JIS B 6333:1986 数値制御ひざ形立フライス盤の試験及び検査方法

JIS B 6333:1986 規格概要

この規格 B6333は、テーブルのX軸方向の最大移動量1500mm以下の数値制御ひざ形立フライス盤の運転性能,剛性,機械精度及び工作精度に関する試験及び検査方法について規定。

JISB6333 規格全文情報

規格番号
JIS B6333 
規格名称
数値制御ひざ形立フライス盤の試験及び検査方法
規格名称英語訳
Test code for performance and accuracy of numerically controlled knee type vertical milling machines
制定年月日
1977年3月1日
最新改正日
2017年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

25.040.20, 25.080.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1977-03-01 制定日, 1980-03-01 確認日, 1986-11-01 改正日, 1992-01-01 確認日, 1997-08-20 確認日, 2002-08-20 確認日, 2008-03-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
ページ
JIS B 6333:1986 PDF [23]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 6333-1986

数値制御ひざ形立フライス盤の試験及び検査方法

Test Code for Performance and Accuracy ofNumerically Controlled Knee TypeVertical Milling Machines

1. 適用範囲 この規格は,テーブルのX軸方向の最大移動量(以下,単に移動量という。)1 500mm以
下の数値制御ひざ形立フライス盤の運転性能,剛性,機械精度及び工作精度に関する試験及び検査方法に
ついて規定する。
備考 この規格の中で{}を付けて示してある単位,数値及び式は,従来単位によるものであって,
参考として併記したものである。
引用規格 :
JIS B 4105 超硬バイト
JIS B 4114 超硬ストレートシャンクエンドミル
JIS B 4211 ストレートシャンクエンドミル
JIS B 4212 テーパシャンクエンドミル
JIS B 4214 シェルエンドミル
JIS B 6003 工作機械の振動検査方法
JIS B 6004 工作機械の騒音レベル測定方法
JIS B 6014 工作機械の安全通則
JIS B 6201 工作機械の試験方法通則
JIS B 6330 数値制御工作機械の試験方法通則
JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材
JIS G 5501 ねずみ鋳鉄品
2. 運転試験方法
2.1 機能試験
2.1.1 数値制御によらない機能試験 数値制御によらない機能試験は,手動によって各部を操作し,表1
によって行う。

――――― [JIS B 6333 pdf 1] ―――――

2
B 6333-1986
表1
参考
JIS B 6201の3.2
番号 試験事項 試験方法 及び
JIS B 6330の3.2.1
の対応番号
1 主軸の始動,停止及び運転
適当な一つの主軸速度で正転及び逆転について,始動,停止 1-11
操作 (制動を含む。)を連続10回行い,作動の円滑さと機能の確
実さとを試験する。
2 主軸速度の変換操作 表示のすべての速度(1)について主軸速度を変換し,操作装置1-12
の作動の円滑さと指示の確実さとを試験する。
3 主軸頭又は主軸スリーブ表示の最低,中間及び最高の三つの送り速度について送り速 1-22
の送り速度の変換操作 度を変換し,作動の円滑さと指示の確実さとを試験する。
4 主軸頭又は主軸スリーブ手送りハンドルで主軸頭又は主軸スリーブを移動させ,動き 1-27
の手送り操作 の全長にわたって作動の円滑さと均一さとを試験する。また,
動きの任意の一つの位置において微動手送りハンドルにより
微動送りを行い,作動の円滑さと均一さとを試験する。
5 主軸頭又は主軸スリーブ主軸頭又は主軸スリーブ機動送りの掛外しの作動の円滑さと 1-26
機動送りの掛外し及び自機能の確実さとを試験し,主軸頭又は主軸スリーブの自動停 1-31
動停止装置の操作 止装置の指令位置の設定及び作動について,それぞれ円滑さ 1-32
と確実さとを試験する。
6 テーブル移動限自動停止テーブルのX軸方向,Y軸方向(2)及びZ軸方向のそれぞれに 1-26
装置の操作 ついて早送りで移動限自動停止を行い,作動の円滑さと機能 1-52
の確実さとを試験する。
7 締付けの操作 テーブル,サドル,ニー及び主軸頭又は主軸スリーブの各締 1-33
付け機構について,それぞれの動きの任意の一つの位置にお
いて締め付け,その確実さを試験する。
8 工具の取付け及び取外し工具の取付け及び取外しの確実さと円滑さとを試験する。 1-41
の操作
9 電気装置 運転試験の前後にそれぞれ1回絶縁状態を試験する。ただし,1-51
半導体などを使用した回路には適用しない。
10 数値制御装置 数値制御装置の各種表示灯,テープリーダ,ファンなどの作 1-57
動の円滑さと機能の確実さとを試験する。
11 安全装置 作業者に対する安全と,機械防護機能(3)の確実さを試験する1-52
[JIS B 6014(工作機械の安全通則)参照)]。
12 潤滑装置 油密,油量の適正な配分など機能の確実さを試験する。 1-53
13 油圧及び空圧装置 油密,気密,圧力調整など機能の確実さを試験する。 1-54
14 附属装置 機能の確実さを試験する。 1-55
注(1) 無段変速の場合は,最低,中間及び最高の三つの速度について行う。
(2) ラム形については,主軸頭のY軸方向の動きを含む。
(3) 例えば,各運動軸の移動限界自動停止機能,制御系の同期が失われた場合又は主軸用電動機の過熱,過負荷が
生じた場合の非常停止機能などをいう。
2.1.2 数値制御による機能試験 数値制御による機能試験は,試験用数値制御テープ及びその他の数値制
御指令(4)によって各部を作動させ,表2によって行う。

