JIS B 8372-1:2022 空気圧―空気圧用減圧弁及びフィルタ付減圧弁―第1部:供給者の文書に表示する主要特性及び製品表示要求事項 | ページ 2

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B 8372-1 : 2022 (ISO 6953-1 : 2015)
フランジ取付けの場合,インタフェース面にO(オー)リングを装着するための座ぐりを設けることが
できる。
なお,接続を確実にするために他のポートの形式を用いることができる。
注記 (対応国際規格では,附属書Aの情報を記載しているが,この規格では附属書Aを不採用とし
たので,削除した。)
4.2.3 定格圧力
減圧弁は,JIS B 8670に規定する定格圧力の値に従って,等級付けしなければならない。
定格圧力は,JIS B 8372-2:2022の箇条6の試験手順によって確認しなければならない。この手順は,圧
力容器の定格圧力を確認するものであるが,ダイヤフラムの限度を確認するものではない。使用されるダ
イヤフラムの負荷及び感度の範囲は大きく変化する。また,ダイヤフラムの強度は,用途によって要求さ
れる精度を達成するために制限することができる。
4.2.4 使用温度範囲
4.2.4.1 減圧弁及びフィルタ付減圧弁の材質及び作動を害することのない,温度範囲を表示しなければな
らない。
4.2.4.2 異なる定格のオプションが選定できる場合,それぞれの組合せに対し,圧力及び温度の定格を規
定しなければならない。
A : 最大幅
B : ポートのセンターラインからの下部最大高さ
C : 圧力計を除いた最大奥行き
D : ポート接続面(入口及び出口)の間の距離
E : ポートのセンターラインからの上部最大高さ
図1−空気圧用減圧弁及びフィルタ付減圧弁の寸法

――――― [JIS B 8372 pdf 6] ―――――

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B 8372-1 : 2022 (ISO 6953-1 : 2015)
Fa) : ポートのセンターラインからの最大奥行き
G : ハンドルの最大寸法
H : 取外しのためのポートのセンターラインからの最小高さ
Ja) : 取付け穴の距離
Ka) : ポートのセンターラインと取付け穴との距離
La) : 取付け穴の最小寸法
Ma) : パネル取付けの場合の取付け寸法
Na) : ポートのセンターラインからのパネル取付け高さ
Pa) : 最大パネル厚さ
Qb) : ポートのセンターライン間の距離
Ra) : ポートのセンターラインとブラケットとの最大距離
Sa) : ブラケットの最大寸法
V : ドレン排出口の種類及びサイズ
W : ポートの種類及びサイズ
Xb) : パイロットポートの種類及びサイズ
Y : 圧力計ポートの種類及びサイズ
注a) 寸法F,J,K,L,M,N,P,R及びSは,配管取付け形以外の場合に表示しなければならない。
b) 任意選択。
図1−空気圧用減圧弁及びフィルタ付減圧弁の寸法(続き)
4.3 特別要求事項
4.3.1 一般
供給者の提供する資料は,使用者のそれぞれの用途における最適な減圧弁の選定に役立つものでなけれ
ばならない。
4.3.2 設定圧力範囲
最高設定圧力は,次の区分の中から選択することが望ましい。ただし,入口定格圧力を超えてはならな
い。
− 最大0.1 MPa
− 最大0.2 MPa
− 最大0.4 MPa
− 最大0.8 MPa
− 最大1.0 MPa
− 最大1.6 MPa
なお,特別な場合には,これらと異なる範囲を用いることもできる。
圧力範囲の上限の調整は最低限必要であり,上限は制限圧力とみなさないほうがよい。
4.3.3 流量特性
4.3.3.1 異なる設定圧力ごとの流量特性は,図2に示すそれぞれの流量に対する出口圧力の特性曲線によ
って表示しなければならない。グラフ全体は所定の入口圧力に適用できる。

