JIS B 1760-1:2016 歯車―FZG試験方法―第1部:潤滑油の耐スカッフィング性能 FZG試験方法A/8.3/90

JIS B 1760-1:2016 規格概要

この規格 B1760-1は、スカッフィングとして知られている歯面損傷に対する潤滑油の相対的耐荷重能を,動力循環式FZG歯車試験機を用いて評価する方法について規定。

JISB1760-1 規格全文情報

規格番号
JIS B1760-1 
規格名称
歯車―FZG試験方法―第1部 : 潤滑油の耐スカッフィング性能 FZG試験方法A/8.3/90
規格名称英語訳
Gears -- FZG test procedures -- Part 1:FZG test method A/8,3/90 for relative scuffing load-carrying capacity of oils
制定年月日
2016年4月20日
最新改正日
2016年4月20日
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対応国際規格

ISO

ISO 14635-1:2000(MOD)
国際規格分類

ICS

21.200
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2016-04-20 制定
ページ
JIS B 1760-1:2016 PDF [17]
                                                                                 B 1760-1 : 2016

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 試験方法の概要・・・・[2]
  •  4.1 基本原理・・・・[2]
  •  4.2 試験精度・・・・[3]
  •  5 試験用材料・・・・[5]
  •  5.1 試験歯車・・・・[5]
  •  5.2 洗浄液・・・・[5]
  •  6 試験装置・・・・[6]
  •  6.1 FZG平歯車試験装置・・・・[6]
  •  6.2 加熱装置・・・・[6]
  •  6.3 回転数計・・・・[6]
  •  7 試験装置の準備・・・・[7]
  •  8 試験手順・・・・[8]
  •  9 結果の報告・・・・[9]
  •  附属書A(参考)標準的FZG試験報告書・・・・[10]
  •  附属書B(参考)FZG歯車試験装置の保守点検表・・・・[11]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[15]

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――――― [JIS B 1760-1 pdf 1] ―――――

B 1760-1 : 2016

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本歯車工業会(JGMA)及び
一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があ
り,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

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                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 1760-1 : 2016
歯車−FZG試験方法−第1部 :
潤滑油の耐スカッフィング性能
FZG試験方法A/8.3/90

Gears-FZG test procedures-Part 1: FZG test method A/8,3/90 for relative scuffing load-carrying capacity of oils

序文

  この規格は,2000年に第1版として発行されたISO 14635-1を基に,技術的内容を変更して作成した日
本工業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,スカッフィングとして知られている歯面損傷に対する潤滑油の相対的耐荷重能を,動力循
環式FZG歯車試験機を用いて評価する方法について規定する。
高面圧及び高い滑り速度によって歯車表面が高温となり,潤滑膜の破断が始まる。この試験方法は,所
定の温度・高い滑り速度及びステップ荷重の下での潤滑膜破断を評価するものである。
注記1 この試験方法は,技術的にはASTM D 5182-97,DIN 51354-1,DIN 51354-2,IP 334/90及び
CEC L-07-A-95に相当する。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 14635-1:2000,Gears−FZG test procedures−Part 1: FZG test method A/8,3/90 for relative
scuffing load-carrying capacity of oils(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0102-1 歯車用語−第1部 : 幾何形状に関する定義
JIS B 0601 製品の幾何特性仕様(GPS)−表面性状 : 輪郭曲線方式−用語,定義及び表面性状パラメ
ータ
注記 対応国際規格 : ISO 4287,Geometrical Product Specifications (GPS)−Surface texture: Profile
method−Terms, definitions and surface texture parameters(IDT)

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2
B 1760-1 : 2016
JIS B 1702-1 円筒歯車−精度等級−第1部 : 歯車の歯面に関する誤差の定義及び許容値
注記 対応国際規格 : ISO 1328-1,Cylindrical gears−ISO system of flank tolerance classification−Part 1:
Definitions and allowable values of deviations relevant to flanks of gear teeth(MOD)
JIS K 2201 工業ガソリン
JIS Z 8402-2 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)−第2部 : 標準測定方法の併行精度及
び再現精度を求めるための基本的方法
注記 対応国際規格 : ISO 5725-2,Accuracy (trueness and precision) f measurement methods and results
−Part 2: Basic method for the determination of repeatability and reproducibility of a standard
measurement method(IDT)

