JIS B 1859:2009 歯付きベルト伝動―用語

JIS B 1859:2009 規格概要

この規格 B1859は、動力伝動,同期伝動に使用する継ぎ目のない歯付きベルト及び歯付きプーリに関する用語及び定義について規定。

JISB1859 規格全文情報

規格番号
JIS B1859 
規格名称
歯付きベルト伝動―用語
規格名称英語訳
Synchronous belt drives -- Vocabulary
制定年月日
2009年9月24日
最新改正日
2019年10月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 5288:2001(IDT)
国際規格分類

ICS

01.040.21, 21.220.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2009-09-24 制定日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS B 1859:2009 PDF [15]
                                                                    B 1859 : 2009 (ISO 5288 : 2001)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 分類・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  3.1 一般用語・・・・[2]
  •  3.2 歯付きベルト・・・・[2]
  •  3.3 歯付きベルトの歯・・・・[3]
  •  3.4 歯付きプーリ・・・・[5]
  •  3.5 歯付きプーリの歯溝・・・・[8]
  •  3.6 歯付きプーリの創成工具・・・・[11]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 1859 pdf 1] ―――――

B 1859 : 2009 (ISO 5288 : 2001)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,日本ベルト工業会(JBMA)及び財団法人日本
規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査
会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責
任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 1859 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                          JIS
B 1859 : 2009
(ISO 5288 : 2001)

歯付きベルト伝動−用語

Synchronous belt drives-Vocabulary

序文

  この規格は,2001年に第2版として発行されたISO 5288を基に,技術的内容及び対応国際規格の構成
を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。

1 適用範囲

  この規格は,動力伝動,同期伝動に使用する継ぎ目のない歯付きベルト及び歯付きプーリに関する用語
及び定義について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 5288:2001,Synchronous belt drives−Vocabulary(IDT)
なお,対応の程度を表す記号(IDT)は,ISO/IEC Guide 21に基づき,一致していることを
示す。

2 分類

  歯付きベルト伝動の用語の分類は,次による。
a) 一般用語
b) 歯付きベルト
c) 歯付きベルトの歯
d) 歯付きプーリ
e) 歯付きプーリの歯溝
f) 歯付きプーリの創成工具

3 用語及び定義

  用語及び定義は,次による。
なお,参考として対応英語を示す。

――――― [JIS B 1859 pdf 3] ―――――

2
B 1859 : 2009 (ISO 5288 : 2001)

3.1 一般用語

 番号        用語                             定義                       記号  対応英語(参考)
3.1.1 歯付きベルト伝動 1本の歯付きベルト及び2個以上の歯付きプーリで構成す synchronous belt
る機構。 drives
注記1 ベルトの歯とプーリの歯とのかみ合いによって,
同期運動及び/又は動力を伝達する。
注記2 このベルト伝動は,“タイミングベルト伝動
(timing belt drives)”,“ポジティブベルト伝動
(positive belt drives)”又は“ギアベルト伝動(gear
belt drives)”などともいう。
3.1.2 中心間距離 C
2個の歯付きプーリにベルトを掛け,所定の測長用荷重を centre distance
与えたときの歯付きプーリ軸の中心距離(図1参照)。
図1

3.2 歯付きベルト

 番号        用語                             定義                       記号  対応英語(参考)
3.2.1 歯付きベルト 幅方向の断面は長方形で,ピッチライン(3.2.3参照)の synchronous belt
内側(片側)又は両側に幅方向の歯を等間隔に配列したベ
ルト(図2参照)。
注記1 歯の回転方向断面は,直線及び/又は曲線で形成
する。
注記2 この規格の中の図は,代表例として一般的な台形
歯を用いている。
図2
3.2.2 歯ピッチ Pb
所定の測長荷重をベルトに与えたときの隣り合う二つの tooth pitch
歯の中心距離(図3参照)。
図3

――――― [JIS B 1859 pdf 4] ―――――

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B 1859 : 2009 (ISO 5288 : 2001)
番号 用語 定義 記号 対応英語(参考)
3.2.3 ピッチライン ベルトを回転方向に曲げても同じ長さを保つベルト中の pitch line
円周方向の基準線(図4参照)。
図4
3.2.4 ベルトピッチ長さ ベルトのピッチラインの周長さ Lp belt pitch length
3.2.5 ベルト幅 ベルトの背面の幅方向の寸法(図5参照)。 bs width
図5
3.2.6 ベルト厚さ 片面歯付きベルトの総厚さ(図6参照)。 hs height
図6
両面歯付きベルトの総厚さ(図7参照)。
hd
図7

3.3 歯付きベルトの歯

 番号        用語                             定義                       記号  対応英語(参考)
3.3.1 歯 歯付きベルトにおいて歯付きプーリとかみ合うために必 tooth
要な形状をもった歯底から突き出た部位(図8参照)。
図8
3.3.2 歯先線 ベルト歯の先端を結ぶ線(図9参照)。 tip line
図9

――――― [JIS B 1859 pdf 5] ―――――

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