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JIS B 6225:2006 規格概要
この規格 B6225は、JIS B 6191に基づいて,普通精度のはん(汎)用ベッド形立てフライス盤の静的精度及び工作精度の検査方法,並びにそれぞれの検査事項に対応する許容値について規定。
JISB6225 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B6225
- 規格名称
- ベッド形立てフライス盤―精度検査
- 規格名称英語訳
- Test conditions for manually controlled milling machines with table of fixed height -- Testing of the accuracy -- Machines with vertical spindle
- 制定年月日
- 1981年2月15日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 1984-2:2001(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 25.080.20
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 工作機械 2019
- 改訂:履歴
- 1981-02-15 制定日, 1986-10-01 確認日, 1993-12-01 改正日, 1999-12-20 改正日, 2005-03-20 確認日, 2006-07-20 改正日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS B 6225:2006 PDF [18]
B 6225 : 2006 (ISO 1984-2 : 2001)
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本工作
機械工業会(JMTBA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべき
との申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS B 6225:1999は改正され,この規格に置き換えられる。
改正に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 1984-2:2001,Test conditions for
manually controlled milling machines with table of fixed height−Testing of the accuracy−Part 2: Machines with
vertical spindleを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。
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――――― [JIS B 6225 pdf 1] ―――――
B 6225 : 2006 (ISO 1984-2 : 2001)
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[1]
- 3. 機械の構成要素,座標軸の名称及び加工方法・・・・[2]
- 4. 一般事項・・・・[3]
- 4.1 測定単位・・・・[3]
- 4.2 JIS B 6191の参照・・・・[3]
- 4.3 検査の順序・・・・[3]
- 4.4 実施する検査・・・・[3]
- 4.5 測定器・・・・[3]
- 4.6 工作精度検査・・・・[3]
- 4.7 最小許容値・・・・[3]
- 5. 静的精度検査・・・・[4]
- 5.1 運動の軸・・・・[4]
- 5.2 テーブル・・・・[7]
- 5.3 主軸・・・・[12]
- 6. 工作精度検査・・・・[15]
- 参考文献・・・・[16]
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――――― [JIS B 6225 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 6225 : 2006
(ISO 1984-2 : 2001)
ベッド形立てフライス盤−精度検査
Test conditions for manually controlled milling machines with table of fixed height−Testing of the accuracy−Machines with vertical spindle
序文
この規格は,2001年に第1版として発行されたISO 1984-2,Test conditions for manually controlled
milling machines with table of fixed height−Testing of the accuracy−Part 2: Machines with vertical spindleを翻訳
し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある“参考”は,原国際規格にはない事項である。
1. 適用範囲
この規格は,JIS B 6191に基づいて,普通精度のはん(汎)用ベッド形立てフライス盤の
静的精度及び工作精度の検査方法,並びにそれぞれの検査事項に対応する許容値について規定する。
この規格は,機械の精度検査だけを取り扱い,通常,精度検査の前に行う機械の運転試験(振動,異常
騒音,運動部品のスティックスリップなど)又は機械の特性試験(例えば,主軸回転速度,送り速度)に
は適用しない。
この規格は,機械の構成要素及びJIS B 6310に基づく座標軸の名称についても規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 1984-2:2001,Test conditions for manually controlled milling machines with table of fixed height
−Testing of the accuracy−Part 2: Machines with vertical spindle (IDT)
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 6191 工作機械−静的精度試験方法及び工作精度試験方法通則
備考 ISO 230-1:1996 Test code for machine tools−Part 1: Geometric accuracy of machines operating
under no-load or finishing conditionsからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS B 6310 産業オートメーションシステム−機械及び装置の制御−座標系及び運動の記号
備考 ISO 841:2001 Industrial automation systems and integration−Numerical control of machines−
Coordinate system and motion nomenclatureが,この規格と一致している。
参考 原国際規格では,引用規格であるISO 841:2001が脱落しているため,追加した。
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B 6225 : 2006 (ISO 1984-2 : 2001)
3. 機械の構成要素,座標軸の名称及び加工方法
機械の構成要素,座標軸の名称は表1,加工方法は図1
による。
表 1 機械の構成要素及び座標軸の名称
番号 名称 対応英語
1 ベッド Bed
2 コラム Column
3 サドル Saddle/cross-slide
4 サドル案内面 Saddle slideways
5 テーブル Table
6 テーブル案内面 Table slideways
7 テーブル作業面 Table surface
8 主軸頭 Spindle head
9 主軸頭案内面 Spindle head slideways
10 主軸端 Spindle nose
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B 6225 : 2006 (ISO 1984-2 : 2001)
a) 平フライス加工 b) 正面フライス加工 c) 端面フライス加工
図 1 加工方法
4. 一般事項
4.1 測定単位
この規格では,長さ,長さの偏差及び許容値は,mmで表す。角度は,度(°)で表し,
角度の偏差及び許容値は,長さの比(例えば,0.00x/1 000)で表すが,場合によっては,目的に合わせて
マイクロラジアン(μrad)又は秒(″)を使用することがある。ただし,これらの間には,次の関係があ
る。
0.010/1 000=10×10-6=10 μrad≒2″
4.2 JIS B 6191の参照
この規格を適用するに当たって,特に検査前の機械の据付け,主軸及び他の運動
部品の暖機運転,測定方法並びに測定器の推奨精度については,JIS B 6191を参照する。
各検査事項の備考欄には,その検査に関係するJIS B 6191の参照箇条及び注意事項を示す。
4.3 検査の順序
この規格に示す検査の順序は,実際の検査の順序を決めるものではない。測定器の取
付け及び検査が容易にできるように,検査は,どのような順序で行ってもよい。
4.4 実施する検査
機械を検査するときは,必ずしもこの規格に示したすべての検査を行う必要はない。
この検査が受渡しのために必要なとき,使用者は,製造業者との協定に基づいて関心のある機械の構成要
素及び/又は特性に関係する検査事項を選択してもよい。実施する検査事項は,機械を発注するときに明
確にしなければならない。実施する検査事項の指定がなく,また,その検査に要する経費についての協定
もない状態で,この規格を受取検査に引用するだけでは,受渡当事者相互間を拘束することにはならない。
4.5 測定器
この規格の表23の測定器欄に示す測定器は,例としてだけ示したものである。同じ量が
測定でき,これと同等以上の精度の測定器を使用してもよい。ダイヤルゲージの目量は,0.001 mm以下と
する。
4.6 工作精度検査
工作精度検査は,仕上げ削りだけで行い,大きな切削力の発生する可能性のある荒
削りでは行わない。
4.7 最小許容値
この規格に与えられている測定長さと異なる長さで許容値を決定する場合(JIS B 6191
の2.311参照)には,許容値の最小値は0.005 mmとする。
――――― [JIS B 6225 pdf 5] ―――――
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JIS B 6225:2006の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 1984-2:2001(IDT)
JIS B 6225:2006の国際規格 ICS 分類一覧
- 25 : 生産工学 > 25.080 : 工作機械 > 25.080.20 : 中ぐり盤及びフライス盤
JIS B 6225:2006の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB6191:1999
- 工作機械―静的精度試験方法及び工作精度試験方法通則
- JISB6310:2003
- 産業オートメーションシステム―機械及び装置の制御―座標系及び運動の記号