JIS B 1054-4:2013 耐食ステンレス鋼製締結用部品の機械的性質―第4部:タッピンねじ

JIS B 1054-4:2013 規格概要

この規格 B1054-4は、10℃~35℃の環境温度範囲で試験したときの,オーステナイト系,マルテンサイト系及びフェライト系耐食ステンレス鋼製タッピンねじの機械的性質について規定。溶接性能などの特殊な性質が要求されるタッピンねじには適用しない。

JISB1054-4 規格全文情報

規格番号
JIS B1054-4 
規格名称
耐食ステンレス鋼製締結用部品の機械的性質―第4部 : タッピンねじ
規格名称英語訳
Mechanical properties of corrosion-resistant stainless steel fasteners -- Part 4:Tapping screws
制定年月日
2006年3月25日
最新改正日
2018年10月22日
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対応国際規格

ISO

ISO 3506-4:2009(IDT)
国際規格分類

ICS

21.060.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
ねじ I 2020, ねじ II 2020
改訂:履歴
2006-03-25 制定日, 2013-05-20 改正日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS B 1054-4:2013 PDF [24]
                                                                 B 1054-4 : 2013 (ISO 3506-4 : 2009)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[2]
  •  3 硬さ区分の表し方,表示及び仕上げ・・・・[2]
  •  3.1 硬さ区分の表し方・・・・[2]
  •  3.2 表示・・・・[3]
  •  3.3 仕上げ・・・・[3]
  •  4 化学成分・・・・[4]
  •  5 機械的性質・・・・[5]
  •  5.1 一般・・・・[5]
  •  5.2 表面硬さ・・・・[5]
  •  5.3 心部硬さ・・・・[5]
  •  5.4 ねじり強さ・・・・[5]
  •  5.5 ねじ山の成形性能・・・・[5]
  •  6 試験・・・・[5]
  •  6.1 表面硬さ試験・・・・[5]
  •  6.2 心部硬さ試験・・・・[5]
  •  6.3 ねじり強さ試験・・・・[6]
  •  6.4 ねじ込み試験・・・・[7]
  •  附属書A(参考)ステンレス鋼の鋼種分類及び鋼種区分・・・・[9]
  •  附属書B(参考)冷間加工用ステンレス鋼(ISO 4954:1993からの抜粋)・・・・[11]
  •  附属書C(参考)塩化物が引き起こす応力腐食に特定の抵抗をもつオーステナイト系ステンレス鋼(EN 10088-1:2005からの抜粋)・・・・[13]
  •  附属書D(参考)オーステナイト系ステンレス鋼の鋼種区分A2(18/8鋼)における粒界腐食の時間-温度線図・・・・[14]
  •  附属書E(参考)オーステナイト系ステンレス鋼の磁性・・・・[15]
  •  附属書JA(参考)ステンレス鋼の鋼種及び化学成分(JISとISO規格との対比表)・・・・[16]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 1054-4 pdf 1] ―――――

B 1054-4 : 2013 (ISO 3506-4 : 2009)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本ねじ研究協会
(JFRI)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべき
との申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS B 1054-4:2006は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS B 1054の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 1054-1 第1部 : ボルト,小ねじ及び植込みボルト
JIS B 1054-2 第2部 : ナット
JIS B 1054-3 第3部 : 引張力を受けない止めねじ及び類似のねじ部品
JIS B 1054-4 第4部 : タッピンねじ

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 1054-4 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 1054-4 : 2013
(ISO 3506-4 : 2009)

耐食ステンレス鋼製締結用部品の機械的性質−第4部 : タッピンねじ

Mechanical properties of corrosion-resistant stainless steel fasteners- Part 4: Tapping screws

序文

  この規格は,2009年に第2版として発行されたISO 3506-4を基に,技術的内容及び構成を変更するこ
となく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格の附属書JAは,対応国際規格にはない事項である。

