この規格ページの目次
JIS A 7502-2:2015 規格概要
この規格 A7502-2は、下水道法で定められた終末処理場及びポンプ場において,硫化水素に起因する硫酸によるコンクリート腐食への対策に用いる防食被覆工法を適用する施設の設計標準について規定。
JISA7502-2 規格全文情報
- 規格番号
- JIS A7502-2
- 規格名称
- 下水道構造物のコンクリート腐食対策技術―第2部 : 防食設計標準
- 規格名称英語訳
- Corrosion protection technology of sewerage concrete structures -- Part 2:Design standards for prevent sulfuric acid corrosion
- 制定年月日
- 2015年3月24日
- 最新改正日
- 2020年4月1日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 13.060.30, 91.080.40, 93.030
- 主務大臣
- 国土交通
- JISハンドブック
- 土木 I 2020, 土木 II 2020
- 改訂:履歴
- 2015-03-24 制定日, 2019-10-25 確認日, 2020-04-01 改正
- ページ
- JIS A 7502-2:2015 PDF [22]
A 7502-2 : 2015
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 設計方法・・・・[2]
- 4.1 設計の手順・・・・[2]
- 4.2 改築工事における調査及び診断・・・・[2]
- 4.3 腐食環境の特定・・・・[3]
- 4.4 設計耐用年数の設定・・・・[3]
- 4.5 防食被覆工法の選定及び設計・・・・[4]
- 5 品質及び試験・・・・[4]
- 5.1 品質・・・・[4]
- 5.2 試験・・・・[4]
- 附属書A(参考)標準的な調査項目・・・・[6]
- 附属書B(規定)防食被覆層の外観試験(塗布型ライニング工法及びシートライニング工法)・・・・[7]
- 附属書C(規定)防食被覆層の浸せき試験・・・・[8]
- 附属書D(参考)元素分析の方法例(塗布型ライニング工法及びシートライニング工法)・・・・[11]
- 附属書E(規定)防食被覆層の硫酸浸透深さの測定方法(モルタルライニング工法)・・・・[12]
- 附属書F(規定)防食被覆層の透水試験(塗布型ライニング工法及びシートライニング工法)・・・・[13]
- 附属書G(規定)防食被覆層の接着強さ試験(塗布型ライニング工法)・・・・[15]
- 附属書H(規定)防食被覆層の固着強さ試験(シートライニング工法)・・・・[16]
- 附属書I(規定)防食被覆層の接着強さ試験(モルタルライニング工法)・・・・[17]
- 附属書J(規定)防食被覆層の圧縮強さ試験(モルタルライニング工法)・・・・[18]
- 附属書K(規定)防食被覆層の長さ変化試験(モルタルライニング工法)・・・・[19]
- 附属書L(規定)引張試験(シートライニング工法及びモルタルライニング工法)・・・・[20]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS A 7502-2 pdf 1] ―――――
A 7502-2 : 2015
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本コンクリート防食協会
(JCEP),地方共同法人日本下水道事業団(JS)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原
案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,国土交通大臣
が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。国土交通大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS A 7502の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS A 7502-1 第1部 : 基本概念
JIS A 7502-2 第2部 : 防食設計標準
JIS A 7502-3 第3部 : 防食施工標準
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日本工業規格(日本産業規格) JIS
A 7502-2 : 2015
下水道構造物のコンクリート腐食対策技術−第2部 : 防食設計標準
Corrosion protection technology of sewerage concrete structures- Part 2: Design standards for prevent sulfuric acid corrosion
序文
この規格は,下水道構造物のコンクリート腐食対策技術のうち,コンクリート防食技術として有効な防
食被覆工法の設計方法の標準を示すことによって,腐食環境に応じた防食被覆工法の選定及び設計の適切
かつ円滑な実施に寄与することを目的とする。
1 適用範囲
この規格は,下水道法で定められた終末処理場及びポンプ場において,硫化水素に起因する硫酸による
コンクリート腐食への対策に用いる防食被覆工法を適用する施設の設計標準について規定する。ただし,
防食被覆工法のうち,有機系被覆材を用いる塗布型ライニング工法及びシートライニング工法,並びにセ
メントを主成分とする無機系被覆材を用いるモルタルライニング工法を対象とする。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 0203 コンクリート用語
JIS A 1129-1 モルタル及びコンクリートの長さ変化測定方法−第1部 : コンパレータ方法
JIS A 1129-2 モルタル及びコンクリートの長さ変化測定方法−第2部 : コンタクトゲージ方法
JIS A 1129-3 モルタル及びコンクリートの長さ変化測定方法−第3部 : ダイヤルゲージ方法
JIS A 1132 コンクリートの強度試験用供試体の作り方
JIS A 1138 試験室におけるコンクリートの作り方
JIS A 1404 建築用セメント防水剤の試験方法
JIS A 5371 プレキャスト無筋コンクリート製品
JIS A 5430 繊維強化セメント板
JIS A 6909 建築用仕上塗材
JIS A 7502-1 下水道構造物のコンクリート腐食対策技術−第1部 : 基本概念
JIS B 7507 ノギス
JIS K 5600-1-1 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第1節 : 試験一般(条件及び方法)
