JIS B 6223:1998 立て旋盤―精度検査 | ページ 6

                                                                                             25
B 6223 : 1998
附属書2表1 機能試験
番号 試験項目 試験方法 JIS B 6201の試験方法
通則の3.2の引用試験番

1 1-11
テーブルの始動,停止及 適当な二つのテーブル回転速度で,正転及び逆転について,
び運転操作 始動,停止(寸動及び制動を含む。)を繰り返し10回行い,
作動の円滑さと確実さとを試験する。
2 テーブル回転速度の変 表示のすべての速度(無段変速のものは各速度域の最低, 1-12
換操作 最高)について,テーブル回転速度を変換し,その操作装
置の作動の円滑さと指示の確実さとを試験する。
3 クロスレールの昇降及 手動及び機動(1)によってクロスレールを昇降させ,動きの 1-37
び締付け操作 全長にわたって平滑さと均一さとを試験する。 1-54
また,動きの任意の一つの位置における締付けの確実さを
試験する。
4 刃物台(正面,横)の手 手動によって刃物台を移動させ,動きの全長にわたって平 1-37
動送り操作及び締付け 滑さと均一さとを試験する。 1-54
操作(3) また,それぞれの動きの任意の一つの位置における締付
けの確実さを試験する。
5 刃物台及びラム(正面,早送り及び適当な一つの送り(2)で始動,停止を繰り返し10 1-31
横)の機動送りの掛外し 回行い,作動の円滑さと確実さとを試験する。
とその装置の操作(3)
6 刃物台及びラム(正面,表示のすべての送り(無段変速のものは最小,中間,最大)1-33
横)の送り(2)の変換操作 について送りを変換し,その操作装置の作動の円滑さと指
示の確実さとを試験する。
7 刃物台(正面,横)の旋 旋回操作を行い,動きの全域にわたって作動の円滑さと確 1-54
回操作及び締付け操作実さとを試験する。
また,旋回の任意の一つの位置における締付けの確実さ
を試験する。
8 タレットの割出し及び タレットの割出し操作を行い,作動の円滑さと確実さとを 1-54
締付け操作 試験する。
また,各割出し位置において締付けの確実さを試験する。
9 工具の取付け及び取外 工具の取付け及び取外しの確実さと締付けねじの円滑さと 1-71
しの操作 を試験する。
10 工作物の取付け及び取 工作物取付け装置の機能の確実さと工作物の取付けの確実 1-72
外しの操作 さとを試験する。
11 電気装置 運転試験の前後に,それぞれ1回絶縁状態を試験する。た 1-91
だし,半導体などを使用した回路には適用しない。
12 安全装置 非常停止装置,その他作業者の安全と機械防護機能の確実 1-92
さとを試験する(JIS B 6014参照)。
13 潤滑装置 油密,油量の適正な配分などの機能の確実さを試験する。 1-93
14 油圧(空圧)装置 油密(気密),圧力調整など機能の確実さを試験する。 1-94
15 附属装置 機能の確実さを試験する。 1-99
注(1) 単独の駆動装置を具備しているものについて行う。
(2) ここでいう送りとは,テーブル1回転当たりの送り量 (mm) 又は送り速度 (mm/min) をいう。
(3) この試験は,動きの正及び負の向きについて行う。
1.2 無負荷運転試験 無負荷運転試験は,テーブルの最低回転速度から始め,各段階(無段速度のもの
は,各速度域の最低,最高)について運転し,引き続き最高回転速度で,60120分間運転を継続して,
附属書2表2の記録様式1-1に示す各項を測定する(JIS B 6201の3.3参照)。
なお,運転の最後にテーブルを低速で運転し,送り量を最大に取り,所要電力を測定する。

――――― [JIS B 6223 pdf 26] ―――――

26
B 6223 : 1998
また,振動・騒音を観察する。振動・騒音を特に問題とする場合は,JIS B 6003及びJIS B 6004による。
テーブル駆動用電動機とは別に,正面刃物台,横刃物台,クロスレールなどの駆動用電動機を具備して
いるものは,附属書2表3の記録様式1-2に示す各項も測定する。
附属書2表2 記録様式1-2
注(4) 主軸受及び推力軸受など,それぞれについて行う。軸受を組み合わせてあるものでは全体について行う。
附属書2表3 記録様式1-2
1.3 負荷運転試験 負荷運転試験は,各刃物台(5)について,次の諸条件によって強力切削試験及び仕上
げ切削試験を行って所要電力を測定し,また,振動・騒音及び表面の仕上り状態を観察する(JIS B 6201
の3.4参照)。振動・騒音を特に問題とする場合は,JIS B 6003及びJIS B 6004による。
なお,切削方法は,すべて乾式切削とする。
注(5) その機械に具備している刃物台とし,タレット刃物台ではタレットの一つの割出し位置だけで
よい。
(1) 強力切削試験 強力切削試験は,強力切削において,所定の動力及び切削力に耐えられることを試験

