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B 1585-3 : 2017
表1−量記号及び単位
量記号 定義 単位
B つばなし薄肉半割り軸受の幅 mm
Bch1 測定ブロックの幅(つば付き薄肉半割り軸受) mm
Bch2 測定ブロック底部の幅 mm
Bch3 測定ブロックの幅(つばなし薄肉半割り軸受) mm
Bms マスターシェルの幅 mm
Ccor 補正量 mm
dch 測定ブロックの内径 mm
Dbs 検査される薄肉半割り軸受の外径 mm
Dms マスターシェルの外径 mm
E 弾性率 MPa
f 軸受と測定ブロックとの間の摩擦係数
F=F1=F2 測定力 N
h又は クラッシュ mm
h1+h2
Hch 測定ブロックの底部から基準面までの高さ mm
ΔHch 力を与えたときの測定ブロックの高さの弾性変形量 mm
K1 測定ブロックの面取り(つばなし半割り軸受) mm
K2 測定ブロックの面取り(つば付き半割り軸受) mm
l 周長 mm
Δl 測定ブロックの実際の周長の偏差 mm
pE 弾性変形による測定子のへこ(凹)み mm
Ra 粗さパラメータ μm
scs 基準軸受の肉厚 mm
sms マスターシェルの肉厚 mm
stot 半割り軸受の全肉厚 mm
W 測定子の接触幅 mm
Z つば付き半割り軸受のつば間の長さ mm
δ 検査方法の違いによる,合せ面の弾性変形量の差を補正する mm
ための補正量
δx 計算によって推定される補正量 mm
標準偏差 mm
表2−添字
添字 定義
bs 検査される軸受
ch 測定ブロック
chm 基準測定ブロック
chs ライン用測定ブロック
cs 基準軸受
M 測定値
ms マスターシェル
th 理論値
――――― [JIS B 1585-3 pdf 6] ―――――
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B 1585-3 : 2017
5 検査の目的
ハウジング内径に対して半割り軸受が必要なしめしろを確保するために,クラッシュがJIS B 1585-1及
びISO 12301に規定する公差内にあることを確保する。
6 検査方法
6.1 検査方法A
半割り軸受の一方の合せ面を止め金に当てておき,反対側の合せ面に当てたピボット式の当て金を備え
た測定子に力Fを直接与える方法(図2参照)。
1 止め金(ストッパー)
2 ダイヤルゲージ
3 可動式測定子
4 基準面
5 当て金
6 測定ブロック
図2−測定原理(検査方法A)
6.2 検査方法B
半割り軸受の両方の合せ面に当て金をあて,それぞれの当て金を備えた測定子に力F1及びF2を与える
方法(図3参照)。
クラッシュhを次の式(1)で求める。
h h1h2 (1)
――――― [JIS B 1585-3 pdf 7] ―――――
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B 1585-3 : 2017
1 ダイヤルゲージ
2 基準面
3 固定式当て金a)
4 測定ブロック
5 ピボット式当て金
注a) 二つのピボット式当て金を用いて測定してもよい。
図3−測定原理(検査方法B)
6.3 測定力
検査方法Aでは,一方の当て金に所定の力を加え,止め金は反力を受けるだけである。一方,検査方法
Bでは,測定装置によって両方の当て金に直接力を加える。
例 測定力の例
検査方法A F=6 000 N
検査方法B F1=6 000 N,F2=6 000 N
7 検査方法の選択及び指定
7.1 検査方法の選択
検査する半割り軸受の寸法に応じて望ましい検査方法を表3に示す。
表3−検査方法の選択方法
単位 mm
Dbs 望ましい検査方法
Dbs≦200 A,B
200さらに,受渡当事者間の協定によって,軸受の寸法にかかわらず検査方法を選択することができる。そ
の場合には,検査方法Aと検査方法Bとの間で異なる合せ面における弾性変形量の差を補正するための補
正量δを考慮する必要がある。その補正量δは,式(2)を満たす。
h h1h2 (2)
――――― [JIS B 1585-3 pdf 8] ―――――
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B 1585-3 : 2017
δの値は,用いる二つの測定装置で得られる実際の測定値から経験的に決定する必要がある。異なる製
造業者の測定装置はその形状も異なるので,ある製造業者で決められた補正量δは他の製造業者の測定装
置には適用できず,個別に定められなければならない。
附属書Eの例を参照。
一般に,ベルトの摩擦に対する理論から,補正量δは式(3)から算出できる。
dch,M F1 f f 2/
1 e 2e (3)
smsBms 2Ef
摩擦係数をf=0.15,弾性率をE=210 000 MPaとすると,式(3)は式(4)となる[箇条16 c) を参照]。
7dch,M F
x 7 10 (4)
smsBms
7.2 検査方法の指定
外径Dbsが340 mmの薄肉半割り軸受の検査を検査方法Bに指定するときの指定方法を,一例として次
に示す。
例 検査方法JIS B 1585-3-B-340
8 測定装置
検査方法A及び検査方法Bによってクラッシュを測定するための一般的な測定装置を,図4及び図5
に示す。
なお,図4及び図5は油圧作動式であるが,空気圧又は機械作動式を用いてもよい。
1 測定ブロック
2 ピボット式当て金
3 圧力調整弁
4 駆動モータ
5 油ポンプ
6 圧力シリンダ
7 可動式測定子
8 ダイヤルゲージ
9 圧力ゲージ
図4−コラム式の測定装置例(検査方法A)
――――― [JIS B 1585-3 pdf 9] ―――――
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B 1585-3 : 2017
1 固定式当て金a)
2 ダイヤルゲージ
3 可動式測定子
4 圧力ゲージ
5 圧力シリンダ
6 ピボット式当て金
7 ダイヤルゲージ
8 測定ブロック
注a) 二つのピボット式当て金を用いてもよい。
図5−コラム式の測定装置例(検査方法B)
9 測定装置の必要事項
9.1 一般
測定装置の精度,すなわち測定するクラッシュの精度に影響を与える最も重要な因子を,9.29.5に示
す。
9.2 測定時に加える力の公差
測定時に加える力の許容範囲を表4に示す。
表4−測定時に加える力の許容範囲
F 許容範囲
(N) (±%)
F≦ 2 000 1.25
2 000< F≦ 5 000 1.00
5 000< F≦ 10 000 0.75
10 000< F≦ 50 000 0.50
50 000< F 0.25
――――― [JIS B 1585-3 pdf 10] ―――――
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JIS B 1585-3:2017の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 3548-3:2012(MOD)
JIS B 1585-3:2017の国際規格 ICS 分類一覧
- 21 : 一般的に使用される機械的システム及び構成要素 > 21.100 : 軸受 > 21.100.10 : 平軸受
JIS B 1585-3:2017の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB1585-1:2017
- 滑り軸受―つば付き及びつばなし薄肉半割り軸受―第1部:公差,設計及び検査方法