JIS B 8414:2004 規格概要
この規格 B8414は、最高使用圧力100kPa以下,又は200kPa以下の温水用熱交換器に用いる温水機器用逃し弁について規定。
JISB8414 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B8414
- 規格名称
- 温水機器用逃し弁
- 規格名称英語訳
- Relief valves for hot water appliances
- 制定年月日
- 1982年3月1日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 23.060.40, 91.140.65
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 配管 II(製品) 2021
- 改訂:履歴
- 1982-03-01 制定日, 1985-02-01 改正日, 1990-08-01 改正日, 1997-07-20 改正日, 1999-09-20 改正日, 2003-03-20 改正日, 2004-03-20 改正日, 2008-10-01 確認日, 2009-03-20 改正日, 2010-03-23 改正日, 2011-03-22 改正日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS B 8414:2004 PDF [8]
B 8414:2004
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本暖房機器工業
会から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を
経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS B 8414:1999は改正され,この規格に置き換えられる。
――――― [JIS B 8414 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 8414 : 2004
温水機器用逃し弁
Relief valves for hot water appliances
序文 この規格は,労働安全衛生法(昭和47年法律第57号)に基づく労働省令ボイラー及び圧力容器安
全規則(昭和47年9月労働省令第33号)の規定外の給湯及び暖房用温水ボイラ(以下,温水用熱交換器
という。)の膨張水を排出し,温水用熱交換器の缶体内圧力を一定圧力以下に保つために用いる温水機器用
逃し弁の安全性と信頼性を確保することを目的として,1982年にJIS B 8414が制定された。
今回の改正は,“給水装置の構造及び材質の基準に関する省令”の一部を改正する省令(平成16年厚生
労働省令第6号,平成16年1月26日交付,平成16年4月1日施行)を受けて,同令による浸出性能基準
との整合性を図った。
1. 適用範囲 この規格は,最高使用圧力100 kPa以下,又は200 kPa以下の温水用熱交換器に用いる温
水機器用逃し弁(以下,逃し弁という。)について規定する。
備考 この規格でいう圧力とは,すべてゲージ圧力である。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0203 管用テーパねじ
JIS B 7505 ブルドン管圧力計
JIS B 8410 水道用減圧弁
JIS H 3300 銅及び銅合金継目無管
JIS H 3320 銅及び銅合金溶接管
JIS K 6257 加硫ゴム及び熱可遡性ゴム−熱老化特性の求め方
JIS S 3200-1 水道用器具−耐圧性能試験方法
JIS S 3200-2 水道用器具−耐寒性能試験方法
JIS S 3200-6 水道用器具−耐久性能試験方法
JIS S 3200-7 水道用器具−浸出性能試験方法
JIS Z 8751 液柱差を使う真空計による真空度測定方法
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
a) 吹き始め圧力 入口側の圧力の上昇によって,出口側から吹き始めたときの入口側の圧力
b) 吹き止り圧力 入口側の圧力が降下し,水の吹き出しが止まったときの入口側の圧力
4. 種類及び記号 逃し弁の種類及び記号は,吹き始め圧力,口径の呼びによって,次のように区分する。
――――― [JIS B 8414 pdf 2] ―――――
B 8414:2004
a) 吹き始め圧力による区分 吹き始め圧力による区分は,表1による。
表 1 吹き始め圧力による区分
単位 kPa
記号 吹き始め圧力 温水用熱交換器の最高使用圧力
95 95
100
97 97
190 190 200
備考 逃し弁を使用する場合は,温水用熱交換器の最高使
用圧力と対応する次に示す組合せのJIS B 8410に規
定された水道用減圧弁を使用する。
逃し弁(記号) 水道用減圧弁(記号)
95 65,80
97 65,80,85
190 120,150,170
b) 口径の呼びによる区分 口径の呼びによる区分は,表2による。
表 2 口径の呼びによる区分
単位 mm
記号 口径の呼び
15 15
20 20
25 25
備考 温水用熱交換器に内蔵する
ものの銅管接続部は,JIS
H 3300又はJIS H 3320の
呼び径又は標準寸法でもよ
い。
5. 性能 逃し弁の性能は,10.の規定によって試験し,表3に適合しなければならない。
表 3 性能
項 目 性 能 試験方法
95 95+4 kPa以内であること。
記 −6 kPa
吹き始め圧力 97 97+2 kPa以内であること。 10.2
