JIS B 0955-1:2020 工作機械―環境評価―第1部:エネルギー効率の高い工作機械の設計手法

JIS B 0955-1:2020 規格概要

この規格 B0955-1は、主に自動運転及び/又は数値制御(NC)工作機械の環境設計基準の適用について規定。

JISB0955-1 規格全文情報

規格番号
JIS B0955-1 
規格名称
工作機械―環境評価―第1部 : エネルギー効率の高い工作機械の設計手法
規格名称英語訳
Machine tools -- Environmental evaluation of machine tools -- Part 1:Design methodology for energy-efficient machine tools
制定年月日
2020年3月23日
最新改正日
2020年3月23日
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‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 14955-1:2017(IDT)
国際規格分類

ICS

25.080.01
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2020-03-23 制定
ページ
JIS B 0955-1:2020 PDF [39]
                                                                B 0955-1 : 2020 (ISO 14955-1 : 2017)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[2]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 使用段階におけるエネルギー効率の制約・・・・[5]
  •  5 工作機械の設計・開発への環境側面の組込み(エネルギー効率の高い工作機械の設計手法)・・・・[6]
  •  5.1 一般・・・・[6]
  •  5.2 到達目標及び潜在的な利益・・・・[6]
  •  5.3 戦略に関する検討課題・・・・[7]
  •  5.4 経営層の検討課題・・・・[7]
  •  5.5 工作機械の設計・開発プロセス・・・・[7]
  •  6 工作機械及びその機能・・・・[8]
  •  6.1 一般・・・・[8]
  •  6.2 システム境界・・・・[9]
  •  6.3 一般化した工作機械の機能・・・・[10]
  •  6.4 関連する工作機械の機能及び構成要素・・・・[15]
  •  6.5 達成された結果・・・・[16]
  •  6.6 効率の評価・・・・[17]
  •  7 エネルギー効率の高い工作機械の設計手法・・・・[17]
  •  8 結果の報告及び監視・・・・[18]
  •  附属書A(参考)工作機械のエネルギー効率改善策一覧・・・・[20]
  •  附属書B(参考)エネルギー効率の高い工作機械の設計手法の適用例・・・・[30]
  •  附属書C(参考)運転状態・・・・[35]
  •  参考文献・・・・[36]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 0955-1 pdf 1] ―――――

B 0955-1 : 2020 (ISO 14955-1 : 2017)

まえがき

  この規格は,産業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本工作機械工業会(JMTBA)
及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を制定すべきとの申出
があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本産業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 0955-1 pdf 2] ―――――

                                       日本産業規格                             JIS
B 0955-1 : 2020
(ISO 14955-1 : 2017)

工作機械−環境評価−第1部 : エネルギー効率の高い工作機械の設計手法

Machine tools-Environmental evaluation of machine tools- Part 1: Design methodology for energy-efficient machine tools

序文

  この規格は,2017年に第2版として発行されたISO 14955-1を基に,技術的内容及び構成を変更するこ
となく作成した日本産業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。
環境負荷は,全ての製品にとって共通の課題であり,天然資源が減ってきている中で,工作機械の環境
パフォーマンス基準を定義し,その基準の使用について規定することは重要である。
工作機械は,完成品又は半完成品の製造に使用される複雑な工業製品である。工作機械の性能評価は,
経済的価値,技術的評価,用途によって変わる運転条件など様々な側面から行われる。したがって,同じ
工作機械でも加工する部品及び運転条件によって供給されるエネルギーは全く異なるものになる。そのた
め,工作機械の環境評価は,このような側面と切り離して考えることはできない。
この規格は,既存の多種多様な工作機械の共通要素に焦点を当てるために,工作機械の機能を分析する
ことを提案している。様々な機能を発揮する工作機械の構成要素を,具体的な改善の対象にしている。
この改善は,改善された環境パフォーマンスをもつ製品を実現するために,全体的なシステム設計とと
もに定量化の対象となる。この規格に規定した方法は,多国籍レベルで,また,異なる製造業者と使用者
との間での環境改善に資することを意図している。
一定の期間にわたって達成される環境改善を定量化するために,工作機械に組み込むことのできる実用
的な環境特性のリストに基づいて工作機械の性能を評価することを意図している。
この規格は,工作機械の使用段階において供給されるエネルギーに焦点を絞り,環境負荷を低減した工
作機械の設計及び技術に関する指針を提供する。工作機械は,加工した製品の環境パフォーマンスに大き
な影響を及ぼす可能性がある。

1 適用範囲

  この規格は,主に自動運転及び/又は数値制御(NC)工作機械の環境設計基準の適用について規定する。
この規格は,工作機械の実用寿命(working life)中における使用段階でのエネルギー効率について記載
している。使用段階にないときの環境に関連する事項及び工作機械に供給されるエネルギー以外の関連す
る影響は,この規格の適用範囲外であり,例えば,ISO/TR 14062を参照するなどして,別途扱う必要があ
る。
工作機械には,環境設計手法の要素(ISO/TR 14062参照)を適用する。この規格は,使用者への結果の
報告及び監視について定義している。

