JIS G 5501:1995 ねずみ鋳鉄品

JIS G 5501:1995 規格概要

この規格 G5501は、片状黒鉛を有する鋳鉄品について規定。

JISG5501 規格全文情報

規格番号
JIS G5501 
規格名称
ねずみ鋳鉄品
規格名称英語訳
Grey iron castings
制定年月日
1954年3月29日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

77.140.80
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
鉄鋼 I 2021, 鉄鋼 II 2021, 熱処理 2020
改訂:履歴
1954-03-29 制定日, 1956-08-21 改正日, 1959-08-01 確認日, 1962-10-10 確認日, 1965-11-01 確認日, 1969-10-01 確認日, 1972-11-01 確認日, 1976-03-01 改正日, 1979-03-01 確認日, 1984-03-01 確認日, 1989-03-01 改正日, 1994-06-01 確認日, 1995-07-01 改正日, 2000-10-20 確認日, 2005-07-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS G 5501:1995 PDF [7]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
G 5501-1995

ねずみ鋳鉄品

Grey iron castings

1. 適用範囲 この規格は,片状黒鉛をもつ鋳鉄品(以下,鋳鉄品という。)について規定する。
備考 この規格の引用規格及び対応国際規格を,付表1に示す。
2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
(1) 別鋳込み供試材 鋳鉄品とは別個に,原則として鋳鉄品と同種の鋳型を用いて,1バッチごとに鋳鉄
品と同一条件で鋳造する供試材。
(2) 本体付き供試材 鋳鉄品本体の所定の位置に,原則として鋳鉄品と同種の鋳型を付着させ,鋳造する
供試材。
(3) 実体強度用供試材 鋳造した鋳鉄品の所定の位置から直接に採取した供試材。
3. 種類の記号 鋳鉄品の種類の記号は,表1による。
表1 種類の記号
種類の記号
FC100
FC150
FC200
FC250
FC300
FC350
4. 化学成分 鋳鉄品は,特に必要がある場合,9.4の試験を行い,その化学成分は,受渡当事者間の協定
による。
5. 機械的性質 鋳鉄品は,9.5の試験を行い別鋳込み供試材の引張強さ及び硬さは,表2による。
なお,硬さは,注文者の要求がある場合に適用する。
また,参考として本体付き供試材及び実体強度用供試材の引張強さを参考表1及び参考表2に示す。

――――― [JIS G 5501 pdf 1] ―――――

2
G 5501-1995
表2 別鋳込み供試材の機械的性質
種類の記号 引張強さ 硬さ
N/mm2 HB
FC100 100以上 201以下
FC150 150以上 212以下
FC200 200以上 223以下
FC250 250以上 241以下
FC300 300以上 262以下
FC350 350以上 277以下
参考表1 本体付き供試材の機械的性質
種類の記号 鋳鉄品の肉厚 引張強さ
mm N/mm2
FC100 − −
FC150 20以上 40未満 120以上
40以上 80未満 110以上
80以上150未満 100以上
150以上300未満 90以上
FC200 20以上 40未満 170以上
40以上 80未満 150以上
80以上150未満 140以上
150以上300未満 130以上
FC250 20以上 40未満 210以上
40以上 80未満 190以上
80以上150未満 170以上
150以上300未満 160以上
FC300 20以上 40未満 250以上
40以上 80未満 220以上
80以上150未満 210以上
150以上300未満 190以上
FC350 20以上 40未満 290以上
40以上 80未満 260以上
80以上150未満 230以上
150以上300未満 210以上

