この規格ページの目次
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B 8226-1 : 2011
b) 含浸グラファイト(impregnated graphite) 充材料が含浸されている多孔性のグラファイ
ト。
c) フレキシブルグラファイト(flexible graphite) グラファイト層間化合物に熱を加えて圧
縮することによって形成したグラファイト。
d) 複合グラファイト(graphite composite) 二つ以上の異種材料によって構成され,単独の
材料とは異なる特性をもち,かつ,グラファイトの割合は質量分率50 %以上であるもの。
3.10
破裂圧力(bursting pressure)
破裂板が破裂したときの上流側と下流側との間の差圧値。
3.11
仕様破裂圧力(specified bursting pressure)
破裂板の要求事項を満足する仕様温度を考慮した破裂圧力(破裂圧力の許容差とともに使用する。3.15
参照)。
3.12
仕様最高破裂圧力(specified maximum bursting pressure)
破裂板の要求事項を満足する仕様温度を考慮した最高破裂圧力(仕様最低破裂圧力とともに使用する。
3.13参照)。破裂圧力の最高限界(図9参照)。
3.13
仕様最低破裂圧力(specified minimum bursting pressure)
破裂板の要求事項を満足する仕様温度を考慮した最低破裂圧力(仕様最高破裂圧力とともに使用する。
3.12参照)。破裂圧力の最低限界(図9参照)。
3.14
仕様温度(coincident temperature)
仕様破裂圧力との関連において,発注者によって指定された破裂板の設計温度。吹出し量の計算に用い
る。
3.15
破裂圧力の許容差(performance tolerance)
仕様最低破裂圧力と仕様最高破裂圧力とで規定される圧力範囲[図9 a)参照],又は仕様破裂圧力に対す
る正負の範囲を百分率又は実数値で表示したもの[図9 b)参照]。
3.16
運転圧力(operating pressure)
保護しているシステムの通常運転圧力(図9参照)。
3.17
背圧差(differential back pressure)
破裂圧力と反対方向に加わる破裂板の差圧。他の要因によって出口側に加わる圧力及び/又は破裂板の
入口側での真空の結果生じる。
3.18
放出面積(vent area)
流体放出の有効断面積。
――――― [JIS B 8226-1 pdf 6] ―――――
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3.19
バッチ(batch),ロット(lot)
同一の形式,サイズ,材料規格及び仕様破裂圧力条件の単一グループとして,同一材料ロット(3.20参
照)から製作する破裂板,又は破裂板式安全装置の数量。
3.20
材料ロット(lot of material)
a) 金属(metal) 同一溶解チャージ,熱処理及び適切な規格の許容値内にある規定厚さの同一規格材料。
b) グラファイト及びフレキシブルグラファイト(graphite and flexible graphite) 同一グラファイト製造
業者で同一製造工程による同一規格の同じグレード及び品質の材料。
c) 含浸グラファイト(impregnated graphite) 同一製造業者によって,特定グレードの充材料で含浸
される同一ロットのグラファイト。
d) 複合グラファイト(graphite composite) グラファイトと同一に他の成分を混合した特定グレードの
グラファイト。
3.21
バキュームサポート(back pressure support)
背圧差による破裂板の損傷を防止する部品。背圧サポートともいう。
3.22
補強リング(stiffening ring)
損傷を防止するため,主として壊れやすい破裂板を補強するために使用される破裂板組立品の構成部品。
3.23
コーティング(coating)
破裂板組立品の部品に,金属又は非金属材料で形成させる薄膜の層。
3.24
ライニング(lining)
防食などの目的で破裂板組立品又はホルダに,金属又は非金属材料で被覆する薄板。
3.25
めっき(plating)
めっきの工程によって破裂板又はホルダに付ける金属皮膜。
3.26
マッフル(muffled outlet)
放出流体を分散させる破裂板式安全装置の部品。
3.27
遮熱材(temperature shield)
過剰な温度上昇から破裂板を保護する部品。
3.28
吹出し量(bursting disc device discharge capacity)
破裂板式安全装置から吹き出す流体の量。算出方法は,附属書JAによる。
4 材料
4.1 材料の選定
――――― [JIS B 8226-1 pdf 7] ―――――
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B 8226-1 : 2011
破裂板式安全装置の部品に使用される材料の選定は,次の事項を考慮する。
a) 使用される流体に対する適合性。
b) プロセス流体,隣接部品との適応性及び使用中に破裂板式安全装置が受ける化学的及び物理的条件。
注記 破裂板装置の下流側に耐食材料を使用するのが望ましい。これらの部品の腐食よって引き起
