JIS B 8330:2000 送風機の試験及び検査方法 | ページ 16

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14.8.2.1及び14.8.2.2に定義された圧縮性係数kpが 最 い場合には,送風機の吸込から吐出しま
での密度の変化と速度三角形の相似性とを表すのに使用できる。
備考34. Ma<0.7の場合には,送風機には衝撃波は発生しない。
15.2 換算方法
試験測定値及び試験結果には添字Teを付け,保証運転条件及び保証性能には添字Guを付ける。
附属書図11にReuGuの関数として,次の比の許容範囲を示す。
ReuTe
ReuGu
また,附属書図12にkpGu及び 瀰 数として比nGu/nTeの変化を示す。
ここに,
kpGu−kpTe
15.2.1 圧縮性流れの換算方法
圧縮性係数kpの変化が±0.01を超え,かつkpの変化が0.06までの場合について,試験性能を規定条件
に換算する一定の法則を確立するには根拠が不十分である。
附属書図11 ReuGuに対するReuTe/ReuGUの許容範囲

――――― [JIS B 8330 pdf 76] ―――――

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附属書図12 kpGu及び 瀰歛謀 一 化
15.2.1.1 圧縮性係数kpの変化が±0.01を超える場合の換算方法
これらの換算方法は以下の式で表現できる。
ただし,qは設計ごとに異なる指数であり,0−0.5の値が実証されている。
最高効率点の両側において,qが性能予測の不確かさを過度に増加させることなく一定とみなすことが
できる圧力比rの範囲及び送風機の特性の範囲を決定するには,形状に相似性をもつ送風機の試験(模型
でもよい)を推奨する。
これらの換算方法を適用する場合には,購入者と製造者との協定が必要になる。

――――― [JIS B 8330 pdf 77] ―――――

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換算後の圧縮性係数kpGuは,1%未満の誤差範囲で次の近似式で算出できる。
2
1 kpGu nGu DrGu RwTe sg1Te 1 Gu 1( )
Te
k2
1 kpTe nTeDrTe RwGu sg1Gu Gu 1 Te 1( )
ここに, は
換算後の送風機性能は次の式で算出できる。
3 q
qvsg1Gu nGu DrGu kpGu
qvsg1Te nTe DrTe kpTe
2 2 1
pFGu nGu DrGu sg1Gu kpGu
pFTe nTe DrTe sg1Te kpTe
2 2 1
psFGu nGu DrGu sg1Gu kpGu
psFTe nTe DrTe sg1Te kpTe
3 5 q
PrGu nGu DrGu sg1Gu kpGu
PrTe nTe DrTe sg1Te kpTe
レイノルズ数Reuは附属書図11の限値内になければならない。
これらの式は次の値が変化した場合に成立する。
− 回転速度N,又は回転周波数n
− 羽根車の直径Dr
− 気体のRw,
− 吸込温度 儀 最 び密度 最
備考35. 一定とみなすことができるパラメータがあれば簡略化できる。
15.2.1.2 圧縮性係数kpの変化が±0.01未満の場合の換算方法
周速レイノルズ数が附属書図11の許容範囲内であれば,次の式を適用できる。
保証条件での圧縮性係数kpGuは,15.2.1.1記述の式から算出できる。
2
1 kpGu nGu DrGu RwTe sg1Te Te 1 Gu 1( )
1 kpTe nTeDrTe RwGu sg1Gu Gu 1 Te 1( )
換算後の送風機性能は,次の式で算出できる。
3 q
qvsg1Gu nGu DrGu kpGu
qvsg1Te nTe DrTe kpTe
2 2 1
pFGu nGu DrGu sg1Gu kpGu
pFTe nTe DrTe sg1Te kpTe