1 適用範囲

  この規格は,10 ℃35 ℃の環境温度範囲で試験したときの,オーステナイト系,マルテンサイト系及
びフェライト系耐食ステンレス鋼製タッピンねじの機械的性質について規定する。機械的性質は,この環
境温度より高い温度又は低い温度では変化する。
この規格は,JIS B 1007によるST2.2ST8のねじをもつタッピンねじに適用する。
この規格は,溶接性能などの特殊な性質が要求されるタッピンねじには適用しない。
注記 硬さ区分に関する機械的性質の要求事項を全て満たしている場合には,この規格の鋼種区分及
び硬さ区分の表し方の体系は,この規格で規定する範囲外の寸法(例えば,d>ST8)に対して
も適用することができる。
この規格は,特定の環境における耐食性又は耐酸化性については規定しないが,特定の環境で用いる材
料についての幾つかの情報を,附属書Cに示す。腐食及び耐食性に関する定義は,ISO 8044を参照。
この規格の目的は,耐食ステンレス鋼製タッピンねじを幾つかの硬さ区分に分類することである。
高温又は氷点下の温度で使用する場合,耐食及び耐酸化の性能及び機械的性質については,それぞれの
特殊な使用条件に合うように受渡当事者間で決めることができる。高温域における炭素含有量に依存する
粒界腐食の危険の度合いを,附属書Dに示す。
全てのオーステナイト系ステンレス鋼製のタッピンねじは,固溶化熱処理後の状態では通常,非磁性で
あるが,冷間加工後に磁気的性質が現れるものがある(附属書E参照)。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 3506-4:2009,Mechanical properties of corrosion-resistant stainless steel fasteners−Part 4: Tapping
screws(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。

――――― [JIS B 1054-4 pdf 3] ―――――

2
B 1054-4 : 2013 (ISO 3506-4 : 2009)

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 1007 タッピンねじのねじ部
注記 対応国際規格 : ISO 1478:1999,Tapping screws thread(MOD)
JIS B 1047 耐食ステンレス鋼製締結用部品の不動態化
注記 対応国際規格 : ISO 16048:2003,Passivation of corrosion-resistant stainless-steel fasteners(IDT)
JIS B 1092 締結用部品−品質保証システム
注記 対応国際規格 : ISO 16426:2002,Fasteners−Quality assurance system(IDT)
JIS G 0573 ステンレス鋼の65 %硝酸腐食試験方法
注記 対応国際規格 : ISO 3651-1:1998,Determination of resistance to intergranular corrosion of stainless
steels−Part 1: Austenitic and ferritic-austenitic (duplex) tainless steels−Corrosion test in nitric acid
medium by measurement of loss in mass (Huey test)(MOD)
JIS G 0575 ステンレス鋼の硫酸・硫酸銅腐食試験方法
注記 対応国際規格 : ISO 3651-2:1998,Determination of resistance to intergranular corrosion of stainless
steels−Part 2: Ferritic, austenitic and ferritic-austenitic (duplex) tainless steels−Corrosion test in
media containing sulfuric acid(MOD)
JIS Z 2244 ビッカース硬さ試験−試験方法
注記 対応国際規格 : ISO 6507-1:2005,Metallic materials−Vickers hardness test−Part 1: Test method
(MOD)

