JIS B 4635:2002 強力ニッパ | ページ 2

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B 4635 : 2002
表6 変形試験の試験値(I-1形)
単位 mm
呼び寸法 L1 変形試験
荷重 最大永久変形
F Smax (4)
(N)
125 80 800 0.5
140 90 900 0.5
160 100 1 000 1
180 112 1 120 1
200 125 1 250 1
注(4) =W1−W2(附属書1の2.2参照)
表7 変形試験の試験値(I-2形)
単位 mm
呼び寸法 L1 変形試験
荷重 最大永久変形
F Smax (4)
(N)
125 80 800 0.5
140 90 900 1
160 100 1 000 1
L1が表6又は表7の値をとれない場合は,次の式で求めるF'を用いる。
F L1
F1'=
L1'
ここに, F : 表6又は表7に示す荷重
L1' : 接合部の中心から荷重を加えた位置までの距離
5. 試験方法
5.1 切れ味試験
5.1.1 A法 J形ニッパの切れ味試験は,ニッパの刃部のほぼ中央に,表8に示す線径の試験用鉄線を挟
み,柄部に荷重を加え試験用鉄線を切断する。
表8 切れ味試験用鉄線(J形)
呼び寸法 試験用鉄線の線径
mm
130 1.50
160 1.90
180 2.15
5.1.2 B法 I形ニッパの切れ味試験は,附属書1の3.(ワイヤ切断試験)及び4.(軟ワイヤ切断試験)
による。
5.2 変形試験
5.2.1 A法 J形ニッパの変形試験は,刃部の先端から2mmの箇所に,直径3.4mmの試験用鉄線を挟み,
柄部最大幅のところに荷重を加えて表9のトルクを約1分間加え,荷重を加える前の寸法の読みと荷重を
除いた後の寸法の読みとの差を測定する。

――――― [JIS B 4635 pdf 6] ―――――

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B 4635 : 2002
表9 変形試験のトルク
呼び寸法 トルク
N・m
130 39.2
160 49.0
180 58.8
5.2.2 B法 I形ニッパの変形試験は,附属書1の2.(変形試験)による。
6. 検査 ニッパの検査は,次による。
6.1 形状及び寸法の検査 ニッパの形状及び寸法の検査は,直尺,ノギスなどを用いて行い,3.に適合し
なければならない。
6.2 外観及び仕上げの検査 ニッパの外観及び仕上げの検査は,目視によって行い,4.1に適合しなけれ
ばならない。
6.3 接合部の検査 ニッパの接合部の検査は,適切な用具又は感触によって行い,4.2.1に適合しなけれ
ばならない。
6.4 切れ味検査 ニッパの切れ味検査は,4.2.2に適合しなければならない。
6.5 変形検査 ニッパの変形検査は,4.3.1に適合しなければならない。
7. 製品の呼び方 ニッパの呼び方は,規格番号又は規格名称,J形又はI形に基づいて製作されたことを
示す“J”又は“I”,及び呼び寸法による。
例1. JIS B 4635 J形130
例2. 強力ニッパ J形160
例3. JIS B 4635 I-1形160
例4. 強力ニッパ I-2形200
8. 表示 製品には,適切な箇所に,製造業者名又はその略号を表示する。また,包装には,適切な箇所
に,製造業者名又はその略号,形式及び呼び寸法を表示する。

――――― [JIS B 4635 pdf 7] ―――――

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附属書1(規定) 強力ニッパ(I形)の試験方法(B法)
序文 この附属書は,ニッパの切れ味試験,変形試験のうちB法にかかわる試験方法について,対応国際
規格を翻訳し規格化したものである。
1. 適用範囲 この附属書は,ニッパの試験方法について規定する。
2. 変形試験
2.1 概要 試験は,規定事項が検査できる装置で確認しなければならない。
2.2 試験方法 ニッパの形式と呼び寸法別に,接合部の中心から距離L1のところで柄部に荷重を加える
位置を定め,刃部に適切な試験片を挿入する(2.3参照)。
荷重50Nをかけ,柄部の幅W1を測定する。荷重Fを指定値まで増やし,次いで50Nまで減らす。
荷重Fを4回かけ,次いで柄部の幅W2をもう一度同じ距離L1で測定する。
最初の読取値と2番目の読取値との差 (W1−W2) は,最大永久変形の値Smaxを超えてはならない。
ニッパの形式及び呼び寸法について,変形試験にかかわる諸元は附属書1図1による。
F=変形試験で加える荷重
F1=切れ味試験で加える荷重
附属書1図1 変形試験
試験後,ニッパに,使用に支障をきたすような変形があってはならない。
L1で変形試験を実施できない場合は,適切な位置を選定して,荷重を加える。接合部の中心から荷重を
加える位置までの距離をL1'とする。加える荷重F'は,次の式で求める。

