11
B 6332-1986
表10
単位 mm
許容値(18) 参考
番号 検査事項 測定方法 測定方法図 精密級 普通級 JIS B 6330
参照
1 一方向位 あらかじめ正(又は負)の向きに移動し
置決め精 て停止させ,その位置を基準にして同じ
度 向きに原則として早送りで,表に規定す
る測定間隔で順次位置決めを行い,それ
ぞれの位置で,基準位置から実際に移動
した距離と移動すべき距離との差を測定
し,それらの基準長さ内における最大差
基準長さについて
を求める。この測定は,移動量のほぼ全
0.04 0.05
域にわたって行い,求めた最大差のうち
3.8
の最大値を測定値とする。
この検査は,各制御軸の正及び負の向き
のそれぞれについて行う。
表
注(18) この許容値は,最小設定単位0.01mm以下のものに適用する。
備考1. ピッチ誤差補正装置,バックラッシ補正装置などを具備するものは,これを使用して行う。
2. ある1軸の測定の際は,他の運動部は原則として動きの中央又は安定した位置に置く。
3. 測定の際は,テーブル上は無荷重とする。
4.2.2 繰返し位置決め精度検査 繰返し位置決め精度検査は,表11によって行う。
表11
単位 mm
許容値(18) 参考
番号 検査事項 測定方法 測定方法図 精密級 普通級 JIS B 6330
参照
1 繰返し位 原則として早送り(19)で,任意の1点を標
置決め精 点として同じ向きから同一条件での位
度 置決めを7回繰り返して停止位置を測定
し,読みの最大差の21を求める。
この標点は移動距離の中央及びほぼ両 ±0.01 ±0.01
3.9
端のそれぞれの位置に選び,求めた3個
の値のうちの最大のものに (±) を付け
た値を測定値とする。この検査は,各制
御軸の正及び負の向きのそれぞれにつ
いて行う。
注(19) 早送りは,自動加速・減速を含めた距離以上とする。
備考1. ピッチ誤差補正装置,バックラッシ補正装置などを具備するものは,これを使用して行う。
2. ある1軸の測定の際は,他の運動部は原則として動きの中央又は安定した位置に置く。
3. 測定の際は,テーブル上は無荷重とする。
――――― [JIS B 6332 pdf 11] ―――――
12
B 6332-1986
4.2.3 最小設定単位送り試験 最小設定単位送り試験は,表12による。
表12
参考
番号 試験事項 測定方法 測定方法図 JIS B 6330
参照
1 1設定単位送り 早送りで,あらかじめ正(又は負)
ごとの動き の向きに移動させて停止した後,
更に同じ向きに最小設定単位ごと
の指令を数単位与えて停止した位
置を基準として,再び同じ向きに
連続的に最小設定単位ごとの指令
を与えて,実移動距離として20単
位以上に相当する距離を動かし,
各指令ごとの停止位置を測定す
る。
次に,上記の最終測定位置から負
(又は正)の向きに最小設定単位
ごとの指令をほぼ基準位置に復帰
するまで与え,各指令ごとの停止
3.11
位置を測定して図示する。
これらの停止位置の値から隣り合
う停止位置間の距離と最小設定単
位との差の最大値を求める。この
場合,図に示すように,原則とし
て折り返し後の数単位に相当する
実移動距離内の測定点は除外す
る。
この測定を少なくとも動きの中央
及びほぼ両端の3か所で行い,求
測定値=|l−m-max
めた値のうちの最大のものを測定
ここに,
値とする。
l : 隣り合う停止位置間の距離
この試験は,各制御軸について行
m : 最小設定単位
う。
備考1. ピッチ誤差補正装置,バックラッシ補正装置などを具備するものは,これを使用して行う。
2. ある1軸の測定の際は,他の運動部は原則として動きの中央又は安定した位置に置く。
3. 測定の際は,テーブル上は無荷重とする。
――――― [JIS B 6332 pdf 12] ―――――
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B 6332-1986
4.2.4 反転位置決め精度試験(ロストモーション試験) 反転位置決め精度試験は,表13によって行う。
表13
参考
番号 試験事項 測定方法 測定方法図 JIS B 6330
参照
1 反転位置決め あらかじめ正(又は負)の向きに移動させて
精度 停止した位置を基準位置として,同じ向きに