――――― [JIS B 8330 pdf 78] ―――――

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2 2 1
psFGu nGu DrGu sg1Gu kpGu
psFTe nTe DrTe sg1Te kpTe
3 5 q
PrGu nGu DrGu sg1Gu kpGu
PrTe nTe DrTe sg1Te kpTe
ここに, は 爰 qは設計ごとに変化する指数で0−0.5の値が実証されている。
備考36. 一定とみなすことができるパラメータがあれば簡略化することができる。
15.2.2 非圧縮性流れの簡易換算方法
試験条件及び保証条件での送風機圧力が2 000Pa未満の場合には,kpは1に近く,性能の換算性能には
以下の簡易式を使用できる。
3
qvsg1Gu nGu DrGu
qvsg1Te nTe DrTe
2 2
pFGu nGu DrGu sg1Gu psFGu
pFTe nTe DrTe sg1Te psFTe
3 5
PrGu nGu DrGu sg1Gu
PrTe nTe DrTe sg1Te
15.2.3 軸動力及びインペラ動力
測定された入力と仕様状態での入力は,通常は送風機の軸動力PaTe及びPaGuである。
nTeにおける軸受損失PbTe及びnGuにおける軸受損失PbGuを推定する必要があり,次の関係を使用する必
要がある。
PrTe=PaTe−PbTe
及び
PaGu=PrGu+PbGu
PrGu
ここに, を
PrTe
PaGu
PaTe
と等しいとみなすことによる誤差は,次の式の値 (%) を超えず,通常は無視できる。
200(nGu nTe ) Pb
nTePa

16. 送風機特性曲線

16.1 概要

  ここでは一台の送風機の試験結果のグラフ表示について述べる。この規格では,無次元係数又はそれ以
外の方法で,さまざまな回転速度及びサイズにわたる相似形状の送風機の性能を表す図表については扱わ
ない。

――――― [JIS B 8330 pdf 79] ―――――

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16.2 図示方法

  実際の試験結果,又は15.記述の法則による換算後の結果は,各試験結果を吸込体積流量に対して図示す
るものとする。これらの点を通る滑らかな曲線を描き,安定した結果が得られない不連続な部分は破線で
表す。
16.2.1 記載の換算の許容範囲外である場合には,そのことを図示した曲線に明記した上で,15.記述の換
算の結果を使用してもよい。
圧力が2 000Paを超える送風機については,送風機の吐出し密度を下記の比を使用して図示すること。
2 は 1
k
sg1 m

16.3 一定速度特性曲線

  一定速度での送風機の特性曲線は,15.記載の法則に従って規定の一定回転速度NGu,一定密度     痿  特別
な協定がない場合には1.2kg・m−3とし,吸込絶対せき止め圧力psg1Guに換算することで得られる。
送風機圧力PF及び送風機静圧PsF又はそのいずれか一方と,マッハ数の影響Pd2FM2を補正した送風機動
圧とを,吸込体積流量qvsg1に対して図示しなければならない。送風機効率 静圧効率 爰湎e 又は両方,
又は軸動力を図示してもよい。
附属書図13に図示した例を示す。

16.4 固有速度特性曲線

  送風機及びその駆動装置が同時に供給されるユニットについては,固有速度での特性曲線を採用しても
よい。電動機の定格電圧,定格周波数など,記載された規定の条件で運転する。吸込体積流量に対して図
示した送風機性能曲線に回転速度を明示する。回転速度をその駆動方式における性能データを使用して補
正すれば,15.2記載のレイノルズ数の限界内で別の空気密度に換算することができる。

16.5 可変容量送風機特性曲線

  可変容量送風機の特性曲線は,動翼可変ピッチ又は可変インレットベーンのような性能を変化させる機
構をもつ送風機の場合に必要となる。送風機の運転領域の中から何種類かの調整ステップを選択し,吸込
密度1.2kg・m−3における一群の一定速度の特性曲線を求めることを推奨する。効率は送風機の圧力特性上
の効率が等しい各点を通るように引いた滑らかな輪郭線によって示すことができる。附属書図14に例を示
す。

――――― [JIS B 8330 pdf 80] ―――――

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JIS B 8330:2000の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 5801:1997(NEQ)

JIS B 8330:2000の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 8330:2000の関連規格と引用規格一覧