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JIS G 0575:1999 規格概要
この規格 G0575は、フェライト系,オーステナイト系及びフェライト・オーステナイト(2相)系ステンレス鋼を沸騰硫酸・硫酸銅溶液中に入れて試験後,曲げ試験による割れの観察を行って,粒界腐食の程度を試験する方法について規定。
JISG0575 規格全文情報
- 規格番号
- JIS G0575
- 規格名称
- ステンレス鋼の硫酸・硫酸銅腐食試験方法
- 規格名称英語訳
- Method of copper sulfate-sulfuric acid test for stainless steels
- 制定年月日
- 1970年1月1日
- 最新改正日
- 2016年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 3651-2:1998(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 77.060, 77.140.20
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 鉄鋼 I 2021, 鉄鋼 II 2021
- 改訂:履歴
- 1970-01-01 制定日, 1973-01-01 確認日, 1976-01-01 確認日, 1979-03-01 確認日, 1980-01-01 改正日, 1985-09-13 確認日, 1990-01-01 確認日, 1995-06-01 確認日, 1999-03-20 改正日, 2004-03-20 確認日, 2012-01-20 改正日, 2016-10-20 確認
- ページ
- JIS G 0575:1999 PDF [10]
G 0575 : 1999
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS G 0575 : 1980は改正され,この規格に置き換えられる。
今回の改正では,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格 (ISO 3651-2) との対比及び整合化を実施し,改正案として作
成したものである。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実
用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。
主務大臣及び日本工業標準調査会は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実
用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS G 0575 : 1998には,附属書がある。
附属書A(規定) 40%硫酸/硫酸第二鉄試験(ストライファー試験)
附属書B(参考) 35%硫酸/硫酸銅試験
附属書C(参考) 適用例
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS G 0575 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
G 0575 : 1999
ステンレス鋼の硫酸・硫酸銅腐食試験方法
Method of copper sulfate-sulfuric acid test for stainless steels
序文 この規格は,1970年に制定され今日に至っているが,ISO 3651-2との整合を目指して今回見直しを
行った。整合化部分は技術的内容を変えることなく取り込まれた。主な改正点は,次のとおりである。
a) 適用鋼種に,フェライト系及びフェライト・オーステナイト(2相)系ステンレス鋼を追加し,ISO
との整合を図った。
b) 試験片に,溶接試験片の規定を追加し,ISOとの整合を図った。
c) 鋭敏化熱処理条件を,700±10℃30min保持後水冷又は650±10℃10min保持後水冷に変更し,ISOと
の整合を図った。
d) 曲げ試験の曲げ条件を変更し,ISOとの整合を図った。
e) 試験報告事項を追加し,ISOとの整合を図った。
f) 整合化に際して,この規格に取り込めない部分は,附属書A(規定)40%硫酸/硫酸第二鉄試験(ス
トライファー試験),附属書B(参考)35%硫酸/硫酸銅試験及び附属書C(参考)適用例とし,利用
者の便を図った。
1. 適用範囲 この規格は,フェライト系,オーステナイト系及びフェライト・オーステナイト(2相)
系ステンレス鋼を沸騰硫酸・硫酸銅溶液中に入れて試験後,曲げ試験による割れの観察を行って,粒界腐
食の程度を試験する方法について規定する。
備考 この規格の国際対応規格を次に示す。
ISO 3651-2 Determination of resistance to intergranular corrosion of stainless steels−Part 2 : Ferritic,
austenitic and ferritic-austenitic (duplex) tainless steels−Corrosion test in media containing
sulfuric acid
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版を適用する。
JIS G 0572 ステンレス鋼の硫酸・硫酸第二鉄腐食試験方法
JIS H 3100 銅及び銅合金の板及び条
JIS K 8951 硫酸(試薬)
JIS K 8983 硫酸銅(II)五水和物(試薬)
JIS R 6251 研磨布
JIS R 6252 研磨紙
――――― [JIS G 0575 pdf 2] ―――――
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G 0575 : 1999
JIS R 6253 耐水研磨紙
JIS R 6254 エンドレス研磨ベルト
3. 試験装置 試験装置は,次による。
