JIS B 1047:2006 耐食ステンレス鋼製締結用部品の不動態化

JIS B 1047:2006 規格概要

この規格 B1047は、耐食ステンレス鋼製締結用部品の不動態化に一般的に用いられる方法について規定。

JISB1047 規格全文情報

規格番号
JIS B1047 
規格名称
耐食ステンレス鋼製締結用部品の不動態化
規格名称英語訳
Passivation of corrosion-resistant stainless-steel fasteners
制定年月日
2006年3月25日
最新改正日
2015年10月20日
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‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 16048:2003(IDT)
国際規格分類

ICS

21.060.01
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
ねじ I 2020, ねじ II 2020
改訂:履歴
2006-03-25 制定日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS B 1047:2006 PDF [6]
                                                                   B 1047 : 2006 (ISO 16048 : 2003)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,日本ねじ研究協会(JFRI)/財団法人日本規格
協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の
審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 16048:2003,Passivation of
corrosion-resistant stsinless-steel fastenersを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS B 1047には,次に示す附属書がある。
附属書A(参考)不動態

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 1047 pdf 1] ―――――

B 1047 : 2006 (ISO 16048 : 2003)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 定義・・・・[2]
  •  4. 不動態化・・・・[2]
  •  4.1 不動態化前の酸洗い・・・・[2]
  •  4.2 不動態化の工程・・・・[2]
  •  5. 不動態化の確認・・・・[3]
  •  附属書A(参考)不動態・・・・[4]

――――― [JIS B 1047 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 1047 : 2006
(ISO 16048 : 2003)

耐食ステンレス鋼製締結用部品の不動態化

Passivation of corrosion-resistant stainless-steel fasteners

序文

 この規格は,2003年に第1版として発行されたISO 16048,Passivation of corrosion-resistant
stsinless-steel fastenersを翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)
である。
この規格の制定を準備するに当たっては,ステンレス鋼又はそれを用いた製品を製造するときに,クロ
ム酸化皮膜が急速に形作られるという事実に特に注目した。その皮膜は非常に薄い酸化物であるが,不動
態化によって膜厚を増すことができる。その皮膜厚さは,約0.002 μmである。

1. 適用範囲

 この規格は,耐食ステンレス鋼製締結用部品の不動態化に一般的に用いられる方法につい
て規定する。
なお,活性態―不動態―過不動態金属の代表的なアノード溶解挙動を,附属書Aに示す。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 16048:2003,Passivation of corrosion-resistant stsinless-steel fasteners (IDT)

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 1054-1 耐食ステンレス鋼製締結用部品の機械的性質―第1部 : ボルト,ねじ及び植込みボルト
備考 ISO 3506-1:1997 Mechanical properties of corrosion-resistant stainless-steel fasteners−Part 1 :
Bolts,screws and studsが,この規格と一致している。
JIS B 1054-2 耐食ステンレス鋼製締結用部品の機械的性質―第2部 : ナット
備考 ISO 3506-2:1997Mechanical properties of corrosion-resistant stainless-steel fasteners−Part 2 :
Nutsが,この規格と一致している。
JIS B 1054-3 耐食ステンレス鋼製締結用部品の機械的性質―第3部 : 引張力を受けない止めねじ及び
類似のねじ部品
備考 ISO 3506-3:1997Mechanical properties of corrosion-resistant stainless-steel fasteners−Part 3 : Set
screws and similar fasteners not under tensile stressが,この規格と一致している。
JIS B 1054-4 耐食ステンレス鋼製締結用部品の機械的性質―第4部 : タッピンねじ
備考 ISO 3506-4:2003Mechanical properties of corrosion-resistant stainless-steel fasteners−Part 4 :
Tapping screwsが,この規格と一致している。

――――― [JIS B 1047 pdf 3] ―――――

2
B 1047 : 2006 (ISO 16048 : 2003)

3. 定義

 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
3.1 不動態化 (passivation) すべての鋼種のステンレス鋼表面において,自然に生じる高濃度クロム酸化
皮膜の厚さを増加させる化学的処理。
3.2 不動態 (passivity) 化学的に安定な,ステンレス鋼の表面状態。

4. 不動態化

4.1 不動態化前の酸洗い

 不動態化の前に行う浴槽での酸洗いは,表1に示すものから選択するのがよ
い。
締結用部品は,酸洗いの前に脱脂及び洗浄を行うものとする。
表 1 酸洗い浴槽
鋼種区分(1) 薬液 濃度(3) 温度(3) 新液浴槽浸せき時間(3)
体積% ℃ 分
A2
A3
A4
A5 HNO3 2030 2060 1030
C3(2)
F1
H2SO4 811 6080 530
A1
C1(2) HNO3 1015 2060 1030
C4(2)
H2SO4 811 6080 530
注(1) 鋼種区分は,JIS B 1054-1,JIS B 1054-2,JIS B 1054-3及びJIS B 1054-4による。
(2) 酸洗いに先立ち,水素ぜい化の危険を減少させるため,熱間鍛造したC1,C3及びC4の締結用部品は,最軟
状態になるまでの軟化焼鈍を行った後,ショットピーニングを行わなければならない。軟化焼鈍又は研削し
たC1,C3及びC4の素材で造られた締結用部品の場合には,ショットピーニングだけでもよい。
(3) もし,必要ならば濃度,温度及び浸せき時間を,規定外の値に調整してもよい。

4.2 不動態化の工程

 締結用部品は,酸洗いの後,表2の中から選択した浴槽で不動態化を行わなけれ
ばならない。

――――― [JIS B 1047 pdf 4] ―――――

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B 1047 : 2006 (ISO 16048 : 2003)
表 2 不動態化浴槽
鋼種区分(1) 薬液 濃度(5) 温度(5) 一般的な浸せき時間
体積% ℃ 分
A2,A3,A4,A5
C3 HNO3 2050 2040
F1
A1 1030
C1 HNO3(4) 2535
C4 1540
A1 HNO3+Na2Cr2O7・2H2O(5) 1525
C4 HNO3+Na2Cr2O7・2H2O(5) 26
注(1) 表1の注(1)参照。
(4) できるだけこの浴槽を使用する。
(5) 高炭素ステンレス鋼及び快削ステンレス鋼の変色又は腐食を最小化するために,Na2Cr2O7・2H2O を添加して
もよい。

5. 不動態化の確認

 不動態化についての判定試験方法は知られていない。そのため,不動態化の確認は,
製造業者の品質保証システムによって行う。

――――― [JIS B 1047 pdf 5] ―――――

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JIS B 1047:2006の引用国際規格 ISO 一覧

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