こされた損傷は,破裂板式安全装置の性能を損なうおそれがある。
4.2 材料規格
破裂板式安全装置の材料は,JIS又は国際的に認知された規格(例えば,ASTM,ASME,EN,ISO規
格など)による。それらは均一な化学的及び物理的性質をもち,かつ,破裂板式安全装置が作動不良を起
こすようないかなる欠陥もないこととする。
4.3 防食
腐食環境で使用する場合,破裂板式安全装置の腐食の影響を受ける部品は,適切なコーティング,めっ
き又はライニングによって防食しなければならない。コーティング及びめっきは,耐食対象表面に均一か
つ均質に実施する。ライニングは継目なしとし,セット又は一体品として破裂板式安全装置とともに納入
する。防食は,製造業者だけが施工するものとする。防食は,破裂板式安全装置の性能を損なってはなら
ない。
5 形式
5.1 ドーム形破裂板(正作動)
記号
1 フラットシート
2 アングルシート
3 流れ
図1−ドーム形破裂板(正作動)
ドーム形破裂板は,破裂圧力が凹面側に加わる方向ヘドーム状に成形され,当初の塑性変形が運転条件
下で更に進展しないような構造とする。ドーム形破裂板は,引っ張りで破裂又は開口し,次の形式がある。
a) ドーム形 1枚以上の層からなり,破裂圧力は,材料の破断引張強さによって決まる(図1参照)。
b) スリット付きドーム形 2枚以上の層から構成されており,少なくとも1枚は,強度を低減させると
ともに破裂圧力を調整するためにスリットを設けている。
――――― [JIS B 8226-1 pdf 8] ―――――
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c) 切溝付きドーム形 破裂圧力に到達したときに,破裂板が切溝に沿って開放するように切溝を付けて
いる。
d) ナイフ付きドーム形 破裂圧力に到達したときに,ナイフの刃によって切断され開放する。
5.2 反転ドーム形破裂板(逆作動)
反転ドーム形破裂板は,破裂圧力が破裂板の凸面側に加えられるときに座屈,曲げ又はせん断応力によ
って破裂するように設計されている(図2参照)。
記号
1 流れ
図2−反転ドーム形破裂板(逆作動)
反転ドーム形破裂板は,次の形式がある。
a) 切溝付き反転ドーム形 ドームが破裂圧力において反転するときに,破裂板に沿って開放するように
切溝が付けられている。この破裂板は,反転する圧力を決定するため溝を付けるなど弱い箇所をもっ
ている。
b) スリップアウト,又は引裂き反転ドーム形 破裂した後,ホルダから下流へ破片が排出される。
注記 この形式の破裂板には,破片を捕捉するキャッチング装置を付けることができる。
c) ナイフ付き反転ドーム形 ドームの反転中に,ナイフの刃によって切断され開口する。
d) せん断反転ドーム形 反転と同時にせん断力によって開口する1枚以上の層をもつ。
e) 反転ドーム複合形又は多層形 2枚以上の層をもち,少なくとも一つの破裂板が反転する圧力を決定
するような弱い箇所をもつ。
5.3 平形破裂板
平形破裂板は,1枚以上の層をもつ。この形式は,ホルダを必要とするか又は取付けフランジの間に直
接入れる。平形破裂板としては,次の形式がある。
a) グラファイト交換形 平面又は凹部形状となっており,ホルダと一緒に使用する。破裂板は,曲げ又
はせん断力によって破裂するように設計する(図3参照)。
――――― [JIS B 8226-1 pdf 9] ―――――
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記号
1 グラファイト交換形
2 流れ
3 ホルダ
4 バキュームサポート(必要な場合)
図3−グラファイト交換形及びホルダ
b) グラファイト単体形 取付けフランジの間に直接入れるような設計とする。破裂圧力及び圧力が加わ
る方向に片側又は両側に凹部を設けてもよい(図4参照)。グラファイト単体形は,リングで補強して
もよい。圧力が加わる側にライニングの薄板を付けてもよい。
記号
1 リング(附属品)
2 流れ
図4−グラファイト単体形
破裂後のグラファイト単体形の圧力保持能力は,6.1.1に規定する方法の一つによって決定する。
注記 グラファイト単体形の設計について,破裂板に隣接する下流側配管径は製造業者の指示に従う
のがよい。通常,この配管径は凹部の内径より大きくする。
c) スリット付き平形 2枚以上の層をもつ。例えば,破裂圧力を調整するため,層の少なくとも1枚の
強度を低減するためにスリットを設ける。ホルダと併用してもよい。
5.4 その他の形式及び設計
破裂板の形式及び設計は,この規格の要求事項を満足しなければならない。
――――― [JIS B 8226-1 pdf 10] ―――――
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JIS B 8226-1:2011の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 4126-2:2003(MOD)
JIS B 8226-1:2011の国際規格 ICS 分類一覧
- 27 : エネルギー及び熱伝達工学 > 27.060 : バーナ.ボイラ > 27.060.30 : ボイラ及び熱交換器
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.240 : 過度の圧力に対する防御