JIS A 8317-2:2010 土工機械―運転員位置における放射音圧レベルの決定―動的試験条件 | ページ 2

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A 8317-2 : 2010
ル)]附属書L(ローラ)による。

7.2 運転室付き機械の運転員位置の設定

7.2.1  空気調和装置及び/又は加圧式換気装置を備えた運転室
ドア及び窓を閉じ,空気調和装置及び/又は加圧式換気装置を運転した状態で測定を行う。空気調和装
置及び/又は加圧式換気装置の風速が複数の段階に切替えできる場合には,4段切替えまでについては,2
速を用いる。4段を超える場合は,3速を用い,連続可変の場合は,中間の速度を用いる。
空気調和装置及び/又は加圧式換気装置が内気循環・外気導入の切替え式の場合は,外気導入側に設定
する。
7.2.2 空気調和装置又は加圧式換気装置を備えない運転室
ドア及び窓を閉じた状態で測定を行い,次にドア及び窓を開いた状態で測定を繰り返す。得られた2種
の数値のうち,大きいほうの測定結果を報告する。

8 音響測定

8.1 測定手順

  運転員位置における機械の発生するA特性時間平均放射音圧レベルは,JIS Z 8737-1によって決定する。
各運転モードは,機種に応じてJIS A 8317-1の附属書B附属書Lによることとし,各マイクロホン位
置でA特性時間平均放射音圧レベルを少なくとも3回測定する。
これらの測定から,機種に応じた組合せ作業サイクル(JIS A 8317-1の附属書B附属書L参照)とし
ての放射音圧レベル(少なくとも3値)をJIS Z 8737-1に従って計算する。
8.2の要求に適合させるために,追加の作業サイクルの測定が必要になる場合がある。

8.2 測定結果の決定

  得られた三つのA特性値のうち,二つの値の差が1 dB以下であれば,これ以上測定しなくてもよい。
しかし,そうでない場合は,二つの差が1 dB以下になるまで計測を続ける。その差が1 dB以内となった
値のうち,大きいほうの二つの算術平均値を,A特性時間平均放射音圧レベルの値として報告する。

9 記録事項

  次の情報を記録する。
a) 供試機械
− 機械製造業者名
− 機械形式番号
− 製造番号
− ファン駆動形式,対応する駆動形式のファン最高作動速度及び試験で使用した各ファンの速度を含
め,JIS A 8317-1の7.3(ファン速度)a),b) 又はc) の規定のうち,試験に用いた方法
− 主要な作業装置(エクィップメント及びアタッチメント),機関呼び無負荷回転速度(ハイアイドル
回転速度),使用速度段,又は車速操作方法を含む機械の設定。
− 運転室付き機械では,7.2に規定した形態と使用したファン速度の設定。
− JIS D 0006-1に規定する機関ネット出力(kW)及び対応する速度。
b) 音響環境
− 機械の配置を表すスケッチを含む試験場所及び試験場所での測定地表面の種類の記述
− 試験場所の気温,気圧,湿度及び風速

――――― [JIS A 8317-2 pdf 6] ―――――

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c) 測定器
− 音響測定に用いた機器の名称,形式,製造番号及び製造業者名
− 測定装置の校正方法
− 音響校正器の校正日及び場所
d) 音響データ
− 運転員の耳に対するマイクロホンの位置及び運転員の騒音に対する暴露に影響し得るもの(保護帽
など)の存否
− 8.1によって測定したマイクロホン位置でのA特性時間平均音圧レベル
− マイクロホン位置での暗騒音のA特性時間平均音圧レベル
− 8.2によって決定した運転員位置でのA特性時間平均放射音圧レベルの最終値

10 報告事項

10.1 情報

  次の事項を報告する。
a) 機械の製造業者名,形式番号,製造番号,機関ネット出力(JIS D 0006-1に定める定格速度での出力
kW),主要なアタッチメントを含む機械の設定,及び測定に用いた試験場所測定地表面の種類。
b) 運転員位置での装備状況とともに,8.2によって求め,四捨五入して整数に丸めた運転員位置でのA
特性時間平均放射音圧レベル。
c) 機械は定置し,変速機が中立のときの,機関呼び無負荷回転速度(ハイアイドル回転速度)
d) ファン駆動形式,JIS A 8317-1の7.3 a),b) 又はc) の規定のうちいずれか用いた試験方法。対応する
駆動系のファン最高速度及び試験で使用した各ファン速度を含む。
e) 運転室を備える機械では,7.2に規定した装置の構成及びファン速度の設定。

