JIS B 4635:2002 強力ニッパ

JIS B 4635:2002 規格概要

この規格 B4635は、銅線類及び鉄線類の切断に用いる強力ニッパについて規定。

JISB4635 規格全文情報

規格番号
JIS B4635 
規格名称
強力ニッパ
規格名称英語訳
Heavy duty cutting nippers
制定年月日
1954年9月18日
最新改正日
2016年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 5743:1988(MOD), ISO 5744:1988(MOD), ISO 5749:1988(MOD)
国際規格分類

ICS

25.140.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
工具 2020
改訂:履歴
1954-09-18 制定日, 1957-09-18 確認日, 1960-01-01 改正日, 1963-01-01 確認日, 1963-05-01 改正日, 1965-10-01 確認日, 1968-02-01 確認日, 1971-06-01 改正日, 1974-06-01 確認日, 1977-02-01 改正日, 1980-02-01 改正日, 1987-02-01 確認日, 1987-10-01 改正日, 1995-03-01 改正日, 1998-03-20 改正日, 2002-03-20 改正日, 2007-04-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS B 4635:2002 PDF [15]
B 4635 : 2002

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,財団法人日本規格
協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会
の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。これによってJIS B 4635 : 1998は改正され,
この規格に置き換えられる。
今回の改正は,日本工業規格(日本産業規格)を国際規格に整合させるため,ISO 5743 : 1988 (Pliers and nippers−General
technical requirements), ISO 5744 : 1988 (Pliers and nippers−Methods of test) 及びISO 5749 : 1988 (Pliers and
nippers−Diagonal cutting nippers−Dimensions and test values) を基礎として用いた。
JIS B 4635には,次に示す附属書がある。
附属書1(規定) 強力ニッパ(1形)の試験方法(B法)
附属書2(参考) JISと対応する国際規格との対比表

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS B 4635 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 4635 : 2002

強力ニッパ

Heavy duty cutting nippers

序文 この規格は,1988年に第2版として発行されたISO 5743 (Pliers and nippers−General technical
requirements),ISO 5744 (Pliers and nippers−Methods of test) 及びISO 5749 (Pliers and nippers−Diagonal
cutting nippers−Dimensions and test values) を元に,対応する部分(ニッパ)を翻訳し,形状・寸法は現状
の市場流通を考慮し,切れ味試験・変形試験は軟硬のワイヤを同時に切断するものは実状にそぐわないと
いうことから,従来のJISとISOを併記するなど,構成,編集を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変更の一覧表
をその説明を付けて,附属書2(参考)に示す。
1. 適用範囲 この規格は,主に銅線類及び鉄線類の切断に用いる強力ニッパ(以下,ニッパという。)に
ついて規定する。
なお,活線作業のための絶縁工具及び帯電防止工具には適用しない。プラスチックコーティング又はプ
ラスチックスリーブは,握りやすさを意図するものに限る。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 5743 : 1988 Pliers and nippers−General technical requirements (MOD)
ISO 5744 : 1988 Pliers and nippers−Methods of test (MOD)
ISO 5749 : 1988 Pliers and nippers−Diagonal cutting nippers−Dimensions and test values (MOD)
2. 引用規格 次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構
成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS G 3532 鉄線
JIS H 3260 銅及び銅合金線
JIS H 3270 ベリリウム銅,リン青銅及び洋白の棒及び線
3. 形状及び寸法 ニッパの形状は,図1による。ただし,これは例示であり,製造業者の設計に影響を
与えるものではない。また,ニッパの寸法は,表1及び表2による。

――――― [JIS B 4635 pdf 2] ―――――

2
B 4635 : 2002
図1 形状(例)
表1 J形の寸法
単位 mm
形式 呼び寸法 L L3(最大) W3(最大) T1(最大) b
J-1形 180 180±9 27 32 14 50±5
J-2形 130 130±7 22 18 11 50±5
160 160±8 24 23 13 50±5
表2 I形の寸法
単位 mm
形式 呼び寸法 L L3(最大) W3(最大) T1(最大) b
I-1形 125 125±6 18 22 10 50±5
140 140±7 20 25 11 50±5
160 160±8 22 28 12 50±5
180 180±9 25 32 14 50±5
200 200±10 28 36 16 50±5
I-2形 125 125±6 18 22 10 50±5
140 140±7 20 25 11 50±5
160 160±8 22 28 12 50±5

