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B 0683-2 : 2017
4.3 プロービングシステム
4.3.1 プロービング
プロービングは,プローブを移動させてデータをサンプリングすることをいう。
4.3.2 プローブ
データを取得する測定子。オペレータの一部を構成し,その先端形状は4.3.3による。
4.3.3 測定子先端形状
理想的なオペレータにおける測定子先端形状は,理論上の球とする。
4.3.4 測定力
理想的なオペレータにおける測定力は,0 Nとする。
5 適合性
測定に利用したオペレータが仕様に適合しているかどうかの判断基準は,JIS B 0641-1による。
――――― [JIS B 0683-2 pdf 6] ―――――
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B 0683-2 : 2017
附属書A
(参考)
調和解析
A.1 調和成分
有限長の信号は,フーリエ級数によって調和成分(正弦波成分ともいう。)に分解できる。フーリエ級数
は,波長が基本波長の整数分の1の調和成分からなる。基本波長は,対象とする信号の長さに等しい波長
であり,第1次調和成分という。波長が基本波長の1/2の調和成分は,第2次調和成分,波長が基本波長
の1/3の調和成分は,第3次調和成分という(図A.1参照)。n番目の調和成分は,基本波長をn等分した
波長をもつ調和成分である。
フーリエ級数の基本波長は,真直度曲線の長さであり,山数は1である。山数は,調和成分の次数に対
応する(例えば,第2次調和成分は山数2,第3次調和成分は山数3)。
a) 第1次調和成分
b) 第2次調和成分
c) 第3次調和成分
図A.1−調和成分
A.2 エイリアシング及びサンプリングの定理
デジタル化されたデータが原信号を適切に表すためには,サンプリング間隔に配慮する必要がある。帯
域制限された信号に含まれる調和成分には,最短又は最高次の調和成分が存在する。サンプリングの定理
は,次のように最短波長と最大サンプリング間隔との関係を表している。
− 与えられた波長より短い波長が無限に長い信号に含まれていない場合には,与えられた波長の半分以
下の等間隔にとったデータによって原信号が再現できる。
厳密には,サンプリングの定理は無限長の信号に適用するが,有限長であっても存在し得る最短波
長の半分よりも短いサンプリング間隔というサンプリングの定理は,有効である。
――――― [JIS B 0683-2 pdf 7] ―――――
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B 0683-2 : 2017
注記1 一般にサンプリング間隔は,対象とする最短波長の1/4以下にすることが多い。
− サンプリング間隔がサンプリングの定理で定まる値より大きい場合には,デジタル化した信号はエイ
リアシングによる影響を受ける。エイリアシングとは,サンプリング間隔が大きいために,短い波長
の調和成分が長い波長の調和成分として現れる(以下,エイリアス信号という。)現象である(図A.2
参照)。このような場合には,高次の調和成分は,低次の調和成分となって現れるので,その後の解析
に影響する。
a 原信号
b エイリアス信号
c サンプリング間隔
注記 この図は,サンプリング間隔がサンプリングの定理による値より大きすぎる場合である。
図A.2−エイリアシング
− 実際には,多くの測定機において,エイリアシングを抑制するために,測定子先端形状によるフィル
タリング効果,アナログフィルタ,デジタルフィルタ及びこれらの組合せが利用される。位相補償ロ
ーパスフィルタを適用した信号では,サンプリングの定理によって次のように最大サンプリング間隔
を定める。
− 位相補償ローパスフィルタの振幅伝達率が0.02 %となる波長よりも短い調和成分を無視してよい場合
には,サンプリングの定理によると,サンプリング間隔は,カットオフ波長の1/7以下となる。
注記2 位相補償ローパスフィルタとは,ガウシアンローパスフィルタをいう。
――――― [JIS B 0683-2 pdf 8] ―――――
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B 0683-2 : 2017
附属書B
(参考)
GPSマトリックス
B.1 一般
GPSマトリックスの詳細は,ISO/TR 14638による。
ISO/TR 14638に示されるISO/GPSマスタープランは,この規格がISO/GPSシステムのどの一部になっ
ているかの概要を示す。ISO 8015に示すISO/GPSの基本的な規則は,この規格に適用し,また,JIS B 0641-1
に示す標準的な決定規則は,指示がない限り,この規格に従って作成した仕様に適用する。
注記 ISO/TR 14638は廃止され,ISO 14638として制定されている。
B.2 規格及びその利用についての情報
この規格は,ISO 17450-2の規定に従って,外殻形体の真直度に関する用語及び概念について規定する。
B.3 GPSマトリックスにおける位置付け
この規格は,一般的なGPS規格であり,図B.1に示すように,GPSマトリックスの中の角度に関する規
格チェーンのリンク番号3に影響する。
――――― [JIS B 0683-2 pdf 9] ―――――
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B 0683-2 : 2017
GPS GPS共通規格
原理
規格 GPS基本規格
リンク番号 1 2 3 4 5 6
サイズ
距離
半径
角度
データムに無関係な線の形状 ×
データムに関係する線の形状
データムに無関係な面の形状
データムに関係する面の形状
姿勢
位置
円周振れ
全振れ
データム
粗さ曲線
うねり曲線
断面曲線
表面欠陥
エッジ
1 記号及び指示法
2 形体に対する要求事項
3 形体の性質
4 測定
5 測定機器
6 校正
図B.1−GPSマトリックスにおける位置付け
B.4 関連規格
関連する国際規格又は日本工業規格(日本産業規格)は,図B.1に示す規格のチェーンに含まれる規格である。
――――― [JIS B 0683-2 pdf 10] ―――――
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JIS B 0683-2:2017の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 12780-2:2011(MOD)
JIS B 0683-2:2017の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.040 : 線及び角度の測定 > 17.040.20 : 表面の特性
JIS B 0683-2:2017の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0634:2017
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―フィルタ処理―線形の輪郭曲線フィルタ:ガウシアンフィルタ
- JISB0641-1:2020
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―製品及び測定装置の測定による検査―第1部:仕様に対する合否判定基準
- JISB0683-1:2017
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―真直度―第1部:用語及びパラメータ