10.2 音響放射値及び不確かさの宣言

  附属書Aに音響放射値及び不確かさの宣言について記載する。

――――― [JIS A 8317-2 pdf 7] ―――――

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附属書A
(参考)
音響放射値及び不確かさの宣言
例えば,規制の要求に適合するため,音響放射値及び不確かさの宣言を行うときは,次の事項を配慮す
るのがよい。
測定の不確かさ及びある形式の量産機械の生産時のばらつきは,運転員位置でのA特性時間平均放射音
圧レベルの値を決定するときに考慮するのがよい。
測定した運転員位置でのA特性時間平均放射音圧レベルの再現性の標準偏差の最大値は,JIS Z 8737-1
に基づいて2.5 dBとするのがよい(ISO 11200:1995の表1も参照)。再現性の標準偏差の定義は,ISO
4871:1996の3.21による(同一の騒音発生源の同一の騒音放射決定方法による別の時期及び別の条件下に
おける再現試験での差異)。
音響放射値の宣言についての指針は,ISO 4871:1996の附属書Aによるのがよい。
A特性時間平均放射音圧レベルと対応する不確かさの値とは,ISO 4871:1996のB.2に例示するように,
別々に宣言するのがよい(音響放射値二値の宣言)。また,他の宣言方法を用いることもできる。
参考文献 [1] ISO 4871:1996,Acoustics−Declaration and verification of noise emission values of machinery
and equipment
[2] ISO 6393,Earth-moving machinery−Determination of sound power level−Stationary test
conditions
[3] ISO 6394,Earth-moving machinery−Determination of emission sound pressure level at operator's
position−Stationary test conditions
[4] ISO 11200:1995,Acoustics−Noise emitted by machinery and equipment−Guidelines for the use
of basic standards for the determination of emission sound pressure levels at a work station and at
other specified positions

――――― [JIS A 8317-2 pdf 8] ―――――

                                                                  附属書JA
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
ISO 6396:2008 Earth-moving machinery−Determination of emission sound pressure
JIS A 8317-2:2010 土工機械−運転員位置における放射音圧レベルの決定−動的試
験条件 level at operator's position−Dynamic test conditions
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条(V) JISと国際規格との技術的差異
国際規 ごとの評価及びその内容 の理由及び今後の対策
格番号
箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 の評価
1 適用範 適用範囲を規定 1 JISに同じ。 一致 − −

2 引用規

3 用語及 用語を定義 3 JISに同じ。 一致 − −
び定義
4 測定器 測定器を規定 4 JISに同じ。 一致 − −
5 試験環 試験環境を規定 5 JISに同じ。 一致 − −

6 A特性 A特性時間平均音 6 JISに同じ。 一致 − −
時間平均 圧レベルの測定に
音圧レベ ついて規定
ルの測定
7 機械の 機械の設定及び運 7 JISに同じ。 一致 − −
設定及び 転,並びに運転員位
運転,並 置の設定について
びに運転 規定
員位置の
A8
設定
317
8 音響測 音響測定について 8 JISに同じ。 一致 − −
-
2 : 2
定 規定
010
2

――――― [JIS A 8317-2 pdf 9] ―――――

                                                                                                                                              A8
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3
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条(V) JISと国際規格との技術的差異
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国際規 ごとの評価及びその内容 の理由及び今後の対策
2 : 2
格番号
0
箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
10
及び題名 の評価
9 記録事 記録事項を規定 9 JISに同じ。 一致 − −

10 報告 報告事項を規定 10 10.2以外はJISに同じ。 変更 JISでは10.2を参考記載とし 附属書Aを参考に修正したことによ
事項 ている。 る変更
附属書A 音響放射値及び不 Annex A JISでは参考であるが, 変更 ISO 6396:2008では附属書Aは ISO 6396:2008 Annex Aに述べられ
(参考) 確かさの宣言につ (Normative) ISO規格はNormative(規 Normative(規定)であるがJIS
ている現在の土工機械の運転員位置
いて記述 定)。 における放射音圧レベルの標準偏差
では右記理由によって(参考)
としている。 がおよそ2.5 dBであるというのは,
現時点での経験値であって,普遍性
はなく,それらを含めNormativeで
扱うのは合理的ではない。
この点から日本としては再度この附
属書Aを規定から参考に変更するよ
う各国に働きかけてゆく。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : ISO 6396:2008,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 一致·················· 技術的差異がない。
− 変更·················· 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD··············· 国際規格を修正している。

JIS A 8317-2:2010の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 6396:2008(MOD)

JIS A 8317-2:2010の国際規格 ICS 分類一覧

JIS A 8317-2:2010の関連規格と引用規格一覧