JIS A 7502-2:2015 下水道構造物のコンクリート腐食対策技術―第2部:防食設計標準 | ページ 5

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A 7502-2 : 2015
附属書K
(規定)
防食被覆層の長さ変化試験(モルタルライニング工法)
K.1 一般
5.2の表3の長さ変化試験は,K.2K.5による。
K.2 試験室の状態
試験室の状態は,温度20 ℃±2 ℃,相対湿度50 %以上とする。この温度及び相対湿度以外は,その値
を記録しておく。
K.3 養生室の状態
養生室の状態は,次のいずれかによる。この温度及び相対湿度以外は,その値を記録しておく。
a) 一般養生室は,温度20 ℃±2 ℃,相対湿度50 %以上とする。
b) 湿空養生室は,温度20 ℃±2 ℃,相対湿度80 %以上とする。
K.4 試験体の作製方法
K.4.1 試料の準備
試験に用いる全ての試料は,あらかじめ試験室に入れ,室温と等しくなるようにする。
K.4.2 試験体の作製
試験体の作製は,次による。
a) 試料の調製は,製造業者の定める使用方法によって,試験に必要十分な量をあらかじめ事前に計量し
た後,均質になるように混合する。
なお,混合物は,製造業者の指定する時間の範囲内に使用しなければならない。
b) 試験体寸法は,40 mm×40 mm×160 mmの角柱形とする。
c) 試験体の作製は,JIS R 5201の箇条11(強さ試験)による。
なお,同一条件下で試験する試験体の個数は3個とする。
K.5 試験方法
試験方法は,JIS A 1129-1,JIS A 1129-2又はJIS A 1129-3に規定するいずれかの方法による。
なお,試験体は,成形後湿空養生室に24時間静置した後,脱型し,脱型後一般養生室に所定材齢まで養
生する。また,長さ変化率の計算は,湿空養生室から取り出した脱型直後の材齢24時間後及び所定材齢に
達したときの測定値を用いて算出する。

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A 7502-2 : 2015
附属書L
(規定)
引張試験(シートライニング工法及びモルタルライニング工法)
L.1 一般
附属書H及び附属書Iの引張試験の試験の手順は,L.2L.4による。
L.2 試験機器
試験機器は,40 mm×40 mmの接着面をもつ厚さ10 mm以上の上部引張り用鋼製ジグが装着可能なもの
で,引張力を試験面に対し垂直に加えることができる測定能力4 kN以上の引張試験機とする。
L.3 事前準備
試験体を養生終了1日前に,防食被覆材の表面を40 mm×40 mmの大きさで試験基板に達するまで切り
込みを入れた後,試験体を水平に保持し,試験体の表面に上部引張り用鋼製ジグを静かに載せ,軽くすり
付けるように接着し,その上に質量1 kgのおもりを載せ,周辺にはみ出した接着剤を拭き取り,24時間静
置した後おもりを取り除く。
注記 接着剤は,試験体に浸透しない高粘度のもので,例えば,無溶剤系の二液性エポキシ樹脂接着
剤などがよい。
L.4 試験の手順
試験の手順は,次による。
a) 引張り用鋼製ジグに試験機器を取り付け,一定の荷重速度1) を保ちながら,試験体面に対して鉛直方
向に引張力を加えて最大引張荷重T (N) とする。
b) 試験は,1個の試験体当たり3か所で測定する。
なお,接着強さ又は固着強さは次の計算式で算出し,JIS Z 8401の規則Bによって小数点以下1桁
に丸める。
注1) 破断するまでの荷重速度は,おおむね1 500 N/min2 000 N/minの範囲となるように調整す
る。
t T
1 600
ここに, σt : 接着強さ又は固着強さ(N/mm2)
T : 最大引張荷重(N)
参考文献 JIS A 1107 コンクリートからのコアの採取方法及び圧縮強度試験方法
JIS A 1152 コンクリートの中性化深さの測定方法
JIS A 1155 コンクリートの反発度の測定方法

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JIS A 7502-2:2015の関連規格と引用規格一覧