称英語訳
Corrosion protection technology of sewerage concrete structures -- Part 3:Construction standards for prevent sulfuric acid corrosion
制定年月日
2015年3月24日
最新改正日
2020年4月1日
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対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

13.060.30, 91.080.40, 93.030
主務大臣
国土交通
JISハンドブック
土木 I 2020, 土木 II 2020
改訂:履歴
2015-03-24 制定日, 2019-10-25 確認日, 2020-04-01 改正
ページ
JIS A 7502-3:2015 PDF [13]
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pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 防食被覆工法の適用条件・・・・[2]
  •  5 防食被覆層の品質・・・・[2]
  •  6 防食被覆工事の一般的施工方法・・・・[2]
  •  6.1 防食被覆層を施すコンクリートの処理・・・・[2]
  •  6.2 防食被覆層の施工・・・・[2]
  •  7 検査・・・・[3]
  •  7.1 防食被覆層の施工前の検査・・・・[3]
  •  7.2 防食被覆層の検査・・・・[5]
  •  8 報告・・・・[6]
  •  附属書A(参考)施工管理・検査の記録項目・・・・[7]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS A 7502-3 pdf 1] ―――――

A 7502-3 : 2015

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本コンクリート防食協会
(JCEP),地方共同法人日本下水道事業団(JS)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原
案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,国土交通大臣
が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。国土交通大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS A 7502の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS A 7502-1 第1部 : 基本概念
JIS A 7502-2 第2部 : 防食設計標準
JIS A 7502-3 第3部 : 防食施工標準

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS A 7502-3 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
A 7502-3 : 2015

下水道構造物のコンクリート腐食対策技術−第3部 : 防食施工標準

Corrosion protection technology of sewerage concrete structures- Part 3: Construction standards for prevent sulfuric acid corrosion

序文

  この規格は,下水道構造物のコンクリート腐食対策技術に用いる防食被覆工事の施工方法及び検査方法
を規定することによって,防食被覆工事の施工品質向上に寄与することを目的とする。

1 適用範囲

  この規格は,下水道法で定められた終末処理場及びポンプ場において,硫化水素に起因する硫酸による
コンクリート腐食への対策に用いる防食被覆工法を適用する施設の施工方法,検査について規定する。た
だし,防食被覆工法のうち,有機系被覆材を用いる塗布型ライニング工法及びシートライニング工法,並
びにセメントを主成分とする無機系被覆材を用いるモルタルライニング工法を対象とする。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 0203 コンクリート用語
JIS A 7502-1 下水道構造物のコンクリート腐食対策技術−第1部 : 基本概念
JIS A 7502-2 下水道構造物のコンクリート腐食対策技術−第2部 : 防食設計標準

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS A 0203,JIS A 7502-1及びJIS A 7502-2によるほか,次によ
る。
3.1
後貼り工法
シートライニング工法のうち,既設のコンクリートに対して接着剤などで直接シートを貼り付けて固着
する工法。
3.2
型枠工法
シートライニング工法のうち,シートを仮固定した型枠を組み立てた後,シート背面にコンクリートな
どの充材を充し,コンクリートと一体化する工法。
なお,充材が硬化した後に仮固定した型枠は,取り外す。

――――― [JIS A 7502-3 pdf 3] ―――――

2
A 7502-3 : 2015
3.3
埋設型枠工法
シートライニング工法のうち,シートを固着したコンクリート製などのパネルを型枠として使用し,パ
ネル背面にコンクリートなどの充材を充し,コンクリートと一体化する工法。
なお,充材が硬化した後も,型枠は取り外すことなく構造物の一部として機能する。

