JIS B 7080-2:2015 光学及びフォトニクス―光学コーティング―第2部:分光光学特性

JIS B 7080-2:2015 規格概要

この規格 B7080-2は、光学コーティングの分光光学特性について規定。また,グラフで分光光学特性を示す方法についても規定。

JISB7080-2 規格全文情報

規格番号
JIS B7080-2 
規格名称
光学及びフォトニクス―光学コーティング―第2部 : 分光光学特性
規格名称英語訳
Optics and photonics -- Optical coatings -- Part 2:Optical properties
制定年月日
2015年1月20日
最新改正日
2019年10月21日
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対応国際規格

ISO

ISO 9211-2:2010(IDT)
国際規格分類

ICS

37.020
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2015-01-20 制定日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS B 7080-2:2015 PDF [12]
                                                                 B 7080-2 : 2015 (ISO 9211-2 : 2010)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 分光光学特性の規定・・・・[1]
  •  5 測定条件・・・・[2]
  •  6 分光光学特性の数値による規定及びグラフ表現・・・・[2]
  •  6.1 一般・・・・[2]
  •  6.2 分光測定の数値による規定・・・・[2]
  •  6.3 分光光学特性のグラフ表現に関する規定・・・・[3]
  •  6.4 主な光学機能のグラフ表現・・・・[3]
  •  附属書A(規定)フィルタ機能及び波長選択機能の補助用語及び定義・・・・[8]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 7080-2 pdf 1] ―――――

B 7080-2 : 2015 (ISO 9211-2 : 2010)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本光学硝子工業会(JOGMA)
及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出
があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS B 7080の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 7080-1 第1部 : 用語
JIS B 7080-2 第2部 : 分光光学特性
JIS B 7080-3 第3部 : 環境耐久性試験方法
JIS B 7080-4 第4部 : 特定試験方法

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 7080-2 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 7080-2 : 2015
(ISO 9211-2 : 2010)

光学及びフォトニクス−光学コーティング−第2部 : 分光光学特性

Optics and photonics-Optical coatings-Part 2: Optical properties

序文

  この規格は,2010年に第2版として発行されたISO 9211-2を基に,技術的内容及び構成を変更すること
なく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。

1 適用範囲

  JIS B 7080の規格群は,光学コーティングによる光学部品及び光学基板(眼鏡レンズを除く。)の表面処
理の性質を明らかにし,仕様書のための標準書式について規定している。必要に応じて,一般的特性,試
験方法及び測定方法を明示するが,製造工程を限定するものではない。
この規格は,光学コーティングの分光光学特性について規定する。また,この規格は,グラフで分光光
学特性を示す方法についても規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 9211-2:2010,Optics and photonics−Optical coatings−Part 2: Optical properties(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用
規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7080-1 光学及びフォトニクス−光学コーティング−第1部 : 用語
注記 対応国際規格 : ISO 9211-1:2010,Optics and photonics−Optical coatings−Part 1: Definitions
(IDT)

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 7080-1による。

4 分光光学特性の規定

  分光光学特性を規定する場合,入射媒質及び出射媒質の屈折率を与えなければならない。入射角θがゼ
ロでない場合又は入射角の幅がある場合には,入射放射束の偏光状態についても与えられなければならな
い。指示がない場合には,非偏光とする。
コーティングの分光光学特性を表すτ(λ),ρ(λ),α(λ),D(λ)及びΔΦ(λ)は,コーティングの特性を分かりや

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2
B 7080-2 : 2015 (ISO 9211-2 : 2010)
すく表現するために,それらの分光光学特性の最小組合せにおいて,6.2に規定する式を用いる。散乱又は
測色パラメータなど,その他の分光光学特性については,受渡当事者間の協定による。
注記 D(λ)は,JIS B 7080-1の2.2.2の注記参照。

5 測定条件

  分光測定での評価における測定条件は,受渡当事者間の協定による。この条件は,入射角,偏光状態,
測定光の分光範囲,バンド幅など,測定方法の原理及び使用する機器に依存しており,測定の検証をする
ために,十分詳細な記録をとらなければならない。