3 硬さ区分の表し方,表示及び仕上げ

3.1 硬さ区分の表し方

  ステンレス鋼製タッピンねじの材料の鋼種区分及び機械的性質の硬さ区分に対する表し方の体系を,図
1に示す。ステンレス鋼製タッピンねじに対する硬さ区分の表し方は,ハイフン(-)によって分けられた
二つのブロックから構成し,第1ブロックは材料の鋼種区分を表し,第2ブロックは製品の機械的性質の
硬さ区分を表す。
鋼種区分(第1ブロック)の表し方は,次による。
− A(オーステナイト系ステンレス鋼)
− C(マルテンサイト系ステンレス鋼)
− F(フェライト系ステンレス鋼)
これらは鋼種分類を示し,鋼種に含まれる化学成分の範囲を1桁の数字で表す(表2参照)。
硬さ区分(第2ブロック)は,最小ビッカース硬さの1/10を2桁の数字で示し,その後に硬さを意味す
るHを付けて表す(表1参照)。
表1−機械的性質に対する硬さ区分の表し方
硬さ区分 20 H 25 H 30 H 40 H
ビッカース硬さ,HV(最小) 200 250 300 400
例1 A4-25H : 冷間加工された最小硬さ250 HVのオーステナイト系ステンレス鋼
例2 C3-40H : 焼入れ焼戻しされた最小硬さ400 HVのマルテンサイト系ステンレス鋼

――――― [JIS B 1054-4 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
B 1054-4 : 2013 (ISO 3506-4 : 2009)
鋼種分類a) オーステナイト系 マルテンサイト系 フェライト系
鋼種区分a) A2b) 3 A4b) 5 C1 C3 F1
硬さ区分c) 20H 25H 30H 40H 25H
冷間 冷間 焼入れ 焼入れ 冷間
加工 加工 焼戻し 焼戻し 加工
注a) 図1で分類した鋼種分類及び鋼種区分は,附属書Aに示しており,表2の化学成分によって規定する。
b) 炭素含有量が0.03 %を超えない低炭素オーステナイト系ステンレス鋼の場合には,“L”の文字を付け加えて表
示することができる。
例 A4L-25H
c) IS B 1047に従って不動態化したタッピンねじの場合には,“P”の文字を付け加えて表示することができる。
例 A4-25HP
図1−ステンレス鋼製タッピンねじの材料の鋼種区分及び機械的性質の硬さ区分に対する表し方の体系

3.2 表示

3.2.1  一般
タッピンねじの製品に対する表示は,必ずしも施す必要はない。
この規格の仕様によって製造されたタッピンねじには,3.1の硬さ区分の表し方を適用し,3.2.2及び3.2.3
の規定によって表示を施さなければならない。ただし,3.1の硬さ区分の表し方及び3.2.3による表示は,
この規格の全ての要求事項を満たす場合だけに適用する。
3.2.2 製造業者の識別記号
技術的に可能であれば,製造業者の識別記号の表示は,硬さ区分の記号を表示する全てのタッピンねじ
に対して,製造工程中に施さなければならない。硬さ区分の記号を表示しないタッピンねじでも,製造業
者の識別記号の表示を施すのが望ましい。
3.2.3 タッピンねじ
タッピンねじに表示を施す場合には,3.1を適用し,明瞭に表示を施さなければならない。表示には,鋼
種区分及び硬さ区分を含むことが望ましい。
3.2.4 包装
全ての種類の全てのサイズのタイプのタッピンねじに対して,個々の包装には,(例えば,ラべルを貼る
ことによって)表示を施さなければならない。包装の表示には,製造業者及び/又は販売業者の識別記号,
図1による鋼種区分及び硬さ区分の記号,並びにJIS B 1092の規定による製造ロット番号を含めなければ
ならない。

3.3 仕上げ

  特に指定がない限り,この規格によるタッピンねじは,表面がきれいで光沢のある状態で供給しなけれ
ばならない。最大の耐食性をもたせるために,不動態化(パッシベーション,passivation)処理を施すの
が望ましい。不動態化処理が要求される場合には,JIS B 1047に従って行わなければならない。不動態化
処理が施されたタッピンねじには,鋼種区分及び硬さ区分の記号に続けて付加的な記号“P”を表示する
ことができる[図1の注c) 参照]。

――――― [JIS B 1054-4 pdf 5] ―――――

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JIS B 1054-4:2013の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 3506-4:2009(IDT)

JIS B 1054-4:2013の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 1054-4:2013の関連規格と引用規格一覧