a) 試験容器 試験容器は,十分な冷却面積をもつガラス製の立型逆流コンデンサをテーパすり合わせで
結合したガラス製のフラスコ(容量約1l)を使用する。
b) 加熱装置 加熱装置は,試験中の試験溶液を静かな沸騰状態に保持できるものを使用する。
4. 試験溶液 試験溶液は,JIS K 8983の特級品100gを蒸留水又は脱イオン水700mlに溶解し,JIS K 8951
の特級品(密度 約1.84g/ml)100mlを加え,蒸留水又は脱イオン水によって1 000mlに薄めた硫酸・硫酸
銅溶液に調製したのち,JIS H 3100のC 1100又はそれと同等の品質をもつ銅片を試験終了後も残存するよ
うに添加する。
5. 試験片 試験片は,次による。
a) 溶接していない試験片
1) 試験片は,表1の形状及び寸法のものを使用する。
2) 試験片の切断方法は,通常,のこぎり切断による。せん断による場合は,面を切削又は研削で再仕
上げして,せん断の影響部分を除く。
3) 試験片にスケールが付着している場合には,切削又は研削によって除去する。
4) 試験片の表面は,曲げ面の外側の頂に当たる部分をJIS R 6251,JIS R 6252若しくはJIS R 6254の
P220以上で乾式研磨を行うか,又はJIS R 6253のP150以上で湿式研磨を行う。
5) 表面仕上げした試験片は,適当な溶剤又は洗剤(非塩化物)で脱脂後,乾燥する。
――――― [JIS G 0575 pdf 3] ―――――
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G 0575 : 1999
表1 曲げ試験の条件
供試材の形状 試験片 曲げ条件
形状 寸法
板,帯,管(厚さ5mmを 板(又は半棒)(2)厚さ 5mm以下 圧延・鍛造品
超え,外径38mmを超え 幅 25mm以下 曲げ半径 : 試験片厚さの1.0倍以内
るもの),棒,線(径5mm 長さ 3070mm 曲げ角度 : ≧90°
以上) 鋳鋼品
曲げ半径 : 試験片厚さの2.0倍以内
曲げ角度 : ≧90°
溶着金属
曲げ半径 : 試験片厚さの2.0倍以内
曲げ角度 : ≧90°
線(径5mm未満) 線 長さ 3070mm 曲げ半径 : 試験片厚さの1.0倍以内
曲げ角度 : ≧90°
管(外径38mm以下) 輪 幅 1525mm 試験片を,2枚の平板間に挟んで,平
板の距離がH(1)になるまで圧縮して
へん平にする。ただし,溶接管の場合
は,溶接線を圧縮方向に直角にする。
管(厚さ5mm以下,外径 円弧 厚さ 5mm以下 曲げ半径 : 試験片厚さの1.0倍以内
38mmを超えるもの) 幅 1525mm 曲げ角度 : ≧90°
長さ 50mm以上
注(1) H= (1+e) / (e+t/D)
ここで, H : 平板の距離 (mm)
t : 板の厚さ (mm)
D : 管の外径 (mm)
e : 0.09(定数)
(2) 半棒とは,棒を軸方向に切削したものをいう。
b) 溶接試験片
1) 平らな製品(板・帯など)については,長さ約100mm,幅約50mmの2枚の板を突合せ溶接して,
図1のように溶接線の両側20mmの位置で切断し,約100mm×40mmの試験片を採取する。
2) 円周溶接した管については,試験片は,図2のように,1)と同様に試験片を採取する。
3) 4個の試験片が十字溶接される場合には,図3のように,最初の溶接が長手方向になるようにしな
ければならない。試験片の採取方法は,1)と同様に採取する。
4) 材料の厚さが6mmを超える場合は,試験片を片側から6mmまで切削しなければならない。切削し
た逆側が,曲げた後の試験片の凸側になるようにしなければならない。
――――― [JIS G 0575 pdf 4] ―――――
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G 0575 : 1999
図1 突合せ溶接継手をもつ板及び帯の試験片 図2 突合せ溶接継手をもつ管の試験片
図3 十字溶接継手をもつ板及び帯の試験片
6. 試験片の鋭敏化熱処理 試験片の鋭敏化熱処理は,極低炭素鋼種(炭素0.030%以下)及び安定化鋼種
(チタン,ニオブを添加)だけについて行う。熱処理は研磨前に行い,熱処理条件は,オーステナイト系
及びフェライト・オーステナイト(2相)系ステンレス鋼について700±10℃30min保持後水冷又は650±
10℃ 10min保持後水冷とする。ただし,受渡当事者間の協定によって,これ以外の鋭敏化熱処理条件に代
えることもできる(3)。
注(3) SO 3651-2では,鋭敏化熱処理条件を上記の条件を標準としているが,従来のJISでは,650℃
で2時間保持後空冷となっていた。
鋭敏化熱処理条件は,試験の目的その他でいろいろ変化するので,受渡当事者間の協定によ
って目的に応じて変更してもよい。
7. 試験方法 試験方法は,次による。
a) 試験溶液の量は,試験片の表面積1cm2当たり8ml以上とする。
b) 試験片を試験溶液中に完全に入れ,連続16時間沸騰試験(4)を行う。試験片は,試験中に常に銅片と接
触させるようにする。
――――― [JIS G 0575 pdf 5] ―――――
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JIS G 0575:1999の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 3651-2:1998(MOD)
JIS G 0575:1999の国際規格 ICS 分類一覧
JIS G 0575:1999の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISG0572:2006
- ステンレス鋼の硫酸・硫酸第二鉄腐食試験方法
- JISH3100:2018
- 銅及び銅合金の板及び条
- JISK8951:2006
- 硫酸(試薬)
- JISK8983:2016
- 硫酸銅(II)五水和物(試薬)
- JISR6251:2006
- 研磨布
- JISR6252:2006
- 研磨紙
- JISR6253:2006
- 耐水研磨紙