JIS B 8415-3:2020 工業用燃焼炉の安全通則―第3部:プロテクティブシステム | ページ 6

24
B 8415-3 : 2020
れた安全関連機能がない場合の,段階的な危険状態の発生の可能性を含んでいる。この特定のリスク回避
のための安全機能から完全に独立している方策は,このパラメータ低減において考慮することが可能であ
る。
C.2 要求されるSIL/PL決定の例
C.2.1 事例1−表C.1
表C.1は,JIS B 9961の附属書A又はJIS B 9705-1の表3による,異なるリスク環境下におけるSIL/PL
決定例を示す。
C.2.2 事例2−表C.2
表C.2は,IEC 61511-3の附属書Hによる,異なるリスク環境下におけるSIL/PL決定例を示す。

――――― [JIS B 8415-3 pdf 26] ―――――

                                                                                                                                          25
B 8415-3 : 2020
表C.1−JIS B 9961及びJIS B 9705-1による異なるリスク環境におけるSIL/PL決定
文書番号 :
リスクアセスメント及び安全対策 Part of:
プロジェクト : 典型的なSIL決定の例
発行者 : 事前リスクアセスメント
作成日 : 中間リスクアセスメント
改定日 : フォローアップリスクアセスメント
黒色部分=要求される安全対策
灰色部分=推奨される安全対策
結果 危害のひどさ クラスCl 頻度及び継続時間 危険事象の発生確率 回避
Se 34 57 810 1113 1415 Fr Pr Av
死亡,視力又は腕を失う。 4 SIL 2 SIL 2 SIL 2 SIL 3 SIL 3 Fr≦1時間 5 とても高い 5
恒久的傷害,指を失う。 3 OM SIL 1 SIL 2 SIL 3 1時間 回復可能,治療を要す。 2 OM SIL 1 SIL 2 1日 回復可能,応急措置。 1 OM SIL 1 2週間 1年 B8 415-
3 : 2020
6

――――― [JIS B 8415-3 pdf 27] ―――――

    26
B 8415-3 : 2020
B8
6
表C.1−JIS B 9961及びJIS B 9705-1による異なるリスク環境におけるSIL/PL決定(続き)
41
SRCF 危険事象 安全関連制御因子(SRCF) 結果 発生の可能性 クラ 区分 コメント
5-
3

: 2
番号 記載内容 記載内容 Se Fr Pr Av Cl SIL PL
02
10 4 3 2 3 8 2 d 低いリスク環境
0
プラント温度が 論理システムと組み合わせた温度セ
最大許容動作温 ンサがプロセス温度を監視してい 時間内に脱出するのに十分な機会のある限られた
度を超えてい る。温度が安全なレベルを上回った 人々に対する軽微な影響
る。 場合,安全な状態にする。 JIS B 8415-2の4.2.2.6/4.3.2.8,自動遮断弁
危険源 : 火災,機械的故障,高温部品による負傷
10 プラント温度が 論理システムと組み合わせた温度セ 4 5 2 3 10 2 d 中程度のリスク環境
最大許容動作温 ンサがプロセス温度を監視してい 時間内に脱出するのに合理的な機会のある少数の
度を超えてい る。温度が安全なレベルを上回った 人々に対する軽微な影響
る。 場合,安全な状態にする。 JIS B 8415-2の4.2.2.6/4.3.2.8,自動遮断弁
危険源 : 火災,機械的故障,高温部品による負傷
10 プラント温度が 論理システムと組み合わせた温度セ 4 5 3 3 11 3 e 高いリスク環境
最大許容動作温 ンサがプロセス温度を監視してい 時間内に逃げられなかった多数の人々に対する重
度を超えてい る。温度が安全なレベルを上回った 大な影響
る。 場合,安全な状態にする。 JIS B 8415-2の4.2.2.6/4.3.2.8,自動遮断弁
危険源 : 火災,機械的故障,高温部品による負傷
12 燃焼空気圧又は 圧力スイッチ,圧力トランスミッタ 4 5 2 1 8 2 d 低いリスク環境
流量が低すぎ 又は流量計が空気圧又は流量を監視 時間内に脱出するのに十分な機会のある限られた
る。 しており,圧力又は流量が安全なレ 人々に対する軽微な影響
ベルよりも下回った場合,論理回路 JIS B 8415-2の4.2.3.2/4.3.3.2,空気流量及び圧力
と組み合わせてプラントを安全な状 検出器
態にする。 危険源 : 爆発,火災,中毒,不完全燃焼
12 燃焼空気圧又は 圧力スイッチ,圧力トランスミッタ 4 5 2 3 10 2 d 中程度のリスク環境
流量が低すぎ 又は流量計が空気圧又は流量を監視 時間内に脱出するのに合理的な機会のある少数の
る。 しており,圧力又は流量が安全なレ 人々に対する軽微な影響
ベルよりも下回った場合,論理回路 JIS B 8415-2の4.2.3.2/4.3.3.2,空気流量及び圧力
と組み合わせてプラントを安全な状 検出器
態にする。 危険源 : 爆発,火災,中毒,不完全燃焼