――――― [JIS B 8372 pdf 7] ―――――

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B 8372-1 : 2022 (ISO 6953-1 : 2015)
5 MPa
1 出口圧力 MPa
2 順方向流量 L/min (ANR)
3 リリーフ流量 L/min (ANR)
4 設定圧力 MPa
5 入口圧力 MPa(入口圧力は一定)
注記 図2は流量−圧力特性曲線の一例である。通常は最大流量においてそれぞれの曲線は同じ点で終結しない。
図2−流量−圧力特性曲線
4.3.3.2 それぞれの曲線は,JIS B 8372-2:2022の7.4.1に従って作成する。出口圧力のそれぞれの値は,
流量の増減に対して計測した出口圧力における平均値とする。
注記 流量計の代わりに恒温槽を用いて流量特性を決定するための代替動特性試験法には,JIS
B8372-3が用いられる。この手法は,順方向流量又はリリーフ流量特性におけるヒステリシス
曲線の減少する流量部分を確認することだけを可能にする。
4.3.3.3 出口圧力のフルスケールに対する百分率で表されるヒステリシスは,JIS B 8372-2:2022の7.4.2
に従って計算しなければならない。得られた値は,流量の増加又は減少に伴い測定された出口圧力の最大
の差分値とする。
4.3.3.4 順方向流れの最大音速コンダクタンスは,JIS B 8372-2:2022の7.4.3に従って計算する。
4.3.3.5 リリーフ流れの最大音速コンダクタンスは,JIS B 8372-2:2022の7.4.4に従って計算する。
4.3.4 圧力特性
4.3.4.1 入口圧力の変化に対する出口圧力の特性は,図3に示すように,グラフ上にヒステリシス曲線と
して示さなければならない。この曲線は,ほぼ一定の流量における,入口圧力に対する出口圧力の変化を
示す。

――――― [JIS B 8372 pdf 8] ―――――

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B 8372-1 : 2022 (ISO 6953-1 : 2015)
3 L/min (ANR)
1 出口圧力 MPa
2 入口圧力 MPa
3 順方向流量 L/min (ANR)
図3−圧力特性
4.3.4.2 試験は,JIS B 8372-2:2022の8.2に従って行わなければならない。
4.3.5 信号圧力−出口圧力特性
4.3.5.1 圧力制御特性曲線
順方向又はリリーフ流量ゼロにおける出口圧力p2は,図4に示すようにグラフ上に示さなければならな
い。

――――― [JIS B 8372 pdf 9] ―――――

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B 8372-1 : 2022 (ISO 6953-1 : 2015)
X 信号圧力 %
Y 出口圧力 %
p1 入口圧力
a オフセット
b 勾配
図4−信号圧力−出口圧力特性
この曲線は,図4に示すように,入口圧力p1におけるフルスケールでの外部信号圧力に対する,測定し
た出口圧力のデータを相対的に示したものである。
注記 圧力はゲージ圧力である。
試験はJIS B 8372-2:2022の10.1.2に従って実施しなければならない。
特性の直線はJIS B 8372-2:2022の10.1.3.1に従って作成しなければならない。圧力曲線のそれぞれの値
は,信号圧力の上昇及び下降に対する,二つの相対する測定した出口圧力p2の平均値である。
特性直線のオフセット及び勾配は,図4に示すとおり,グラフ上に示さなければならない。
4.3.5.2 直線性
出口圧力フルスケールの百分率で表される直線性Δp1は,JIS B 8372-2:2022の式(4)に従って計算しなけ
ればならない。
得られた結果は,出口圧力平均値と図4に示す特性直線との最大の差分値である。
4.3.5.3 信号圧力−出口圧力ヒステリシス
出口圧力フルスケールの百分率で表されるヒステリシスΔphは,JIS B 8372-2:2022の式(5)に従って計算
しなければならない。
得られた結果は,パイロット圧力の上昇及び減少時に測定された値の最大偏差である。
ヒステリシスは絶対値で表すこともできる。

――――― [JIS B 8372 pdf 10] ―――――

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JIS B 8372-1:2022の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 6953-1:2015(IDT)

JIS B 8372-1:2022の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 8372-1:2022の関連規格と引用規格一覧