――――― [JIS B 4635 pdf 8] ―――――

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B 4635 : 2002
F L1
F1'=
L1'
ここに, F : 距離L1における荷重である(附属書1図1参照)。
2.3 試験片 試験片は,硬さが3040HRCとし,刃部の先端から8mm±1mmの長さにわたり刃部と接
触するような寸法及び輪郭をもっていなければならない。
試験片が挿入された状態で,刃部の先端の開きは,3mm±1mmとする。°
3. ワイヤ切断試験
3.1 試験用ワイヤの確認 切断試験に使用するワイヤは,まず,規定事項が検査できる装置で確認しな
ければならない。
試験装置に二つの超硬合金刃を組み立てる。
この場合,刃部角度60°±1°,刃部の半径が0.3mmになるように研磨し,刃部が互いに一致するように
し,また,試験用ワイヤと直角をなすようにする(附属書1図2参照)。
ワイヤの切断力を記録する。
三つの読取値の平均値は,3.2に示す値F2を満足していなければならない。
附属書1図2 試験装置
3.2 試験用ワイヤの切断力 試験用ワイヤの切断力は,附属書1表1及び附属書1表2による。
附属書1表1 中硬度試験用ワイヤ
ワイヤの直径 近似引張強さ(1) 切断力
D F2
mm MPa N
1.6 1 600 1 800±90
注(1) 引張強さは,参考として示す。

――――― [JIS B 4635 pdf 9] ―――――

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B 4635 : 2002
附属書1表2 高硬度試験用ワイヤ
ワイヤの直径 近似引張強さ(1) 切断力
D F2
mm MPa N
1.25 2 300 2 000±100
1.4 2 250 2 350±125
1.6 2 200 2 800±150
1.8 2 150 3 400±175
2 2 100 4 000±200
2.5 2 000 5 700±300
3.3 切れ味試験 切断力の校正済み試験用ワイヤを使用し,ニッパを規定事項が検査できるように試験
装置に配置する。
ニッパの形式と呼び寸法に従ってL1及びL2を選ぶ。試験用ワイヤをL2の位置でニッパの刃部に挿入し,
柄部のL1の位置に力F1を加える。
L1及びL2で切れ味試験を実施できない場合は,適切な位置にL1'及びL2'を定めて行う。この場合,試験
用ワイヤの切断に必要な力F1'は,次の式による。
F2 A L2' F2 A L2'
F1' F1=
L1' L1'
ここに, F2 : 附属書1表1及び附属書1表2に示す切断力
A : 補正係数(中硬度試験用ワイヤの場合にはA=1.6,高硬度試
験用ワイヤの場合にはA=2)
試験用ワイヤの切断に必要な力F1又はF1'を測定する。この力は,ニッパの形式と呼び寸法に対して規
定されている最大切断力F1, maxの値を超えてはならない。
試験終了後,刃部にニッパの切断性能に悪影響を与えるような目に見える圧こん又は変形があってはな
らない。
ニッパは,使用に支障をきたすような損傷を受けてはならない。
この試験の後に,軟ワイヤ切断試験を4.に従って実施する。
4. 軟ワイヤ切断試験 切れ味試験の終了後,ニッパは,次に示す要領で軟ワイヤを切断できなければな
らない。
試験用ワイヤを,附属書1図3に示す例に従ってニッパの刃部の間に位置決めをする。
附属書1表3に示す試験用ワイヤは,切断を助ける曲げ又は引張応力を与えることなく,完全に切断で
きなければならない。
最大長さが25mmの試験用ワイヤを,ニッパの刃部の間に位置決めする。このワイヤ片は,ニッパの刃
部だけで保持し,柄部に手で力を加えるだけで切断する。

――――― [JIS B 4635 pdf 10] ―――――

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JIS B 4635:2002の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 5743:1988(MOD)
  • ISO 5744:1988(MOD)
  • ISO 5749:1988(MOD)

JIS B 4635:2002の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 4635:2002の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISG3532:2011
鉄線
JISH3260:2018
銅及び銅合金の線
JISH3270:2018
ベリリウム銅,りん青銅及び洋白の棒及び線