4 防食被覆工法の適用条件

  防食被覆工事における防食被覆工法は,JIS A 7502-2によって設計する。

5 防食被覆層の品質

  防食被覆工事に用いる防食被覆層の品質は,JIS A 7502-2によって規定する。

6 防食被覆工事の一般的施工方法

6.1 防食被覆層を施すコンクリートの処理

6.1.1  新築工事のコンクリート
防食被覆層を施す新築工事のコンクリートは,防食被覆層の耐久性に影響しないように,防食被覆層の
施工に適したコンクリートの品質及び表面品質を次のとおり確保する。
a) 施工対象となるコンクリートの品質 施工対象となるコンクリートの品質は,次による。
1) 施工対象となるコンクリートは,所定の強度,耐久性及び水密性をもち,有害な欠陥箇所がないも
のとする。
2) コンクリートの打込みに際して,型枠,型枠離剤,コンクリート混和剤及びコンクリート養生剤
のうち,防食被覆層の接着性に悪影響を及ぼすものは使用しない。
b) 施工対象となるコンクリートの表面品質 施工対象となるコンクリートの表面は,防食被覆層の施工
に適した表面状態に仕上げる。
c) 施工対象となるコンクリートの欠陥部の処理 防食被覆層の耐久性に悪い影響を及ぼす施工対象と
なるコンクリートの欠陥などについては適切に処理する。
6.1.2 改築工事のコンクリート
防食被覆層を施す改築工事のコンクリートの処理は,次による。
a) コンクリート腐食部分の除去 健全なコンクリート面が露出するまで,超高圧水処理などによりコン
クリート腐食部分の除去を行う。
b) 鉄筋の処理 浮きさび(錆),赤さび(錆)は除去し,防せい剤塗布などの処理を行う。
c) 断面の修復 コンクリート腐食部分の除去後のひび割れなどの欠陥は,断面修復に先立ち適切に処理
し,必要な厚さを施工する。

6.2 防食被覆層の施工

  防食被覆層の施工は,防食被覆層が長期にわたり安定した性能を維持するために,防食被覆層の施工に
おいて選定した防食被覆工法の仕様に従い,6.2.16.2.3のいずれかの工程によって行う。
注記 改築工事などでは,防食被覆層を施工する部位がモルタルなどによって断面修復されている場
合がある。防食被覆層の施工対象部位がコンクリートでない場合は,適宜,施工対象部位の断
面修復材料に適した工法に変更して,適用する。

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A 7502-3 : 2015
6.2.1 塗布型ライニング工法による防食被覆工事の工程
塗布型ライニング工法による標準的な工程は,次による。
a) コンクリートの前処理
b) コンクリートの表面処理
c) プライマー処理1) 及び素地調整材1) の塗布
d) プライマー処理1) 及び防食被覆材の塗布
e) 防食被覆層の端部などの処理
f) 防食被覆層の養生
注1) 工法によっては,各工程を省略することが可能である。
6.2.2 シートライニング工法による防食被覆工事の工程
シートライニング工法による標準的な工程は,次による。
a) 後貼り工法
1) 施工対象部位のコンクリートの表面処理
2) コンクリート面へのシート貼付け
3) シートの端部,継目などの処理
4) 充材料の注入(一部の後貼り工法)
5) 防食被覆層の養生
b) 型枠工法
1) 型枠へのシート貼付け
2) シートの接合(一部の型枠工法)
3) 型枠の組立
4) コンクリートなどの充材の打込み
5) シートの端部,継目などの処理
6) 防食被覆層の養生
c) 埋設型枠工法
1) シートの組立
2) コンクリートなどの充材の打込み
3) シートの端部,継目などの処理
4) 防食被覆層の養生
6.2.3 モルタルライニング工法による防食被覆工事の工程
モルタルライニング工法による標準的な工程は,次による。
a) 施工対象部位のコンクリートの表面処理
b) プライマー処理2) 及び防食被覆材の塗布
注2) 工法によっては,各工程を省略することが可能である。
c) 防食被覆層の端部などの処理
d) 防食被覆層の養生

7 検査

7.1 防食被覆層の施工前の検査

  長期にわたり安定した性能を防食被覆層に発揮させるため,防食被覆層を施工する前に,防食被覆層を

――――― [JIS A 7502-3 pdf 5] ―――――

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JIS A 7502-3:2015の国際規格 ICS 分類一覧

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