任意の指令を与えて移動(20)させ,その位置か
ら負(又は正)の向きに同一の指令を与えて
移動させたときの停止位置と基準位置との
差を測定する。この測定を動きの中央及びほ
ぼ両端の3か所でそれぞれ7回繰り返して行
い,各箇所での平均値を求め,得られた平均 3.10
値のうちの最大値を測定値とする。この試験
は,各制御軸について行う。
注(20) 移動は原則として早送りとし,自動加速・減速を含めた距離以上とする。
備考1. ピッチ誤差補正装置,バックラッシ補正装置などを具備するものはこれを使用して行う。
2. ある1軸の測定の際は,他の運動部は原則として動きの中央又は安定した位置に置く。
3. 測定の際は,テーブル上は無荷重とする。
5. 工作精度検査方法 工作精度検査は,表14によって行う。
表14
単位 mm
許容値(18) 参考
番号 検査事項 測定方法 測定方法図 JIS B 6330
精密級 普通級
参照
1 位置決め加工 工作物をテーブル上に取り付
の精度 け,原則として早送りで位置決
めを行って測定方法図に示す4
個の穴の穴あけ,リーマ加工を
行い,穴相互間の中心距離をそ 0.1 0.1 5.9
れぞれ測定し,対応する中心距
離の指令寸法との差を求める。
これらのうちの最大のものを測
定値とする(21)。
注(21) 対角方向の穴相互間の中心距離も測定する。
備考1. 工具
形状 : 原則として工具の直径は,鋼に対して当該機械の仕様書に示されている最大直径の2132とし,ドリル
及びリーマの形状は,原則としてJIS B 4302及びJIS B 4403(テーパシャンクチャッキングリーマ)
による。
材料 : 材料は,原則としてJIS G 4403に規定するSKH51とする。
2. 工作物 上下両面が平行に機械加工されたもので,その厚さは穴径の1.5倍以上とし材料は適当に定める。
3. 切削条件 適当に定める。ただし,センタドリルによるもみ付けは行ってもよい。
4. ピッチ誤差補正装置,バックラッシ補正装置などを具備するものは,これを使用して行う。
――――― [JIS B 6332 pdf 13] ―――――
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B 6332-1986
JIS見直し調査委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 本 田 巨 範 幾徳工業大学
伊 藤 鎭 上智大学
竹 中 規 雄 日本大学
龍 江 義 孝 工業技術院機械技術研究所
堤 正 臣 東京工業大学
中 田 哲 雄 通商産業省機械情報産業局
山 崎 宗 重 工業技術院標準部
木 邑 隆太郎 住友重機械工業株式会社
林 隆一郎 いすゞ自動車株式会社
服 部 幸 男 富士電機株式会社
渋 谷 高 司 日本国有鉄道
北 岡 成 一 株式会社荏原製作所
桑 田 一 郎 日本小型工作機械工業会
三 町 勲 日立精機株式会社
小 野 利 男 株式会社岡本工作機械製作所
為 水 剛 豊田工機株式会社
足 立 芳 信 大阪機工株式会社
牧 野 弘 株式会社大隈鐵工所
加 藤 裕 之 遠州製作株式会社
草 野 日出夫 株式会社日平トヤマ
(事務局) 田 仁 哲 社団法人日本工作機械工業会
JIS B 6332:1986の国際規格 ICS 分類一覧
- 25 : 生産工学 > 25.040 : 産業オートメーションシステム > 25.040.20 : 数値制御工作機械
JIS B 6332:1986の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB4302:2007
- モールステーパシャンクドリル
- JISB4403:1988
- テーパシャンクチャッキングリーマ
- JISB6003:1993
- 工作機械―振動測定方法
- JISB6004:1980
- 工作機械の騒音レベル測定方法
- JISB6014:1980
- 工作機械の安全通則
- JISB6201:1993
- 工作機械―運転試験方法及び剛性試験方法通則
- JISB6330:1980
- 数値制御工作機械の試験方法通則
- JISG4051:2016
- 機械構造用炭素鋼鋼材
- JISG4403:2015
- 高速度工具鋼鋼材