JIS B 8302:2022 ポンプ吐出し量測定方法 | ページ 7

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B 8302 : 2022
附属書F
(参考)
絞り機構及び計器による方法における整流装置
絞り機構又は計器の上流側において必要最小管長さを用意するのが非現実的であったり,流れに旋回が
ある場合には,整流装置を設けて,上流側直管長さを短くすることが可能である。その整流装置として,
ザンカ式整流装置,スプレンクル式整流装置及び管状式整流装置を用いるのが望ましい。
各整流装置には,それぞれ違った整流特性があるので,用途に適した整流装置を使用するよう配慮が必
要である。
なお,整流装置を使用しても,下流側の直管長さは,規定の直管長さを推奨する。
ザンカ式整流装置,スプレンクル式整流装置及び管状式整流装置以外の整流装置を使用する場合には,
JIS Z 8762-1の7.4(整流装置)及びJIS Z 8762-1の附属書C(整流装置,整流格子)を参照のうえ,必要
な要件を満たすようにする。
3種類の整流装置の詳細を,次に記載する。
a) ザンカ式整流装置 この整流装置は,規定の大きさの穴をもつ多孔板と,それに続く多数の板を交差
させて作った多数の流路(各穴に一つずつ)とからなる。損失ヘッド1)は,速度ヘッドの約5倍であ
る。流路を作る板は,全て等しい厚さとしなくてもよいが,必要以上に厚い板とはしない(図F.1参
照)。
なお,速度ヘッドHv(m)は,管内流速v(m)からHv=v2/2gとして求める。
注1) 整流装置の出入口部間の差圧。
図F.1−ザンカ式整流装置
b) スプレンクル式整流装置 この整流装置は,3枚の多孔板の互いの間隔が配管直径に等しい相前後す

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る多孔板からなる。多孔板の穴は,上流側では面取りしておくのが望ましく,また,各板の総穴面積
は,管断面積の40 %以上とするのがよい。多孔板の板厚は,その穴径以上の寸法とし,穴の直径は,
管路の1/20以下とする。3枚の多孔板は,棒材を用いて結合する。棒材は,管内面の周囲に配置し,
必要な強さを与えるに足る,できるだけ小さな直径とする(図F.2参照)。
損失ヘッドは,速度ヘッドの約15倍である。この整流装置は,流速分布の非対称性を取り除くのに
非常に有効であるが,流れの旋回成分の除去効果は,部分的である。
図F.2−スプレンクル式整流装置
c) 管状式整流装置 この整流装置は,管内に強固に取り付けられ,まとめて固定された多数の平行小管
からなる。各小管を互いに,かつ,取り付けられる管軸に確実に平行にすることが望ましい。少なく
とも19本の小管を用いる。その長さは10d以上とする。小管は一つにまとめ,取り付けられる管に接
するように束ねる(図F.3参照)。
損失ヘッドは,速度ヘッドの約5倍である。この整流装置は,旋回を完全に取り除くが,流速分布
の修正には効果が少ない。
図F.3−管状式整流装置

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JIS B 8302:2022の関連規格と引用規格一覧