JIS B 8312:2022 歯車ポンプ及びねじポンプ―試験方法

JIS B 8312:2022 規格概要

この規格 B8312は、歯車ポンプ,ねじポンプ,及びこれらに準じる容積式回転ポンプの製造工場における受渡試験について規定。

JISB8312 規格全文情報

規格番号
JIS B8312 
規格名称
歯車ポンプ及びねじポンプ―試験方法
規格名称英語訳
Gear pumps and screw pumps -- Hydraulic performance acceptance tests
制定年月日
1955年4月14日
最新改正日
2022年2月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

23.080
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1955-04-14 制定日, 1958-03-29 確認日, 1961-03-29 確認日, 1961-07-01 改正日, 1964-07-01 確認日, 1967-07-01 確認日, 1970-07-01 確認日, 1973-07-01 確認日, 1976-01-01 改正日, 1979-04-01 確認日, 1984-11-01 確認日, 1990-03-01 確認日, 1991-11-01 改正日, 2002-03-20 改正日, 2007-03-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認日, 2022-02-21 改正
ページ
JIS B 8312:2022 PDF [14]
                                                                                   B 8312 : 2022

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 試験装置・・・・[1]
  •  5 試験条件・・・・[1]
  •  5.1 一般・・・・[1]
  •  5.2 試験揚液・・・・[2]
  •  5.3 試験回転速度・・・・[2]
  •  5.4 測定点・・・・[2]
  •  6 試験方法・・・・[2]
  •  6.1 一般・・・・[2]
  •  6.2 性能試験・・・・[2]
  •  6.3 継続試験・・・・[4]
  •  6.4 特殊試験・・・・[4]
  •  7 回転速度,密度及び動粘度が異なる場合の換算・・・・[5]
  •  7.1 回転速度の換算・・・・[5]
  •  7.2 密度の換算・・・・[5]
  •  7.3 揚液の動粘度の換算・・・・[5]
  •  8 試験結果の判定・・・・[5]
  •  8.1 性能試験・・・・[5]
  •  8.2 特殊試験・・・・[6]
  •  9 試験成績表・・・・[6]
  •  附属書A(参考)試験装置・・・・[8]
  •  附属書B(参考)運転状態・・・・[9]
  •  附属書C(参考)ポンプ試験成績表・・・・[11]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 8312 pdf 1] ―――――

           B 8312 : 2022

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人
日本産業機械工業会(JSIM)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産
業規格を改正すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産
業規格である。これによって,JIS B 8312:2002は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 8312 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
B 8312 : 2022

歯車ポンプ及びねじポンプ−試験方法

Gear pumps and screw pumps-Hydraulic performance acceptance tests

1 適用範囲

  この規格は,歯車ポンプ,ねじポンプ,及びこれらに準じる容積式回転ポンプ(以下,ポンプという。)
の製造工場における受渡試験について規定する。ただし,機械の構造の一部をなしているポンプには適用
しない。
ポンプの範囲は,ポンプの吸込フランジ及び吐出しフランジの断面で区切られた部分とする。

2 引用規格

  次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,その一部又は全部がこの規格の要求事項
を構成している。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する
JIS B 8301 遠心ポンプ,斜流ポンプ及び軸流ポンプ−試験方法
JIS B 8302 ポンプ吐出し量測定方法

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 8301による。

4 試験装置

  試験装置は,次によるほか,JIS B 8301の5.6(試験装置)及びJIS B 8301の附属書A(試験装置)によ
る。試験装置の参考図を,附属書Aに示す。
a) 粘性液の場合,気泡が生じると抜けにくく,ポンプ性能に影響するので,気泡が生じない装置とする。
b) ポンプを駆動する原動機は,実機の電動機とする。ただし,実機の電動機で試験できない場合又は電
動機以外の原動機の場合には,受渡当事者間の協定(以下,協定という。)によって試験用電動機を用
いてもよい。

5 試験条件

5.1 一般

  協定による揚液,回転速度,吐出し量及び全圧力を,それぞれ規定揚液,規定回転速度,規定吐出し量

――――― [JIS B 8312 pdf 3] ―――――

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B 8312 : 2022
及び規定全圧力とする。その他,協定による規定要目は,図C.1の試験成績表の例を参照。

5.2 試験揚液

  試験に使用する揚液は,規定揚液とする。ただし,規定揚液は,実際に使用する揚液として協定で定め
るため,規定揚液による試験が困難な場合には,協定によって,類似の揚液又は温度0 ℃40 ℃の清水
(以下,試験揚液という。)で試験してもよい。その他,試験揚液は次による。
a) 試験揚液の密度が規定揚液と異なる場合には,その試験結果を7.2によって換算する。
b) 規定揚液の動粘度が高い場合又は規定揚液が固形物を含む場合には,あらかじめ試験揚液による性能
値を協定しておく。

