JIS B 7763-1:2009 機械振動―神経損傷の評価のための振動感覚いき(閾)値―第1部:指先における測定方法

JIS B 7763-1:2009 規格概要

この規格 B7763-1は、指先における機械受容器群SA I,FA I,FA IIによって,別々に伝えられる指先での感覚いき(閾)値を得るために,振動感覚いき(閾)値の測定方法,測定を実施するための手順及び結果の記録について規定。

JISB7763-1 規格全文情報

規格番号
JIS B7763-1 
規格名称
機械振動―神経損傷の評価のための振動感覚いき(閾)値―第1部 : 指先における測定方法
規格名称英語訳
Mechanical vibration -- Vibrotactile perception thresholds for the assessment of nerve dysfunction -- Part 1:Methods of measurement at the fingertips
制定年月日
2009年3月20日
最新改正日
2018年10月22日
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‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 13091-1:2001(MOD)
国際規格分類

ICS

13.160, 17.160
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2009-03-20 制定日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS B 7763-1:2009 PDF [25]
                                                                                  B 7763-1 : 2009

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語,定義,略語及び量記号・・・・[2]
  •  3.1 用語及び定義・・・・[2]
  •  3.2 略語及び量記号・・・・[4]
  •  4 測定方法・・・・[5]
  •  4.1 一般・・・・[5]
  •  4.2 刺激・・・・[6]
  •  4.3 被験者の快適さ及び姿勢・・・・[8]
  •  4.4 皮膚表面の状態・・・・[9]
  •  4.5 刺激用プローブ・・・・[10]
  •  4.6 皮膚と刺激装置との接触・・・・[10]
  •  4.7 心理物理学的アルゴリズム・・・・[12]
  •  4.8 被検者の反応を得る方法・・・・[12]
  •  4.9 皮膚の動き・・・・[12]
  •  4.10 測定システムのチェック及び校正・・・・[13]
  •  4.11 被検者への危険性・・・・[13]
  •  5 振動感覚の検査前の被検者側の準備及び指示・・・・[13]
  •  5.1 一般・・・・[13]
  •  5.2 検査前・・・・[13]
  •  5.3 検査手順に関して被検者に指示する事項・・・・[14]
  •  6 振動感覚検査の実施・・・・[14]
  •  6.1 被検者の習熟・・・・[14]
  •  6.2 上昇法及び下降法によるいき(閾)値測定・・・・[14]
  •  6.3 上昇法及び下降法によるいき(閾)値の変動性・・・・[15]
  •  6.4 振動感覚いき(閾)値の計算・・・・[16]
  •  6.5 暗振動の測定・・・・[16]
  •  6.6 皮膚表面温度の測定・・・・[17]
  •  7 結果の記録・・・・[17]
  •  附属書JA(参考)振動刺激装置又はシステム・・・・[18]
  •  附属書JB(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[20]
  •  参考文献・・・・[22]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 7763-1 pdf 1] ―――――

B 7763-1 : 2009

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本機械学会 (JSME) 及び財団法
人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業
標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責
任はもたない。
JIS B 7763の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 7763-1 第1部 : 指先における測定方法
JIS B 7763-2 第2部 : 指先における測定値の分析方法

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 7763-1 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 7763-1 : 2009

機械振動−神経損傷の評価のための振動感覚いき(閾)値−第1部 : 指先における測定方法

Mechanical vibration-Vibrotactile perception thresholds for the assessment of nerve dysfunction-Part 1 : Methods of measurement at the fingertips

序文

  この規格は,2001年に第1版として発行されたISO 13091-1を基に作成した日本工業規格(日本産業規格)であるが,国
内の実状に合わせるため,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施している箇所及び附属書JAは,対応国際規格にはない事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。

1 適用範囲

  この規格は,指先における機械受容器群SA I, FA I, FA IIによって,別々に伝えられる指先での感覚いき
(閾)値を得るために,振動感覚いき(閾)値の測定方法,測定を実施するための手順及び結果の記録に
ついて規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 13091-1 : 2001,Mechanical vibration−Vibrotactile perception thresholds for the assessment of
nerve dysfunction−Part 1 : Methods of measurement at the fingertips (MOD)
なお,対応の程度を表す記号 (MOD) は,ISO/IEC Guide 21に基づき,修正していることを
示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0153 機械振動・衝撃用語
注記 対応国際規格 : ISO 2041,Vibration and shock−Vocabulary (MOD)
JIS T 0601-1 医用電気機器−第1部 : 安全に関する一般的要求事項
注記 対応国際規格 : IEC 60601-1,Medical electrical equipment−Part 1 : General requirements for basic
safety and essential performance (MOD)
JIS Z 8131 機械振動及び衝撃−人体暴露−用語
注記 対応国際規格 : ISO 5805,Mechanical vibration and shock−Human exposure−Vocabulary (MOD)