――――― [JIS B 8415-3 pdf 28] ―――――

                                                                                                                                          27
B 8415-3 : 2020
表C.1−JIS B 9961及びJIS B 9705-1による異なるリスク環境におけるSIL/PL決定(続き)
SRCF 危険事象 安全関連制御因子(SRCF) 結果 発生の可能性 クラ 区分 コメント

番号 記載内容 記載内容 Se Fr Pr Av Cl SIL PL
12 燃焼空気圧又は 圧力スイッチ,圧力トランスミッタ 4 5 3 3 11 3 e 高いリスク環境
流量が低すぎ 又は流量計が空気圧又は流量を監視 時間内に逃げられなかった多数の人々に対する重
る。 しており,圧力又は流量が安全なレ 大な影響
ベルよりも下回った場合,論理回路 JIS B 8415-2の4.2.3.2/4.3.3.2,空気流量及び圧力
と組み合わせてプラントを安全な状 検出器
態にする。 危険源 : 爆発,火災,中毒,不完全燃焼
13 安全動作範囲外 適正な空燃比は,機械式,空気式又 4 2 3 5 10 2 d 低いリスク環境
の空燃比 は電気式システムによって制御され 時間内に脱出するのに十分な機会のある限られた
る。論理システムと組み合わせた電 人々に対する軽微な影響
気式空燃比センサが安全なレベルの JIS B 8415-2の4.2.3.3/4.3.3.3,空燃比
空燃比を実現する。 危険源 : 爆発,火災,中毒
13 安全動作範囲外 適正な空燃比は,機械式,空気式又 4 5 4 5 14 3 e 中程度のリスク環境
の空燃比 は電気式システムによって制御され 時間内に脱出するのに合理的な機会のある少数の
る。論理システムと組み合わせた電 人々に対する軽微な影響
気式空燃比センサが安全なレベルの JIS B 8415-2の4.2.3.3/4.3.3.3,空燃比
空燃比を実現する。 危険源 : 爆発,火災,中毒
13 安全動作範囲外 適正な空燃比は,機械式,空気式又 4 5 5 5 15 3 e 高いリスク環境
の空燃比 は電気式システムによって制御され 時間内に逃げられなかった多数の人々に対する重
る。論理システムと組み合わせた電 大な影響
気式空燃比センサが安全なレベルの JIS B 8415-2の4.2.3.3/4.3.3.3,空燃比
空燃比を実現する。 危険源 : 爆発,火災,中毒
注記 C.2.3を参照。
B8 415-
3 : 2020
6

――――― [JIS B 8415-3 pdf 29] ―――――

    28
B 8415-3 : 2020
B8
6
表C.2−IEC 61511-3による異なるリスク環境におけるSIL/PL決定
41
プロジェクト : 典型的なSIL決定の事例 プロセス :
5-
3
発行者 : 安全計装機能(SIF) :
: 2
作成日 : 設備 :
02
改正日 : リスク :
0
リスクグラフマトリクス 占有パラメータ 回避パラメータ 要求頻度パラメータ
人が危険地帯に存在する頻 作動要求時に安全計装機能 推定要求頻度 W
度。 (SIF)が故障した場合に,危険
W9 頻繁に 1年に1回超 9
占有が限定的と認められれ 事象を回避する可能性。 W8 とても 13年に1回 8
結果パラメータ 起こりやすさの合計(F+P+W) ば,結果パラメータを選ぶ 危険を回避するか,全員を安全 よく
ひどさの C 12 34 56 78 910 1112 ことはできないはずであ 区域に避難できるように作動 W7 よく 310年に1回 7
レベル る。 を停止するために提供された
CF 壊滅的 F NR SIL 1 SIL 2 SIL 3 SIL 4 NO 独立した設備を意味する。 W6 起こり 1030年に1回 6
満たすべき条件 : 得る
・ SISが故障したことを操炉
CE 大規模 E NR NR SIL1 SIL 2 SIL 3 SIL 4 暴露率 F W5 ときおり 30100年に1 5
作業者に警報する設備

・ 安全な状態をもたらす独立
CD 重大 D OK NR NR SIL 1 SIL 2 SIL 3 FD 常に 100 % 2 W4 あまり 100300年に1 4
した設備
起こら 回
・ 操炉作業者への警報と危険
ない
事象発生との間の時間>1h
CC 相当 C OK OK NR NR SIL 1 SIL 2 FC 頻繁に 10 % 2 回避の可能性 P W3 めったに 3001 000年に 3
100 % ない 1回
CB 軽微 B OK OK OK NR NR SIL 1 FB ときお 1 % 1 PB 回避条件未達 1 W2 ほとんど 1 00010 000年 2
り 10 % ない に1回
CA 無視し A OK OK OK OK NR NR FA まれに <1 % 0 PA 回避条件達成 0 W1 起こり 10 000100 000 1
得る 得ない 年に1回

――――― [JIS B 8415-3 pdf 30] ―――――

次のページ PDF 31

JIS B 8415-3:2020の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 13577-4:2014(MOD)

JIS B 8415-3:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 8415-3:2020の関連規格と引用規格一覧