5.3 試験回転速度

  試験回転速度は,次による。
a) 試験回転速度は,規定回転速度とする。ただし,試験設備の都合上,規定回転速度が得られない場合
には,規定回転速度に対して95 %105 %の範囲内の異なる回転速度で試験してもよい。この場合に
は,試験結果を7.1によって規定回転速度の性能値に換算する。
b) 実機の電動機による駆動の場合には,協定による周波数(規定周波数)に対して±1 %,協定による電
圧(規定電圧)に対して±5 %の範囲内の電源状態において,ポンプを規定吐出し圧及び規定全圧力に
おいて運転したときの実回転速度をそのまま用いてもよい。

5.4 測定点

  測定点は,吐出し弁全開から規定吐出し圧力を含む5種類以上の異なる吐出し圧力とする。回転速度を
変化させて試験をする必要がある場合には,協定による最高回転速度(規定最高回転速度)の試験を行っ
た後,必要に応じて回転速度を変化させて測定する。

6 試験方法

6.1 一般

  試験として,性能試験,継続試験及び特殊試験がある。性能試験では,5.3に規定する測定点において6.2
に規定する測定の結果を記録する。また,性能試験の間,軸封部及び軸受の温度,空気又は水の漏れ,並
びに異常音の発生及び振動に関して,ポンプの作動が満足かどうかを確認するのが望ましい。試験中の振
動及び軸受温度については,附属書Bに示す。

6.2 性能試験

6.2.1 一般
性能試験は,規定全圧力及び規定吐出し量を示す点(保証点)に近い状態で行う。このため,粘性液の
場合にはあらかじめ試験揚液の温度に相当する動粘度(試験揚液の動粘度)の値の資料を用意し,吸込配
管のポンプ吸込口フランジ近くで液温を測定し,試験中,規定揚液の動粘度に近い動粘度を与える温度に
保つようにするのが望ましい。

――――― [JIS B 8312 pdf 4] ―――――

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B 8312 : 2022
6.2.2 全圧力
6.2.2.1 圧力の測定
圧力の測定は,JIS B 8301のA.4.3(圧力取出し口),JIS B 8301のA.4.4(高さの差の補正)及びJIS B
8301のD.1(ヘッドの測定器)による。
6.2.2.2 全圧力の算出
全圧力の算出は,ポンプ基準面に対する吐出し圧力と吸込圧力との差で表し,次の式によって算出する。
g g
PPP 2 1 G2 6
z2 G1 z1
10 106
g
G2 G1 z2 z1
106
ここで, P : 全圧力(MPa)
P1 : 基準面に換算した吸込圧力(MPa)
P2 : 基準面に換算した吐出し圧力(MPa)
G1 : 吸込圧力計又は真空計の示度(MPa)
G2 : 吐出し圧力計の示度(MPa)
z1 : 吸込側測点高差(m)
z2 : 吐出し側測点高差(m)
揚液の密度(kg/m3)
g : 重力加速度。9.80 m/s2とする。
算出に当たっては,次に注意する。
a) 吸込圧力の測定に真空計を使用する場合は,G1は負とする。
b) z1は,吸込圧力が負圧の場合には,圧力測定穴とポンプ基準面との垂直距離であり,正圧の場合には,
ブルドン管圧力計の中心又は圧力変換器受圧面と基準面との垂直距離である。圧力計の中心又は圧力
変換器受圧面が基準面より下位にあるときは,z1は負とする。いずれの場合も,圧力測定穴と圧力計
又は圧力変換器との間の導管内は,試験液で満たされていなければならない。
c) z2は,ブルドン管圧力計中心又は圧力変換器受圧面とポンプ基準面との垂直距離である。圧力計の中
心又は圧力変換器受圧面が基準面より下位にあるときは,z2は負とする。この場合,圧力測定穴と圧
力計又は圧力変換器との間の導管内は,試験液で満たされていなければならない。
d) ポンプの吸込口径と吐出し口径とが異なる場合でも,その速度ヘッドの差は小さいのでこれを省略す
る。
g が全圧力の1
e) 6
z2 z1 100以下の場合は,これを省略してもよい。
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f) ポンプ基準面は,横軸ポンプについては,歯車ピッチ円の接点又は主ねじの軸中心を含む水平面とし,
立軸ポンプについては,歯幅又はねじの長さの中心を含む水平面とする。
6.2.3 吐出し量の測定
吐出し量の測定は,JIS B 8302の箇条8(容器による測定方法)によるか,又は試験揚液の流量測定に適
した他の計器を用いて行う。他の計器の場合には,試験揚液を用いてJIS B 8302の8.3.3(校正)によって
定期的に校正する。
なお,吐出し量の単位は,立方メートル毎分(m3/min)又はキログラム毎分(kg/min)で表す。

――――― [JIS B 8312 pdf 5] ―――――

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