――――― [JIS B 6223 pdf 27] ―――――

                                                                                             27
B 6223 : 1998
するもので,次の条件によって外丸削り及び面削りを行う(附属書2表4 記録様式2-1,JIS B 6201
の番号3-12参照)。
附属書2表4 記録様式2-1
注(6) 所定の工作物を取り付けた状態で得られる無負荷入力とする。
(7) 切削主分力は,切削動力計を用いたときは,その測定値を用い,電力から計算によって求める場合は次の式に
よる。
9 550 (W W0 )
F (N)
nr
ここに, r : 切削半径 (m)
W : 負荷入力 (kW)
W0 : 無負荷入力 (kW)
n : テーブル速度 (min−1)
(a) 工具 JIS B 4105に規定する31形又はこれに準じるバイトとし,JIS B 4121,JIS B 4122又はJIS B
4123に規定するスローアウェイチップを用いてもよい。
(b) 工作物 材料はJIS G 3201に規定するSF490A又はJIS G 5101に規定するSC480とし,寸法は次に
よる。
d43 1
直径 : ≒ D ~D (mm)
4
ここに, D : テーブル直径 (mm)
ただし,テーブル直径の大きいものに対しては係数を小さくとる。
高さ : 特に規定しない。
(c) 切削条件
Wp
切削速度 : v≒ 60103 (m/min)
Fp
ここに, Wp : 所定の動力 (kW)
Fp : ラムのそれぞれの突出し量(8)における許容切削主分力 (N)
Fp
切込み深さ : t≒ 14 (mm)
Kc
ここに, Fp : ラムのそれぞれの突出し量(8)における許容切削主分力 (N)
Kc : 工作物材料の比切削抵抗 (N/mm2)
工作物材料がSF490A及びSC480の場合は,Kc≒1 960N/mm2

――――― [JIS B 6223 pdf 28] ―――――

28
B 6223 : 1998
送り量 : s=20t,1.2×20t,1.4×20t,1.6×20t,1.8×20t
ここに, t : 切込み深さ
注(8) ラムの突出し量とは,正面刃物台では刃物台下面からラム下面までの距離,また,横刃物台で
は刃物台前面からラム前面までの距離とする。タレット刃物台についてはラムをタレットスラ
イドとする。
備考1. 規定の切削速度及び切込み深さで,送り量を逐次増加して試験を行い,所定の切削主分力又
は所定の動力に達したときは,その送り量で止める。
2. 所定の動力より先に所定の切削主分力に達したときは,その送り量で切削速度を所定の動力
に達するまで増して試験する。
3. 所定の切削主分力より先に所定の動力に達したときは,切削速度を下げて所定の切削主分力
に達するまで送り量を増す。
4. 最大の送り量でも所定の切削主分力及び所定の動力に達しない場合は,切込み深さを増して
前記の試験を行う。
(2) 仕上げ切削試験 仕上げ切削試験は,高速仕上げ切削によって,仕上げ面の粗さ及び送りの均一さを
試験するもので,次の条件によって外丸削り及び面削りを行う(附属書2表5 記録様式2-2,JIS B 6201
の番号3-11参照)。
附属書2表5 記録様式2-2
(a) 工具 JIS B 4105に規定する35形又はこれに準じるバイトとし,JIS B 4121,JIS B 4122又はJIS B
4123に規定するスローアウェイチップを用いてもよい。ただし,刃先半径は0.81.2mmとする。
(b) 工作物 材料はJIS G 3201に規定するSF490A又はJIS G 5101に規定するSC480とし,寸法は次に
よる。
直径 : d=43D41D (mm)
ここに, D : テーブル直径 (mm)
ただし,テーブル直径の大きいものに対しては係数を小さくとる。
高さ : 特に規定しない。
(c) 切削条件

――――― [JIS B 6223 pdf 29] ―――――

                                                                                             29
B 6223 : 1998
切削速度 : 刀 m/min)
切込み深さ : t≒0.2 (mm)
テーブル1回転当たりの送り量 : s≒0.15 (mm) (D≦2 000mm)
≒0.20 (mm) (2 000mm (d) 刃物台ラムの突出し量 ラムの移動量の最大の位置とする。
1.4 バックラッシ試験 バックラッシ試験は,附属書2表6による。
附属書2表6 バックラッシ試験
番号 試験項目 測定方法 測定方法図 JIS B 6201の3.5
の引用試験番号
1 正面及び (1) 刃物台の手送りねじを回して刃物台が 4-21
横刃物台 一方へ動き始める位置から,ねじを逆
の送りね 転して反対側へ動き始める位置までの
じのバッ おねじの回転角をそれぞれ測定する。
クラッシ (2) 送りねじによる刃物台の動きは,クロ
スレール又はコラム上に基準点を設け
て測定する。
(3) バックラッシは,測定した回転角とね
じのピッチから計算するか,又はマイ
クロメータカラーによって寸法で表
す。
2 ラムの送 (1) ラムの手送りねじを回してラムが一方 4-21
りねじの へ動き始める位置から,ねじを逆転し
バックラ て反対側へ動き始める位置までのおね
ッシ じの回転角をそれぞれ測定する。
(2) 送りねじによるラムの動きは,サドル
上に基準を設けて測定する。
(3) バックラッシは,測定した回転角とね
じのピッチから計算するか,又はマイ
クロメータカラーによって寸法で表
す。

――――― [JIS B 6223 pdf 30] ―――――

次のページ PDF 31

JIS B 6223:1998の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 3655:1986(MOD)

JIS B 6223:1998の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 6223:1998の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称