――――― [JIS B 6333 pdf 2] ―――――

                                                                                              3
B 6333-1986
表2
参考
JIS B 6201の3.2
番号 試験事項 試験方法 及び
JIS B 6330の3.2.2
の対応番号
1 主軸を回転し,始動,停止,逆転及び表示のすべての速度(1)
主軸の始動,停止,逆転及 1-13
び主軸速度の変換 について主軸速度を変換し,機能の確実さと作動の円滑さと 1-14
を試験する。
2 送りの始動,停止及び送り
表示の最低,中間,最高の三つの送り速度及び早送りに送り 1-28
速度の変換 速度を変換し,各送りの正負について始動,停止を行い,機
能の確実さと作動の円滑さとを試験する。
この試験は各制御軸について行う。
3 寸動 各制御軸について寸動操作を行い,機能の確実さと作動の円 1-21
滑さとを試験する。
4 原点復帰 各制御軸について,復帰可能な任意の位置から原点復帰(5)を 1-35
行い,機能の確実さと作動の円滑さとを試験する。
5 その他の機能 その他具備する機能のそれぞれについて,機能の確実さと作 1-61
動の円滑さとを試験する。
注(4) その他の数値制御指令にはカード,オンライン,手動データ入力装置による入力及び操作盤上での押しボタン
などの手動入力による数値制御指令を含む。
(5) 移動は,原則として早送りとし,自動加減速を含めた距離以上とする。
備考 連続無負荷運転試験と同時に行ってもよい。
2.2 無負荷運転試験 無負荷運転試験は,次によって行う。
(1) 主軸関係 主軸の最低速度から始め,各段階について運転し,引続き最高速度で原則として3060
分間運転を継続して表3記録様式1-1に規定する各項を測定する[JIS B 6330(数値制御工作機械の試
験方法通則)の3.3参照]。
また,振動,騒音を観察する。振動,騒音を特に問題とする場合はJIS B 6003(工作機械の振動検
査方法)及びJIS B 6004(工作機械の騒音レベル測定方法)による。
表3 記録様式1-1
(2) 送り関係 最低,中間,最高の三つの送り速度と早送りについて表4記録様式1-2に規定する各項を
測定する(JIS B 6330の3.3参照)。
なお,中間の送り速度において,送り速度オーバライド機能を作動させて同様の測定を行う。
また,振動,騒音を観察する。振動,騒音を特に問題とする場合はJIS B 6003及びJIS B 6004によ

――――― [JIS B 6333 pdf 3] ―――――

4
B 6333-1986
る。
表4 記録様式1-2
注(6) 速度とその向き (±) について記録する。
(7) 送り速度オーバライド機能を作動させた場合は,指令欄にオーバライド率 (%) を記録する。
2.3 連続無負荷運転試験 連続無負荷運転試験は,各種機能を含めた試験テープ又はその他の数値制御
指令(4)によって2時間程度(8)の連続運転を行い,異常の有無を試験する(JIS B 6330の3.4参照)。
この場合の試験テープ又はその他の数値制御指令には,少なくとも次の内容を含める。
(1) 表示の中間の主軸速度(9)についての正転,逆転,始動及び停止。
(2) 送り速度は,各軸とも表示の最低,中間,最高及び早送りとする。移動距離は表示のほぼ全域とし,
各軸とも移動距離の21以上の早送りを含める。
(3) 各軸とも移動距離のほぼ全域にわたる適当な位置での位置決め(10)。
注(8) 2サイクル以上の連続運転とする。
(9) 主軸速度の自動変換機能をもつものは,最低,中間及び最高を含む5種類以上の速度を含める。
(10) 同時2軸以上の制御機能を具備するものはこれを含める。
備考 テーブル上は無荷重とする。
2.4 負荷運転試験 負荷運転試験は,切削動力試験及びびびり試験を行って所要電力を測定する。また,
振動,騒音及び仕上面の状態を観察する(JIS B 6330の3.5参照)。
振動,騒音を特に問題とする場合は,JIS B 6003及びJIS B 6004による。
なお,乾式切削とする。
切削動力試験は,高速切削において,所定の電力に耐えられることを試験し,びびり試験は切削の安定
性を試験するもので,次の条件によって平面削りを行い,所要電力を測定し,びびり状態を観察する(表
5記録様式2参照)(JIS B 6201の3.4の番号3-11及び3-14参照)。

――――― [JIS B 6333 pdf 4] ―――――

                                                                                              5
B 6333-1986
表5 記録様式2
注(11) 負荷入力と無負荷入力との差をいう。
(12) 1 kW当たりの切削量を求める場合の所要電力は,主軸用負荷入力とする。
(1) 工具 原則として超硬正面フライスとし,その直径は表6により,表7記録様式3によって必要事項
を記録する。
表6
単位mm
テーブルのX軸方向移動量 直径(約)
500以下 特に規定しない
500を超え 1 000 以下 75150
1 000を超え 1 500 以下 150200
表7 記録様式3
注(13) 刃数,刃先角及び切刃長さは適当とするが,この様式に準じて記録する。
備考 工具刃先の名称は,図1による。

――――― [JIS B 6333 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS B 6333:1986の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 6333:1986の関連規格と引用規格一覧