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A 8327 : 2017
ホーンを機械自体の保安上の警報装置として使用する場合,警報音がホーンに恒久的な被害を与えない
ように,警報音の頻度を機器の製造業者が設定しなければならない。
8.3 走行警報ブザー
走行警報ブザーは,機械の走行操作の作動によって,自動的に作動しなければならない。例えば,静油
圧駆動及び油圧駆動のような二つの独立した走行伝達系をもつ場合は,警報が起動し,警報音を発生する
のは,両方の系統が走行に起動されてからでよい。例えば,機械式の操縦装置のようにある種の走行操縦
装置で,走行警報無しでも,リスクアセスメントによって,ゆっくりした走行は許容されることがある。
走行警報ブザーの発生する音は時間制限してもよい。制限時間は,次の規定を満たせば,自動又は手動
のいずれで設定してもよい。
− 警報音は,最短5秒間は発生し続ける。
− 走行警報ブザーは,走行操縦装置が中立に戻るか,又は作動しなくなったときに,通常の状態に戻ら
なければならない。
− 走行警報ブザーは,機械が停止するか,又は作動しなくなったときに,通常の状態に戻らなければな
らない(すなわち,機械が再起動したときに,機械が,その動力で車両走行しているときに警報が作
動する)。
− 所要時間発した警報を停止するための手動操作装置は,可能であれば,保護装置を付けるか,据え付
けるか,又はインターロックを設けて意図しない作動を避ける。この手動(停止)操作装置は,その
使用目的を示す表示を付けなければならない。また,その取扱いに関する指示を運転取扱説明書に記
載しなければならない。
9 報告すべき情報
附属書Aに,この規格を使用するときの試験結果記録紙の典型的な様式を示す。記録する情報は次を含
むのがよい。
− 機械型式,製造番号(例えば,製品識別番号PIN)及び試験したアタッチメント
− 機械のアイドル及び最高回転速度(ハイアイドル)
− 警報ブザー類及び警音器の製造業者名及び型式
− 警報音オン及びオフでの全ての試験測定位置における測定レベル
− 環境条件に関する観察(温度,風速など)
− 試験日時
− 試験実施及び解析実施者氏名
− 測定装置(ISO 6393:2008の箇条9参照)
――――― [JIS A 8327 pdf 11] ―――――
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A 8327 : 2017
附属書A
(参考)
試験結果記録紙の例
この記録紙は,例として示し,製造業者の都合によって手直しが必要となることがある。
――――― [JIS A 8327 pdf 12] ―――――
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A 8327 : 2017
JIS A 8327警報ブザー類又は警音器試験結果記録紙
警報ブザー類又は警音器 機械 (母機)
後退 前進 走行
製造業者 型式
型式番号 製造番号
出力レベル 機関回転速度
形式 冷却ファン
A 特性デシベル値 : 警報試験方法
型式 A : 112 dB □ 方法 1(サウンドレベル一定式ブザー)
型式 B : 107 dB − 機関ローアイドル又は停止で警報オン
型式 C : 97 dB □ 方法 2 (サウンドレベル自動調整式ブザー)
型式 D : 87 dB −機関ハイアイドルで警報オン
型式 E : 77 dB □ 1/3 オクターブバンド方法
型式 F : その他
測定起点 音圧レベル
距離及び方向 A 特性 dB
位置 警報 機械基準箱
m
の下記各点 測定差
警報オン 警報オフ
1 後退 0.7 右 0.7 後 右角部
2 後退 0.7 左 0.7 後 左角部
3 後退 4.9 左 4.9 後 後中心
4 後退 2.7 左 6.5 後 後中心
5 後退及び走行 0.0 中央 7.0 後 後中心
6 後退 2.7 右 6.5 後 後中心
7 後退 4.9 右 4.9 後 後中心
8 前進及び走行 0.0 中央 7.0 前 前中心
運転席(260 mm 半径円)
9 後退 耳高さ
運転席/開放式キャノピ
10 走行 0.0 中央 7.0 右側面 右側面
11 走行 0.0 中央 7.0 左側面 左側面
方法 1 : 測定位置 1−7,警報オンと警報オフとの測定差 ≧ 0 dB
後退警報ブザー車外測定