――――― [JIS G 5501 pdf 2] ―――――

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G 5501-1995
参考表2 実体強度用供試材の機械的性質
種類の記号 鋳鉄品の肉厚 引張強さ
mm N/mm2
FC100 2.5以上 10未満* 120以上
10 以上 20未満 90以上
FC150 2.5以上 10未満* 155以上
10 以上 20未満 130以上
20 以上 40未満 110以上
40 以上 80未満 95以上
80 以上150未満 80以上
FC200 2.5以上 10未満* 205以上
10 以上 20未満 180以上
20 以上 40未満 155以上
40 以上 80未満 130以上
80 以上150未満 115以上
FC250 4.0以上 10未満* 250以上
10 以上 20未満 225以上
20 以上 40未満 195以上
40 以上 80未満 170以上
80 以上150未満 155以上
FC300 10 以上 20未満 270以上
20 以上 40未満 240以上
40 以上 80未満 210以上
80 以上150未満 195以上
FC350 10 以上 20未満 315以上
20 以上 40未満 280以上
40 以上 80未満 250以上
80 以上150未満 225以上
注* 試験片の形状・寸法は,受渡当事者間の協定による。
6. 形状・寸法,寸法公差及び質量 鋳鉄品の形状・寸法は図面又は模型で指定するものとし,寸法公差
は,特に注文者の指定がない場合,JIS B 0403のねずみ鋳鉄鋳造品の公差等級による。
質量については,受渡当事者間の協定による。
7. 外観 鋳鉄品の外観は,使用上有害なきず,鋳巣などがあってはならない。
8. 製造方法 鋳鉄品の製造方法は,次による。
(1) 鋳鉄品は,キュポラ,電気炉,その他適当な炉によって溶解し,鋳造する。
(2) 鋳鉄品は,受渡当事者間の協定によって,応力除去焼なまし,その他の熱処理を行うことができる。
9. 試験
9.1 試験場所 試験場所は,原則として,当該製造所とする。
9.2 バッチの構成 バッチの構成は,次による。
(1) 同じとりべから注湯された2 000kg以下の製品グループを1バッチとする。
(2) 製品が2 000kgを超える場合は,1個の製品を1バッチとする。
(3) 同一炉,同一配合で連続して操業している場合,最大2時間までの出湯量を1バッチとしてもよい。

――――― [JIS G 5501 pdf 3] ―――――

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G 5501-1995
(4) 2以上の炉から受けた溶湯を1とりべに集めたときは,これを1バッチとする。
(5) (1)によらないで,受渡当事者間の協定によって,数バッチをまとめて1グループとし,その中の1バ
ッチでそのグループを代表させることができる。ただし,この場合には,チル試験,化学分析,熱分
析,その他の方法を用いて,同一種類の溶湯であることを確かめなければならない。
9.3 供試材 供試材は,次による。
(1) 別鋳込み供試材 別鋳込み供試材は,原則として,鋳鉄品と同種の鋳型を用いて,1バッチごとに鋳
鉄品と同一条件で鋳造する。供試材の数は,予備を除き1個とする。鋳鉄品に熱処理を行う場合には,
供試材も同じ方法で熱処理を行う。この供試材の型ばらし温度は,500℃以下とする。この供試材の形
状・寸法及びその許容差は,図1による。
図1 別鋳込み供試材の形状及び寸法
(2) 本体付き供試材 本体付き供試材は,鋳鉄品の肉厚が20mm以上及びその質量が200kg以上の場合に,
受渡当事者間の協定によって,使用することができる。
なお,供試材の種類は,図2の2種類とし,種類の選択及び鋳鉄品上の位置は,受渡当事者間の協
定による。ただし,鋳鉄品を熱処理する場合,熱処理を終えるまで鋳鉄品から切り離してはならない。

――――― [JIS G 5501 pdf 4] ―――――

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G 5501-1995
図2 本体付き供試材の形状及び寸法
(3) 実体強度用供試材 実体強度用供試材の形状と採取位置は,受渡当事者間の協定による。
9.4 分析試験
9.4.1 分析試料 分析試料は,原則として,1バッチごとにとりべから1個採る。
ただし,炭素分析試料は,白銑試料から採取しなければならない。
なお,注文者の要求によって,製品から試料を採る場合は,受渡当事者間の協定による。
9.4.2 分析方法 分析方法は,原則として,次のいずれかによる。
JIS G 1211, JIS G 1212, JIS G 1213, JIS G 1214, JIS G 1215,
JIS G 1253, JIS G 1256, JIS G 1257
9.5 機械試験
9.5.1 試験片 試験片は,次による。
(1) 引張試験片は,JIS Z 2201の8号試験片とし,その数は,予備を除き1個とする。
(2) 硬さ試験片は,引張試験片の一部を用いる。
9.5.2 試験方法 試験方法は,次による。
(1) 引張試験方法は,JIS Z 2241による。
(2) 硬さ試験方法は,JIS Z 2243による。
10. 再試験 再試験は,次による。
(1) 試験片のきず又は鋳巣が試験成績に影響を及ぼしたと判断したときは,その試験を無効とし,予備の

――――― [JIS G 5501 pdf 5] ―――――

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