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図10 電動機防音カバー付の例
備考1. はポンプの騒音の測定位置及びマイクロホンの方向を示す。
は電動機の周囲の騒音の測定位置及びマイクロホンの方向を示
す。
2. マイクロホン下の床面からの軸心高さが0.5m以下の場合には,マ
イクロホン高さは0.5mとする。
3. ※印は,参考1のポンプ側バンド音圧レベル測定位置を示す。
7. 記録方法及び様式
7.1 記録方法 測定結果には,測定値と測定位置を示し,代表騒音レベル(7)も併せて表示する。
なお,電動機周囲の測定値と測定位置は,参考として表示する。
また,ポンプ形式,吐出し量,全揚程,回転数,電動機仕様,液質,測定器名称などを付記する。必要
がある場合は,測定場所の略図を示し,音場の測定結果とともに特記欄に付記する。
注(7) 代表騒音レベルとは,次の式で表す値をいう。
1.0LAn
LA = 10 log 10 (10 1.0LA1 +10 1.0LA2 +
+10 )−10 log10 n
ここに, L :
A 代表騒音レベル [dB (A)
LA1,LA2,···LAn : 測定値 [dB (A)
n : 測定値の数
7.2 記録様式 記録様式は,表2による。
――――― [JIS B 8310 pdf 11] ―――――
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表2 ポンプ騒音測定記録
――――― [JIS B 8310 pdf 12] ―――――
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参考1 騒音・バンド音圧レベル測定方法
1. 測定位置 測定位置は,ポンプ側については本体図110で表示した規定位置に※印を付けた位置と
する。電動機側については,本体図110の電動機側規定位置の中で,騒音レベルが最高の位置とする。
2. 測定器 測定器は,騒音計及びオクターブ又は31オクターブバンド分析器を用いる。バンド中心周波
数は,参考1表による。
参考1表 オクターブ及び31オクターブバンド中心周波数
単位 Hz
オクターブバンド
63 125 250 500 1 000 2 000 4 000 8 000
中心周波数
1オクターブバン 50 l00 200 400 800 1 600 3 150 6 300
3
63 125 250 500 1 000 2 000 4 000 8 000
ド中心周波数
80 160 315 630 1 250 2 500 5 000 10 000
備考 騒音計及びオクターブ又は31オクターブバンド分析器は,JIS C 1502(普通騒音計),JIS C 1505
(精密騒音計)及びJIS C 1513(オクターブ及び1/3オクターブバンド分析器)に規定のもの又
はこれと同等以上の性能をもつものとする。
3. 測定方法 測定方法は,次による。
(1) 騒音計の周波数補正回路は,平たん特性又はC特性を使用する。
(2) 騒音計の動特性は,原則として遅い動特性 (SLOW) を使用する。
(3) 測定周波数範囲内での読取値と暗騒音のバンド音圧レベル差が10dB以上あることか望ましい。やむ
を得ずレベル差が49dBのときは,本体の表1によって補正する。
備考 騒音レベル及びバンド音圧レベルの読取値は,指針の振れの平均値に最も近い整数値とする。
4. 測定結果の表示 測定結果は,測定位置とともに参考1図のように図示する。
――――― [JIS B 8310 pdf 13] ―――――
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参考1図 騒音のバンド音圧レベル記録様式
――――― [JIS B 8310 pdf 14] ―――――
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参考2 音響パワーレベルの測定方法
ある音源の音響パワーレベル (Lw) とは,その音響出力 (W) と基準の音響出力 (Wo) との比の常用対数
の10倍をいう。すなわち
W
LW=10 log 10 (単位dB)
Wo
ここに, Woは基準の音響出力すなわち1 (pW) とする。
備考 ( )は単位記号を表す。
この測定方法に関しては,ISOとして下記の参考2表のようなものがあるが,ここではポンプの場合に
比較的実用的と考えられるISO 3744(ISO 3746も比較を示す)及びISO DP 3747(これは現在まだ正式の
ISO規格にはなっていない。)を参考のために抄訳して紹介する。
参考2表 音響パワーレベル測定方法規格一覧表
ISO規格番号 精度・等級 試験環境 音源体積 騒音の種類 測定量
3741 定常,広帯域 オクターブ又は31オクターブバ
精密級 残響室 試験室容積の 定常,純音性,
3742 ンドパワーレベル
1%以下が望ま 広帯域
しい 定常,広帯域,A特性パワーレベル及びオクタ
3743 工業級 特殊残響室
狭帯域,純音性ーブバンドパワーレベル
屋外又は大きな 最大寸法15m以
3744 工業級 任意
室内 下 A特性パワーレベル及びオクタ
ーブ又は31オクターブバンドパ
試験室容積の
無響室又は
3745 精密級 0.5%以下が望ま 任意 ワーレベル
半無響室
しい
3746 簡易級 一般的環境 無制限 任意 A特性パワーレベル
簡易級,比較法 一般的環境,供 定常,広帯域,オクターブバンドパワーレベル,
DP 最大寸法15m以
だけ 試音源は移せな 狭帯域,純音性自由音場に補正した規定点の音
3747 下
くてもよい 圧レベル
備考 騒音データの主要な応用分野は,下記のとおりである (ISO 3740) 。
騒音制御·········精密級(工業級でも十分なことが多い)
形式試験·········工業級
形式が異なる機器間·········工業級
機器の騒音比較
同形式の機器間···············簡易級
I. ISO 3744 : Acoustics−Determination of sound power levels of noise sources-Engineering methods for free−
field conditions over a reflecting plane(抄訳)
(ISO 3744 : 音響−騒音源の音響パワーレベル測定方法−半自由音場における工業的方法)
I.0.1 関連規格 (省略)
I.0.2 概要 (省略)
I.0.3 序文 音源を囲む規定表面上の音圧レベル (sound pressure level) を測定し,これから,音響パワー
レベル (sound power level) を計算する方法を定めたものである。測定環境がISO 3744の規定を満足しない
場合でも,ISO 3746(騒音源の音響パワーレベルの決定)の方法は使用できることが多い。
I.1 適用範囲 (省略)
――――― [JIS B 8310 pdf 15] ―――――
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JIS B 8310:1985の国際規格 ICS 分類一覧
- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.080 : ポンプ
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.140 : 音響及び音響測定 > 17.140.20 : 機械及び設備による騒音の発生
JIS B 8310:1985の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB8301:2018
- 遠心ポンプ,斜流ポンプ及び軸流ポンプ―試験方法
- JISB8311:2002
- 往復ポンプ―試験方法
- JISB8312:2002
- 歯車ポンプ及びねじポンプ―試験方法
- JISC1502:1990
- 普通騒音計
- JISC1505:1988
- 精密騒音計
- JISZ8106:2000
- 音響用語
- JISZ8731:2019
- 環境騒音の表示・測定方法