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B 7763-1 : 2009

3 用語,定義,略語及び量記号

3.1 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0153及びJIS Z 8131によるほか,次による。
3.1.1
純音,又は単一周波数振動 (pure tone)
瞬間の大きさが時間の正弦関数である単一周波数の振動信号。
3.1.2
トーンバースト (tone burst)
断続的な純音信号。
3.1.3
グライディングトーン (gliding tone)
周波数が時間とともに連続的に変化する純音。
3.1.4
等価周波数 (equivalent frequency)
振動感覚の測定中,時間とともに周波数が変化する場合に,測定周波数を代表するものとして選択する
周波数。
3.1.5
全高調波ひずみ率 (total harmonic distortion)
ある定められた帯域内の高調波成分の振幅の2乗の総和と,基本波の振幅の2乗との比の平方根を100
倍したものとして表した,純音ひずみの百分率。
3.1.6
マスキング (masking)
同一又は異なる周波数の他の刺激の存在(マスキング)によって,ある刺激に対する感覚いき(閾)値
が上昇する作用。
3.1.7
フォワード・マスキング (forward masking)
同一又は異なる周波数の先行する検査刺激によって,現在,提示している検査刺激が検知されなくなる
作用。
3.1.8
機械受容器 (mechanoreceptor)
例えば,振動などによる皮膚の機械的な変形を,神経インパルスに変換するように特化した神経終末。
3.1.9
機械受容器固有の振動感覚いき(閾)値,受容器固有の振動感覚いき(閾)値 (mechanoreceptor-specific
vibrotactile perception threshold, receptor-specific vibrotactile perception threshold)
刺激点から一つの機械受容器群によって伝えられた,刺激に対する振動感覚いき(閾)値。
3.1.10
ニュートラル姿勢 (neutral position)
直立した状態で,手と腕が肩から自然に下がったときの手の自然な姿勢。
注記 この姿勢は,手首の屈曲及び伸展は,通常,伴わない。

――――― [JIS B 7763-1 pdf 4] ―――――

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B 7763-1 : 2009
3.1.11
刺激装置 (stimulator)
皮膚表面の静的な凹み及び/又は皮膚表面の連続的若しくは断続的な振動を発生させる手段。
3.1.12
プローブ (probe)
運動の刺激及び振動の刺激を皮膚表面に伝える手段。
3.1.13
周辺支持部 (surround)
指先を置く固定された堅く平たん(坦)な表面で,皮膚表面に接するプローブが通る穴をもち,これに
よって刺激部位の周辺を支持する部分。
3.1.14
接触力 (contact force)
刺激用プローブ又は検知用プローブが皮膚に接触するときの,静的及び動的な力成分。
3.1.15
皮膚の凹み (indentation of skin)
最初の皮膚表面の接触位置(接触力はゼロ)からいき(閾)値を決定する位置までの,プローブ端が動
く距離。
3.1.16
聴覚キュー [aural cue (s) ]
刺激装置の振動によって引き起こされる音。
3.1.17
生理的“雑音”(physiological “noise”)
血流,心臓の鼓動,筋肉の振戦及び呼吸といった生理的機能から自然に起こる,震えを含む,人体の動き。
3.1.18
暗振動 (background vibration)
被験者がいき(閾)値測定を始める位置について,指先を刺激用プローブに接触させ,刺激を加える前
の状態での指先における残存振動。
注記 暗振動は,部屋の振動,測定装置及び生理的“雑音”によって起きる可能性がある。
3.1.19
心理測定関数 (psychometric function)
被験者によって刺激が検出されたことを示す,正の反応の比率又は百分率と刺激の大きさの物理量との
関係を表す関数。
3.1.20
心理物理学的アルゴリズム (psychophysical algorithm)
外部から加えられた皮膚の動きの存在又は特性を知覚するような,既定の感覚反応を誘発するために物
理的刺激を被験者に与える測定の手順。
3.1.21
いき(閾)値 (threshold)
ある刺激を知覚し始める点,又は刺激を知覚しなくなる点。

――――― [JIS B 7763-1 pdf 5] ―――――

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