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B 1515-1 : 2006 (ISO 1132-1 : 2000)
表 12 アキシアル振れ(続き)
番号 量記号 用語 定義 対応英語(参考)
7.2.4 Sea 外輪のアキシア axial runout of outer
円すいころ軸受では,外輪中心軸から外輪の軌道接触直径
ル振れ ring of assembled
の半分のラジアル距離において,種々の角度位置における
bearing
外輪背面と,それに対する内輪内径面の1固定点との間の
アキシアル距離の最大値と最小値との差。
備考 有効に測定するには,内輪及び外輪の軌道並びに
大つばは,すべてのころと適切に接触している状
態とする。
7.2.5 Sea1 外輪フランジ背 axial runout of outer
ラジアル溝玉軸受では,外輪中心軸からフランジ背面の平
面のアキシアル ring flange back face
均直径の半分のラジアル距離において,種々の角度位置に
振れ of assembled bearing
おける外輪のフランジ背面と,それに対する内輪内径面の
1固定点との間のアキシアル距離の最大値と最小値との
差。
備考 有効に測定するには,内輪及び外輪の軌道は,す
べての玉と接触している状態とする。
7.2.6 Sea1 外輪フランジ背 axial runout of outer
円すいころ軸受では,外輪中心軸から外輪フランジ平均軌
面のアキシアル ring flange back face
道接触直径の半分のラジアル距離において,種々の角度位
振れ of assembled bearing
置における外輪フランジの背面と,それに対する内輪内径
面の1固定点との間のアキシアル距離の最大値と最小値
との差。
備考 有効に測定するには,内輪及び外輪の軌道と大つ
ばは,すべてのころと接触している状態とする。
――――― [JIS B 1515-1 pdf 16] ―――――
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8. 内部すきま
内部すきまに関する量記号,用語及び定義は,表1314による。
8.1 ラジアルすきま
ラジアルすきまに関する量記号,用語及び定義は,表13による。
表 13 ラジアルすきま
番号 量記号 用語 定義 対応英語(参考)
8.1.1 Gr ラジアル内部 予圧なしで純ラジアル荷重を受けられる軸受において,
radial internal clearance
すきま 軌道輪が他方の軌道輪に対して,種々の角度方向につい
て,外力を負荷しないで,偏心の極限位置から直径方向
の反対側の極限の位置まで移動したラジアル距離の算術
平均値。
備考1. 平均値は,両軌道輪が相対的に種々の角度位置
にあるときの移動量と,転動体が両軌道輪に対
して相対的に種々の角度位置にあるときの移動
量を含む。
2. 有効に測定するには,互いに関連する軌道輪の
最大偏心位置においては,互いの軌道輪のアキ
シアル方向位置とそれに対する転動体の位置
は,実際に軌道輪が他方の軌道輪に対して最大
偏心した状態とする。
8.1.2 − 理論ラジアル theoretical radial internal
ラジアル軸受において,外輪の軌道接触直径から,内輪
内部すきま の軌道接触直径と転動体の直径の2倍を引いた値。 clearance
備考 マスタ軸受(形状誤差を無視できる軸受)では,
8.1.1に定義するラジアル内部すきまは,1個の転
動体と内外輪の接触位置が測定時の移動方向に
ある場合,理論ラジアル内部すきまと一致する。
――――― [JIS B 1515-1 pdf 17] ―――――
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8.2 アキシアルすきま
アキシアルすきまに関する量記号,用語及び定義は,表14による。
表 14 アキシアルすきま
番号 量記号 用語 定義 対応英語(参考)
8.2.1 Ga アキシアル内 axial internal clearance
予圧なしで両方向のアキシアル荷重を受けられる軸受に
部すきま おいて,軌道輪が他方の軌道輪に対して,外力を負荷し
ないで,アキシアル方向の極限位置から反対側の極限位
置まで移動したアキシアル距離の算術平均値。
備考1. 平均値は,両軌道輪が相対的に種々の角度位置
にあるときの移動量と,転動体が両軌道輪に対
して相対的に種々の角度位置にあるときの移動
量を含む。
2. 有効に測定するには,(互いに関連する軌道輪
の)最大アキシアル移動位置においては,互い
の軌道輪のラジアル方向位置及びそれらに対す
る転動体の位置は,実際に軌道輪が他方の軌道
輪に対して最も大きくアキシアル方向に移動し
た状態とする。
――――― [JIS B 1515-1 pdf 18] ―――――
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B 1515-1 : 2006 (ISO 1132-1 : 2000)
附属書A(参考)直径に関する実測寸法及び許容値の補足説明
この附属書は,本体に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。
1. 内径
1.1 実測内径 (ds又はdsp) 個々の内径において,m個の実測平面があり,一つの実測平面にn個の実測
内径(測定寸法)が存在する(附属書A図1参照)。特定の実測平面における寸法には,下付き文字記号 “p”
を付与し,dspとする。
附属書A表 1 実測内径
平面番号 測定寸法
1 ds11,ds12,ds13,······, ds1j,······, ds1n
2 ds21,ds22,ds23,······, ds2j,······, ds2n
3 ds31,ds32,ds33,······, ds3j,······, ds3n
··· ···..