――――― [JIS B 0955-1 pdf 3] ―――――

2
B 0955-1 : 2020 (ISO 14955-1 : 2017)
エネルギー効率を評価することは,使用する資源,すなわち,供給されたエネルギー及び達成された結
果を定量化することを意味する。この規格は,供給されたエネルギーの再現性のある定量化を行うための
指針を提供している。普遍的な基準がないために,達成された結果を定量化するための方法論については
記載していない。機械加工された工作物が工業用途で達成された結果であり,その特性(例えば,材料,
形状,精度,表面品質)及び生産の制約(例えば,最小ロットサイズ,柔軟性)に従って定量化するため
に必要なパラメータを,用途ごとに具体的に決定することができる。
この規格では,工作機械の設計にエネルギー効率の側面を組み込む過程を設定する方法についても規定
している。この規格は,工作機械の比較を目的としたものではない。また,この規格は,使用段階におけ
る様々な使用者の行動及び製造戦略の影響については扱わない。
環境側面を考慮したエネルギー効率の高い工作機械を設計するための改善策を一覧表にして附属書Aに
示す。附属書Bは,設計手法の適用例を示す。
注記1 加工された工作物の環境影響は,使用する加工プロセス及び工作機械によって大きく変化す
る。例えば,プレス技術を利用してアルミニウム缶を製造することで材料を削減することが
でき,また,研削盤で精密な形状を創成することで圧縮機の高性能化を図ることができる[10]
[13]。このような加工プロセス又は工作機械の環境影響は,加工された工作物及びその用途
の環境影響と比較して余り重要ではない可能性がある。加工された工作物の環境影響のこの
ような変化は,この規格の適用範囲とはしていない。ただし,加工された工作物の環境影響
に関連して異なる加工プロセス又は異なる工作機械を比較する場合には重要になる。例えば,
加工された工作物の精度は,使用段階における工作物の環境影響にとって重要なパラメータ
であり,工作機械を比較するとき,このことを必ず考慮に入れることを意図している。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 14955-1:2017,Machine tools−Environmental evaluation of machine tools−Part 1: Design
methodology for energy-efficient machine tools(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”
ことを示す。

2 引用規格

  この規格には,引用規格はない。

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
設計・開発(design and development)
要求事項を,製品,プロセス又はシステムの,規定された特性又は仕様書に変換する一連のプロセス。
注記1 “設計”及び“開発”は,あるときは同じ意味で使われ,あるときにはアイデアを製品に変
えるプロセス全体のうちの異なった段階を定義するために使われる。
注記2 製品開発は,製品アイデアを企画から市場投入に展開し,製品レビューを行うプロセスであ
り,そのレビューでは,ビジネス戦略,市場検討事項,調査方法及び設計側面が実用化に結
びついているかどうかを検討する。それは,現行の製品又はプロセスの改善又は修正を含む。
注記3 環境側面の製品設計・開発への組込みは,環境のための設計(DFE),エコデザイン,製品ス

――――― [JIS B 0955-1 pdf 4] ―――――

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B 0955-1 : 2020 (ISO 14955-1 : 2017)
チュワードシップ(環境部分)などと呼ばれることもある。
(出典 : JIS Q 14050:2012の6.3,注記1を一部修正)
3.2
環境(environment)
大気,水,土地,天然資源,植物,動物,人及びそれらの相互関係を含む,組織の活動をとりまくもの。
注記 “とりまくもの”は,組織内から,近隣地域,地方及び地球規模のシステムにまで広がりがあ
る。
(出典 : JIS Q 14001:2015の3.2.1,注記2を削除)
3.3
環境側面(environmental aspect)
環境と相互に作用する,又は相互に作用する可能性のある,組織の活動又は製品若しくはサービスの要
素。
注記 著しい環境側面は,一つ以上の著しい環境影響を与える,又は与える可能性がある。
(出典 : JIS Q 14001:2015の3.2.2の注記1を一部修正し,注記2を削除)
3.4
環境影響(environmental impact)
有害か有益かを問わず,全体的に又は部分的に組織の環境側面(3.3)から生じる,環境(3.2)に対する
変化。
(出典 : JIS Q 14001:2015の3.2.4)
3.5
ライフサイクル(life cycle)
連続的かつ相互に関連する製品システムの段階群,すなわち,原材料の取得又は天然資源の産出から最
終処分までを含むもの。
注記 製品のライフサイクル段階は,原材料取得,製造,輸送,使用及び処分である(ISO 14040の
5.2.3に基づいたISO/TR 14062のIntroduction)。
(出典 : JIS Q 14040:2010の3.1に注記を追加)
3.6
運転モード(mode of operation)
工作機械(3.16)を運転し,制御する方法。運転モードは,工作機械の安全規格で定義されている。
注記1 運転モードには,例えば,手動モード,自動モード,セッティングモードがある。
注記2 工作機械の安全規格には,機械ごとに異なる特定の運転モードがある。
3.7
運転状態(operating state)
ON,HOLD,OFFなどを組み合わせて,工作機械本体,周辺機器,制御装置,加工ユニット及び関連す
る工作機械の作動を含む工作機械の送りユニットを運転している状態。
注記1 周辺機器には,例えば,冷却・加熱,プロセス調整,工作物及び工具ハンドリング,再生利
用可能物及び廃棄物の処理のための機器などがある。
注記2 加工ユニットには,例えば,旋盤の主軸,マシニングセンタの主軸,放電加工機用ジェネレ
ータ,プレスのスライド,プレスのダイクッションがある。
注記3 工作機械の送りユニットには,例えば,旋盤の直進軸,マシニングセンタの直進・回転軸,

――――― [JIS B 0955-1 pdf 5] ―――――

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