6 分光光学特性の数値による規定及びグラフ表現

6.1 一般

  この規格は,光学コーティングの分光測定での評価方法について規定する。

6.2 分光測定の数値による規定

  分光光学特性の数値による規定に関する一般的な構成についてグラフ規定と区別して,次の不等式で規
定する。
(下限値)<(又は≦)(分光光学特性)<(又は≦)(上限値)
例1 (下限値)<(分光光学特性)≦(上限値)
分光光学特性が片側にしか制限をもたない場合には,不等式が二つの項で表される場合もある。
例2 (分光光学特性)≦(上限値)又は(分光光学特性)>(下限値)
表1は,表2に示す分光光学特性の数値による規定に必要な要素の式による表現である。
注記 特に記載がない限り,記号τ及びρは,直進透過率及び正反射率を表す。
表1−分光光学特性の数値による規定に関する要素表
下限値 比較符号 分光 波長幅(又は波数幅),比較符号 上限値 Zは,次のいず
(下付き文字L) 光学 単一波長(又は単一波数) (下付き文字U) れかを表す。
i=1, 2, ··· 特性 又は入射角a) i=1, 2, ···
i=1, 2, ···
ZLi <又は≦ Z <又は≦
(λiλi+1, θ)又は(λi, θ) ZUi τ,ρ,α,D,ΔΦ
又はδΦ
ZLi→ZLi+1 b)<又は≦ Z (λiλi+1, θ) <又は≦ ZUi→ZUi+1 b)
τ,ρ,α,D,ΔΦ
又はδΦ
Zave, Li <又は≦ Zave (λiλi+1, θ) <又は≦ Zave, Ui τ,ρ,α,D,ΔΦ
又はδΦ
Zs, Li <又は≦ Zs <又は≦
(λiλi+1, θ)又は(λi, θ) Zs, Ui τ,ρ,α又はD
Zs, ave, Li <又は≦ Zs, ave (λiλi+1, θ) <又は≦ Zs, ave, Ui τ,ρ,α又はD
Zp, Li <又は≦ Zp <又は≦
(λiλi+1, θ)又は(λi, θ) Zp, Ui τ,ρ,α又はD
Zp, ave, Li <又は≦ Zp, ave (λiλi+1, θ) <又は≦ Zp, ave, Ui τ,ρ,α又はD
注a) それぞれの分光光学特性は,異なる波長幅(又は波数幅),異なる単一波長(又は単一波数)に対して規定さ
れ,必要に応じて,次のとおりに扱う。
入射角θが明示されていない場合,入射角は0°とする。
特殊用途の場合,一つの入射角ではなく,入射角の幅θ1θ2を用いる。
入射角θが0°でない場合又は入射角の幅が与えられている場合で,s偏光及びp偏光ともに定義されてい
ないときには,非偏光とする。
b) 矢印“→”は,許容限界がλiでの値ZLiから,λi+1での値ZLi+1へ(λiでの値ZUiから,λi+1での値ZUi+1へ)線
形で変化することを意味する。

――――― [JIS B 7080-2 pdf 4] ―――――

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B 7080-2 : 2015 (ISO 9211-2 : 2010)
表2−数値の例
略号a) 分光光学特性(数値による規定)
AB 0.75→0.60<α(500 nm600 nm)<0.90→0.75
RE ρ(400 nm700 nm)>0.98
ρave(400 nm700 nm)≧0.995
FI-BP 0.85≦τ(535 nm565 nm)≦0.95
τ(400 nm515 nm)≦0.05
τ(585 nm720 nm)≦0.15
PC 89°≦ΔΦ(10.6 μm, 45°)≦91°
ρ(10.6 μm, 45°)>0.97
PO ρs(450 nm650 nm, 45°)>0.95
ρp(450 nm650 nm, 45°)<0.05
注a) 略号は,JIS B 7080-1の表1による。

6.3 分光光学特性のグラフ表現に関する規定

6.3.1  分光測定での評価は,グラフの中に次の内容を示さなければならない。
a) 横軸は,特性が波長λ(単位は,nm又はμm),又は波数σ(単位はcm−1)の関数として明記される分
光領域
b) 縦軸は,個々の分光光学特性(τ,ρ,α,D又はΔΦ)の値
6.3.2 分光光学特性の中で,許容限界の上限及び/又は下限(それぞれ下付き文字U,Lで示す。)が位
置すべき場所は,グラフの中で許容幅の外側を斜線で示すことで表現できる。代わりに,三角のマーキン
グ(許容下限を▲,許容上限を▼)で許容幅の両端を示すこともできる。このマーキング方法は,特に単
一波長の許容限界に適している。平均値を示す場合には,グラフ上に,例えば,τave, L<τave(λ1λ2)<τave, U
などの文字で示さなければならない。
6.3.3 コーティングが複数の分光領域で使われる場合,この異なる領域での機能の評価は,同じグラフ表
現の中で行われる。必要な場合だけ,異なる尺度を使用してもよい。

6.4 主な光学機能のグラフ表現

6.4.1  一般
次に示す主な光学機能のグラフ表現は,規定及び実際の測定に使用しなければならない。可能ならば,
規定及び測定の上限,下限及び/又は平均の値を一つのグラフ表現にまとめるのがよい。図1図11に記
載した曲線,限界及び数値は,あくまでも図解の例である。これらを代表値又は標準値及び限界としては
ならない。
6.4.2 反射機能(RE)
反射機能は,分光反射率の下限許容限界ρLによって評価する。上限許容限界ρUは,必要に応じて表示
することが望ましい。

――――― [JIS B 7080-2 pdf 5] ―――――

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