i dsi1,dsi2,dsi3,······, dsij(1),······, dsin
··· ···..
m dsm1,dsm2,dsm3,······, dsmj,······, dsmn
注(1) sijは,iの実測平面におけるjの実測内径を表す。
附属書A図 1 実測平面1, 2及びiと実測内径寸法
――――― [JIS B 1515-1 pdf 19] ―――――
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B 1515-1 : 2006 (ISO 1132-1 : 2000)
1.2 平均内径 (dm) 個々の内径において,平均内径は次の式によって,すべての実測内径の最大値と最
小値の算術平均で得られる。
dm= [MAX(ds11, ds12, ds13, ······, dsij, ······, dsmn)+MIN(ds11, ds12, ds13, ······, dsij, ······, dsmn) ] / 2
個々の内径において,dmの値は1個だけ存在する。
備考 MAX(a1, a2, a3,······, an) は,a1, a2, a3,······, anの最大値,MIN(a1, a2, a3,······, an) は,a1, a2, a3,······,
anの最小値を意味する。
1.3 平面内平均内径 (dmp) 平面内平均内径は,次の式に基づき任意の実測平面における最大値と最小値
の算術平均で得られる。このdmpは,すべての実測平面に1個だけ存在する。
附属書A表 2 平面内平均内径
平面番号 dmp 測定寸法
1 dmp1 [MAX(ds11,······, ds1n)+MIN(ds11,······, ds1n) ]/2
2 dmp2 [MAX(ds21,······, ds2n)+MIN(ds21,······, ds2n) ]/2
3 dmp3 [MAX(ds31,······, ds3n)+MIN(ds31,······, ds3n) ]/2
··· ··· ······
i dmpi [MAX(dsi1,······, dsin)+MIN(dsi1,······, dsin) ]/2
··· ··· ···..
m dmpm [MAX(dsm1,······, dsmn)+MIN(dsm1,······, dsmn) ]/2
1.4 平面内平均内径の不同 (Vdmp) 平面内平均内径の不同は,個々の内径のすべての実測平面につき,
平面内平均内径の最大値と最小値との差である。このVdmpは,個々の内径において1個だけ存在し,円筒
度の指標を示す。
Vdmp= MAX(dmp1, dmp2 ,dmp3,···,dmpm) − MIN(dmp1, dmp2, dmp3,···,dmpm)
1.5 平面内内径不同 (Vdsp) 平面内内径不同は,一つの実測平面で測定した実測内径の最大値と最小値
との差をいう。このVdspは,個々の内径において,1個以上の値をもち,真円度の指標を示す。
附属書A表 3 平面内内径不同
平面番号 Vdsp 測定寸法
1 Vdsp1 [MAX(ds11,······, ds1n)−MIN(ds11,······, ds1n) ]
2 Vdsp2 [MAX(ds21,······, ds2n)−MIN(ds21,······, ds2n) ]
3 Vdsp3 [MAX(ds31,······, ds3n)−MIN(ds31,······, ds3n) ]
··· ··· ···..
i Vdspi [MAX(dsi1,······, dsin)−MIN(dsi1,······, dsin) ]
··· ··· ···..
m Vdspm [MAX(dsm1,······, dsmn)−MIN(dsm1,······, dsmn) ]
1.6 内径不同 (Vds) 内径不同は,個々の内径において,得られるすべての実測内径(測定値)の最大値
と最小値との差をいう。個々の内径において,Vdsの値は1個だけ存在する。
Vds= MAX(ds11, ds12, ds13,···, dsmn) − MIN(ds11, ds12, ds13,···, dsmn)
2. 外径 外径の許容差及び許容値は,1.に記載の内径の表示から得られ,外径の相当する用語(量記号)
には,次のものがある。
――――― [JIS B 1515-1 pdf 20] ―――――
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JIS B 1515-1:2006の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 1132-1:2000(IDT)
JIS B 1515-1:2006の国際規格 ICS 分類一覧
- 21 : 一般的に使用される機械的システム及び構成要素 > 21.100 : 軸受 > 21.100.20 : 転がり軸受
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.040 : 用語集 > 01.040.21 : 機械的システム及び構成要素(用語集)
JIS B 1515-1:2006の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0026:1998
- 製図―寸法及び公差の表示方式―非剛性部品
- JISB0104:1991
- 転がり軸受用語
- JISB0401-1:2016
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―長さに関わるサイズ公差のISOコード方式―第1部:サイズ公差,サイズ差及びはめあいの基礎