JIS K 5600-6-1 塗料一般試験方法−第6部 : 塗膜の化学的性質−第1節 : 耐液体性(一般的方法)
JIS K 8001 試薬試験方法通則
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A 7502-2 : 2015
JIS K 8575 水酸化カルシウム(試薬)
JIS K 8951 硫酸(試薬)
JIS R 5201 セメントの物理試験方法
JIS R 6253 耐水研磨紙
JIS R 6255 研磨ディスク
JIS Z 8401 数値の丸め方
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS A 0203及びJIS A 7502-1によるほか,次による。
3.1
塗布型ライニング工法
コンクリート表面に有機系被覆材を塗布することによって,防食被覆層を形成する防食被覆工法。
3.2
シートライニング工法
工場で製作した有機系被覆材の防食被覆層をコンクリートと一体化することによって,コンクリートを
被覆する防食被覆工法。
3.3
モルタルライニング工法
コンクリート表面に無機系被覆材を塗布することによって,防食被覆層を形成する防食被覆工法。
3.4
固着強さ試験
シートライニング工法の要求性能のうち,接着安定性の確保に必要なコンクリートとの一体性を確認す
るための試験。
4 設計方法
4.1 設計の手順
設計の手順は,新築工事と改築工事とに区分し,次による。
a) 新築工事の場合
1) 腐食環境の特定
2) 設計耐用年数の設定
3) 防食被覆工法の選定及び設計
b) 改築工事の場合
1) 調査及び診断の実施
2) 腐食環境の特定
3) 設計耐用年数の設定
4) 防食被覆工法の選定及び設計
4.2 改築工事における調査及び診断
4.2.1 調査
調査は,JIS A 7502-1の6.2(点検の種類及び項目)に規定する点検(初期点検,日常点検,定期点検)
の実施により,施設の調査が必要と判断された場合に実施する。
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A 7502-2 : 2015
なお,一般的な調査区分及び目的は,次による。
a) 予備調査 予備調査は,腐食環境,並びにコンクリート腐食及びその他劣化状況を把握することを目
的とする。
なお,対象施設に既存の防食被覆層が施されている場合は,既存の防食被覆層の劣化の有無,劣化
進行度などの確認を行う。予備調査の標準的な調査項目の例を,参考として附属書Aに示す。
b) 詳細調査 詳細調査は,施設及び部位ごとにコンクリート腐食又は鉄筋腐食及びその他劣化状況を確
認し,改築の設計及び施工に必要な基礎データを把握することを目的とする。詳細調査の標準的な調
査項目の例を,参考として附属書Aに示す。
4.2.2 診断
診断は,4.2.1に規定する予備調査及び詳細調査の結果から得られる次の情報に基づき,総合的な判定を
行う。
a) 防食被覆層の状況
b) コンクリート腐食及び劣化状況
c) 鉄筋腐食の有無及び腐食状況
d) 腐食環境
なお,改築が必要と判定された場合は,特定された腐食環境に応じ,適切なコンクリート構造物の補修
方法及び防食被覆工法の選定を行う。
4.3 腐食環境の特定
4.3.1 指標
腐食環境を特定する上で考慮することが望ましい指標は,次による。
a) 硫化水素ガス濃度
b) 温度
c) 相対湿度
4.3.2 腐食環境の特定に用いる指標
防食被覆層の設計に用いる腐食環境を特定する指標は,硫化水素ガス濃度とする。新築工事における硫
化水素ガス濃度による腐食環境の特定は,類似する既設施設などの腐食環境の調査の結果を考慮して決定
し,改築工事の場合は,4.2によって行う。
4.4 設計耐用年数の設定
4.4.1 設計耐用年数
防食被覆層の設計では,4.4.2に規定する防食被覆工法に求められる要求性能を維持する期間として,あ
らかじめ設計耐用年数を設定する。
4.4.2 要求性能
防食被覆工法に求められる要求性能は,防食被覆層として要求される基本的な性能及び防食被覆工法ご
とに必要な性能に区分する。防食被覆層の基本的な性能及び防食被覆工法ごとに必要な性能は,次による。
なお,各要求性能の要求値は,施設管理者などが,防食被覆工法の特性に応じ,対象施設の腐食環境,
維持管理状況,運転管理状況などの施設ごとの条件を考慮し,4.4.1に規定する設計耐用年数を満足するよ
うに設定する。
a) 防食被覆層の基本的な性能
1) 耐硫酸性 : 硫酸に対する化学的安定性。
2) 遮断性 : 硫酸をコンクリートへ浸透させない性能。
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JIS A 7502-2:2015の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.060 : 水質 > 13.060.30 : 下水
JIS A 7502-2:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA0203:2019
- コンクリート用語
- JISA1129-1:2010
- モルタル及びコンクリートの長さ変化測定方法―第1部:コンパレータ方法
- JISA1129-2:2010
- モルタル及びコンクリートの長さ変化測定方法―第2部:コンタクトゲージ方法
- JISA1129-3:2010
- モルタル及びコンクリートの長さ変化測定方法―第3部:ダイヤルゲージ方法
- JISA1132:2020
- コンクリートの強度試験用供試体の作り方
- JISA1138:2018
- 試験室におけるコンクリートの作り方
- JISA1404:2015
- 建築用セメント防水剤の試験方法
- JISA5371:2016
- プレキャスト無筋コンクリート製品
- JISA5430:2018
- 繊維強化セメント板
- JISA6909:2014
- 建築用仕上塗材
- JISA7502-1:2015
- 下水道構造物のコンクリート腐食対策技術―第1部:基本概念
- JISB7507:2016
- ノギス
- JISK5600-1-1:1999
- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第1節:試験一般(条件及び方法)
- JISK5600-6-1:2016
- 塗料一般試験方法―第6部:塗膜の化学的性質―第1節:耐液体性(一般的方法)
- JISK8001:2017
- 試薬試験方法通則
- JISK8575:2018
- 水酸化カルシウム(試薬)
- JISK8951:2006
- 硫酸(試薬)
- JISR5201:2015
- セメントの物理試験方法
- JISR6253:2006
- 耐水研磨紙
- JISR6255:2006
- 研磨ディスク
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方