――――― [JIS B 4635 pdf 3] ―――――

                                                                                              3
B 4635 : 2002
4. 品質
4.1 外観及び仕上げ ニッパの外観は,割れ,きず,さび,その他使用上有害な突起がなく,保護表面
処理を施し,その仕上げの程度は良好でなければならない。
なお,保護表面処理は,製造業者において適切な方法を選定する。
柄部は,違和感なく握ることができるように形づくられ,手の偶発的な挟みを防止するように作られて
いなければならない。
4.2 機能
4.2.1 接合部 接合部は,閉じた位置から開いた位置まで円滑に動かなければならない。また,どの位置
においても,ニッパの機能を損なうような遊び(がた)があってはならない。
4.2.2 切れ味 ニッパの切れ味は,次による。
a) 形ニッパ J形ニッパの切れ味は,5.1.1(A法)によって試験を行ったとき,試験用鉄線(1)を表3の
荷重以下で切断できなければならない。
注(1) 試験用鉄線は,JIS G 3532のSWN-Nとする。
表3 切れ味試験値(J形)
呼び寸法 試験用鉄線をくわえる
点の荷重
N
130 1 960
160 2 450
180 2 940
b) 形ニッパ I形ニッパの切れ味は,5.1.2(B法)によって試験を行ったとき,切断力F1及び試験用の
ワイヤの直径Dは,表4又は表5に示す値を超えてはならない。
なお,ニッパの切れ味試験,変形試験にかかわる寸法諸元は,図2による。
表4 切れ味試験値(I-1形)
単位 mm
呼び寸法 L1 L2 切れ味試験
高硬度試験用 最大切断力
ワイヤの直径
D(2) F1, max
(N)
125 80 10 1.25 500
140 90 11 1.4 575
160 100 12.5 1.6 700
180 112 14 1.8 850
200 125 16 2 1020
注(2) 高硬度試験用ワイヤのデータは,附属書1表2に示す。

――――― [JIS B 4635 pdf 4] ―――――

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B 4635 : 2002
表5 切れ味試験値(I-2形)
単位 mm
呼び寸法 L1 L2 切れ味試験
中硬度試験用 最大切断力
ワイヤの直径
D(3) F1, max
(N)
125 80 12.5 1.6 450
140 90 14 1.6 450
160 100 16 1.6 460
注(3) 中硬度試験用ワイヤのデータは,附属書1表1に示す。
L1及びL2が表4又は表5の値をとれない場合は,次の式で求めるF1'を用いる。
F2 A L2'
F1'
L1'
ここに, F2 : 試験用ワイヤの切断力[高硬度試験用ワイヤ(附属書1
表2参照),中硬度試験用ワイヤ(附属書1表1参照)]
A : 補正係数(高硬度試験用ワイヤの場合にはA=2,中硬度
試験用ワイヤの場合にはA=1.6)
L1' : 接合部の中心から荷重を加えた位置までの距離
L2' : 接合部の中心から試験用ワイヤの位置までの距離
図2 試験にかかわる寸法諸元
4.3 機械的性質
4.3.1 変形 ニッパの変形は,次による。
a) 形ニッパ J形ニッパの永久変形は,5.2.1(A法)によって試験を行ったとき,柄部最大幅の1.5%
以下とし,刃部の永久変形は先端で0.5mm以下でなければならない。
b) 形ニッパ I形ニッパの永久変形は,5.2.2(B法)によって試験を行った後,永久変形Sは,表6又
は表7に示す値を超えてはならない。

――――― [JIS B 4635 pdf 5] ―――――

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JIS B 4635:2002の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 5743:1988(MOD)
  • ISO 5744:1988(MOD)
  • ISO 5749:1988(MOD)

JIS B 4635:2002の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 4635:2002の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISG3532:2011
鉄線
JISH3260:2018
銅及び銅合金の線
JISH3270:2018
ベリリウム銅,りん青銅及び洋白の棒及び線