方法 2 : 測定位置 1−7,警報オンと警報オフとの測定差 ≧ 3 dB
方法 1 : 測定位置 5,8,10 及び 11, 警報オンと警報オフとの測定差 ≧ 0 dB
走行警報ブザー車外測定
方法 2 : 測定位置 5,8,10 及び 11,警報オンと警報オフとの測定差 ≧ 3 dB
警報器車外測定 測定位置 8,警報オンと警報オフとの測定差 ≧ 10 dB
後退時警報車内測定 測定位置 9,警報オンと警報オフとの測定差 ≦ 3 dB
備考欄 : 環境条件に関する観察(温度,風速など)
試験日時
試験実施及び解析実施者氏名
――――― [JIS A 8327 pdf 13] ―――――
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A 8327 : 2017
附属書B
(参考)
車外警報音測定用装置
この測定のための効果的な装置の配置を図B.1に示す。測定中は,車外警報音測定用装置の一部は,左
端にマイクロホンが付いたスタンドの上に置かれ,7.2に記載したように回転する。
単位 m
注a) (測定)機械基準箱(MRB)の中心線
図B.1−測定装置の効果的な配置例
――――― [JIS A 8327 pdf 14] ―――――
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A 8327 : 2017
附属書C
(参考)
後退警報ブザー及び走行警報ブザーのための
1/3オクターブバンド試験方法
C.1 一般
警報音の周波数及び/又は時間軸での分布が対比する周囲の騒音と明確に異なっている場合,所要の信
号の音圧レベルは,やや低めでも十分である。事例によっては,作業中の機械の周囲の騒音の中で後退警
報ブザーの聞き取りやすさを評価するのに,1/3オクターブバンド法を適用するのは有益なことがある。
注記1 詳細及び指針としてISO 7731参照。
注記2 この試験方法では,1/3オクターブバンド法で測定できるサウンドレベルメータ又は同等の測
定装置が必要である。
C.2 試験手順
C.2.1 測定準備
1/3オクターブバンドでの測定ができるサウンドレベルメータを,時定数をファストとして各1/3オクタ
ーブバンドでの最大A特性音圧レベルを測定できるようにする。測定準備については7.3.1を参照する。
C.2.2 1/3オクターブバンド測定
図1に示す後退警報ブザーでの試験測定位置17及び走行警報ブザーでの試験測定位置5,10及び11
で1/3オクターブバンドの各バンドについて前記最大音圧レベルのA特性での測定デシベル値を測定し,
記録する。
C.2.3 サウンドレベル一定式及びサウンドレベル自動調整式ブザー
− 警報オフ 機関ハイアイドルで後退警報ブザーはオフでの最大音圧レベル。
− 警報オン 機関ハイアイドルで後退警報ブザーはオンでの最大音圧レベル。
C.3 判定基準 : 1/3オクターブバンド−サウンドレベル一定式及びサウンドレベル自動調整式ブザー
後退警報ブザーでの試験測定位置17及び走行警報ブザーでの試験測定位置5,10及び11で,500 Hz
から4 000 Hzの間で,支配的なブザーの警報音を含む1/3オクターブバンドを見分ける。
各位値での支配的な1/3オクターブバンドで,警報オンでの記録値が,警報オフでの記録値よりも,
+13 dB上回らなければならない。
――――― [JIS A 8327 pdf 15] ―――――
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JIS A 8327:2017の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 9533:2010(MOD)
JIS A 8327:2017の国際規格 ICS 分類一覧
JIS A 8327:2017の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA8308:2003
- 土工機械―基本機種―用語
- JISA8315:2010
- 土工機械―運転員の身体寸法及び運転員周囲の最小空間
- JISA8317-2:2010
- 土工機械―運転員位置における放射音圧レベルの決定―動的試験条件
- JISA8318:2001
- 土工機械―座席基準点(SIP)
- JISC1509-1:2017
- 電気音響―サウンドレベルメータ(騒音計)―第1部:仕様