号
−4 kPa
190 190±7 kPa以内であること。
95 87 kPa以上であること。
吹き止り圧力 記
97 92 kPa以上であること。 10.3
号
190 180 kPa以上であること。
耐圧性能 変形及び外部への水漏れがないこと。 10.4
耐寒性能 再通水後,水が吹き出すこと。 10.5
耐久性能 10万回作動した後,上記の全項目を満たすこと。 10.6
浸出性能 付表1に示す判定基準に適合すること。 10.7
――――― [JIS B 8414 pdf 3] ―――――
B 8414:2004
6. 構造 構造は、次による。
a) 構造一般 逃し弁は,図1に示すような構造のもので,作動が確実であり,かつ,耐圧性能及び耐久
性能をもち,容易に破損・変形・水漏れなどがあってはならい。
なお,付属機構として,入口側が負圧になったときに開弁し,負圧を解消する吸気機構をもつものもあ
る。
番号 名 称
1 調節ばね
2 ダイアフラム
3 弁箱
4 手動レバー
図 1 温水機器用逃し弁の構造図(例)
b) 手動作動機構 手動作動機構は,作動確認のときに操作するもので,手動によって容易に開・閉の作
動ができる構造とする。
7. 形状・寸法 逃し弁の継手の形状及び取付け部の寸法は,次による。
a) 継手の形状 継手の形状は,取付け,取外しの際容易に工具が用いられる形状とする。
b) 取付け部の寸法 取付け部の寸法は,管用テーパねじを使用する場合は表4による。
なお,温水用熱交換器に内蔵するもので,管用テーパねじ以外の継手を使用する場合は,表4によ
らなくてもよい。
表 4 取付部の寸法
ねじの呼び
記号
入口側 出口側
15 R 1/2 Rc 1/2
20 R 3/4 Rc 1/2
25 R1 Rc 1
備考 ねじは,JIS B 0203に規定する管
用テーパねじとし,入口側はおね
じ,出口側はめねじとする。
――――― [JIS B 8414 pdf 4] ―――――
B 8414:2004
8. 外観 逃し弁の外観は,各部の仕上げが良好で,割れ及び使用上有害なきず,さび,ばりなどの欠陥
があってはならない。
なお,使用上有害なさびが発生するおそれのある材料は,適当なさび止め処理を施さなければならない。
9. 材料 逃し弁の材料は,通常の使用及び施工に十分耐えられる強度をもち,接水部に用いる材料は,
10.7の規定を満足しなければならない。
なお,合成ゴムは,JIS K 6257の7.促進老化試験 A-2法によって,試験条件は試験温度120±2 ℃,試
0
験時間72 -2時間によって引張り強さ,伸び及び硬さを測定した成績書を確認する。合成樹脂にあっては,
合成ゴムに準じる。
10. 試験方法
10.1 試験装置 試験装置は,次による。
a) 圧力計は,JIS B 7505に規定するもの又は,JIS Z 8751に規定するマノメータなどを用いる。
b) 配管の呼び径は,供試弁の口径の呼びと同じとする。
10.2 吹き始め圧力試験 吹き始め圧力試験は,図2に示す装置によって,供試弁の開・閉を手動操作し
た後,入口側から徐々に圧力を加え,供試弁の出口側から水が出始めたときの圧力を調べる。
図 2 設定圧力(吹き始め圧力及び吹き止り圧力)試験装置の例
10.3 吹き止り圧力試験 吹き止り圧力試験は,図2に示す装置によって,10.2の試験後に開閉弁を閉じ
て水の吹き出しが止り,圧力計の指示が停止したときの圧力を調べる。
10.4 耐圧性能試験 耐圧性能試験は,弁箱の内部に温水用熱交換器の最高使用圧力の3倍の水圧を1分
間加え,その状態を保持して,変形及び外部への水漏れの有無を調べるか,JIS S 3200-1によって行う。
10.5 耐寒性能試験 耐寒性能試験は,図3に示す装置を用い次によるか,JIS S 3200-2によって行う。
a) 供試弁を指定の取付け状態に設置し通水する。
b) 通水を止め,水を抜いた状態で10分間放置する。
c) 装置内の温度をプラス側から徐々に降下させ,−20±2 ℃で1時間保持した後,再通水する。
d) 再通水後,水が吹き出すことを調べる。再通水は入口側から常温,温水用熱交換器の最高使用圧力の
1.2倍の圧力とする。
――――― [JIS B 8414 pdf 5] ―――――
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JIS B 8414:2004の国際規格 ICS 分類一覧
- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.060 : 弁 > 23.060.40 : 圧力調整弁
JIS B 8414:2004の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0203:1999
- 管用テーパねじ
- JISB7505-1:2017
- アネロイド型圧力計―第1部:ブルドン管圧力計
- JISB8410:2004
- 水道用減圧弁
- JISH3300:2018
- 銅及び銅合金の継目無管
- JISH3320:2006
- 銅及び銅合金の溶接管
- JISK6257:2017
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―熱老化特性の求め方
- JISS3200-1:1997
- 水道用器具―耐圧性能試験方法
- JISS3200-2:1997
- 水道用器具―耐寒性能試験方法
- JISS3200-6:1997
- 水道用器具―耐久性能試験方法
- JISS3200-7:2004
- 水道用器具―浸出性能試験方法
- JISZ8751:1994
- 液柱差を使う真空計による真空度測定方法