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0102-1によるほか,次による。
3.1
スカッフィング耐荷重能(scuffing load-carrying capacity)
所定の条件下で耐え得る(潤滑油の)最大負荷。
注記1 損傷例は,図1参照。
注記2 スカッフィングは,歯面に焼付き又は溶着に伴う損傷が部分的に激しく形成された状態であ
り,それはかみ合った歯車間の潤滑膜の欠如又は破断に起因し,一般的には高温・高圧によ
って引き起こされる。スカッフィングは,滑り速度が高いときに起きやすい。不十分な表面
形状及び不連続な部位に負荷がかかることによって,又は歯面圧力が高い場合には,比較的
低い滑り速度のときにもスカッフィングは発生する。
注記3 スカッフィング損傷の危険度は,歯車材料の特性,使用される潤滑油,歯面の表面粗さ,滑
り速度及び荷重によって左右される。高速歯車にスカッフィングが起こると振動の増加によ
って動荷重が高くなる。その結果,スカッフィングによる更なる損傷,ピッチング又は歯の
折損に至る。
3.2
FZG試験条件A/8.3/90(FZG test condition A/8,3/90)
FZG歯車試験機で歯車のスカッフィング試験を行うための条件で,Aは試験歯車の歯車諸元(表1参照),
8.3はピッチ円周速度8.3(m/s),及び90は負荷ステージ5以上での試験油の初期温度(℃)を表す。
注記 歯車の回転方向を図3に示す。
3.3
不合格負荷ステージ(failure load stage)
小歯車16歯のスカッフィング損傷幅の合計が20 mmを超えたときの負荷ステージ。
なお,20 mmは小歯車の歯幅(有効歯幅)に相当する。
注記 歯面損傷の例を図1に示す。

4 試験方法の概要

4.1 基本原理

  箇条5の表1及び表2で規定する試験歯車対を,試験潤滑油を用いた油浴潤滑の下で,一定速度で所定
の回転数まで運転する。歯にかかる負荷を,表3に示すステップに従って段階的に増加する。負荷ステー

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B 1760-1 : 2016
ジ5を開始するときの初期油温は,90±3 ℃に調節する。各負荷ステージの試験中の油温は制御しない。
負荷ステージ4以降は,各ステージ終了後小歯車の歯面損傷を観察し,外観の変化を記録する。試験は,
不合格負荷ステージに達したとき又は達することなく負荷ステージ12を終了したとき完了する。
試験者は,それぞれの地域の全ての規則及び法律を遵守する義務がある。
注記 この試験方法を利用する者は十分に訓練を積み,一般的な技能及び試験実務の経験が十分にあ
る者,又はそのような人の監督下にあることが望ましい。
警告 試験装置運転中は,負荷のかかった長い軸と高負荷の歯車とが高速で回転しているため,人身
を保護する安全措置を施さなければならない。また,騒音からの保護も極めて重要である。

4.2 試験精度

  この試験方法の精度は,JIS Z 8402-2に準拠して,3種類の潤滑油(基準油2種類及び市販油1種類)で
評価している。これらの潤滑油の不合格負荷ステージは,512の範囲を包含している。
JIS Z 8402-2で規定する併行精度許容差(r)及び再現精度許容差(R)は,この試験方法に関して次の
とおりである。
r : ステージ1
R : ステージ2
注記 JIS Z 8402-2の試験精度は,不合格負荷ステージ512の範囲に適用する。

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JIS B 1760-1:2016の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 14635-1:2000(MOD)

JIS B 1760-1:2016の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 1760-1:2016の関連規格と引用規格一覧